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これが私の生きる道
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キンコンカンコン~
教室のチャイムが授業の終わりを告げる。
「じゃあ、今日はここまで。きちんと内容をノートに写しておくこと!」
先生が言い終わると同時に委員長が間もに入る。
「起立、礼ー」
(…てか、いつも思うんだけどそのベテランのお笑い芸人コンビみたいなテンポの良さは何?)
私は苦笑して、ふと顔を伏せた。
(…あぶないあぶない、ニヤついた顔とか見られたら最後だよね)
アクビを隠すフリで表情を隠す。うん、いつもの事。
短いホームルームも終わり、昇降口まであと少し。(今日は誰とも話さなかったなー。ま、いいけど)
などとぼんやり歩いていたら、誰かが話し掛けてきた。
「弥生~、一緒に帰ろ?」
厶厶…私の高校生活でもここまで親しく名前を呼んでくるのは一人しかいない。
ゆっくり振り返ると、声の主【宮内恵美】だ。
「うん」
そう言って私達は昇降口で靴に変え、帰路についた。
「しっかし、弥生って学校じゃホント目立たないよねー?」
少しオレンジがかった空気の中で恵美が聞いてくる。
「はぁ…もう、知ってるくせに…」
私はしまらない笑顔で笑ってみせた。
(こんな表情を見せられるのはこの世で4人しかいない。即ちおばあちゃん、お母さん、幼稚園の時の先生と恵美、かな…)
「あららー、【冥界の芳香】ともあろう御方が?」
おどける恵美に私は人差し指をスッと出して制止させた。
「【冥界の芳香】冥界の芳香を出すな」
そう言うと私はプイ、と横を向く。まあ、向かなくてもいいんだけどね…
「怒らない、怒らない。オンラインじゃ黙ってても人が寄ってくるのに…もったいないよぅ」
教室のチャイムが授業の終わりを告げる。
「じゃあ、今日はここまで。きちんと内容をノートに写しておくこと!」
先生が言い終わると同時に委員長が間もに入る。
「起立、礼ー」
(…てか、いつも思うんだけどそのベテランのお笑い芸人コンビみたいなテンポの良さは何?)
私は苦笑して、ふと顔を伏せた。
(…あぶないあぶない、ニヤついた顔とか見られたら最後だよね)
アクビを隠すフリで表情を隠す。うん、いつもの事。
短いホームルームも終わり、昇降口まであと少し。(今日は誰とも話さなかったなー。ま、いいけど)
などとぼんやり歩いていたら、誰かが話し掛けてきた。
「弥生~、一緒に帰ろ?」
厶厶…私の高校生活でもここまで親しく名前を呼んでくるのは一人しかいない。
ゆっくり振り返ると、声の主【宮内恵美】だ。
「うん」
そう言って私達は昇降口で靴に変え、帰路についた。
「しっかし、弥生って学校じゃホント目立たないよねー?」
少しオレンジがかった空気の中で恵美が聞いてくる。
「はぁ…もう、知ってるくせに…」
私はしまらない笑顔で笑ってみせた。
(こんな表情を見せられるのはこの世で4人しかいない。即ちおばあちゃん、お母さん、幼稚園の時の先生と恵美、かな…)
「あららー、【冥界の芳香】ともあろう御方が?」
おどける恵美に私は人差し指をスッと出して制止させた。
「【冥界の芳香】冥界の芳香を出すな」
そう言うと私はプイ、と横を向く。まあ、向かなくてもいいんだけどね…
「怒らない、怒らない。オンラインじゃ黙ってても人が寄ってくるのに…もったいないよぅ」
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