犬のきもち

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エピローグ 幸せとは   END

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 何を言っているんだそんなことができるわけないわ。

「ぽちそんな無理よどうやってカギをあけるのよ」

「ああ、それかここの扉鍵じゃなくてバーが小さなバーを下げるタイプだから逆に上げるだけで開くぞ」

「いやそうじゃなくてそもそもそのバーを内側からどうやってあけるのよ?高い位置にあるし鼻で引っ掛けるにしても鼻じゃバーを上げきるなんて無理よ!?足を使うにしてもそんな器用に使えるもんじゃないわ!!」

「確かに鼻じゃ無理なんだけど俺手で開けれるんだよね昔練習したことあってさ」

「練習?」

「どうしてもジェムを感じたくてジェムが居た檻に入れないかと思って練習して夜に忍び込んだことがあるんだ。」

私たちはもしかしたらたくさんの人たちに支えられているのかもしれないわね。そう思うと胸が暖かくなっていった。

「わかったわ。脱出しましょまぁ出た後のことも考えているんでしょうし、私はついていくはよどこまでも」

そういいながらもうれしさで笑みがこぼれる。

「っえ?あ、あー出たあとね?うん、考えてるよ山に行くでもいくか!」

こいつ絶対考えていなかったわね!しょうがないな!こういう所にも惹かれちゃう私が居るんだから。



そして夜になり決行の時が来た

「アンジュ行くぞ」

そっとポチが扉を開けた。
急いで出口に向かおうとして時、ポチが止まった。

「ポチ?」

「ごめん時間がないのはわかるんだでも、みんなの鍵もあけていっていいかな?ここに残りたいやつは残って自由になりたいやつ外に出る。皆に選ぶ権利くらいは上げたいんだ」

聞かなくても答えは決まっているわ。

「私も手伝うわ外からなら私でも開けれそうだし」

「ありがとう。」

こうして私は保健所から脱出した。ほとんどがあの場に残ったようだった数匹は外に逃げ出したみたいだった。しかしその後どうなったかはわからない。
私たちひたすらに夜が明けるまでにできるだけ遠くの人がいない山を目指して走り続けた。

「アンジュついたぞ!」

山の中に日の光が差す

「きれい、、」

あまりの光景に言葉が漏れた。

「でこれからどうするの?食べるものにも困るわけだけど?」

「狩りでもするさ!」

最初は不愛想で繊細であんなに泣いていたのに今じゃこんなにたくましくなって、何とかなる気がしてくるのが不思議だ、いやこの彼こそが本当の彼だったのかもしれない。

「ついていきますよどこまでも」

二人は森の中に消えていった。



おしまい
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