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第三章 森の薬師編
77 手紙とニイナの怒り
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騎士王エリオは、その報告を聞いて眉を顰めた。
「外国の軍隊が国境を無視して進軍しているだと? 何故止めなかった? いや、それ以前に、どうやって帝国領を抜けてきたのだ? あの帝国が他国の軍隊などを看過するはずがない」
「陛下、恐らく止められなかったのです。そういう性質の軍隊なのです」
「一体、何が来たのだ?」
報告に走ってきた騎士がはっきりと告げる。
「エリアノ教会直属の神殿騎士団です」
「教会の騎士団だと……何が目的だ……?」
エリアノ教会直属の軍隊に国境はない。教会の浸透している国々に無条件で進軍が可能で、教会の強大な権力と直結した軍隊の影響力は絶大、何者も逆らえぬ存在であった。
♢♢♢
メラメラが自分で専用の椅子を運んでテーブルの前に置く。それに座ると彼女は大声で歌い出す。
「ごはん! ごはん! おなかすいた~」
「はいはい、今出すからね」
穏やかな朝のひと時だった。ニイナもテーブルについて大きな欠伸をしていた。マナの手料理が出てきて、朝食が始まる。
「マナよ、仕事はうまくいってるのか?」
「はい、だいぶ慣れてきました。告解でも少しはお話できるようになりましたし、今日は近くのユナト村まで出張なんですよ」
「そうか、気を付けて行けよ」
マナが黒い魔導師に狙われる事件から一ヶ月近くが過ぎていた。衝撃的な出来事だったが、マナは自分が思ったほど落ち込んではいなかった。むしろ、妖精使いとして力が顕現して、自分に少しだけ自信が持てるようになった。
「お仕事に行ってきます!」
マナはメラメラを頭の上に乗せて、意気揚々と家を出る。
「よう、お嬢さん」
レクサスが外で待っていた。魔導師の事件はシャルを通じて王宮にも知れ渡り、シェルリ王妃が護衛としてレクサスを送ってきたのだ。マナは王宮との関係を断ち切ったつもりだったが、これは流石に断れなかった。ニイナも安心だと言っていたので、シェルリ王妃の計らいを素直に受けていた。
「レクサスさん、毎日ありがとうございます」
「いいんですよ。俺もお嬢さんの事が心配ですからね」
「レクサス~、おはよ~」
「おう、おチビはいつも元気だな」
マナとレクサスが並んで歩き出す。あの事件以来、マナの護衛がレクサスの仕事になっていた。どうも、王妃のみならず、アルカードからもマナの護衛を切望されたらしい。
この世界の因果とか運命とかいういものが、マナと王家の人々との縁を断ち切らせまいとしているようだ。フェアスティアという世界は、マナを温かく包み込んでくれている。
メラメラを抱いて教会に働きに出るのも、マナにとって何気ない日常となっていた。告解の仕聞き手にも慣れてきた。マナが大した話も出来なくても、告解に訪れた人々は、皆晴れやかになって帰っていく。
「皆の気持ち、何となく分かるわ」
ある先輩シスターは言った。
「マナちゃんは、きっと特別なのよ。貴女が皆にもてはやされたりしても、わたしたちは嫉妬もしないし、羨ましいなんて気持ちも起こらない。神に仕える者は、あなたがそういう存在なんだって納得してしまうの。理屈とか、論理とかは抜きにしてね」
だからと言って、シスター達はマナと距離を置く様な事はなく、普通に接してくれた。この頃は、先輩のシスター達とも仲良くなり、休みの日に一緒に出掛けたり、お茶を飲んだりする事もあった。マナにとって、今が最高と思えるほど毎日が楽しかった。
♢♢♢
昼前、マナは村に向かう前に王立病院に立ち寄った。そこにはシャルが入院している。
マナが病室に入ると、シャルは明るい笑顔で友を迎える。
「いやあ、このシャルちゃんの為に、美味しいものでも持ってきてくれたのかな?」
「うん、クッキー焼いてきたよ」
「やったね!」
シャルは元気よさげに立ち上がった途端に、足元をふらつかせる。
「おっとっ」
「シャル、だいじょぶか?」
