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第1章 村人と双子
第6.5話 魔神の恐怖
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===魔神視点=====================
大魔王が転移して、数分後、突如、変化が起きた。
それも悪い変化の。
なんと大魔王2人共魔力の流れが弱々しくなっている。
恐らく重症を負ったのだろう…。
しかし、大魔王2人共、しかも同時に重症を負わせられる相手なんて、知らない…!
それこそ……!
大魔王2人は妾の前に突如、転移した。
普段なら決して許さない暴挙だが、そんな事は気にしてられない。
大魔王達は転移すると、すぐさま跪き、
「この度は、無礼ながら、魔神様の前に転移で現れる暴挙をお許しください。何せ、緊急の報告がありますので……」
魔術師大魔王が本当に申し訳無さそうに魔剣大魔王と一緒に頭を垂れた。
「よい、そんな事よりも報告をせよ」
「「はっ!」」
「《オウガ》に魔王と《ダークゴブリンキング》を倒した相手を発見し、斬り捨てようと致しましたが、相手の圧倒的な強さで戦闘続行は不可能と判断し、この度、無様ながら舞い戻って参りました」
魔剣大魔王は悔しそうに報告した。
確かによく見ると2人共酷い有り様じゃった。
この時点で妾が出向くしかあるまいと思っておったが、それは魔術師大魔王の発言でいとも容易く挫けてしまった。
「相手は黒髮黒目の少年。筋力、魔力共に我々とは桁違いで、尚且つ、あれでもまだ、手加減しているようだったので、相手の正体はほぼ確実に『全能の大英雄』と思われます」
「………………っ!」
なん………じゃ……と、そ、そんな、奴が生きているじゃ……と、奴と戦えば殺される……!勝てる筈がない……!あんな化け物に……!
奴のあの殺意がこもった目、奴の『ソウルウェポン』である両刃直剣と刀、奴の『殲滅武術』と『魔導』。
奴の事を考えるだけで、体が震えだす。
まだ、死にたくない。死にたくない。死にたく。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない……。
「で、ですが、魔神様!貴女様の力と我々の力を合わせれば、奴を倒す事だって……「馬鹿者!!!」……っ!」
「奴が先代魔神とどんな戦いをしたか知らないじゃろう……。
この機会にしっかりと教えてやる!
いいか!奴と先代魔神は勝負にすらなっていなかった!!
どんな攻撃も奴の前では無いに等しい!!
先代魔神はどんな最期だったか、教えてやろうか!!
先代魔神は貴様らも知っている通り戦闘狂で野蛮でプライドが高くて、妾よりとの差は総合的にはほんの少ししかない!!
そんな先代魔神が最期は許しを乞い、泣きながら!絶望しながら!死んでいったのじゃぞ!!!
そんな相手に勝つ方法があるのなら今!ここで!申してみよ!!!」
大魔王2人は話を聞く度に青くなり、見るからに震え出し、絶望の表情になって、
「「お願いいたします!!!魔神様!!!我らはどうしたらいいのでしょう!!!」」
遂には泣きついてきたが、
「それは妾が一番言いたい!!」
もう、妾達に残された手段は奴に降参し支配される事だけ。
そんな絶望的な空気に包まれた魔神の部屋に鮮明に女性の声が聞こえた。
「助かりたければ、我らの傘下になりなさい。出来損ないの邪悪な種族よ」
「誰じゃ!!」
妾は立ち上がり、部屋中をくまなく探しているが声の主が見つからない。
大魔王も目を血眼になって探しているが、見つかっていないようだ。
また、声が後ろから聞こえ、
「私はここです」
いつ間にかいかにも女神のような服装、長髪の金髪、金色の目をした大人っぽい女性が妾が座っていた玉座に座っており、
「邪悪な種族よ、跪け」
そう言いながら、魔力を溢れ出している。
溢れ出てる魔力の量と質がこいつは女神だと示している。
しかも、かなり上位に位置する女神だと。
魔力の量は尋常じゃなく、大魔王達は気絶しており、妾もその場に座り込み、意識を保っていられるのがやっとだった。
それを見て女神は満足そうな表情になった。
「そう、出来損ないの邪悪な種族なんて、我々神の強欲によって支配されていればいいのよ!」
女神はそう言って大魔王を蹴り飛ばした。
このままでは、魔族が神に支配されてしまうじゃろう。
当然、妾も無事では済まないじゃろう。
こうなったら一か八か!奴に助けを求めるしかないの!
「どうしたのかしら、邪悪なる種族の神よ。我々が貴女達を救ってあげるのよ。それに感謝して、あの少年を殺すための糧になりなさい!」
どうやら、奴はとんでもない連中に狙われているようじゃが……、あんな力を持っていては狙われるのも納得がいくの……。
「お主らは……、奴に………、怯えている……のか……?だ…から、じ……ぶん達じゃ、………なく、妾達のような……、出来損ないの……、邪悪な種族を使ってまで!殺したいのじゃろう!!」
「……っ!我々があの少年に!怯えているだって!!そんな訳ないでしょう!!舐めた事を言って!!!」
そう言って、女神は右手に光を集めだしたが、もう遅い……!
