35 / 120
第34話 降伏
しおりを挟む
パスタを食べ終わったマユユンにセシーは聞く。
「で、マユユンは29歳独身のニートってことで良いのかな?」
「田中真由美まだ28歳です。ニートじゃなくて家賃生活者です。」
うお!まさかのお金持ちかよっ!
「月の収入は?」
「20万円です。」
「親が家と賃貸アパートと多少のお金を遺してくれたから。」
二人では、生きて行けなくね?群馬なら行けるのか?
「で、どの程度正樹の事が好きなの?」
「ものすごく好きです。」
セシーは、こいつもバカか、って顔をしてため息をついた。
「本当にバカは困るょね。まるっきり歯が立たない相手に喧嘩を売るからね。ねぇ…私がマユユンに負けているところ教えてょ?」
追い込むなぁ…まあ、実際に喧嘩を売ったのマユユンだから、そこは間違っていないけどな。
「マスターへの想いは負けません。」
「思いだけで人が手に入るなら、片想いなんてこの世に存在しないょね。」
うん。そうだね。そこは勝負する所じゃないね。そこを勝負するとストーカー殺人に発展しそうで怖い!!
「お金なら有ります!!マスターと二人遊んで暮らせるだけのお金を持っています!!」
「それで、マユユンの大好きな正樹はヒモ生活を死ぬまで耐えられる人なんだ?正樹はそんな情けない男なのね。」
「マスターはそんな人じゃ有りません!!」
「なら…お金で勝負する意味がないね。もちろん、私の方がお金持ちだけど。ねぇ正樹♪」
チートだけどな!!
「そうだね。お金持ちなのは間違いないね。」
「マユユン。私に勝てないことが分かったら、謝罪して。」
「マスターごめんなさい。」
俺にかよっ!
セシーを紹介してないからな。
「あなたもごめんなさい。」
セシーにも一応謝った。
「で、マユユン?天涯孤独なの?」
「はい。両親が3か月前に亡くなって、親戚も居ません。」
「だから、正樹を頼ろうとしたのね。」
「好きなのは嘘じゃ有りません!!マスターは心の拠り所なんです。」
「そう。」
セシーは優しい笑顔をマユユンに向けていた。
「マユユン。貴女の話は分かったわ。ちょっと席を外していて頂戴。5分で良いから。」
「はい。」
マユユンは憔悴しきってトイレへと向かった。
「で、マユユンは29歳独身のニートってことで良いのかな?」
「田中真由美まだ28歳です。ニートじゃなくて家賃生活者です。」
うお!まさかのお金持ちかよっ!
「月の収入は?」
「20万円です。」
「親が家と賃貸アパートと多少のお金を遺してくれたから。」
二人では、生きて行けなくね?群馬なら行けるのか?
「で、どの程度正樹の事が好きなの?」
「ものすごく好きです。」
セシーは、こいつもバカか、って顔をしてため息をついた。
「本当にバカは困るょね。まるっきり歯が立たない相手に喧嘩を売るからね。ねぇ…私がマユユンに負けているところ教えてょ?」
追い込むなぁ…まあ、実際に喧嘩を売ったのマユユンだから、そこは間違っていないけどな。
「マスターへの想いは負けません。」
「思いだけで人が手に入るなら、片想いなんてこの世に存在しないょね。」
うん。そうだね。そこは勝負する所じゃないね。そこを勝負するとストーカー殺人に発展しそうで怖い!!
「お金なら有ります!!マスターと二人遊んで暮らせるだけのお金を持っています!!」
「それで、マユユンの大好きな正樹はヒモ生活を死ぬまで耐えられる人なんだ?正樹はそんな情けない男なのね。」
「マスターはそんな人じゃ有りません!!」
「なら…お金で勝負する意味がないね。もちろん、私の方がお金持ちだけど。ねぇ正樹♪」
チートだけどな!!
「そうだね。お金持ちなのは間違いないね。」
「マユユン。私に勝てないことが分かったら、謝罪して。」
「マスターごめんなさい。」
俺にかよっ!
セシーを紹介してないからな。
「あなたもごめんなさい。」
セシーにも一応謝った。
「で、マユユン?天涯孤独なの?」
「はい。両親が3か月前に亡くなって、親戚も居ません。」
「だから、正樹を頼ろうとしたのね。」
「好きなのは嘘じゃ有りません!!マスターは心の拠り所なんです。」
「そう。」
セシーは優しい笑顔をマユユンに向けていた。
「マユユン。貴女の話は分かったわ。ちょっと席を外していて頂戴。5分で良いから。」
「はい。」
マユユンは憔悴しきってトイレへと向かった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
28
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる