クリノクロアの箱庭

soch

文字の大きさ
121 / 162

第百二十一話 魔術

しおりを挟む
アーデを連れてフォルクヴァルツへと向かう。
ヘルマンさんが無事、馬車を回収してきたので、ここからは馬車に乗って帰らないといけない。
馬も馬車も人も、全員ストレージに放り込んで、僕一人で走っていけば、あっという間に帰れるけど、流石に緊急事態でも無いのに、人をストレージに入れるのは物扱いしてるみたいで嫌だ。

でも、4人が乗ってきた馬もフォルクヴァルツまで連れて行かないといけない。
馬ならまあいいか。

「ちょっとだけ我慢しててね。って言っても気付いたらフォルクヴァルツに着いているけどね」

馬を次々とストレージへ入れていく。

「マ、マジックボックス!?王宮魔導師の中でも数人しか使えない、あの!伝説級の魔法!!」

おお。ユーリが珍しく興奮している。
でも、マジックボックスって生物が入れられないんじゃ無かったっけ。

「ユーリちゃん、それってすごいんすか?」
「それが使えるだけで、お給料が100倍くらいになるくらい、すごい!」
「それはすごいっす!!分かりやすいっす!!」

お金基準だと分かりやすいよね。
100倍かあ。そんなにお給料貰ってたかな。
後で国王に問い詰めてみよう。

「そ、そんなの、凄くないと思うのじゃよ」
「アーデちゃん、だって100倍っすよ?皆んな出来ないからお給料もいいんすよ?」
「アーデもそれくらいできるもん!あ、、、できるのじゃ!」

ほう、流石魔女。マジックボックスが使えるのか。

「えっと、例えばその馬車をしまってみるよ!トランスポーテーション!!」

シュムッと音がして馬車は馬車馬ごと、消えてしまう。
なるほど、効果としては僕のインベントリと同じような動作だね。
でも、そのスキルだか魔法の名前。
聞いたことのあるような名前だ。

「今のって、術式だよね?」
「じゅつ、、、?そんなのじゃ無いのじゃ」

あれ?違うの?

「えっと、例えばさ、リインフォースとか知ってる?」
「な、なんで、強化の魔術を知ってるの?、、、じゃ?」

やっぱりあってるじゃん。
ん?魔術?

「魔術って何?」
「強化を知っていて魔術を知らないの?変なの、、、じゃのう」

魔術、、、ああ、つまり、「魔女の使う術式」で魔術なのかな?
それじゃあ、やっぱり僕が知ってる術式と同じものと見てよさそうだ。
僕が何故、術式なんて物を知っていて、使えるのか謎だったけど、ここへ来て繋がりが見つかったな。
全く覚えていなかった術式を、記憶を無くした時にいきなり使い方を思い出したのには、何か理由があるはず。
それに、僕は人族なのに、魔女族が持つ術式が使えるというのも何か、、、、あれ?僕って本当に人族なのか?

父さんも母さんも人族としてあの村で暮らしていて、僕も当然のように人族だと思っていたけど、よく考えたら両親のステータスって見たことないし、僕自身のステータスはそもそも見えないから、僕や両親の種族って本当は何なのか分かんないや!

「も、もしかして、僕って魔女だった?!」
「いきなりどうしたんすか?大丈夫っす、ちゃんと男の子っすよ」
「あ、そうか。最近、自分の性別が何だったのか分かんなくなって来てたよ。そう、僕は男子。魔女じゃない」
「魔女って男でもいるよ?、、、じゃよ?」
「え?そうなの?でも、魔女って言ってるのに?」
「変だけど、種族名だから。魔女を受け継げるのは女だけで、男は一代限りになるの」

なるほど、男女二人の子が生まれたとして、女の子の方は大人になって子供が産まれたら、その子も魔女になれるけど、男の子の方は将来子供ができても、その子にはもう魔女は受け継いでいないのか。
じゃあもしかしたら、もし母さんが魔女だったら、僕も魔女の力を受け継いでいるかもしれないんだ。

「ねぇ、アーデ。僕も本当に魔女かもしれないんだ。その、、、魔術っていうの、僕も使えるんだ」
「ほ、本当に?でも、おばあちゃんがもう魔女族は私達だけだよって言ってたのに、、、。に、偽物!?」
「いやいや、もしかしたら、だから!魔術だって、何かの偶然で出来ちゃっただけかもしれないし」
「偶然でできるもんなんすか、、、」

いいんだよ。母さんから受け継いだ真実の書の知識を使って魔術を使えるようになったのかもしれないんだしさ。

「失礼ながら!フォルトナー様のステータスには魔女族と書かれておられるのでしょうか?そこを見れば一発で分かりますし、今まで見られていらっしゃらない訳はないですよね」

ファルコさんは余計なことに気付くんだから、、、。
窓無しだから種族は分かりません!とか言えないんだよ!

「そこは、企業、、、じゃなかった、王宮の秘匿事項に当たるから話せないんだけど、僕の種族はステータスだけだと分からないんだよ。この話、最高機密になるけど、続きもっと聞く?」
「いえいえいえ!自分は今、何も聞いておりません!」
「ひえぇ、ファルコさんなんて事聞いてるんすか~!そんなトップシークレットを一般騎士が聞いたら、粛清されちゃいますよ~」

そんな制度ないよね?え?無いよね。
なんか怖い事聞いちゃったな。
僕、王国の秘密、結構聞いてるんですけど。
秘密の中心みたいなものだから許されてるのかな。


僕が魔女の血を継いでいるかは、ひとまず置いておき、馬車に乗って北へ向かうことにする。
魔女とか母さんの事とかは馬車の中で聞けば良い。

「あのさ、アーデ。魔術の事なんだけど」
「気安く呼ばないでくれませんか!、、、くれんかのう!偽物には用はないのじゃよ!」


すっかり偽魔女判定されてるな。
むむー。アリアの時はすぐに仲良くなったのにな。

「フォルトナー様!次の町はどうします?食料とかはさっきの町で買い込んだんで、当分は問題ないです」

ビクッ

んん?御者台に居るファルコさんが後ろに声を掛けてきただけなんだけど、アーデがビックリしてカティにしがみ付いている。

「ああ、町には寄らなくて良いよ~。どんどん進んじゃおう」
「了解です!」

ファルコさんと僕が会話をする度にビクビクしている。
これは、もしや?

「認識阻害、僕の性別」
「フォルトナー様?あれれ?なんか急に可愛くなってません?」
「ふんす!男の娘?!」

ユーリはそういう反応するのかよ。
アーデはどうかな?

「あ、、、。アリア?違う?何で???」

アリアと見間違えるのか。
中身が同じだし、マナも同じだからかね。
でも、やっぱり、これで分かった。
アーデは男が苦手なんだろう。

さっき、ファルコさんやヘルマンさんにも近づかなかったし、僕が嫌われてる訳じゃないんだよ。
よ、良かった。

「アーデ。頭撫でても良い?」
「う、うん」

ナデナデ

よし!撫でさせてもらえた!
噛まれないよね?

「魔術の話を聞かせてもらってもいいかな?」
「い、いいよ?でも、何でアリアの匂いがするの?、、、するのかの?」

匂い、するのか?!
マナの事だと信じたいけど、、、。
実は僕、臭いのかな、、、。
まだ、話し方もお婆さん風が抜けてないから、警戒されてるな。

「じゃあさ、僕の魔術を見てくれないかな。ヒーリング」

回復魔法ではない。
癒しの術式だ。
リラックス効果やストレスの解消をしてくれるから、寝る前に使うとぐっすりと眠る事ができる。

馬車の中に薔薇の花の香りが漂い、心地良い音楽が流れ始める。
肩や眼の周り、腰など普段から痛みやコリを感じている所がじんわりと温まり、楽になってくる。

「ふえぇ。落ち着くっす~。温泉に来たみたいっすね~」
「極楽」
「これ、、、懐かしい、、、おばあちゃんがよくアーデが寝れない時に使ってくれた、、、」

ヤバっ、、、僕も癒されて、眠くなってきちゃたよ。
ここで寝たらダメだ。
魔術の効果を切って元の馬車に戻す。

「ああん。いい雰囲気だったのに~。もっと続けて欲しいっす~」
「眠い」
「ホントに魔術使えるのね、、、。それに、おばあちゃんの魔術まで、、、。急に怖くなくなったし、一体何者なの?」

いいぞ、いいぞ、話し方もアリアの時と同じになってきたし、警戒も解けてきた。

「フォルトナー様、さっきなんか音楽が流れてませんでした、、、、って女子?!あ、いや、フォルトナー様?失礼しました、、、あれえ?おっかしいな~」
「どうしたんだ?ファルコ?」
「あ、いや、見間違いかな、、、。フォルトナー様って男だよな?」
「何言ってるんだよ。男に決まってるだろ?え?何?ファルコってそっちなんか?ちょっと寄るなよ」
「馬鹿言うな!俺は女が好きだ!」

御者台から変な会話が聞こえてくるけど、気にしなくていいでしょう。

うっかり惚れられたら困るので、今の状態ではあまり男性陣とは話さない方が良さそうだ。


フォルクヴァルツに着くまでの間にアーデから色々な事を聞いた。
魔女の事、魔術の事。
僕の母さんの事も聞いたけど、アーデは母さんの事は知らなかった。
魔術自体は元になる物はエルツ族が編み出したものらしく、それが魔女に伝わって魔術となったらしい。

「魔術はちゃんと教われば出来るようになる人も居るから、リンのお母さんもエルツか魔女に教わったのかもね」

とうとう、リンと呼んでくれるまでになった!
良かった良かった。
ああ、でもこれ、認識阻害の効果が切れたら、また一気に怖がられてしまうんだろうか。

今のうちに仲良くなっておいて、最後には認識阻害無しで話せるようになりたい!
あと、このお婆さんの姿も魔術で見せてる筈だから、これも外して本当の姿を見せて欲しい!

「今のフォルトナー様。なんか、ユーリちゃんがたまに私に見せるいやらしい顔してるっすよ」
「ななな何言ってるかな?!いやらしい事なんて考えてないよ?!」
「私、別にバカティにいやらしい事考えてない」
「いやいや、ユーリちゃんは私が失敗した時とかによくこの顔になってるっすね。フォルトナー様は今まさにアーデちゃんを見る目がそれっす!危険人物っす!」

ずざざざっ

ほれ見ろ。アーデが僕をまた警戒しちゃったじゃないかよ!
ついでにユーリも警戒対象になってやんの。
カティの後ろに隠れるようにしがみ付いて、アーデは僕とユーリをジロリと睨みつけていた。

「なんで私までも。飛び火くらった」
「ああ、なんかごめん」

アーデの警戒を解くのに、またヒーリングの魔術を使ったり、ストレージからお菓子を出したりして、カティのせいで大変な目にあった。


馬車はトリーアの町に着いた。
あの門から先はようやくフォルクヴァルツに入る訳だ。
でも、ここまで来れば王都まであと少しだね。

「騎士団のお方ですか。お疲れ様でございます。規則ですのでステータスを拝見いたします。ご協力お願いします」

ぬおぅっ!しまった!行きは国王と一緒に移動してたからこういう国境超えは全部スルーだったけど、流石に騎士団員だけだと入国審査があったか。

こんな所で窓無しが弊害になるとは、、、。
あ、そうか。

「認識阻害、僕の存在」
「はいごめんなさいよ。馬車の中も確認させてもらいますね。そちらのお二人は騎士団の方ですな。そちらのお婆さんは、、、えっ?852歳、、、魔女族?!し、失礼しました!も、問題ありませんのでお通りください」

そう言えば、アーデってそんな歳だったね。
でも、これで、フォルクヴァルツには入れた。

「あ、、、あれれ?誰か居なくなってません?」
「そう言えば、、、ファルコさん?」
「俺はいるぞ」

居なくなった事も気が付かなくなるのか。
認識阻害を解除する。

「うわおっ!びっくりしたっす!びっくりしたっす!急にフォルトナー様が現れたっす!ってか、今までどこに居たんすか?」
「奇術」
「うう、、、あまり近かないで欲しいのじゃ」

