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一章『遺愛の指輪』
三話
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そもそも彼女らの言うイケメンエリート社員たちを見ても胸がときめくようなことなどなかった。
あえて葵の外見的な好みを言えば、野性的でいて飾り筋肉ではない逞しく強靭な肉体を持った男性である。正直容姿は二の次ではあるが、厳めしい方が好みであることは確かだ。誠実であると尚嬉しい。
この会社にいる真取以外のイケメン共は、大体が芸能人のようなすらりとした体躯で、見るからに草食系な男性ばかりだ。なよなよしているとまでは言わないが、数々の修羅場を経験させられてきた身の上からすればどうにも頼りなく映る。そんな彼らを見て胸をときめかせろという方が酷というものだろう。
数日前から鑑継家で暮らし始めた青年リオンもどちらかといえば草食系だろうが、彼の場合は容姿が人並み外れて良すぎることで、まるで芸術品を眺めているような気分にさせる。こんなことを本人に伝えれば途端に苦い顔をするだろうが、彼には欲を感じさせない美しさがあるのだ。表情の乏しさがそれに拍車を掛けている。ここ数日で少しずつ和らいではいるが、完全に表情を取り戻すにはまだまだ時間がかかるだろう。
葵は鞄を肩にかけ、ロッカールームを出る。カツカツとヒールを鳴らし、肩で風を切るように廊下を歩く葵を、すれ違う同僚たちが思わず足を止めては目で追いかける。
「あれ誰だよ……可愛過ぎだろ」
「あんな子いたか? 秘書課の新人?」
「すげぇ美人だなぁ」
普段はこちらをからかうか見向きもしない男連中が、化粧ひとつでこぞって葵を見つめ、誉めそやしては恍惚のため息を吐いている。そんな姿が実に滑稽でかなりスカッとしたが、葵はそれを億尾にも出さずにオフィスまで戻ると、デスクの上に置きっぱなしだったダンボールを軽々と持ち上げた。
オフィスに残っていた面々は、一様に葵の変貌に唖然とした様子で口をパクつかせ、高梁田に至っては目を見開いたまま石膏のように固まってしまっている。
葵はプツリと途切れたような静寂の中でオフィスに視線を走らせると、その場でニコリと笑みを浮かべた。
「皆さま、今までお世話になりました」
「き、君……鑑継君、なの?」
「そうですが、何か?」
極上の笑みを向けられた高梁田は、たったそれだけで頬を赤らめヘナヘナと椅子に座り込み、その隣で同じように唖然としていた岡崎もまた、妖精のような可愛らしい顔を歪ませて嫉妬と憤怒で染めあげる。真取はしばらくポカンと口を開けたまま葵を凝視していたが、ハッと我に返ってすぐに取り繕うと、いつもの調子でニヤリと笑みを作った。
「へぇ、やっぱお前美人だったんだな」
「いやいや、綺麗は作れますから」
「上手く化けたってか? そんなもん土台が良くなきゃ意味がないんだよ」
「そうですねぇ」
「うわ、無自覚じゃない辺り余計にタチが悪い」
「そりゃまぁ、この顔とは生まれた時からの付き合いですし。……あっ、そろそろ行きますね。真取課長、本当にお世話になりました。残りの有給申請もちゃんと通してくれて……ホント助かりました。誰かと違って」
そう言いながら高梁田に視線を向けると、彼はビクリと肩を揺らし、何かを誤魔化すようにして脂汗をハンカチで拭った。
「おう。今度飲みに行こうぜ。もちろんその恰好でな」
「はいはい、機会がありましたら」
葵はニカッと笑いつつおどけるように言った真取に笑みを返すと、もう用はないとばかり踵を返してその場を立ち去る。その途中、抱えていた段ボールを代わりに持とうかと幾人かに声をかけられたが、それが今まで自分を鼻で笑っていた者たちだとわかると笑顔ひとつで黙殺し、そのまま何事もなかったかのように横をすり抜けた。
玄関まで着くと、玄関前には既に迎えの車が来ており、車に寄り掛かりながら葵を待つ美形の男二人が帰りがけの女性社員に囲まれていた。片方は硬直し、もう片方はひどく鬱陶しそうに眉を顰めている。
