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第2話
祖母からの電話
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わたしがその日学校での勤務を終えて夕方過ぎに自宅のマンションに帰ると玄関口に娘の由美が駆け寄って来た。
「お母さん、お帰り。今日はおばあちゃんのところに行くの?」
娘は小学生6年生。
難しい年頃だがこの子は素直な性格でわたしともとても仲がいい。
将来はわたしと同じ教師になるのが夢だそうだ。
わたしは娘の質問に首を振りながら答えた。
「ううん、今日はやめておくわ。疲れてるし。明日よかったら一緒に行きましょう」
「うん、わかった」
素直にうなずく娘。
実はわたしの母は父と死別してから長年一人暮らしをしていたのだが最近体調を崩し老人向けの施設に入居したのだ。
近くにある施設なのでわたしは娘と共にほぼ毎日その施設を訪ねていた。
しかし今日はなんだか疲れていて娘に急かされてもどうも行く気にはなれなかった。
母がわたし達の訪問を楽しみにしているのはわかっているけど。
そんなわたしに由美はハッと気づいたようにある事を告げた。
「そういえば山口のおばあちゃんから電話があったよ。お母さんが帰ったら連絡してくれって」
山口のおばあちゃんとは施設に入っているわたしの母の親、つまりはわたしの祖母にあたる人だ。
由美にとっては曽祖母という事になる。
広島市内在住でまだ壮健な祖父と二人で暮らしている。
でもいったい何の用事で電話して来たのだろう。
プルプルプル!!
わたしが考え込んでいるうちに応接間の電話機が鳴った。
わたしはすぐに玄関から応接間に入り電話の受話器を取った。
由美も側でわたしの様子を見ている。
「もしもし」
「あっ、恵子ちゃん。私よ。わかる?」
祖母の声だった。
「うん、わかるよ。どうしたの、おばあちゃん?」
わたしのその問いに対する祖母の答えは意外なものだった。
「あんたのお母さんの母親が危篤になったんだよ」
「ハァ?」
わたしは素っ頓狂な声を上げた。
母の女親はわたしがたった今、話をしている電話の相手その人のはずだ。
わたしの疑問に気付いたのか電話の向こうの祖母はさらに詳しい説明を付け加えた。
「違うよ、私じゃない。お母さんの本当の母親。お母さんを本当に産んだ生みの母親の事だよ」
「あ・・・」
わたしは腑に落ちた。
実は祖母や祖父はわたしの母の本当の親ではない。
母は幼い頃に実の母親から祖父母の元に預けられその後に養女になったのだ。
その実の母親は祖母にとっては妹にあたる人だった。
つまり母にとって祖父母は戸籍上は父母だが血縁的には叔父と叔母なのだ。
どうして実の母は自分を手放したのか?
その疑問は随分と長い間母を苦しめたという。
実際その実母とは母は数えるほどしか会った事がないとわたしは聞いていた。
その母の実母が危篤状態だという。
わたしは正直戸惑っていた。
なにせ血縁的には祖母に当たるとはかいえわたしにとっては一度も会った事のない人であり危篤といっても何の感慨も湧かない。
ただ戸惑うばかりだ。
そんなわたしに対して祖母はわざわざ連絡した理由を説明し始めた。
「実はその人がね。どうしてもあんたのお母さんに会いたいって言うんだ。もしかしたら死期を察したのかもしれない。私にとっても義理の妹だし、願いを聞いてあげたいけどあんたのお母さんはあんな状態だし。それに一応入居してる施設に電話したけど連絡がつかないんだよ。だからー」
なんと祖母は病を得て施設に入っている母に代わってわたしにその人に会ってもらいたいと言う。
一度もあった事もない血縁上の祖母にー。
わたしははっきり言って気が進まなかった。
今までいくらでも会う機会があったはずなのに死の間際まで疎遠でいたのはその人ともしかしたら施設に入っている母の責任だ。
今さら何でわたしがその責任の肩代わりをしなければならないのか。
だがわたしは心の中で拒否したいと思いながらも祖母の切迫した訴えを聞いてどうしても拒絶の言葉を口にする事が出来なかった。
わたしは深い溜息をついてから祖母に返事をした。
「わかった、おばあちゃん。今から家を出るから。どこへ行けばいいの?」
わたしは祖母と広島県の広島駅で待ち合わせをする事にした。
