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2.ヨドの街
はち、パサランとの契約
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「安心して、ルルちゃんはちゃんと魔力が少しずつ馴染んでいるから。魂が魔力に馴染むコツが書いてある本があるからそれを貸すわ。時間があるときに読んでみてちょうだい」
「ありがとうございます!助かります。それで、あまりおすすめしないという魔力を馴染ませる方法ってなんですか」
やるかは分からないけど選択肢があるなら一応聞いておくタイプなのよ、私は。可能性が広がるからね。
「魔力の高い人の血肉を啜るのよ。ここの場所で一番魔力が高いのは魔王様だから魔王様の血肉かしら。ま、血肉を啜るといったけど大したことはないわ。指を落としてそこから血を少し吸えばいいらしいのよ。私も長いこと生きてるけど一度もみたことがないわね。指はあとで魔法でどうとでもなるし、魔王様なら手首でも平気そうだわ。ルルちゃんどう?やるなら同席させて!」
やばすぎる方法だったわ。聞かなかったことにしましょう。
「それはちょっと…。そういう趣味はないので、すぐに魔力が馴染まないのは残念ですがやらないと思います」
「あら、残念。ま、これにはちょっと駄目なところもあるからあんまオススメしないの。相手と契約することになってしまうのよ。ちゃんとしっかり結ばないと利用されて終わりだわ。そういう文献も残っていたからこれも持ってくることにしましょう」
足を組むミィ様がそっと遠い目をしてる。文献に何が書いてあるんだろう。
「ありがとうございます。あの、契約ってなんでしょう。私、パサランというここにいる子とお花がある場所にあと一人、魔王様のところにいる子は契約はしてないか、あの子は立ち位置は謎だわ、、とにかく二人とは契約をしているみたいなのですが」
そうそう、契約についてもしっかりと聞いておかないと。魔力が馴染んだらちゃんとケサランとパサランに聞けるのだろうけど、まだまだっぽいものね。
「もう契約をしているのね。そのせいで魔力が足りないのかしら。今、その子いる?視せてもらえる?」
パサランはまだベッドの隣りにある机で休んでるのでそっと持ち上げてミィ様の手の上に乗せようとしたとき、いきなり強い発光をした。
「…なるほど、ちょっとルルちゃんが持っていてくれるかしら。ルルちゃんって魔王様の縄張りの大きな木のところにいたって聞いたけど、違ったのね。ふうん」
そのまま私が持って座るといつものキラキラした弱い光に戻った。ミィ様は眼鏡を取り出し、パサランと私を交互に見つめてくる。
「これはね、魔導具のグラシーズと呼ばれるもので、私が小さい頃に他所者が作ったもの。これは魔力の色や濃さがより分かるものよ。私の目は特殊でね、魔力がどれだけ馴染んでるかや器がみえるんだけど、それより詳しくみることができる優れものよ!あ、勝手に診たら犯罪になるから管理下において使用しなければいけないものでね、ま、いいわ、それはさておき、視ているんだけど、その子、よく視えないわね」
「視えないと何も分からないですか」
「いえ、分かることもあるわ。パサランとルルちゃんは確かに契約をしているということがわかる。うん、結ばれているわね、これはきちんとした契約になっているわ、どういう契約かはこの魔導具では分からないからこの子が起きたら聞くしかないわね。あとは、魔導具持っているわね。ベッドに置いてある荷物の中に入ってる、それに半分とはいかないけど魔力を奪われてるのがみえる。やだ、奪われるなんて呪いの魔導具かしら」
「えっ、呪い…なんだろう、魔導具なんて持っていないのですが。ちょっと持ってくるので視てもらえますか」
勝手に魔力を持っていかれてるってこと?怖くない?魔力が馴染まないのは私が魔力を摂取してもそれに使われてるから魂分の魔力が残ってないということになるのね。そんな魔力を奪うような魔導具、私は持ってないと思うんだけど何か荷物の中に入っていたかしら。
「持ってきたので、並べてみますね」
とりあえず見せても当たり障りのなさそうなノートやペンをだしてみる。
「そのバッグではないわね、こっち、こっちよ」
部屋ができたのでエコバックから普通にいくつかに分けたのよね。このバッグではなかったのね、ということは貴重品が入ってる小さなバッグになるわね。
「貴重品にあったかしら。うーん、ミィ様、中、覗いてどれか視てもらえませんか」
ミィ様にバッグの中を覗いてもらう。眼鏡もミィ様とっても似合うのよね。素敵だわ。
「これよ、この四角い板ね。何かしら」
ミィ様が指を指した先には、あーー、スマホだ!スマホが呪いの魔導具になってるのね。いつ魔導具になっちゃったのかしら。
「この板のようなものは相手と連絡する機械です、遠くの人とやり取りしたりするやつで、あとは時計の代わりだったり色々と地球では必要不可欠だったものです」
スマホのことはずっと黙っておく予定だったけど、バレちゃったし、仕方ないわね。スマホに魔力をとられちゃってても捨てる選択肢はないわね。
