完璧な妹

Nori

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始め

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俺は、実質的に妹に勝ったことはない。
だけどそれは俺も嬉しい。

俺は馬雲 才人

俺は、私立美来学園高校に通う普通の高校二年生だ。

俺は、まぁ一年の時は普通に人気があったと思う…妹が入学してくるまでは。

妹の名前は馬雲 鈴

妹は、レベルが違う。

学校の評価は俺とは変わらないが、それ以外でのことが完璧すぎる。

一年生にして生徒会長、ボランティア、部活の助っ人、完璧なスピーチ。

あっという間に俺にくる話題は妹一色だ。

「あんな完璧な妹といっしょなんてずるい!」とか「なぁ、俺のこと妹さんに紹介してくれないか?」とかとか…

俺はうんざりしていた。
妹が完璧なのは昔から知っている。
親父は帰ってこないから妹と料理したりしていだが、明らかに妹の作った料理が上手い。

だけど、なぜか妹が作ったほうが美味しいのにいつも俺と一緒に作りたがる。

妹といると居心地がよく、兄なのに勉強を教えてもらっている。

妹はなんだか世話焼きの母親みたいなんだ。
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