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私は...
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私は、この国の聖女です。そして地位もこの国でかなり偉い、公爵令嬢です。
でも、聖女はもう1人いるのです。
それは、男爵令嬢であるメアリー・ホワイト。
だけど。
「ミレーヌ様!そんな!酷いです、どうしてそんなことを言うのですか!」
「そうだぞミレーヌ、一体いくら俺とメアリを苦しめさせる気なんだ...」
「いえ、私は絶対に言っことは覆しませんわ。私は絶対に...」
「文化祭実行委員に入ります」
「いやあああああああ!」
「うわあああああああ!」
「「酷いっ!一緒に帰れないじゃないか(じゃないですか!)」」
そう、メアリーと私はとても仲がいい、幼なじみなのである。
そしてそれは婚約者であるエリク王子も一緒。
私たち3人はとても仲がいい。
の、だが。
「嫌ですっ、文化祭実行委員だけは譲れません!」
「こんなことなら立候補しておけばよかった!」
王子が苦しげに嘆く。
「なっ、私はどうなるのですか!?まさか私をおいて二人で文化祭実行委員に入るというのですか!?」
「ごめんな...それでも俺はミレーヌと」
「...男子はすでに決まってます。」
「ざまぁ!」「うわあああああ」
そんなやりとりをする私たちをクラスメイトは温かい目で見ていました。
そして担任はため息をつきながらこう言いました。
「今年、うちのクラスは実行委員を四人に増やそう」
「「!!」」
三人は抱き合いながら喜んだのでした。
でも、聖女はもう1人いるのです。
それは、男爵令嬢であるメアリー・ホワイト。
だけど。
「ミレーヌ様!そんな!酷いです、どうしてそんなことを言うのですか!」
「そうだぞミレーヌ、一体いくら俺とメアリを苦しめさせる気なんだ...」
「いえ、私は絶対に言っことは覆しませんわ。私は絶対に...」
「文化祭実行委員に入ります」
「いやあああああああ!」
「うわあああああああ!」
「「酷いっ!一緒に帰れないじゃないか(じゃないですか!)」」
そう、メアリーと私はとても仲がいい、幼なじみなのである。
そしてそれは婚約者であるエリク王子も一緒。
私たち3人はとても仲がいい。
の、だが。
「嫌ですっ、文化祭実行委員だけは譲れません!」
「こんなことなら立候補しておけばよかった!」
王子が苦しげに嘆く。
「なっ、私はどうなるのですか!?まさか私をおいて二人で文化祭実行委員に入るというのですか!?」
「ごめんな...それでも俺はミレーヌと」
「...男子はすでに決まってます。」
「ざまぁ!」「うわあああああ」
そんなやりとりをする私たちをクラスメイトは温かい目で見ていました。
そして担任はため息をつきながらこう言いました。
「今年、うちのクラスは実行委員を四人に増やそう」
「「!!」」
三人は抱き合いながら喜んだのでした。
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