My² Gene❇︎マイジーン ~URAZMARY~

泥色の卵

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     ~第1章・おまけ(会話のみ)

   +@5話 医星のテロ事件②

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「(なんとかしねぇと……)」


「あぁ~、なんかこいつの飽きてきたな……」

「ふぅ……ご苦労さん。次行くわ。」


「ぅえ……?」


パーーン


「次はそこの女。こっちに来い。」


「お前!!そんなことして恥ずかしくないのか!!」

「あぁ?なんだこのメスガキは?」

「ルイカ……!ダメだって!!殺されちゃうよ!」

「上等だ!!やれるもんならやってみろよ!!返り討ちにしてやろうぜルイカ。」

「ボルティス……ちょっ、エルザまで……!?」

「せっかくさっき見逃してやったのに……ガキども、いい度胸じゃねぇか。」


「(おいおい……!何やってんだ!あのガキたちは!!!)」


「蜂の巣にして殺してやるよ!!!クソガキども!!」


「くそっ!!間に合え!!土唱どしょう!」


「な、なんだ!?煉術が……鉄弾が出ねぇ!!」

「うぉっ!?」

「くそ、外したっ!」

「誰だ!?土唱撃ったのは!?てめぇか!!軍人が紛れてやがった!!!

「煉術が使えねