クリノクロアの箱庭

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第百二十九話 禁忌の魔法

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僕とアズライトは隣の町まで続く街道を歩いていた。
街道と言っても、森の中だし、馬車が一台通れる程度の幅しかない小径だ。
前から馬車が来たら所々に設けてある待避所ですれ違わないとならない。

その街道にはさっきまで人がたくさん歩いていた。
でも、今は僕とアズライトの他は商人の馬車が護衛付きで進んでいるだけだ。

さっき、家族連れに話した内容を、近くを歩いていた人、全員にしたのだ。
やっぱり、誰もここに危険な人が現れていることは知らなくて、普段通りにここを通ろうとしていたようだ。

まったく、王宮はこう言う所で手を抜くんだから。
きちんとお触れを出して、注意喚起を促さないといけないよ。

そうこうしているうちに森を出てしまいそうな場所まで来てしまった。
この街道沿いじゃないのかな。
一旦来た道を戻ってみよう。
そして、途中で森の中を回ってみるとするか。

「きゃあああ!」

ん!元来た道から悲鳴だ!
しまった、あっちに出てしまったのか!

「急ごう!」
「はい、なのです!」

レベル一杯まで脚力を上げて、全力疾走する。
ちらっと後ろを見るとアズライトもちゃんと付いてきていた。
レベルに合わせた力の出し方も教えておいて良かった。

森の中心辺りまで来た所で、さっきの家族連れとキノコ採りにでも来たと思われるお婆さんが何人かの緑集団に捕まっていた。

いや、、、まあ、緑って言えば緑なんだけど、、、。
別に肌の色を緑に塗りたくっているわけでは無かった。
ただ、髪と瞳の色が濃く深い緑の色をしていただけだった。
いやいや、それだけでは全身緑の人とは言わない。
着ている服が上下とも緑色だったのだ。
まあ、そこまでいけば、全身緑と言ってもおかしくはないかな。
ちなみに肌の色は普通だった。

その緑の男が3人。いや、一人は女性のようだった。

「おい!そこの緑マン!その人達を解放するんだ!」
「誰が緑マンだ!この姿を好き好んでしてるとでも思ったのか!」
「あ、その、ごめんなさい。え?でも、それじゃあなんでそんな格好してるの?」
「知るか!神の言う事に一々意味なんて考えてたら日が暮れちまう!」

やっぱり神が絡んでたか。
どっちの神だ?それとも、また別の神か?

「とにかくその人達を離すんだ!」
「せっかく捕まえた今日の食事をなんで逃がさないといけないんだよ」
「食事って!人を食う気なのか!」
「ああ、俺たち魔族は人族が主食だからな。ふひひ。オマエらもうまそうだ。ガキはデザートだぜ」
「何言ってやがる!」
「そうなのです!肉は主菜であって、主食はパンとか麺類の事なのです!」
「そこじゃない!」

まあ、多少ずれてるけど、話しを繋いでくれるのはありがたい。

それにしても、魔族だって?!
エルツ族の親となった神も魔族と呼ばれた事もあったけど、その事じゃ無さそうだし、そもそも髪も瞳も色が違う。
裏で神が動いている事も考えると、エルツとは関係ない、別の意味での魔族という存在なのだろう。
いや、そもそも、この人達の事を魔族と言っていて、それをエルツの親も似ているから、そう呼んだのかもしれない。

「やってやるです!」

そう言うとアズライトは軽銀剣を抜いて、いきなり突進していく。

「ま、待った!」
「骨は拾って欲しいのです!」
「それもダメなヤツ!」

止めようとしたけど、アズライトはもう魔族のすぐ側まで近づいていた。

「てぇい!」

一番近くにいた魔族に袈裟斬りで斬りつける。
でも、斬ったと思ったけど、気付くとその魔族は少しだけ後ろに退がっていて、無傷だった。

どうなっているんだ?
僕の目にも斬ったように見えたのに。
この魔族のマナ量からすると、僕が動きを見逃すほどのレベル差があるようには見えないんだよ。

むしろ、アズライトの動きすら躱せないくらいだから、レベル4か5くらいだと思う。
それなのに、今の回避はどうやったのか全然分からなかった。

「いきなり斬って来やがって、コイツらがどうなってもいいのかよ?!」
「アズはその人達は斬りませんから大丈夫なのです!うりゃあ!」

今避けた魔族にまた斬りかかるけど、剣が当たったと思った途端に、魔族は少しだけずれて回避している。
やっぱり、避けたのが見えない。
途中の動作を吹っ飛ばして、初めからそこに居たかのように、避けた位置に立っていた。