ベッドに尻もちをついたシャルに、メラメラが言った。
「大丈夫、大丈夫!」
「まだ大丈夫じゃないでしょ」
「いや、怪我はもうばっちりだって」
「怪我よりも、精神に受けたダメージが深刻でそれが肉体にも影響してるって、メイルーダさんが言ってたし」
「まあ、少し前は結構きつかったけど、今はかなり良くなってるよ」
「シャル、助けてくれて本当にありがとう」
「もう、そんなに気にしなくていいって、何十回も聞いてるぞ、それ」
「本当に感謝してるの」
「これからだって、マナがピンチになったら助けに行くからね!」
「今度は、わたしがシャルを助けられたらいいな」
病院を出たマナは、シャルのいる病室を見上げて微笑した。本物の友達がいるとは、こんなにも素晴らしい事なのだと噛みしめる。
「お嬢さん、馬車拾っておきましたからね」
「ありがとうございます、レクサスさん」
マナはメラメラを頭の上に、レクサスと共に馬車に乗り込む。午後から告解の仕事があるユナト村へと向かった。
♢♢♢
ニイナが家でだらだらしていると、外で人の気配がする。出ていくと、ポストに手紙が入っていた。
「お、やっと来たか」
ニイナは家に戻ると、すぐに手紙の封を切った。それは、彼女が知り合いの教会関係者に宛てた手紙の返事であった。
真実の書とは何か、その疑問に対する答えがここにある。
ニイナは手紙を読んでいくと、急に顔の色を無くし、半ば呆然としていた。次の瞬間に怒りを沸騰させて机を叩き、立ち上がる。そして、取る物も取り敢えずに出て、町に向かって走った。
♢♢♢
ロディス城の城門に馬車が入ってくる。門番は、その馬車にはよく見覚えがあった。すぐに門を開けても良いくらいだが、一応、ルールなので待っていた。
「すぐに門を開けなさい!!」
御者が動く前に、公爵令嬢が馬車から顔を出して叫ぶので、門番は慌てて門を開けた。公爵令嬢が約束もなしに城に来るなど、そうある事ではない。門番は不思議に思っていた。
「陛下と殿下に、今すぐにお目通りを! 急ぎお伝えする事があります!」
迎えに出てきた者にアルメリアは即座に言った。それを聞いた者は、公爵令嬢の気迫に驚いて、城の中に飛び込んでいった。
♢♢♢
人々が静かに祈りを捧げる教会の聖堂に、異音が響いた。石床を強く踏みしだいて歩く音に数人が振り返って見た。怒りに駆られたニイナの瞳が、燃えるようにぎらついていた。教会の静寂を破る女の姿に、教壇に立っている神父は驚いていた。
ニイナは殺したいような目で神父だけを見据えて歩いていく。そして教壇に上がり神父に詰め寄ったかと思うと、襟首を鷲掴みにして引き寄せる。すると、信者の間から小さく悲鳴のようなものが上がった。
神父は大きく目を開けてニイナを見つめていた。何が何だか分からない彼に、ニイナは怒りを底に沈めた低い声で言った。
「お前! あれが禁書だと知っててマナに渡したな!」
「……何の事でしょう?」
「教会関係者が知らないはずがない! あれは持っているだけでも罪になる! どういうつもりなんだ、言え!!」
神父は、それまでの人の良さそうな微笑から一転して、汚いものでも見るような胸の悪くなる笑みに変わる。
「あの異端の肉親かなにかですか? あれを擁護するのは、止めた方がいいですよ」
その瞬間に、ニイナは神父の顔面に拳を叩きつけて吹き飛ばす。今度こそ悲鳴があがり、ニイナは床に転がった神父に馬乗りになって襟を掴んだ。
「何の為にマナにあれを渡したんだ! 言えっ!!」
神父は鼻血をたらしながら、快感でも得ているような異様な笑みを浮かべていた。
「彼女が持っているからいいのです。どの道あれは教会に処分される運命だ。生まれた時からそう決まっているのです。だから、ついでに禁書を持たせてやったのですよ。異端にも箔が付くでしょう」
神父をもう一発殴ってやりたかったが、ニイナはもう時間が無い事を悟った。神父がマナの事を教会に密告している。何処かでマナを捉えに来るはずだ。そこまで考えると、今朝の事が鮮明に思い出される。
「無駄ですよ、もう間に合わない」
神父の無情な声が、教会を出ようとするニイナの後を追った。
