クリノクロアの箱庭

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第百十一話 毒

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「うぇ~。何とかなった~?」
「か、勝てました、、、っすよね?」
「多分」
「どわあ、きつかったなあ」

爆裂に吹き飛ばされ、粉々になってしまったため、ウォルフラムウルフがどうなったのか、よく分からなくなってしまった。
実は吹き飛ばされず、寸前でさっとやり過ごして、まだ何処かに潜んでいるんじゃないかと心配になってしまう。
しばらく辺りを見回ってみたけど、本当に倒した、、、と言うより、粉々にした、みたいだ。たぶん。

「わっ!わっ!アリアちゃん、、、、その腕!か、回復しないと!」
「あ、ああ、こりゃひどいな。我ながらキモい状態だ。直視出来ないや」

表現するのが躊躇われる程、ボクの両腕は悲惨な状態になっていた。
よく両手とも、くっ付いているもんだ。

「ど、どうしよう、ここまでの怪我は治せる魔法が無いっす!」
「マズイな。アリア様。一度王都に戻って、王宮治療院に行かなければ!」
「ああ、大丈夫、大丈夫。セラフの翼、第三の翼 空虚反転」

ばさばさと右真ん中の翼が動くと、羽根の先が隣にいたカティに当たる。

「うおっぷ。翼が動いた!」
「あ、ごめんごめん」

しゅるしゅると僕の両腕が再生していく。
あまり見ていたくない光景だから、目を逸らしていると、カティがボロボロ泣いていた。
あれ?そんなに羽根が痛かった?

「はああああん!良かったあ!アリアちゃんの手が治んなかったらどうしようかと思ったあ!」
「よ、良かった」
「見事な再生だな。流石、神の御使い。魔法も桁違いだ」

ああ、そうか。ディアはもう知ってるんだもんな。
今までそういう話が出てこなかったから、気にしなかったけど、よくこれまで秘密にしてくれたよ。

「ア、アリア様はそ、その、女神様でいらっしゃるので?」
「あ、いや、違いますよ。そんなにかしこまらないでくださいって、ファルコさん」
「で、ですが、その翼といい、数々の奇跡といい、、、」
「俺には分かる!アリア様は女神セラフィナイト様だ!あの深い緑色に羽根のような白い輝きの混じるマナの光は、セラフィナイト様のマナに間違いない!俺は小さい頃に一度だけ遠くから見たんだ!そうですよね!セラフィナイト様!」

うおっ!いきなりどうした?!
ヘルマンさんが急に大声でまくし立てて来た。

セラフィナイトってクロの別の呼び名だよね。
あいつ、前にこっちに来たことがあるのか。
何してんだか。
マナの色が同じねぇ。
別に嫌じゃ無いけど、あのクロと同じマナかあ。
いや、ホント嫌じゃあないんだよ。
でも、同じかあ、、、。

「アリアちゃん。ニヤニヤしてるっすね」
「頭打った?」

ニヤニヤなんてしてないって。

「ボクはセラフィナイトでもないし、女神でも無いよ。この翼は天使のを、、、まあ、借りてるみたいな物だからあまり気にしないで」
「気にしないのは無理だろう?それに、確かアリアちゃんは天使そのものでは無かったのか?」

何だよ、ディアはわざと黙っててくれてたんじゃないのかよ!
今までは、ただその話題をしなかっただけか!?

「えっと、、、天使なのは半分くらいなので、、、普通の人って事で、ひとつよろしく」
「半分でも、普通じゃないっすよう!」

まあ、バレてしまったのは仕方ない。
また、天使代行業って事で誤魔化した。

「しかし、まあ、まだ森の半分も来ていないのに、この強さの魔物がでるんだね。結構、厳しめだなあ」
「そうっすね。アリアちゃんのあのビリビリ棒で突っついて無かったら勝てなかったっすねぇ」

ビリビリ棒って、、、。もう原型ないな。

同じ魔物なら次はもう少し上手く出来そうな気もするけど、違うタイプの魔物だと、また、倒すのにギリギリの所を乗り越えないといけないかもしれない。

魔物に出くわしたら、すぐに真実の書で情報収集をして、倒し方をよく考えないといけないな。




こっちはのどかだな。
リンの方は学校で眠くなる授業の最中だ。
その方があっちでの戦闘に集中できていいけどさ。
真実の書が使えるのはこっちの体だから、魔物が現れた時には、すぐに対応出来るようにリンの方も心の準備をしていないとだな。
心って言っても中身はアリアと同じなんだから、準備も何も無いんだけど、こっちに意識が来た時は、こうなんか、だらっとしちゃうんだよ。