「うわ、コイツ人質の意味を理解してないヤツだ。面倒だ。コイツはやっちまおう」
「ええ、殺しちまったら不味くなるぜ。もったいない」
「女なんで要らないわよ。それよりそっちの坊やがおいしそうよ。あれは、ウチのものよ」

おいしそうの意味が違ってたら多少浮かれたのに、そうじゃないんだよね。
食われてたまるか!
丁度いいから、アズライトの真似をして人質の意味を無くしてやる。
リボンを取り出して、リボン剣にして斬りかかる。

「うわ、コイツも分かってねえぞ!」
「おい、いいのか!それ以上攻撃して来たら、コイツらを一人ずつ殺していくぞ!」
「そんな事は無い!」
「え?何言ってるんだ?」
「そんな事は無い!」
「2回言ったぞ!どう言う意味だ?!」

頭悪いって思われてるだろうな。
でも、それでいい。
人質に触れる程の距離まで近づければ何とかなる。

まずは、子供2人。
リボン剣で魔族を攻撃したタイミングでもう一本のリボンを柔らかモードにして、子供の頭に優しく触れる。
リボン越しでも、僕のマナで繋がっていれば、発動できる。

シュッ
シュッ

インベントリに子供2人を収納できた。

「消えた?!マジックボックスか?!」

だから、マジックボックスは生き物不可だって。
なんで皆んな知らないのかな。

次はママさんだ。

「そうはさせるか!その紐で収納してるようだが、触らせなければ、しまえまい!」

何故だかやはり、避けた動作も無しにいつの間にか避けられてる。
でも、避ける幅はそんなにら大きくないみたいだね。

「こっちに来てくれたです!」

シュッ

アズライトとの位置を考えて、そっちに避けるように攻めたから、上手いことアズライトの側に回避してくれた。
アズライトにもインベントリは使えるようにしておいて良かった。

次はパパさんだ。

「うおおお!あの子らを!妻をどこへやった!返せ!俺の家族を返せえええ!」

な、何だ!?急にパパさんが暴れ始めたぞ。

「うわ、こら暴れるな!アレはマジックボックスに収納しただけだ!オマエの家族は無事だから安心しろ!」

なんか僕の方が悪者っぽくなってないか?

「うわああ!貴様がやったのか!仇を討ってやる!」

パパさんが魔族の拘束を振り切って僕に迫ってくる。
魔族もこのパパさんの気迫に押されてうっかり手を離してしまったようだ。
ちょっとしっかり持っててよね!

「ちょっ、待っ。落ち着いっ。うわっ」

パパさんを攻撃する訳にもいかず、掴みかかってくるのを受け止めるしかない。

(早く、私も収納して!)

「え?」

(早く!今のうちに!)

「あ、ああ。演技!分かりました!」
「あ!そいつワザとやりやがったな!」

シュッ

パパさんも無事インベントリに収納する事が出来た。
魔族達が唖然としているうちに、こっそりと近づいたアズライトが最後のお婆さんを収納する。

「やってやったです!ミッションコンプリートなのです!」

まだ、ミッションの半分だよ。
あとはコイツらを倒すか捕まえるかしないと。

「くそっ!やられたな。まあ、いい。この2人を殺せばさっきのヤツらもマジックボックスから強制的に排出される筈だ。もう生死は関係ねえからやっちまえ!」
「舐めた事してくれたな。俺ら魔族の恐ろしさを分からせてやる」
「坊やはウチんだよ。手を出すんじゃないよ」

男の魔族2人がアズライトに向かい、女の魔族が僕に狙いを付けてくる。
攻撃自体はそんなに鋭くないけど、何故か避けたはずの攻撃を食らってしまう。

「うぐっ」
「うきゃ」

アズライトも同じように攻撃を避けれなかったようだ。
これはまずいな。
こっちの攻撃は一つも当たらないし、ダメージは少ないとはいえ、あっちの攻撃は一つも避けられない。