肉食系女子に囲まれて無表情のままピキリと固まってしまっているのは、この世界の服に身を包んだ中性的な美青年のリオン、そしてもう一人は上質なスーツを纏った浅黒い肌に銀髪の美丈夫だ。燃えるような赤髪と月を溶かしたような銀髪の二人組は、黒髪だらけの日本にはどうにも異質過ぎて、思わず二度見してしまうくらいには目立ってしまっていた。
空気を読まずにキャッキャとはしゃぐ女たちに阻まれ、さてどうしようかと突っ立っていると、銀髪の男が葵の視線に気づいて気怠そうに視線を投げる。そして葵とパチリと目が合うと、途端にパァッと表情が華やいで、先ほどまでの不機嫌さから一転、人好きのする笑みを浮かべながら、猫のようなしなやかさでもってすぐさま女たちを押し退け、悠々と葵に近づいた。
「お嬢、それ持つよ」
「あぁ、ごめんノヴォ、ありがと」
銀髪の男、ノヴォにダンボールを預けながら礼を言うと、ノヴォは異国情緒溢れる美しい容貌に人懐っこさを乗せてはにかみ、そのまま上機嫌に車のバックドアに向かって歩いていく。
その一方で、葵をジッと凝視したままことさらに動かなくなったリオンは、背中に流した三つ編みを寒風で揺らしながら、恐る恐るといったように口を開く。
「……葵、さん?」
「リオンも、寒空の下で待たせてごめんね」
「いや……、えっ、えぇ?」
「どうした? ……って、あぁ」
何故か狼狽えるリオンに首を傾げてしまう葵だったが、すぐに自身の化けっぷりに困惑しているのだとわかると、ニヤニヤと悪戯が成功した子供のような笑みを浮かべ、彼に近づくと背中をバンバンと叩いた。
「なによ、もしかして見惚れた? ねぇ、見惚れたのかな? ったく君の反応はいちいち可愛いよねぇ。萌えるわぁ」
「ってちょっ、痛っ! もえ……? とか可愛いとか、よくわかりませんけど、とにかく子ども扱いはやめてくださいっ」
「何いってんの。私より年下でしょうが」
「そうですけど、そうじゃなくてですね……」
「ねぇねぇ二人とも悪いんだけどさ、ちょっと周り見てからじゃれよっか」
ノヴォは苦笑交じりにトントンと指で葵の肩を突くと、クイと指を立てて辺りを見回すように促す。その言葉を聞いて周囲に視線を走らせると、二人を囲んでいた女たちから射殺すような視線の砲火をこれでもかと浴びていた。
あえて葵の外見的な好みを言えば、野性的でいて飾り筋肉ではない逞しく強靭な肉体を持った男性である。正直容姿は二の次ではあるが、厳めしい方が好みであることは確かだ。誠実であると尚嬉しい。
この会社にいる真取以外のイケメン共は、大体が芸能人のようなすらりとした体躯で、見るからに草食系な男性ばかりだ。なよなよしているとまでは言わないが、数々の修羅場を経験させられてきた身の上からすればどうにも頼りなく映る。そんな彼らを見て胸をときめかせろという方が酷というものだろう。
数日前から鑑継家で暮らし始めた青年リオンもどちらかといえば草食系だろうが、彼の場合は容姿が人並み外れて良すぎることで、まるで芸術品を眺めているような気分にさせる。こんなことを本人に伝えれば途端に苦い顔をするだろうが、彼には欲を感じさせない美しさがあるのだ。表情の乏しさがそれに拍車を掛けている。ここ数日で少しずつ和らいではいるが、完全に表情を取り戻すにはまだまだ時間がかかるだろう。
葵は鞄を肩にかけ、ロッカールームを出る。カツカツとヒールを鳴らし、肩で風を切るように廊下を歩く葵を、すれ違う同僚たちが思わず足を止めては目で追いかける。
「あれ誰だよ……可愛過ぎだろ」
「あんな子いたか? 秘書課の新人?」
「すげぇ美人だなぁ」
普段はこちらをからかうか見向きもしない男連中が、化粧ひとつでこぞって葵を見つめ、誉めそやしては恍惚のため息を吐いている。そんな姿が実に滑稽でかなりスカッとしたが、葵はそれを億尾にも出さずにオフィスまで戻ると、デスクの上に置きっぱなしだったダンボールを軽々と持ち上げた。
オフィスに残っていた面々は、一様に葵の変貌に唖然とした様子で口をパクつかせ、高梁田に至っては目を見開いたまま石膏のように固まってしまっている。
葵はプツリと途切れたような静寂の中でオフィスに視線を走らせると、その場でニコリと笑みを浮かべた。
「皆さま、今までお世話になりました」
