こんな世界でも自分は生き続ける

さんまぐMgO

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小手先事務所編

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俺の名前は間田空、
今はじめて仕事をこなす
新入社員だ。

千代田「……~ということで
その場所に巣を張ってる
無法者達を殺してきてくれない?w」

空「はい!」

ーーーーーーーーーーーーーーー
いかにもって感じの家があるな。
コンクリートの三階建ての
家が見える。
壁はボロボロで、中から
微かに話声が聞こえる。
こころを落ち着かせ、
礼儀正しく扉を開ける。

空「こちら、無法者達の巣でよろしいでしょうか?」

無法者「なんだこいつ!?礼儀正しいけど殺せ!」

ひどいなぁ。
でも、大体人数は7人か?

空「桜景色夜(さくらげしきのよる)」

無法者1「何も見えな

一人目。

無法者2「適当に銃を乱射しろ!」ダンダン

こんな狭い所で銃乱射したら…

無法者3「うっ!」

アホだなぁ、味方に当たるじゃん。

無法者2「くそっ!(弾切れか!)」
「逃げるぞ!」

なんで無法者達ってやること
全部一緒なんだろ?

空「入り口塞いでるから無駄だよ~!」

入る時に空間設置を扉に仕掛けた。

無法者4「怯むな!そいつを殺せ!」

おっと、鉄パイプで襲ってくるか。

空「鉄パイプごとき
扇子でも切れるんだよ!」

敵の持っていた鉄パイプを
腕ごと切る。

無法者4「(まずい!)」

身体を斜めに切り裂く。
奴は絶命した。

空「鉄パイプもらいますよ。」

俺は鉄パイプを思いきって
敵にぶん投げる。

無法者2「グハッ!」

奴の身体を貫通した。

無法者5「桜が収まったぞ!」
「誰かボス呼べ!」

これみよがしに襲ってくる。

無法者6「うおーーー!」

勢いよくタックルしてくる。
が、俺はタックルが当たるであろう箇所に扇子を開いた。
すると、額が裂けて泣き叫ぶ
敵が居た。

空「そんなメンタルじゃあ
路地裏で笑い者だぞ?」

首を落とす。

無法者5「隙あり!」

ナイフを俺に掲げる。

空「おっと!」

とっさに避けたが
左肩を刺された。

空「カウンター紛いの
よこなぎだ、受けとれ。」

無法者5「(このままだと
死ぬ!)」
「生きるためなら
左腕、くれてやる!」

奴は左手を出し、
身体の芯を守った。
俺はカウンター警戒で後ろに下がる。

空「やっぱ事は上手く運ばないか。」
「(一人が二階に上がったのが気掛かりだな。)」
「これでとどめだ!」

頭めがけて、扇子を飛ばす。
すると、奴は頭のてっぺんがずれて
倒れた。

空「次は二階に…」

???「なにしてんの?
うちの部下達に。」

空「(なんだこいつ、
オーラが半端ない。)」
「宅配便の者でーす」

冷静に扇子を拾う。

???「あっ、宅配の人でしたか。」
「私、"無"と申し上げます。」

無法者7「な訳ないでしょ!」

無「分かってる分かってる」
「お前は援護射撃だけで
いいよ。」

そういうと、奴はこちらに向かい突進してくる。
その踏み込みは
音の壁が見える程だ。

無「こう見えて
元24騎手なもんでね」

まずい!防がなければ!