「そうか……。なら……、頑張るとよい…。妾はあんな化け物と敵対するなんて真っ平御免じゃがな」
女神は頭に血が上りすぎていて、攻撃しようとした瞬間、妾は《オウガ》に転移した……。
==============================
まさかの展開で、真の敵は神だった…。
次回の特別章は魔神の心境の変化が現れます。
大魔王が転移して、数分後、突如、変化が起きた。
それも悪い変化の。
なんと大魔王2人共魔力の流れが弱々しくなっている。
恐らく重症を負ったのだろう…。
しかし、大魔王2人共、しかも同時に重症を負わせられる相手なんて、知らない…!
それこそ……!
大魔王2人は妾の前に突如、転移した。
普段なら決して許さない暴挙だが、そんな事は気にしてられない。
大魔王達は転移すると、すぐさま跪き、
「この度は、無礼ながら、魔神様の前に転移で現れる暴挙をお許しください。何せ、緊急の報告がありますので……」
魔術師大魔王が本当に申し訳無さそうに魔剣大魔王と一緒に頭を垂れた。
「よい、そんな事よりも報告をせよ」
「「はっ!」」
「《オウガ》に魔王と《ダークゴブリンキング》を倒した相手を発見し、斬り捨てようと致しましたが、相手の圧倒的な強さで戦闘続行は不可能と判断し、この度、無様ながら舞い戻って参りました」
魔剣大魔王は悔しそうに報告した。
確かによく見ると2人共酷い有り様じゃった。
この時点で妾が出向くしかあるまいと思っておったが、それは魔術師大魔王の発言でいとも容易く挫けてしまった。
「相手は黒髮黒目の少年。筋力、魔力共に我々とは桁違いで、尚且つ、あれでもまだ、手加減しているようだったので、相手の正体はほぼ確実に『全能の大英雄』と思われます」
「………………っ!」
なん………じゃ……と、そ、そんな、奴が生きているじゃ……と、奴と戦えば殺される……!勝てる筈がない……!あんな化け物に……!
奴のあの殺意がこもった目、奴の『ソウルウェポン』である両刃直剣と刀、奴の『殲滅武術』と『魔導』。
奴の事を考えるだけで、体が震えだす。
まだ、死にたくない。死にたくない。死にたく。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない……。
「で、ですが、魔神様!貴女様の力と我々の力を合わせれば、奴を倒す事だって……「馬鹿者!!!」……っ!」
「奴が先代魔神とどんな戦いをしたか知らないじゃろう……。
この機会にしっかりと教えてやる!
いいか!奴と先代魔神は勝負にすらなっていなかった!!
どんな攻撃も奴の前では無いに等しい!!
先代魔神はどんな最期だったか、教えてやろうか!!
先代魔神は貴様らも知っている通り戦闘狂で野蛮でプライドが高くて、妾よりとの差は総合的にはほんの少ししかない!!
そんな先代魔神が最期は許しを乞い、泣きながら!絶望しながら!死んでいったのじゃぞ!!!
そんな相手に勝つ方法があるのなら今!ここで!申してみよ!!!」
大魔王2人は話を聞く度に青くなり、見るからに震え出し、絶望の表情になって、
「「お願いいたします!!!魔神様!!!我らはどうしたらいいのでしょう!!!」」
遂には泣きついてきたが、
「それは妾が一番言いたい!!」
もう、妾達に残された手段は奴に降参し支配される事だけ。
そんな絶望的な空気に包まれた魔神の部屋に鮮明に女性の声が聞こえた。
「助かりたければ、我らの傘下になりなさい。出来損ないの邪悪な種族よ」
「誰じゃ!!」
妾は立ち上がり、部屋中をくまなく探しているが声の主が見つからない。
大魔王も目を血眼になって探しているが、見つかっていないようだ。
また、声が後ろから聞こえ、
「私はここです」
いつ間にかいかにも女神のような服装、長髪の金髪、金色の目をした大人っぽい女性が妾が座っていた玉座に座っており、
「邪悪な種族よ、跪け」
そう言いながら、魔力を溢れ出している。
溢れ出てる魔力の量と質がこいつは女神だと示している。
しかも、かなり上位に位置する女神だと。
魔力の量は尋常じゃなく、大魔王達は気絶しており、妾もその場に座り込み、意識を保っていられるのがやっとだった。
それを見て女神は満足そうな表情になった。
「そう、出来損ないの邪悪な種族なんて、我々神の強欲によって支配されていればいいのよ!」
女神はそう言って大魔王を蹴り飛ばした。
このままでは、魔族が神に支配されてしまうじゃろう。
当然、妾も無事では済まないじゃろう。
こうなったら一か八か!奴に助けを求めるしかないの!
「どうしたのかしら、邪悪なる種族の神よ。我々が貴女達を救ってあげるのよ。それに感謝して、あの少年を殺すための糧になりなさい!」
どうやら、奴はとんでもない連中に狙われているようじゃが……、あんな力を持っていては狙われるのも納得がいくの……。
「お主らは……、奴に………、怯えている……のか……?だ…から、じ……ぶん達じゃ、………なく、妾達のような……、出来損ないの……、邪悪な種族を使ってまで!殺したいのじゃろう!!」
「……っ!我々があの少年に!怯えているだって!!そんな訳ないでしょう!!舐めた事を言って!!!」
そう言って、女神は右手に光を集めだしたが、もう遅い……!
「そうか……。なら……、頑張るとよい…。妾はあんな化け物と敵対するなんて真っ平御免じゃがな」
女神は頭に血が上りすぎていて、攻撃しようとした瞬間、妾は《オウガ》に転移した……。
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まさかの展開で、真の敵は神だった…。
次回の特別章は魔神の心境の変化が現れます。
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