「これを破棄しましょ。そうすれば半年もかからずにルルちゃんの魔力が馴染むわ」
えっ、無理。
「ありがとうございます!助かります。それで、あまりおすすめしないという魔力を馴染ませる方法ってなんですか」
やるかは分からないけど選択肢があるなら一応聞いておくタイプなのよ、私は。可能性が広がるからね。
「魔力の高い人の血肉を啜るのよ。ここの場所で一番魔力が高いのは魔王様だから魔王様の血肉かしら。ま、血肉を啜るといったけど大したことはないわ。指を落としてそこから血を少し吸えばいいらしいのよ。私も長いこと生きてるけど一度もみたことがないわね。指はあとで魔法でどうとでもなるし、魔王様なら手首でも平気そうだわ。ルルちゃんどう?やるなら同席させて!」
やばすぎる方法だったわ。聞かなかったことにしましょう。
「それはちょっと…。そういう趣味はないので、すぐに魔力が馴染まないのは残念ですがやらないと思います」
「あら、残念。ま、これにはちょっと駄目なところもあるからあんまオススメしないの。相手と契約することになってしまうのよ。ちゃんとしっかり結ばないと利用されて終わりだわ。そういう文献も残っていたからこれも持ってくることにしましょう」
足を組むミィ様がそっと遠い目をしてる。文献に何が書いてあるんだろう。
「ありがとうございます。あの、契約ってなんでしょう。私、パサランというここにいる子とお花がある場所にあと一人、魔王様のところにいる子は契約はしてないか、あの子は立ち位置は謎だわ、、とにかく二人とは契約をしているみたいなのですが」
そうそう、契約についてもしっかりと聞いておかないと。魔力が馴染んだらちゃんとケサランとパサランに聞けるのだろうけど、まだまだっぽいものね。
「もう契約をしているのね。そのせいで魔力が足りないのかしら。今、その子いる?視せてもらえる?」
パサランはまだベッドの隣りにある机で休んでるのでそっと持ち上げてミィ様の手の上に乗せようとしたとき、いきなり強い発光をした。
「…なるほど、ちょっとルルちゃんが持っていてくれるかしら。ルルちゃんって魔王様の縄張りの大きな木のところにいたって聞いたけど、違ったのね。ふうん」
そのまま私が持って座るといつものキラキラした弱い光に戻った。ミィ様は眼鏡を取り出し、パサランと私を交互に見つめてくる。
「これはね、魔導具のグラシーズと呼ばれるもので、私が小さい頃に他所者が作ったもの。これは魔力の色や濃さがより分かるものよ。私の目は特殊でね、魔力がどれだけ馴染んでるかや器がみえるんだけど、それより詳しくみることができる優れものよ!あ、勝手に診たら犯罪になるから管理下において使用しなければいけないものでね、ま、いいわ、それはさておき、視ているんだけど、その子、よく視えないわね」
「視えないと何も分からないですか」
「いえ、分かることもあるわ。パサランとルルちゃんは確かに契約をしているということがわかる。うん、結ばれているわね、これはきちんとした契約になっているわ、どういう契約かはこの魔導具では分からないからこの子が起きたら聞くしかないわね。あとは、魔導具持っているわね。ベッドに置いてある荷物の中に入ってる、それに半分とはいかないけど魔力を奪われてるのがみえる。やだ、奪われるなんて呪いの魔導具かしら」
「えっ、呪い…なんだろう、魔導具なんて持っていないのですが。ちょっと持ってくるので視てもらえますか」
勝手に魔力を持っていかれてるってこと?怖くない?魔力が馴染まないのは私が魔力を摂取してもそれに使われてるから魂分の魔力が残ってないということになるのね。そんな魔力を奪うような魔導具、私は持ってないと思うんだけど何か荷物の中に入っていたかしら。
「持ってきたので、並べてみますね」
とりあえず見せても当たり障りのなさそうなノートやペンをだしてみる。
「そのバッグではないわね、こっち、こっちよ」
部屋ができたのでエコバックから普通にいくつかに分けたのよね。このバッグではなかったのね、ということは貴重品が入ってる小さなバッグになるわね。
「貴重品にあったかしら。うーん、ミィ様、中、覗いてどれか視てもらえませんか」
ミィ様にバッグの中を覗いてもらう。眼鏡もミィ様とっても似合うのよね。素敵だわ。
「これよ、この四角い板ね。何かしら」
ミィ様が指を指した先には、あーー、スマホだ!スマホが呪いの魔導具になってるのね。いつ魔導具になっちゃったのかしら。
「この板のようなものは相手と連絡する機械です、遠くの人とやり取りしたりするやつで、あとは時計の代わりだったり色々と地球では必要不可欠だったものです」
スマホのことはずっと黙っておく予定だったけど、バレちゃったし、仕方ないわね。スマホに魔力をとられちゃってても捨てる選択肢はないわね。
「これを破棄しましょ。そうすれば半年もかからずにルルちゃんの魔力が馴染むわ」
えっ、無理。
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