ニイナが視界に入った荷馬車に乗り込むと、男の怒声が飛んでくる。
「おい! 何するつもりだ!」
「ちょっと借りるぞ」
「ふざけんな、仕事で使うもんだぞ!」
「損害分も後で清算する!」
ニイナが鞭を入れて荷馬車が走り出す。荷馬車の持ち主の男は半ば呆然とそれを見送ってい
「外国の軍隊が国境を無視して進軍しているだと? 何故止めなかった? いや、それ以前に、どうやって帝国領を抜けてきたのだ? あの帝国が他国の軍隊などを看過するはずがない」
「陛下、恐らく止められなかったのです。そういう性質の軍隊なのです」
「一体、何が来たのだ?」
報告に走ってきた騎士がはっきりと告げる。
「エリアノ教会直属の神殿騎士団です」
「教会の騎士団だと……何が目的だ……?」
エリアノ教会直属の軍隊に国境はない。教会の浸透している国々に無条件で進軍が可能で、教会の強大な権力と直結した軍隊の影響力は絶大、何者も逆らえぬ存在であった。
♢♢♢
メラメラが自分で専用の椅子を運んでテーブルの前に置く。それに座ると彼女は大声で歌い出す。
「ごはん! ごはん! おなかすいた~」
「はいはい、今出すからね」
穏やかな朝のひと時だった。ニイナもテーブルについて大きな欠伸をしていた。マナの手料理が出てきて、朝食が始まる。
「マナよ、仕事はうまくいってるのか?」
「はい、だいぶ慣れてきました。告解でも少しはお話できるようになりましたし、今日は近くのユナト村まで出張なんですよ」
「そうか、気を付けて行けよ」
マナが黒い魔導師に狙われる事件から一ヶ月近くが過ぎていた。衝撃的な出来事だったが、マナは自分が思ったほど落ち込んではいなかった。むしろ、妖精使いとして力が顕現して、自分に少しだけ自信が持てるようになった。
「お仕事に行ってきます!」
マナはメラメラを頭の上に乗せて、意気揚々と家を出る。
「よう、お嬢さん」
レクサスが外で待っていた。魔導師の事件はシャルを通じて王宮にも知れ渡り、シェルリ王妃が護衛としてレクサスを送ってきたのだ。マナは王宮との関係を断ち切ったつもりだったが、これは流石に断れなかった。ニイナも安心だと言っていたので、シェルリ王妃の計らいを素直に受けていた。
「レクサスさん、毎日ありがとうございます」
「いいんですよ。俺もお嬢さんの事が心配ですからね」
「レクサス~、おはよ~」
「おう、おチビはいつも元気だな」
マナとレクサスが並んで歩き出す。あの事件以来、マナの護衛がレクサスの仕事になっていた。どうも、王妃のみならず、アルカードからもマナの護衛を切望されたらしい。
この世界の因果とか運命とかいういものが、マナと王家の人々との縁を断ち切らせまいとしているようだ。フェアスティアという世界は、マナを温かく包み込んでくれている。
メラメラを抱いて教会に働きに出るのも、マナにとって何気ない日常となっていた。告解の仕聞き手にも慣れてきた。マナが大した話も出来なくても、告解に訪れた人々は、皆晴れやかになって帰っていく。
「皆の気持ち、何となく分かるわ」
ある先輩シスターは言った。
「マナちゃんは、きっと特別なのよ。貴女が皆にもてはやされたりしても、わたしたちは嫉妬もしないし、羨ましいなんて気持ちも起こらない。神に仕える者は、あなたがそういう存在なんだって納得してしまうの。理屈とか、論理とかは抜きにしてね」
だからと言って、シスター達はマナと距離を置く様な事はなく、普通に接してくれた。この頃は、先輩のシスター達とも仲良くなり、休みの日に一緒に出掛けたり、お茶を飲んだりする事もあった。マナにとって、今が最高と思えるほど毎日が楽しかった。
♢♢♢
昼前、マナは村に向かう前に王立病院に立ち寄った。そこにはシャルが入院している。
マナが病室に入ると、シャルは明るい笑顔で友を迎える。
「いやあ、このシャルちゃんの為に、美味しいものでも持ってきてくれたのかな?」
「うん、クッキー焼いてきたよ」
「やったね!」
シャルは元気よさげに立ち上がった途端に、足元をふらつかせる。
「おっとっ」
「シャル、だいじょぶか?」