この、もごもごと何言ってるのか分かんない先生の声が余計に気が抜ける原因なんだよ。

「あ、すなわち。この、、、、が、、、、して、、である、、、、ので、、、」

ああ、眠くなる、、、。
いかんぞ!まだ、あっちは森の中だ!
まあ、こっちは寝てても別に構わないんだけどね。

ガラガラ

教室の扉が開いて、誰かが入ってくる。

「なんじゃ?まだ授業中じゃぞ、、、、こ、これは!国王陛下、、、、こ、こんな所に、、、み、皆!跪くのじゃ!」

生徒たちは一斉に椅子から降りて跪く。
それをしていないのは、フリーデとクリスと僕だけだ。

「ああ、よい。ここは学び舎だ。子供は椅子に座るのがここの作法であろう」
「はっ。皆、お許しが出た。席につきなさい」

ガタガタと皆んなが席に座り出す。
結局座るんなら最初から動かなけりゃいいのに。

「まったく、、、微動だにしない奴もおるし。失礼な奴だ。まあ、よい。クラウゼン」
「はい。フォルトナーさん。すみませんが、少しお話をよろしいでしょうか」
「ええ、、、、。今日はお休みで~す」
「ここからよく見えとるぞ。早くここまで来い!国王を待たせるな!」

面倒だなあ。
しかも、名指しとかやめてよ、もう。
クラスメイトの皆んなに変な目で見られるじゃないのさ。

「早くしろ!わざわざ俺、、、余が来てやったのだぞ!」

余、とか言ったことないクセに、カッコつけてるなあ。

「はいはい。来ましたよっと。で、私めに何用でございましょうか?」
「もう少し国王を敬えよ」
「用がないなら、お引き取りを。大事な授業中なんですよ」
「さっき廊下から見ていたけど、お前欠伸しながらつまんなそうにしてたぞ?大事でも何でもないだろう?」

くっ。見てたのか、、、。
国王、暇なのかよ。

「用というのはな。あの王女はあちらの国に無事着いたか?という事だ。お前、報告に来いと召喚状を送ったのにあの後一回しか来ないじゃないか!呼んだらすぐ来い!」
「いや、だって、毎日召喚状が届いたって話す事なんて無いですよ。まだ、相手の国に着いてないんですから、もう少し待っていて下さいって」
「そうは言うが、ほら、相手の国の軍とか動き出していないか?もう、偵察部隊あたりはこっちまで来てないのか?町の噂とかもちゃんと情報収集しろよ?」

うえー。めんどくさいなぁ。
だいたいこっちは、、じゃなくてあっちは今、強力な魔物がいる森を歩いているってのに、それどころじゃ無いんだよ。
まあ、今の僕を見ると、のどかな感じがするんだろうけどさ。

「はいはい。やっときま~す。じゃ、そういう事で」
「待て!本当に大丈夫なんだろうな!先行隊とかいないのか?」
「森の中ですし、街道もないんで、わからないですよ。少なくとも森近くの町までは、あっちの軍は居なかったですよ」
「そ、そうか。まあ、それならまだ攻めては来ないか」
「あ、いや、僕達はデマルティーノ帝国が通れないので、遠回りしてますよ?だから、もし、あっちが真っ直ぐ来てたら、僕達には気づけませんて」
「な、何?!それを早く言え!クラウゼン!やはり、いくつかの偵察を送り込んだ方が良いだろう!すぐ王宮に帰って会議だ!」
「はい。かしこまりました」

そう言うと国王はクラウゼンさんや護衛を引き連れて帰ってしまった。
何しに来たんだよ。
暇つぶしに来たのか?
あと、僕に対する嫌がらせもあるだろう、これ。

ああ、恥ずかしいな。
皆んな僕を見てコソコソと何か話してる。
何なのさ。僕が何か悪い事したみたいになってるじゃないか!
国王がこんな所に来るからだよ!
あとで文句言ってる。

「た、大変でしたね」
「あの人、本当に何しに来たんだか、、、」
「ま、まあ、心配なんですよ、色々と」
「意外と臆病なんだから、、、あ、魔物が出たから、ちょっと寝るね。うわっ。これはきつそうだなあ」
「あ、はい。お体は見守ってますので、こっちは安心して戦って下さい!」
「ありがと。じゃあ行ってきます」