「コイツ硬いな。おい!魔法も使え!」
「おう!ブリクスムの雷鳴!」

バリバリバリバリ

「うがああああ!」

魔法まで避けられないのか!
このレベル差なら、魔法が発動してからでも避けられるはずなのに、気が付いたら雷が直撃していた。
よし、それなら、こっちも魔法なら当たるか。

「エイスの氷槍!」
「うきゃん!」
「うわ、アズライト!ごめん!」

何でだ?
今度は当たらないだけじゃなく、アズライトに氷の槍が当たってしまった。

アズライトは敵を挟んで反対側にはいるけど、いくら狙いを外したとしても、アズライトに当たるような角度ではない。

どんっ!

「うおっ」
「きゃっ」

あれ?誰もいないところなのに、人に当たった感触。
そして、向こうからアズライトの声が聞こえてきた。
見るとアズライトが転んでいる。

これは、どういう事だ?
見た目と本当の位置が違う?

今の角度を覚えておいて、魔族へ攻撃をする時にその分だけずらして、何も無い所へリボン剣で攻撃する。

「痛~い!マスター痛いのです!」
「あ、あれ?ご、ごめん」

あれえ?見た目がずらされてると思ったんだけどな。
そう言えば、最初は後ろにずれて見えたり、横にずれて見えたな。
今はかなり遠くに攻撃がずれてる。

「ふははは。この魔法の仕組みは分かったようだが、それだけではこの空間認識を捻じ曲げる魔法は攻略できないぞ!攻撃の都度捻じ曲げ方を変えているのだから、俺達に当たる事は無いぞ」
「あ、そういう事してたんだ」
「何?!仕組みが分かった訳では無いのか?」
「まあ、見た目をずらされてるとは思ってたけど、攻撃の時に変えてるとは思わなかったよ」
「おーい。お前、ペラペラ敵に何でも話す癖はやめろよ」
「わ、悪かったよ」

でも、あの魔族の言う通り、仕組みが分かっても、攻撃を当てるのは難しそうだな。
これが、精神汚染系の魔法か、厄介だな。
んん?精神汚染か。

「アズライト!クレイエールンだ!何でもいいから作ってくれ!」
「へ?り、了解でありますなのです!クレイエールン!」

アズライトの手の上にモコモコと、、、いや、ぐちょぐちょと得体の知れない何かが現れる。

「うお。すごいな。アズライトはよくそれを持ってられるな」
「見ないのです。視界に捉えなければどうと言う事は無いのです。でも、あと5秒くらいしか保たないのです」
「それを魔族に投げつけろ!」
「はいなのです!」
「な、何だその内蔵のような物は!中から何か這いずり出してきてるぞ!待て!こっちに投げるな!」
「も、もう限界なのです!投擲するです!えい!」

その物体はネバーッとした何かを飛ばしながら、魔族の足元にぼちゅると落ちる。
その物は魔族の足に吸い付くと、粘液を手足のように伸ばして足を這い上がろうとする。

「うぎやあああ!気持ち悪い!取ってくれ!早くこれを!」
「うわっ来るな!キモいキモい!やめろ!」
「ちょっ、やめてよ!うぐっクサ!それ臭い!」

だ、だめだ、僕も直視したら精神を持っていかれる。
しまったな。隙が生まれるかと思ったら、フレンドリーファイアまでしてしまう危険な魔法だったとは。

「もういっちょ行ってやるです!もうやけです!えい!」

待て!増やすな!
しかも、色違いだと?!
変に凝るんじゃありません!
あ!足にへばり付かれているのとは別の魔族の顔面に、アズライトが今投げたアレがべちょりとくっ付く。

「ふんぎゃら!」

変な声を出して、その魔族はばたりと倒れてしまう。
なんか、ごめん。
敵だけど、ホントごめん。

こんなの早く終わらせないと、こっちの精神も保たない。

「ブリクスムの雷鳴!」

バリバリバリバリ

魔族達はこっちの攻撃なんてもう気にしてられないから、今度は普通に魔法が当たった。
出力は抑えたけど、それでも残り2人の魔族も気絶させる事が出来た。

例のアレはアズライトにマナの繋がりを切ってもらって消滅させた。
アレは世に出してはいけない禁忌の魔法とした方が良さそうだ。

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