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1日目 久万高原町
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12時58分、大街道からJR四国バスに乗車。
車両は一般的な路線バスで、横向きのロングシートと前向きのシートが混在したものだ。
空いていたため後列の二人掛けシートに一人で座る。
リムジンバスにはさすがに負けるが、座り心地は悪くはない。
バスは松山市から南へ進み、砥部町を経由してどんどん山の中へ。
センターライン付きの2車線道路ではあるが、カーブが多く勾配もきつい。
前方に大型トラックがいれば、スローペースでの走行を余儀なくされるだろう。
こんな道路を毎日バスで走る運転手さんには頭が下がる。
峠を抜けると、いよいよバスは久万高原町へ。
久万町、面河村、美川村、柳谷村の1町3村が合併して、平成16年に誕生した町だ。
人口は6500人、高原の気候を生かした農業と林業が盛んで、最近は観光にも力を入れている。
著名な出身者には仮面ライダーの本郷猛役で有名な藤岡弘さんがいる、旧久万町の出身だ。
1時間のバス旅を終え、14時に久万中学校前で下車。
料金は1280円だが、この路線は四国フリーきっぷが使用可能。
標高が高いせいか、松山市より冷え込んでいる。
しかし快晴で風も弱いため、我慢できないほどの寒さでもない。
バス停から国道を北へ向かって歩く。
目的地の道の駅『天空の郷さんさん』には5分も経たずに到着した。
まずは物産館に入って夜食に使えそうなものを物色。
店内は広いが、平日のため観光客はまばらだ。
代わりに地場野菜を目利きする主婦らしき方が多い。
近年建てられた道の駅は観光特化型が多く、1~2年で飽きられ土日以外は閑古鳥という事例が後を絶たない。
このように平日に来て買い物をしてくれる地元客がいるのは、経営側も心強いだろう。
さんざん迷った挙句に購入したのは、スイーツコーナーで目についた生プリンとスイートポテト。
どちらも地元の材料を使ったもので、プリンは地元のブランド米を使ったオリジナル商品だ。
ホテルに帰ってから食するのが楽しみである。
物産館を出た後は、いよいよ本日の目的である『sansanパン工房』へ。
しかし店の前で待っている客の列を見て嫌な予感。
入店すると案の定、目当てのアップルパイが売り切れていた。
次を焼いていると説明されたが、出来上がるのは20分後とのこと。
孤独のグルメの井之頭五郎が「がーんだな」と言っているコマが頭に思い浮かぶ。
帰りに乗る予定のバスは15時20分。
出来上がりまで待つことも考えたが、それでは周辺を散策する時間が無くなってしまうので、諦めてガトーショコラで妥協。
道の駅のベンチでいただくと、しっとりとした食感に濃厚な味わいで、お供にした無糖コーヒーと実に合う。
アップルパイは残念だったが、松山三越にも美味いパン屋があると聞いているので、そこで埋め合わせをすることに決めた。
道の駅を出たら、国道を南へ進み久万高原駅を目指す。
距離は1キロほどだが、まだ40分もあるので寄り道しながら進む。
国道沿いは久万高原町の中心街で、学校やスーパー、ドラッグストアもあってそれなりに賑やかだ。
多くの小規模自治体がそうであるように、久万高原町も過疎化が一番の課題となっている。
しかし四国の山間部という立地を考えると、ここは健闘している方かもしれない。
若者の流出を防ぐため、町はスポーツ合宿の誘致にも力を入れている。
国道から離れた場所には、立派なラグビー場もあるとのことだ。
ダラダラと散策しながら進み、ようやく久万高原駅に到着。
駅といってもレールはなく、JR四国の松山行きバスがここから出発する。
真っすぐ続く国道の南には、雄大な四国山地が見えた。
次の旅行ではあの山を越えて、四国カルストへも行ってみたい。
車両は一般的な路線バスで、横向きのロングシートと前向きのシートが混在したものだ。
空いていたため後列の二人掛けシートに一人で座る。
リムジンバスにはさすがに負けるが、座り心地は悪くはない。
バスは松山市から南へ進み、砥部町を経由してどんどん山の中へ。
センターライン付きの2車線道路ではあるが、カーブが多く勾配もきつい。
前方に大型トラックがいれば、スローペースでの走行を余儀なくされるだろう。
こんな道路を毎日バスで走る運転手さんには頭が下がる。
峠を抜けると、いよいよバスは久万高原町へ。
久万町、面河村、美川村、柳谷村の1町3村が合併して、平成16年に誕生した町だ。
人口は6500人、高原の気候を生かした農業と林業が盛んで、最近は観光にも力を入れている。
著名な出身者には仮面ライダーの本郷猛役で有名な藤岡弘さんがいる、旧久万町の出身だ。
1時間のバス旅を終え、14時に久万中学校前で下車。
料金は1280円だが、この路線は四国フリーきっぷが使用可能。
標高が高いせいか、松山市より冷え込んでいる。
しかし快晴で風も弱いため、我慢できないほどの寒さでもない。
バス停から国道を北へ向かって歩く。
目的地の道の駅『天空の郷さんさん』には5分も経たずに到着した。
まずは物産館に入って夜食に使えそうなものを物色。
店内は広いが、平日のため観光客はまばらだ。
代わりに地場野菜を目利きする主婦らしき方が多い。
近年建てられた道の駅は観光特化型が多く、1~2年で飽きられ土日以外は閑古鳥という事例が後を絶たない。
このように平日に来て買い物をしてくれる地元客がいるのは、経営側も心強いだろう。
さんざん迷った挙句に購入したのは、スイーツコーナーで目についた生プリンとスイートポテト。
どちらも地元の材料を使ったもので、プリンは地元のブランド米を使ったオリジナル商品だ。
ホテルに帰ってから食するのが楽しみである。
物産館を出た後は、いよいよ本日の目的である『sansanパン工房』へ。
しかし店の前で待っている客の列を見て嫌な予感。
入店すると案の定、目当てのアップルパイが売り切れていた。
次を焼いていると説明されたが、出来上がるのは20分後とのこと。
孤独のグルメの井之頭五郎が「がーんだな」と言っているコマが頭に思い浮かぶ。
帰りに乗る予定のバスは15時20分。
出来上がりまで待つことも考えたが、それでは周辺を散策する時間が無くなってしまうので、諦めてガトーショコラで妥協。
道の駅のベンチでいただくと、しっとりとした食感に濃厚な味わいで、お供にした無糖コーヒーと実に合う。
アップルパイは残念だったが、松山三越にも美味いパン屋があると聞いているので、そこで埋め合わせをすることに決めた。
道の駅を出たら、国道を南へ進み久万高原駅を目指す。
距離は1キロほどだが、まだ40分もあるので寄り道しながら進む。
国道沿いは久万高原町の中心街で、学校やスーパー、ドラッグストアもあってそれなりに賑やかだ。
多くの小規模自治体がそうであるように、久万高原町も過疎化が一番の課題となっている。
しかし四国の山間部という立地を考えると、ここは健闘している方かもしれない。
若者の流出を防ぐため、町はスポーツ合宿の誘致にも力を入れている。
国道から離れた場所には、立派なラグビー場もあるとのことだ。
ダラダラと散策しながら進み、ようやく久万高原駅に到着。
駅といってもレールはなく、JR四国の松山行きバスがここから出発する。
真っすぐ続く国道の南には、雄大な四国山地が見えた。
次の旅行ではあの山を越えて、四国カルストへも行ってみたい。
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