コバナシ

鷹美

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第二話

第二話 6

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藤麻が無事に仲間との顔合わせが済んだ次の日に、藤麻は優に呼び出された。

場所は護の屋敷の稽古場。
掃除が行き届いているようで、床はピカピカだ。

訓練所には、優の他に蓮と空、楓がいた。

守護者候補として訓練を始めるのだろう、藤麻は気を引き締めて優の前にたつ。
そんな藤麻を優はヘラヘラと笑って見た。


「そんなに気を張らなくても、いきなり地獄のような特訓はさせないよ。
いきなりキツイ訓練なんてしたら体を壊してしまう。

今回は空と組手をしてもらうね。
空は同世代との組手の経験が乏しいし、藤麻の武器の適正確認もしたいんだ。
訓練用の武器はそこにある、好きなのを使うと言いい。」



そう言った優が指さした場所には、長さがバラバラな木刀や木製の刃のない斧と槍を想定した長細い木の棒があった。
空は既に刀と同じくらいの長さの木刀を握って待っている。

藤麻は一通り武器を握って持ち上げたりしてみたが何がいいかわからない為、小太刀のような長さの木刀を両手にそれぞれ握った。

あの時と同じか。
懐かしむように、ほう…と蓮は口をこぼした。


「準備はできたかな?
特別なルールとかないけど、相手の身動きを封じた方を勝ちとしようか。
くれぐれも目などの急所は狙わないように…始め!!」


優が始めっと強く言うと優と藤麻、空は一斉に後ろにさがった。

始めに行動したのは藤麻。
持ち前の脚力をつかった速さを使い細かく左右に動きながら、空に近づく。

空は素人丸出しの見方で視線を顔をキョロキョロさせながら、藤麻を目で追っている。

まだ訓練を始めたばっかなのだろうか、守護者候補ではない楓にあっけなくやられていたし。
そんなことを考えながら空の死角に入りこむように、左側の足元で少し屈んだ後に足をバネのように伸ばして空に向けて右手の木刀を突き出した。


しかし空はギョロっと藤麻に視線をあわせて、突き出した木刀を力任せに持っていた木刀ではじくように薙ぎ払った。
思わぬ藤麻は飛ばされてしまったが、すぐに体制を直して空の追撃に備えたが空が追撃する気配はない。

すこし不思議におもった藤麻だったが、優は空に向かって声をかける。


「危なくなったら止めるから、遠慮はしなくていいよ。
藤麻も空と同じだ。」


それを聞いた空は、息を大きく吐き出すと覚悟を決めたような顔つきになり今度は空の方から向かってきた。
走る速さは並み。

遅いわけではないが、目で追える。
藤麻も迎え撃つように走った。


藤麻が空の間合いに入ると空は藤麻に向かって木刀を振り下ろす。
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