「これ、かなりヤバいっすね」
「に、逃げた方が良くないか?」
「二体同時」
「ダメだ、あれは、素早い。人の足だとすぐに追いつかれる」

かなりマズイな。
強そうな魔物が二体同時に現れた。
真実の書をリン側で検索したけど、一体目はコロラドアイトクロコダイルという魔物だ。
鉄黒色の表皮は見た目はゴツゴツしているけど、とても柔らかく、硬度としては2.5しかない。
だけど、こいつは熱を与えると2種類の毒を出す。
毒の一つは蒸気として体表から出て来て、それを体内に吸い込むと、内臓を壊し、顔に青黒い斑点が浮かび上がり皮膚が腐ってくる。
もう一つは、この魔物の皮の表面に出てくるだけだが、触れるだけで神経や脳に損傷を与え、少しの量で死に至る猛毒だ。
とにかく近づくだけで毒の危険にさらされる魔物だ。

もう一体は辰砂(しんしゃ)ドラゴンだ。
ドラゴンと言っても、神話や冒険物語に出てくるような、想像上の生き物では無い。
四つ脚で這うように歩き、見た目は殆どコロラドアイトクロコダイルをふた回りほど大きくしたようなシルエットだ。
血の色のような、くすんだ赤い皮は、こちらも熱が加わる事でコロラドアイトクロコダイルの二つめの毒と同じ物を蒸気として吹き出す。
クロコダイルは体の表面に浮き出すだけだが、こちらは毒の蒸気を辺りに撒き散らすのが、やっかいだ。
こっちも柔らか魔物だから、さっきのウォルフラムウルフよりは剣は通りやすいだろう。

「その二体は、熱を与えると毒を出す!だから、炎とか雷とかダメだからね!体はどっちも柔らかいから、剣と弓矢で出来るだけ近付かないようにして!」
「は、はい!」
「剣だと難しいな」
「氷魔法、唱える」
「俺は矢に魔法をかけずにここから射抜くぞ!」

僕も雷の槍は温度が上がってまずいから、リボン剣しか使えない。
後はマナの消費が激しいけど、、、。

「セラフの翼!第五の翼 戒めの鎖!コロラドアイトクロコダイル!」

第六の翼はこれだけの強い魔物だと、多分マナが足りないと思う。
第五の翼も辰砂ドラゴンの巨体を押さえつけておくには、こちらもマナ不足だろう。
もし、今マナが最大だったとしても、ギリギリなんじゃないかな。
というか、クロコダイルを繋ぎ止めるのも結構賭けに出ている。

『対象の座標固定完了』

よし出来た。
あれ?最近、セラフの翼のメッセージが簡略化されてないか?
段々楽しようとしてるんだろうか。

「クロコダイルは動けなくしたから、そっちはほっといて先にドラゴンから倒そう!」
「お、おお!動かないっすね」
「こっちも止められないんですかい!」
「それは無理!大きすぎるしマナももう無い!」

ユーリが氷魔法の呪文を唱え終わった。

「エイスの氷槍!!」

ドドドドッ

羽根ペン程の太さの氷が辰砂ドラゴンの顔や首に刺さる。
かなり柔らかい魔物だから、氷の槍は見えなくなるまで体の中に入り込む。

「よし!ユーリは続けて同じのを打ち続けて!」
「はい!」
「ヘルマンさんは矢であの穴を射抜いて!当たるまで打ち続けて」
「無茶言わないで下さいよ!やってみますけど」
「カティはなんか無いの?」
「魔法は熱い系しか無いっすう、、、」

仕方ないか。
僕も攻撃魔法は雷しかない。
リボンはいっぱい持ってきているからリボン剣を何本も作り出して、カティに渡す。

「これ、上手いこと投げつけて!マナでコーティングしてあるから、刺さると思う」
「うえっ、何これ、、、派手な棒」

なんでも棒だな。
後はファルコさんと僕は突っ込むしかないか。

「ファルコさん!近くに行くと熱が無くても毒は出てるかもしれません。体が動かないと思ったら言ってください!」
「そうなったら退がるんですね?」
「いえ、その場で治すんで、踏ん張ってください」
「………ああ、、、そうですな。まあ、そういう役目だし、仕方ない!いくぜ!」

カティがリボン剣を投擲したタイミングに合わせてファルコさんも突っ込んでいく。
リボン剣がドラゴンの肩に刺さり、ファルコさんのロングソードが腹を切り裂く。

グオオオウン

辰砂ドラゴンが苦痛の声をあげる。

「もう一回!避けて!エイスの氷槍!!」

ユーリの氷魔法がまたドラゴンの顔にぶすぶすと突き刺さる。

ウギョウウウ

変な鳴き声をあげて、隣にいたコロラドアイトクロコダイルに体をぶつける。
何度も擦り付けるように、体当たりを続ける。

あれ?コイツもしかして、、、。
どちらの魔物からも煙というか湯気というか、蒸気のようなものが立ち上がってくる。

「コイツら擦り付けた摩擦で熱を上げて毒を出してやがる!?」

意外と頭いいんだな。
感心してる場合じゃないか。
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