どうやら私は異世界トリップに巻き込まれてしまったようです。

玲藍

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本編

9 情報集めと行きましょう!

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 神様、また勝手に加護やら何やら付けてどっか行きました。はぁ、時間魔法?どういうものだろう…。一切説明無しじゃ、流石に使えないと思うんですけど…?
 とりあえず突っ立ってるのもなんなので、大通りに行きましょうかね…、何かしらの情報とか手に入れられたらいいんだけど。
 しばらく歩くと、大通りの商店街らしい場所に出ました。裏道とは違って明るくて賑やかです。
適当に歩いて行くと、八百屋さんらしき店がありました。野菜や果物は人参、じゃが芋、苺や、ブルーベリー、リンゴ、ブドウなど元の世界と見た目は一緒の物や、ここに来て初めて見る物と半々くらいですかね。初めて見るものはなんと言うか、こう、、だめだ、なんか例えられるものが無い。売っているんだから食べれる物なんだろうけど。

「いらっしゃい。何を買っていくんだい?」

八百屋さんのおばさんが話しかけてきました。

「こんにちは、あの、ここら辺で人が集まる場所ってどこら辺ですか?」

 人が集まる場所には何が情報があるはず。元の世界ではネットで検索すれば出てきていた情報も、この世界では地道に集めるしか方法はない。

「なんだお客さんじゃ無いのかい。まあいいけどね。
ここら辺で人が集まるのは酒場とか集会所だね。ところであんた、見かけない格好しているけどどこから来たんだい?そんなに足を出していると襲われちまうよ。」

そういえばこの世界の女性は皆足を隠すような服装をしています。私みたいなショートスカートを着ている人は誰1人いませんね。さっきからチラチラと変な視線で見られてます…男に。うげぇ、気持ち悪。

「田舎から家出してきたんです。頑張ってようやくここまで来たんですけど、もうヘトヘトで、最低限の荷物しか持って出なかったから働く場所を探してて、どこか人が集まる場所なら仕事も見つかるかなって。」

ごめんなさい。家出してません、捨てられました。頑張ってきてません、神様が連れてきてくれました。ヘトヘトじゃない…いや、これは間違いじゃ無いな。身体の節々が痛いのは事実。
 働く場所と言うより情報が欲しいです。ほぼ嘘なのが申し訳ないです。でも異世界から連れてこられました。とか言っても無理があるだろうなぁ…。きっと信じてもらえないだろうし。

「そうなのかい。働く場所を探すなら酒場へ行くといい。求人情報とか色々あるからね。でもその格好じゃ、危ない。ちょっと待ってなね。」

おばさんは奥の方へ行きガサゴソと何かを探しています。

「あった。これ羽織って行きな。もう私は着ないもんだし、お古だけどまだ使えるだろう。」

手渡されたのは身体全体を覆い尽くすローブでした。

「でも…私、」

「いいから着てさっさと行きな。酒場はこの道を真っ直ぐ言って突き当たりの左側にある。男達の視線が気持ち悪いったらありゃしない、私が迷惑してたんだ。」

 おばさんはふんっ。とそっぽ向いて、そのまま動かないです。私は急いでローブを羽織っておばさんにありがとう。とお礼を言って酒場へと向かって行きました。
 おばさんはきつい言葉を言っていたけれど、どこか優しくて、危ないと言って素性も知らない私にローブまでくれました。今度改めてお礼に行こう。その時は野菜や果物を買おう。

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