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異伝一話
異伝1話 4
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まず最初に手を挙げたのは、ライトだ。
ハイッと掛け声と共にお手本のようなフォームで手を上げている。
「お、映えある1番のライトさん発表をお願いしまス。」
名を呼ばれたライトは、ゴホンともったいぶるように咳込んだ後にキリッとした表情で口を開いた。
「プリンs…。」
「長すぎる却下。」
エースは、ライトの話を遮るようにそういった。
兜で顔を隠していても分かるくらい呆れた様子のエースに話を遮られたにもかかわらずライトは羨望の眼差しを送る。
「全てを言っていないのにそれが分かるとは…これが見極める瞳…!!」
関係ないんだよなァ。
エースがそんな事を考えていたら今度はシロが手を挙げた。
「エターナルフォースブリザード。」
「相手は、倒せない却下。」
こいつ等…実は真面目に考えていないのでハ?
そんな事をエースがそう思っていると、グラムがスッと手を挙げた。
ジジイも参加するだト…!!
そうざわつく三人。
「私の子供達は、重さの単位に因んでつけていル。
キログラムのロキ、フェムトグラムのフェムト。
だから、ミリグラムのミリなんてどうダ?」
フェムトはじーさんの子供だったのカ。
そんな事を考えたが、命名したものはその他に比べたらかなりまともだ。
思考をすぐに切り替えてエースは、ドールに視線を向けた。
「いや、まてエースが提案していなイ。」
「そうだな、エース将軍が考えた名前は私も気になル。」
シロとライトは、視線をドールではなくエースに向かって行く。
名付けのセンスがないから話の進行して誤魔化そうとしていたが、無理っぽそうだナ。
ヤレヤレと言った感じで深く息を吐きだすと、エースはゆっくりとドールに近づく。
「お前さんには、好きなものがあるカ?
猫とか花とか…お菓子みたいな食べ物でもいイ。」
「私の知識は、オリジナルのカナからきているから好きっていう感情が本当に私のものか分からないわ。」
エースの問いにさっきまでずっと静かだったドールが言葉を発した。
生い立ちを考えるとそうゆう風に思うのも無理はない。
「今のお前さんは自我があって自分の考えや意思で俺と会話していル。
その時点でカナとお前さんは別物ダ。
それに好き嫌いなんてお前さんが思っているほど複雑なものじゃない、他の誰かが好きだから好きなんて理由があるくらいダ。」
やや優しめのトーンでエースがそういうとドールは少し沈黙した後にエースをみて口を開く。
「…花が好き。
色も綺麗だし、いい香りもする。」
「いい理由じゃなイ。
なら、俺はハナって名前を勧めようかナ。
ライトの考えたプリンセスホニャララ。
シロの考えたエターナルフォースブリザード。
じーさんの考えたミリ。
俺の考えたハナ。
お前さんが自分で考えた名前が無ければこの名前から選んでもいイ。」
ハイッと掛け声と共にお手本のようなフォームで手を上げている。
「お、映えある1番のライトさん発表をお願いしまス。」
名を呼ばれたライトは、ゴホンともったいぶるように咳込んだ後にキリッとした表情で口を開いた。
「プリンs…。」
「長すぎる却下。」
エースは、ライトの話を遮るようにそういった。
兜で顔を隠していても分かるくらい呆れた様子のエースに話を遮られたにもかかわらずライトは羨望の眼差しを送る。
「全てを言っていないのにそれが分かるとは…これが見極める瞳…!!」
関係ないんだよなァ。
エースがそんな事を考えていたら今度はシロが手を挙げた。
「エターナルフォースブリザード。」
「相手は、倒せない却下。」
こいつ等…実は真面目に考えていないのでハ?
そんな事をエースがそう思っていると、グラムがスッと手を挙げた。
ジジイも参加するだト…!!
そうざわつく三人。
「私の子供達は、重さの単位に因んでつけていル。
キログラムのロキ、フェムトグラムのフェムト。
だから、ミリグラムのミリなんてどうダ?」
フェムトはじーさんの子供だったのカ。
そんな事を考えたが、命名したものはその他に比べたらかなりまともだ。
思考をすぐに切り替えてエースは、ドールに視線を向けた。
「いや、まてエースが提案していなイ。」
「そうだな、エース将軍が考えた名前は私も気になル。」
シロとライトは、視線をドールではなくエースに向かって行く。
名付けのセンスがないから話の進行して誤魔化そうとしていたが、無理っぽそうだナ。
ヤレヤレと言った感じで深く息を吐きだすと、エースはゆっくりとドールに近づく。
「お前さんには、好きなものがあるカ?
猫とか花とか…お菓子みたいな食べ物でもいイ。」
「私の知識は、オリジナルのカナからきているから好きっていう感情が本当に私のものか分からないわ。」
エースの問いにさっきまでずっと静かだったドールが言葉を発した。
生い立ちを考えるとそうゆう風に思うのも無理はない。
「今のお前さんは自我があって自分の考えや意思で俺と会話していル。
その時点でカナとお前さんは別物ダ。
それに好き嫌いなんてお前さんが思っているほど複雑なものじゃない、他の誰かが好きだから好きなんて理由があるくらいダ。」
やや優しめのトーンでエースがそういうとドールは少し沈黙した後にエースをみて口を開く。
「…花が好き。
色も綺麗だし、いい香りもする。」
「いい理由じゃなイ。
なら、俺はハナって名前を勧めようかナ。
ライトの考えたプリンセスホニャララ。
シロの考えたエターナルフォースブリザード。
じーさんの考えたミリ。
俺の考えたハナ。
お前さんが自分で考えた名前が無ければこの名前から選んでもいイ。」
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