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第一章!
001:始まり
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夢と希望に満ち溢れた花の高校生活...
のはずだった。
私、今百合疑惑をかけられています...
◇
私、裏坂 みいは幼なじみの渡辺 真琴と一緒に高校に入学したのです。
でも真琴は男の子だけど、男の娘なので、女装して学校に通うことになったのです...。
真琴は女装が趣味。
可愛いものも好きで本当に女の子みたい。
だから私にとっては親友でもあり、弟か妹みたいな存在だった。
真琴の言い癖はいつもこう。
「みいに悪い虫がつかないよう僕が見張る」
悪い虫が何かよくわからないけど、私を守ってくれるそうなのでそうしている。
「だからいつも僕を一番近くにおいてね。」
真琴の女装は完璧である。
着替えの時とかも...まあ真琴が女子と同じ部屋で着替えることはない。
どうしてだと思う?
私の親が理事長なんだよね。
お父さんが理事長でお母さんが校長!
いろいろすごいでしょ(笑)
だから真琴は体に病気があって、他のみんなに見せたくなくないから着替えの時は一緒にできなくて、プール学習もできないと、言われているのだ。
もうめちゃくちゃ。
すごいよね、権力って...
まあ真琴の趣味が覗きにならなくてよかったよ
◇
なんて、他人の心配をしている時期が私にもありました。
今はそんな暇はないのです。
「ねぇ、みいちゃんって真琴ちゃんと付き合ってるって「違うよ!」
「じゃあなんであんなに仲が...」
「私と真琴は幼なじみなの!それ以上でもそれ以下でもない。あ、強いて言えば妹みたいだなーなんて」
ざわざわ...「妹みたい?」「それだけ可愛いってこと?」
「とにかく恋愛感情は一切ありません!!」
今日もみんなに疑われています....
「大丈夫だよ!私たちそういうの理解あるから!みいちゃんだったらどんな恋も応援するよ!」
「王子様との恋でも?」
クラスの誰かが言った。
「...うん!もちろん。みいちゃんの味方だからね私は!」
そう言って嵐のように去っていってしまった...
◇
...廊下でジロジロみられている。
なんだっての!幼なじみと歩いてるだけっちゅーの!
内心ぷんすかふんぞり帰っているとドン、と何かにぶつかる。
「?」
「あ?...か、かわ...」
「?」
「なんでもない、次からは前見て歩けよ」
「あ、ごめんなさい!ありがとうございます、さよなら~」
私はぶつかった謎のイケメンさんに注意をしてくれたお礼と挨拶してすぐにその場から立ち去った。
「...可愛かったな...」
男は無意識に呟いた。
「ハッ、何言ってんだろ、俺」
のはずだった。
私、今百合疑惑をかけられています...
◇
私、裏坂 みいは幼なじみの渡辺 真琴と一緒に高校に入学したのです。
でも真琴は男の子だけど、男の娘なので、女装して学校に通うことになったのです...。
真琴は女装が趣味。
可愛いものも好きで本当に女の子みたい。
だから私にとっては親友でもあり、弟か妹みたいな存在だった。
真琴の言い癖はいつもこう。
「みいに悪い虫がつかないよう僕が見張る」
悪い虫が何かよくわからないけど、私を守ってくれるそうなのでそうしている。
「だからいつも僕を一番近くにおいてね。」
真琴の女装は完璧である。
着替えの時とかも...まあ真琴が女子と同じ部屋で着替えることはない。
どうしてだと思う?
私の親が理事長なんだよね。
お父さんが理事長でお母さんが校長!
いろいろすごいでしょ(笑)
だから真琴は体に病気があって、他のみんなに見せたくなくないから着替えの時は一緒にできなくて、プール学習もできないと、言われているのだ。
もうめちゃくちゃ。
すごいよね、権力って...
まあ真琴の趣味が覗きにならなくてよかったよ
◇
なんて、他人の心配をしている時期が私にもありました。
今はそんな暇はないのです。
「ねぇ、みいちゃんって真琴ちゃんと付き合ってるって「違うよ!」
「じゃあなんであんなに仲が...」
「私と真琴は幼なじみなの!それ以上でもそれ以下でもない。あ、強いて言えば妹みたいだなーなんて」
ざわざわ...「妹みたい?」「それだけ可愛いってこと?」
「とにかく恋愛感情は一切ありません!!」
今日もみんなに疑われています....
「大丈夫だよ!私たちそういうの理解あるから!みいちゃんだったらどんな恋も応援するよ!」
「王子様との恋でも?」
クラスの誰かが言った。
「...うん!もちろん。みいちゃんの味方だからね私は!」
そう言って嵐のように去っていってしまった...
◇
...廊下でジロジロみられている。
なんだっての!幼なじみと歩いてるだけっちゅーの!
内心ぷんすかふんぞり帰っているとドン、と何かにぶつかる。
「?」
「あ?...か、かわ...」
「?」
「なんでもない、次からは前見て歩けよ」
「あ、ごめんなさい!ありがとうございます、さよなら~」
私はぶつかった謎のイケメンさんに注意をしてくれたお礼と挨拶してすぐにその場から立ち去った。
「...可愛かったな...」
男は無意識に呟いた。
「ハッ、何言ってんだろ、俺」
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