空「空間設置
無「遅いね。」

くそっ!
左手首を切り落とされる
だけで済んだが次はそう
いかないだろう。

無法者7「よそ見すんなよ!
寂しいじゃん!」

銃をこちらに撃つ。

空「(集中しろ!)」
「十八番芸のバックステップ!
よく目に焼き付けとけ!」

無理やり後ろに下がったが
額が切れてしまい
目に血が入る。

空「能力!桜景色夜(さくらげしきのよる)!」

辺り一面がピンクになる。

無「おお~キレイだな。」
「(逃げられるとまずいな。)」
「能力、能力無効。」

桜景色が晴れる。
だが、俺は逃げてなんてない。
桜が晴れた頃には
奴の正面をとった。

空「食らいやがれ!」

無「やるじゃん!
能力、大胆無敵。」

空「(能力二つ持ちか?!)」

扇子は奴を捉えたと思ったが、
弾き返された。

無「鳩尾に刀をどうぞ。」

避けうる隙もなく腹に刀が刺さる。

空「(せめて一人は殺る!)」
「悪あがきだよ!」

扇子を無法者に全力で投げる。

無法者7「うわっ!」

無「大丈夫か?」

無法者7「なんとか…」

無「お前にとどめ刺すから
まってろよ。」

すると俺の設置した空間が壊れる。
殺意を宿した者が扉をこじ開けるのを感じた。

千代田「私、教えが
悪かったのかな?」
「力は正しいことに使えって
教えた気がするんだけど?」

千代田さんが入ってくる。
その時、俺の意識が失せる。

ーーーーーーーーーーーーーーー
私の名前は千代田、
元後輩を殺しに来てる。

千代田「今日はおふざけ無しで行こうか、無。」

無「千代田先輩きちったか。」
「今日は逃げさせてもらいますよ。」

私は無法者に向かい走る。

千代田「目障り、死んで。」

パンチで腰巾着を屠る。

無「能力、無事息災」

無は逃げたか、あいつの得意技だもんな。

ーーーーーーーーーーーーーーー
千代田「……」

空「はっ!」

目覚めると小手先事務所の
医務室に居た。

千代田「お~、生きてたか」

空「えっと……
いてててて」

お腹の辺りが突っ張る。

千代田「[???]君が[???]を使ってるから
なんとか傷痕は消えてるよ。」
「でも、まだ治りかけとかのれべるだから安静にしててね。」

…こういう時はヘラヘラしてないんだな。

千代田「まあとにかく
明日まで安静にして。」

空「わかりました。」

ーーーーーーーーーーーーーーー

千代田「………」

冷「やっ、千代ちゃん。」

夕日を眩しそうに防いでいる冷ちゃんの手には
発泡酒が握られていた。

千代田「どしたw?」

冷「いやさ、元気ないなって、それだけ。」

千代田「……冷、あの頃に戻りたいって思うことはあるか?」

冷「ああ、そういうことね。」
「昔の思い出に更けてたのね」

冷ちゃんはやはり勘が鋭い。

千代田「そうよ。」

冷「あの頃は今とは違う
楽しさがあったよね~。」

公園のベンチに座っている
私の隣に冷ちゃんが座る。

千代田「そうね。」

冷「今夜、私と飲む?」

冷ちゃんは本当に気が利くね。

千代田「喜んで」
ーーーーーーーーーーーーーーー
あとがき
今回は戦闘回!
なんですが、いかんせん小説初心者なもので
わかりづらいかもしれません。

んで、今回の物語で疑問点を答えます。

「なんで無は能力無効を千代田に使わなかったの?」

理由は二つありますが、今回は一つ教えます。

そもそも能力があってもなくても
千代田は強いから。

と言うのが理由ですね。

あと設定として千代田楽士はカタカナが
大の苦手です。

それと、なんで空は手首を切り落とされても
冷静だったのか。
それは路地裏では日常茶飯事だからです。
多分手首を切り落とされるのは
三回目くらいじゃないかな?
路地裏は未知のものが大量にあるんだわよ。
それで縫合、接着してますね。
もちろん麻酔なんてないから
針でチクチクと。

千代田の過去については
また今度書き込もうかな。

あと、投稿遅れてスンマセン……
今年二度目インフルエンザッ!
今年の運勢大吉のはずなんだけどなぁ

……んな感じかな~。
質問あったらくださいね~。
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