ベッドに尻もちをついたシャルに、メラメラが言った。
「大丈夫、大丈夫!」
「まだ大丈夫じゃないでしょ」
「いや、怪我はもうばっちりだって」
「怪我よりも、精神に受けたダメージが深刻でそれが肉体にも影響してるって、メイルーダさんが言ってたし」
「まあ、少し前は結構きつかったけど、今はかなり良くなってるよ」
「シャル、助けてくれて本当にありがとう」
「もう、そんなに気にしなくていいって、何十回も聞いてるぞ、それ」
「本当に感謝してるの」
「これからだって、マナがピンチになったら助けに行くからね!」
「今度は、わたしがシャルを助けられたらいいな」
病院を出たマナは、シャルのいる病室を見上げて微笑した。本物の友達がいるとは、こんなにも素晴らしい事なのだと噛みしめる。
「お嬢さん、馬車拾っておきましたからね」
「ありがとうございます、レクサスさん」
マナはメラメラを頭の上に、レクサスと共に馬車に乗り込む。午後から告解の仕事があるユナト村へと向かった。
♢♢♢
ニイナが家でだらだらしていると、外で人の気配がする。出ていくと、ポストに手紙が入っていた。
「お、やっと来たか」
ニイナは家に戻ると、すぐに手紙の封を切った。それは、彼女が知り合いの教会関係者に宛てた手紙の返事であった。
真実の書とは何か、その疑問に対する答えがここにある。
ニイナは手紙を読んでいくと、急に顔の色を無くし、半ば呆然としていた。次の瞬間に怒りを沸騰させて机を叩き、立ち上がる。そして、取る物も取り敢えずに出て、町に向かって走った。
♢♢♢
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「すぐに門を開けなさい!!」
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迎えに出てきた者にアルメリアは即座に言った。それを聞いた者は、公爵令嬢の気迫に驚いて、城の中に飛び込んでいった。
♢♢♢
人々が静かに祈りを捧げる教会の聖堂に、異音が響いた。石床を強く踏みしだいて歩く音に数人が振り返って見た。怒りに駆られたニイナの瞳が、燃えるようにぎらついていた。教会の静寂を破る女の姿に、教壇に立っている神父は驚いていた。
ニイナは殺したいような目で神父だけを見据えて歩いていく。そして教壇に上がり神父に詰め寄ったかと思うと、襟首を鷲掴みにして引き寄せる。すると、信者の間から小さく悲鳴のようなものが上がった。
神父は大きく目を開けてニイナを見つめていた。何が何だか分からない彼に、ニイナは怒りを底に沈めた低い声で言った。
「お前! あれが禁書だと知っててマナに渡したな!」
「……何の事でしょう?」
「教会関係者が知らないはずがない! あれは持っているだけでも罪になる! どういうつもりなんだ、言え!!」
神父は、それまでの人の良さそうな微笑から一転して、汚いものでも見るような胸の悪くなる笑みに変わる。
「あの異端の肉親かなにかですか? あれを擁護するのは、止めた方がいいですよ」
その瞬間に、ニイナは神父の顔面に拳を叩きつけて吹き飛ばす。今度こそ悲鳴があがり、ニイナは床に転がった神父に馬乗りになって襟を掴んだ。
「何の為にマナにあれを渡したんだ! 言えっ!!」
神父は鼻血をたらしながら、快感でも得ているような異様な笑みを浮かべていた。
「彼女が持っているからいいのです。どの道あれは教会に処分される運命だ。生まれた時からそう決まっているのです。だから、ついでに禁書を持たせてやったのですよ。異端にも箔が付くでしょう」
神父をもう一発殴ってやりたかったが、ニイナはもう時間が無い事を悟った。神父がマナの事を教会に密告している。何処かでマナを捉えに来るはずだ。そこまで考えると、今朝の事が鮮明に思い出される。
「無駄ですよ、もう間に合わない」
神父の無情な声が、教会を出ようとするニイナの後を追った。
ニイナが視界に入った荷馬車に乗り込むと、男の怒声が飛んでくる。
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