その人の入院する病院には駅から祖父の車で行くという。
祖父母は広島市在住であり母もこちらで就職するまでは祖父母と共にそこに住んでいた。
まだ父が健在な時は毎年一緒に母の実家を訪ねたものだ。
わたしが結婚する前は父母と三人で結婚後は旦那や娘も連れて大勢で帰省する事もあった。
しかし同じ広島に住んでいるというその人。
今からわたしが会おうとしているその母の実母の元を訪ねた事は一度もない。
もちろん直接会ってもいないし母からその人の話を聞いた事さえほとんどなかった。
もっとも母の恨み言のようなその人に関する思い出話を何度か聞いた事はある。
ともあれ祖母が面会相手として母ではなくわたしを選んだのにはそんな母と実母の特殊な関係性が背景としてあったのだった。
要するに母とその実母との確執を孫世代であるわたしが背負い込むはめになったという事だ。
わたしはいやいやながらも広島へ行くための準備をした。
そして娘には大事な用事で明日まで帰らないからちゃんと留守番をするように伝え食事はピザでも取るようにとお金を渡した。
その後、会社員の夫に電話で詳しい事情を伝えなるべく早く帰って来てと頼んだ。
今から電車に乗れば広島駅に着くのは夜中近くになるだろう。
もったいないが地元のJRの駅まではタクシーを拾うとしよう。
マンションの玄関で靴を履き家を出ようとするわたしの側に娘の由美がトタトタと歩いて近づいてきた。
「いってらっしゃいお母さん。何だかよくわからないけど大変だね」
ちょっと生意気な口調で心配してくれる娘。
由美にはざっと事情を説明したがやっぱり良くわかっていないようだ。
「それじゃ、行ってくる。譲り葉に会ってくるわ」
「?」
不思議そうな顔をする娘。
わたしも何でそんな事を行ったのか自分でもわからなかった。
わたしはマンションの玄関口を出るとキョトンとした娘の顔を見ながらゆっくりと外からドアを閉めた。
[続く]
「お母さん、お帰り。今日はおばあちゃんのところに行くの?」
娘は小学生6年生。
難しい年頃だがこの子は素直な性格でわたしともとても仲がいい。
将来はわたしと同じ教師になるのが夢だそうだ。
わたしは娘の質問に首を振りながら答えた。
「ううん、今日はやめておくわ。疲れてるし。明日よかったら一緒に行きましょう」
「うん、わかった」
素直にうなずく娘。
実はわたしの母は父と死別してから長年一人暮らしをしていたのだが最近体調を崩し老人向けの施設に入居したのだ。
近くにある施設なのでわたしは娘と共にほぼ毎日その施設を訪ねていた。
しかし今日はなんだか疲れていて娘に急かされてもどうも行く気にはなれなかった。
母がわたし達の訪問を楽しみにしているのはわかっているけど。
そんなわたしに由美はハッと気づいたようにある事を告げた。
「そういえば山口のおばあちゃんから電話があったよ。お母さんが帰ったら連絡してくれって」
山口のおばあちゃんとは施設に入っているわたしの母の親、つまりはわたしの祖母にあたる人だ。
由美にとっては曽祖母という事になる。
広島市内在住でまだ壮健な祖父と二人で暮らしている。
でもいったい何の用事で電話して来たのだろう。
プルプルプル!!
わたしが考え込んでいるうちに応接間の電話機が鳴った。
わたしはすぐに玄関から応接間に入り電話の受話器を取った。
由美も側でわたしの様子を見ている。
「もしもし」
「あっ、恵子ちゃん。私よ。わかる?」
祖母の声だった。
「うん、わかるよ。どうしたの、おばあちゃん?」
わたしのその問いに対する祖母の答えは意外なものだった。
「あんたのお母さんの母親が危篤になったんだよ」
「ハァ?」
わたしは素っ頓狂な声を上げた。
母の女親はわたしがたった今、話をしている電話の相手その人のはずだ。
わたしの疑問に気付いたのか電話の向こうの祖母はさらに詳しい説明を付け加えた。
「違うよ、私じゃない。お母さんの本当の母親。お母さんを本当に産んだ生みの母親の事だよ」
「あ・・・」
わたしは腑に落ちた。
実は祖母や祖父はわたしの母の本当の親ではない。
母は幼い頃に実の母親から祖父母の元に預けられその後に養女になったのだ。
その実の母親は祖母にとっては妹にあたる人だった。
つまり母にとって祖父母は戸籍上は父母だが血縁的には叔父と叔母なのだ。
どうして実の母は自分を手放したのか?
