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第23話 ルシファーの翼はどうなってる?
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この世界をちゃんと知りたい。
そう言うと、ルシファーは奏汰がびっくりドン引きするくらいに喜んでくれた。
貴族のはずの、めっちゃイケメンな男が小躍りする様子を見せられ、そりゃあもう口があんぐりと開いた。
まさに開いた口が塞がらない。
「やった。ついに奏汰が俺様を受け入れてくれたんだ!」
「いや、違う!」
しかし、奇妙な喜び方の理由がとんでもない思考の飛躍にあると知り、奏汰は思わず小躍りするルシファーの背中に蹴りを入れていた。げしっと当たったのは翼の部分だから、ふかっという感触がして空振りに終わった感がある。
「何をするんだ。俺様自慢の翼に」
が、ルシファーは大丈夫かと翼を気にし始めたので、意趣返しとしては成功したらしい。ばさっと羽を広げ、大丈夫かなとあれこれ確認している。
「ずっと思ってたんだけど、ルシファーって飛べるのか?っていうか、服はどうなってるんだ? いつもスーツっぽい格好だけど、背中の部分ってどうなってるんだ?」
立派な翼があることがようやく注目されたので、奏汰はこの際だと質問してみる。飛行能力もさることながら、そのスーツがどうなっているのか知りたい。
「ふむ、俺様をより詳しく知りたいってことだな」
ルシファー、質問されて照れるじゃないかと胸を張ってくれる。
お前の思考回路はどうなってるんだよ?
「はいはい。それで、どうなってるんだ? 飛べるのか?」
奏汰は適当にあしらいつつ質問を繰り返した。ルシファーは嬉しそうににまにま笑っている。
腹立つなあ。
「まず飛べるかという質問だが、飛べる」
「あっ、やっぱり」
「元が天使だからな。空を飛ぶのは生まれついての能力だ」
「あっ、そういう感じなの」
「うむ。悪魔は飛べないやつも一杯いるし」
「へえ」
って、そもそも悪魔にそんなに詳しいわけじゃないと、奏汰は心の中でツッコミ。ゲームやラノベで仕入れた知識程度だ。
「次に服だが」
ルシファーはそう言うとぱちんと指を鳴らした。するとびっくり、翼が消える。
「えっ、ええっ!?」
そんなことが可能なのかと、奏汰はマジックを見せられた気分だ。
「一時的だが収納可能なんだ。主に人間を誘惑する時、人間の振りをして近づく時に使う」
「迷惑」
「それを服を着る時にもやればいいだけ。で」
ぱちんともう一度指を鳴らすと翼が現われた。服は破けた様子もなく普通だ。
「えっ、服の上にくっついてるの?」
「まさか、翼を通す用のスリットが入っているだ。でも、目立たないように仕立ててあるから、ちょっと見ただけじゃ解らないんだよ。俺様が経営している服屋のメイン商品だ」
ふふんと自慢してくるルシファーに、なるほどねえと奏汰は素直に感心。袖みたいにちゃんと予め翼が出る部分を開けてあるのか。
「この服を開発したおかげで古代的な服から悪魔も脱却。スーツや礼服が着れるようになったんだ」
ルシファーの自慢に、今度は素直に凄いと思う奏汰だった。
そう言うと、ルシファーは奏汰がびっくりドン引きするくらいに喜んでくれた。
貴族のはずの、めっちゃイケメンな男が小躍りする様子を見せられ、そりゃあもう口があんぐりと開いた。
まさに開いた口が塞がらない。
「やった。ついに奏汰が俺様を受け入れてくれたんだ!」
「いや、違う!」
しかし、奇妙な喜び方の理由がとんでもない思考の飛躍にあると知り、奏汰は思わず小躍りするルシファーの背中に蹴りを入れていた。げしっと当たったのは翼の部分だから、ふかっという感触がして空振りに終わった感がある。
「何をするんだ。俺様自慢の翼に」
が、ルシファーは大丈夫かと翼を気にし始めたので、意趣返しとしては成功したらしい。ばさっと羽を広げ、大丈夫かなとあれこれ確認している。
「ずっと思ってたんだけど、ルシファーって飛べるのか?っていうか、服はどうなってるんだ? いつもスーツっぽい格好だけど、背中の部分ってどうなってるんだ?」
立派な翼があることがようやく注目されたので、奏汰はこの際だと質問してみる。飛行能力もさることながら、そのスーツがどうなっているのか知りたい。
「ふむ、俺様をより詳しく知りたいってことだな」
ルシファー、質問されて照れるじゃないかと胸を張ってくれる。
お前の思考回路はどうなってるんだよ?
「はいはい。それで、どうなってるんだ? 飛べるのか?」
奏汰は適当にあしらいつつ質問を繰り返した。ルシファーは嬉しそうににまにま笑っている。
腹立つなあ。
「まず飛べるかという質問だが、飛べる」
「あっ、やっぱり」
「元が天使だからな。空を飛ぶのは生まれついての能力だ」
「あっ、そういう感じなの」
「うむ。悪魔は飛べないやつも一杯いるし」
「へえ」
って、そもそも悪魔にそんなに詳しいわけじゃないと、奏汰は心の中でツッコミ。ゲームやラノベで仕入れた知識程度だ。
「次に服だが」
ルシファーはそう言うとぱちんと指を鳴らした。するとびっくり、翼が消える。
「えっ、ええっ!?」
そんなことが可能なのかと、奏汰はマジックを見せられた気分だ。
「一時的だが収納可能なんだ。主に人間を誘惑する時、人間の振りをして近づく時に使う」
「迷惑」
「それを服を着る時にもやればいいだけ。で」
ぱちんともう一度指を鳴らすと翼が現われた。服は破けた様子もなく普通だ。
「えっ、服の上にくっついてるの?」
「まさか、翼を通す用のスリットが入っているだ。でも、目立たないように仕立ててあるから、ちょっと見ただけじゃ解らないんだよ。俺様が経営している服屋のメイン商品だ」
ふふんと自慢してくるルシファーに、なるほどねえと奏汰は素直に感心。袖みたいにちゃんと予め翼が出る部分を開けてあるのか。
「この服を開発したおかげで古代的な服から悪魔も脱却。スーツや礼服が着れるようになったんだ」
ルシファーの自慢に、今度は素直に凄いと思う奏汰だった。
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