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外伝 東野
外伝 東野5
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「お前がわざわざ伝えなくても余が自ら赴こうではないか。
なに、遠慮などいらんぞ。」
岬はそう言うと、侍を押し返した。
白髪になるほど衰えたはずなのだが、その力はすさまじかった。
淡々としていた侍も流石に驚いた表情をみせる。
「あんたの肉体特性は、腕力だったのか?」
「経験の差だよ、若造。」
岬は、そういうと刀を大きく振った。
【鏡花水月】
岬を中心に大きく霧が展開する。
東を守るため、侍を確実に仕留めるために広範囲でかなり濃い霧を岬は作った。
大気中の水分でここまでの霧を発生させるとは…。
めんどくさそうな表情を浮かべながらそう考えていた侍だったが、そんな隙を岬が逃すわけもなく距離を詰めて攻め始めていた。
「面倒なのはこちらも同じだ。
屋敷の者も心配だ、早々に終わらせてもらう。」
【積水成淵(せきすいせいえん)】
岬は、鋭い突きを侍に突き出す。
侍はいなそうと思ったが、岬の刀の周りから沢山の水の槍が一緒に向かってくるのが見えた。
侍は舌打ちをすると、刀を大きく横に振った。
【横陣(おうじん)】
侍の刀の軌道が大きな黒い線として残り、岬の攻撃を防ぐ。
侍は岬の攻撃を防ぐと距離をあけるように大きく後ろに跳んだ。
岬も初見でこの攻撃を完全に防がれるとは思っていなかったようで、武器も特殊なのも相まって驚きを隠せない表情でいた。
「ほぉ、実際には初めて見るが…それは妖刀と言うやつか?」
侍の黒い刀の刀身から、黒いモヤのようなものがバチバチと静電気が弾けるような音を立てて少しだけでていた。
妖刀…。
聞き慣れない言葉に、東は刀を良く見ようと目を凝らしたが…霧と距離もあり上手く見ることはできなかった。
「御名答。
これは、〝鴉天狗(からすてんぐ)〟って言うらしい。
主人が言うには指定した斬撃の固定、増殖、再移動ができるやつだと。」
侍は隠す気もないようであっさりと、そう答えた。
主人が言うにはと言うことは、その刀の能力の全てを把握していないのだろうか…。
精度はどうであれ、よく扱えるものだ。
そんな事を考えていた東だったが、霧に加えて雨も降ってきた。
傘が必要なほどの勢いのある雨だ。
「時間も惜しい。
これで終いにしよう。」
岬は、刀を真上に掲げるように上げる。
つられて、侍は刀が掲げる先をみると真っ黒な雨雲が一面に広がっていた。
晴れていたかどうかは忘れたが、少なくともこんなに厚い雨雲はなかった筈だ。
四大の力が。
侍は、軽く舌打ちをして攻撃に備えて構えた。
【応竜】
岬は、そのまま雨雲にむかって刀を振り小さな水の玉を雨雲に向けて飛ばした。
なに、遠慮などいらんぞ。」
岬はそう言うと、侍を押し返した。
白髪になるほど衰えたはずなのだが、その力はすさまじかった。
淡々としていた侍も流石に驚いた表情をみせる。
「あんたの肉体特性は、腕力だったのか?」
「経験の差だよ、若造。」
岬は、そういうと刀を大きく振った。
【鏡花水月】
岬を中心に大きく霧が展開する。
東を守るため、侍を確実に仕留めるために広範囲でかなり濃い霧を岬は作った。
大気中の水分でここまでの霧を発生させるとは…。
めんどくさそうな表情を浮かべながらそう考えていた侍だったが、そんな隙を岬が逃すわけもなく距離を詰めて攻め始めていた。
「面倒なのはこちらも同じだ。
屋敷の者も心配だ、早々に終わらせてもらう。」
【積水成淵(せきすいせいえん)】
岬は、鋭い突きを侍に突き出す。
侍はいなそうと思ったが、岬の刀の周りから沢山の水の槍が一緒に向かってくるのが見えた。
侍は舌打ちをすると、刀を大きく横に振った。
【横陣(おうじん)】
侍の刀の軌道が大きな黒い線として残り、岬の攻撃を防ぐ。
侍は岬の攻撃を防ぐと距離をあけるように大きく後ろに跳んだ。
岬も初見でこの攻撃を完全に防がれるとは思っていなかったようで、武器も特殊なのも相まって驚きを隠せない表情でいた。
「ほぉ、実際には初めて見るが…それは妖刀と言うやつか?」
侍の黒い刀の刀身から、黒いモヤのようなものがバチバチと静電気が弾けるような音を立てて少しだけでていた。
妖刀…。
聞き慣れない言葉に、東は刀を良く見ようと目を凝らしたが…霧と距離もあり上手く見ることはできなかった。
「御名答。
これは、〝鴉天狗(からすてんぐ)〟って言うらしい。
主人が言うには指定した斬撃の固定、増殖、再移動ができるやつだと。」
侍は隠す気もないようであっさりと、そう答えた。
主人が言うにはと言うことは、その刀の能力の全てを把握していないのだろうか…。
精度はどうであれ、よく扱えるものだ。
そんな事を考えていた東だったが、霧に加えて雨も降ってきた。
傘が必要なほどの勢いのある雨だ。
「時間も惜しい。
これで終いにしよう。」
岬は、刀を真上に掲げるように上げる。
つられて、侍は刀が掲げる先をみると真っ黒な雨雲が一面に広がっていた。
晴れていたかどうかは忘れたが、少なくともこんなに厚い雨雲はなかった筈だ。
四大の力が。
侍は、軽く舌打ちをして攻撃に備えて構えた。
【応竜】
岬は、そのまま雨雲にむかって刀を振り小さな水の玉を雨雲に向けて飛ばした。
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