その疑問は随分と長い間母を苦しめたという。
実際その実母とは母は数えるほどしか会った事がないとわたしは聞いていた。
その母の実母が危篤状態だという。
わたしは正直戸惑っていた。
なにせ血縁的には祖母に当たるとはかいえわたしにとっては一度も会った事のない人であり危篤といっても何の感慨も湧かない。
ただ戸惑うばかりだ。
そんなわたしに対して祖母はわざわざ連絡した理由を説明し始めた。
「実はその人がね。どうしてもあんたのお母さんに会いたいって言うんだ。もしかしたら死期を察したのかもしれない。私にとっても義理の妹だし、願いを聞いてあげたいけどあんたのお母さんはあんな状態だし。それに一応入居してる施設に電話したけど連絡がつかないんだよ。だからー」
なんと祖母は病を得て施設に入っている母に代わってわたしにその人に会ってもらいたいと言う。
一度もあった事もない血縁上の祖母にー。
わたしははっきり言って気が進まなかった。
今までいくらでも会う機会があったはずなのに死の間際まで疎遠でいたのはその人ともしかしたら施設に入っている母の責任だ。
今さら何でわたしがその責任の肩代わりをしなければならないのか。
だがわたしは心の中で拒否したいと思いながらも祖母の切迫した訴えを聞いてどうしても拒絶の言葉を口にする事が出来なかった。
わたしは深い溜息をついてから祖母に返事をした。
「わかった、おばあちゃん。今から家を出るから。どこへ行けばいいの?」
わたしは祖母と広島県の広島駅で待ち合わせをする事にした。
その人の入院する病院には駅から祖父の車で行くという。
祖父母は広島市在住であり母もこちらで就職するまでは祖父母と共にそこに住んでいた。
まだ父が健在な時は毎年一緒に母の実家を訪ねたものだ。
わたしが結婚する前は父母と三人で結婚後は旦那や娘も連れて大勢で帰省する事もあった。
しかし同じ広島に住んでいるというその人。
今からわたしが会おうとしているその母の実母の元を訪ねた事は一度もない。
もちろん直接会ってもいないし母からその人の話を聞いた事さえほとんどなかった。
もっとも母の恨み言のようなその人に関する思い出話を何度か聞いた事はある。
ともあれ祖母が面会相手として母ではなくわたしを選んだのにはそんな母と実母の特殊な関係性が背景としてあったのだった。
要するに母とその実母との確執を孫世代であるわたしが背負い込むはめになったという事だ。
わたしはいやいやながらも広島へ行くための準備をした。
そして娘には大事な用事で明日まで帰らないからちゃんと留守番をするように伝え食事はピザでも取るようにとお金を渡した。
その後、会社員の夫に電話で詳しい事情を伝えなるべく早く帰って来てと頼んだ。
今から電車に乗れば広島駅に着くのは夜中近くになるだろう。
もったいないが地元のJRの駅まではタクシーを拾うとしよう。
マンションの玄関で靴を履き家を出ようとするわたしの側に娘の由美がトタトタと歩いて近づいてきた。
「いってらっしゃいお母さん。何だかよくわからないけど大変だね」
ちょっと生意気な口調で心配してくれる娘。
由美にはざっと事情を説明したがやっぱり良くわかっていないようだ。
「それじゃ、行ってくる。譲り葉に会ってくるわ」
「?」
不思議そうな顔をする娘。
わたしも何でそんな事を行ったのか自分でもわからなかった。
わたしはマンションの玄関口を出るとキョトンとした娘の顔を見ながらゆっくりと外からドアを閉めた。
[続く]
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