これ本当は気付いてたけど話を合わせていただけって事ないよね。
目の前にいるのにこんなに気づかないってあり得るもんかね。
あと、認識阻害を解除した事で、性別がはっきりしたから、アーデにまた怖がられてるよ。

「認識阻害、僕の性別」

まだこれに頼るしかないようだ。

(おおおっ!おい!ヘルマン!やっぱりフォルトナー様は女の子だったぞ!み、見ろよ)
(ええっ?またかい?別に俺は人の趣味に文句はないけど、迷惑はかけるなよ?)
(違うって!お前も見てみろって!)
(何を、、、、ぬあっ!、、、ホントだ。女子だ、、、)
(だろ?見た目は男子なのに中身は絶対女子だぜ)
(ああ、いけるな、、、)

ま~た、前の二人はバカな事を話してるな。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

処刑された王女、時間を巻き戻して復讐を誓う

遊鷹太
ファンタジー
断頭台で首を刎ねられた王女セリーヌは、女神の加護により処刑の一年前へと時間を巻き戻された。信じていた者たちに裏切られ、民衆に石を投げられた記憶を胸に、彼女は証拠を集め、法を武器に、陰謀の網を逆手に取る。復讐か、赦しか——その選択が、リオネール王国の未来を決める。 これは、王弟の陰謀で処刑された王女が、一年前へと時間を巻き戻され、証拠と同盟と知略で玉座と尊厳を奪還する復讐と再生の物語です。彼女は二度と誰も失わないために、正義を手続きとして示し、赦すか裁くかの決断を自らの手で下します。舞台は剣と魔法の王国リオネール。法と証拠、裁判と契約が逆転の核となり、感情と理性の葛藤を経て、王女は新たな国の夜明けへと歩を進めます。

【完結】無能と婚約破棄された令嬢、辺境で最強魔導士として覚醒しました

東野あさひ
ファンタジー
無能の烙印、婚約破棄、そして辺境追放――。でもそれ、全部“勘違い”でした。 王国随一の名門貴族令嬢ノクティア・エルヴァーンは、魔力がないと断定され、婚約を破棄されて辺境へと追放された。 だが、誰も知らなかった――彼女が「古代魔術」の適性を持つ唯一の魔導士であることを。 行き着いた先は魔物の脅威に晒されるグランツ砦。 冷徹な司令官カイラスとの出会いをきっかけに、彼女の眠っていた力が次第に目を覚まし始める。 無能令嬢と嘲笑された少女が、辺境で覚醒し、最強へと駆け上がる――! 王都の者たちよ、見ていなさい。今度は私が、あなたたちを見下ろす番です。 これは、“追放令嬢”が辺境から世界を変える、痛快ざまぁ×覚醒ファンタジー。

【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活

シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!

【1/20本編堂々完結!】自力で帰還した錬金術師の爛れた日常

ちょす氏
ファンタジー
「この先は分からないな」 帰れると言っても、時間まで同じかどうかわからない。 さて。 「とりあえず──妹と家族は救わないと」 あと金持ちになって、ニート三昧だな。 こっちは地球と環境が違いすぎるし。 やりたい事が多いな。 「さ、お別れの時間だ」 これは、異世界で全てを手に入れた男の爛れた日常の物語である。 ※物語に出てくる組織、人物など全てフィクションです。 ※主人公の癖が若干終わっているのは師匠のせいです。 ゆっくり投稿です。

大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!

古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。 その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。 『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』 昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。 領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。 一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――

はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~

さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。 キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。 弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。 偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。 二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。 現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。 はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!

酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ

天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。 ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。 そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。 よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。 そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。 こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。

[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?

シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。 クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。 貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ? 魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。 ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。 私の生活を邪魔をするなら潰すわよ? 1月5日 誤字脱字修正 54話 ★━戦闘シーンや猟奇的発言あり 流血シーンあり。 魔法・魔物あり。 ざぁま薄め。 恋愛要素あり。

処理中です...