「き、君……鑑継君、なの?」
「そうですが、何か?」
極上の笑みを向けられた高梁田は、たったそれだけで頬を赤らめヘナヘナと椅子に座り込み、その隣で同じように唖然としていた岡崎もまた、妖精のような可愛らしい顔を歪ませて嫉妬と憤怒で染めあげる。真取はしばらくポカンと口を開けたまま葵を凝視していたが、ハッと我に返ってすぐに取り繕うと、いつもの調子でニヤリと笑みを作った。
「へぇ、やっぱお前美人だったんだな」
「いやいや、綺麗は作れますから」
「上手く化けたってか? そんなもん土台が良くなきゃ意味がないんだよ」
「そうですねぇ」
「うわ、無自覚じゃない辺り余計にタチが悪い」
「そりゃまぁ、この顔とは生まれた時からの付き合いですし。……あっ、そろそろ行きますね。真取課長、本当にお世話になりました。残りの有給申請もちゃんと通してくれて……ホント助かりました。誰かと違って」
そう言いながら高梁田に視線を向けると、彼はビクリと肩を揺らし、何かを誤魔化すようにして脂汗をハンカチで拭った。
「おう。今度飲みに行こうぜ。もちろんその恰好でな」
「はいはい、機会がありましたら」
葵はニカッと笑いつつおどけるように言った真取に笑みを返すと、もう用はないとばかり踵を返してその場を立ち去る。その途中、抱えていた段ボールを代わりに持とうかと幾人かに声をかけられたが、それが今まで自分を鼻で笑っていた者たちだとわかると笑顔ひとつで黙殺し、そのまま何事もなかったかのように横をすり抜けた。
玄関まで着くと、玄関前には既に迎えの車が来ており、車に寄り掛かりながら葵を待つ美形の男二人が帰りがけの女性社員に囲まれていた。片方は硬直し、もう片方はひどく鬱陶しそうに眉を顰めている。
肉食系女子に囲まれて無表情のままピキリと固まってしまっているのは、この世界の服に身を包んだ中性的な美青年のリオン、そしてもう一人は上質なスーツを纏った浅黒い肌に銀髪の美丈夫だ。燃えるような赤髪と月を溶かしたような銀髪の二人組は、黒髪だらけの日本にはどうにも異質過ぎて、思わず二度見してしまうくらいには目立ってしまっていた。
空気を読まずにキャッキャとはしゃぐ女たちに阻まれ、さてどうしようかと突っ立っていると、銀髪の男が葵の視線に気づいて気怠そうに視線を投げる。そして葵とパチリと目が合うと、途端にパァッと表情が華やいで、先ほどまでの不機嫌さから一転、人好きのする笑みを浮かべながら、猫のようなしなやかさでもってすぐさま女たちを押し退け、悠々と葵に近づいた。
「お嬢、それ持つよ」
「あぁ、ごめんノヴォ、ありがと」
銀髪の男、ノヴォにダンボールを預けながら礼を言うと、ノヴォは異国情緒溢れる美しい容貌に人懐っこさを乗せてはにかみ、そのまま上機嫌に車のバックドアに向かって歩いていく。
その一方で、葵をジッと凝視したままことさらに動かなくなったリオンは、背中に流した三つ編みを寒風で揺らしながら、恐る恐るといったように口を開く。
「……葵、さん?」
「リオンも、寒空の下で待たせてごめんね」
「いや……、えっ、えぇ?」
「どうした? ……って、あぁ」
何故か狼狽えるリオンに首を傾げてしまう葵だったが、すぐに自身の化けっぷりに困惑しているのだとわかると、ニヤニヤと悪戯が成功した子供のような笑みを浮かべ、彼に近づくと背中をバンバンと叩いた。
「なによ、もしかして見惚れた? ねぇ、見惚れたのかな? ったく君の反応はいちいち可愛いよねぇ。萌えるわぁ」
「ってちょっ、痛っ! もえ……? とか可愛いとか、よくわかりませんけど、とにかく子ども扱いはやめてくださいっ」
「何いってんの。私より年下でしょうが」
「そうですけど、そうじゃなくてですね……」
「ねぇねぇ二人とも悪いんだけどさ、ちょっと周り見てからじゃれよっか」
ノヴォは苦笑交じりにトントンと指で葵の肩を突くと、クイと指を立てて辺りを見回すように促す。その言葉を聞いて周囲に視線を走らせると、二人を囲んでいた女たちから射殺すような視線の砲火をこれでもかと浴びていた。
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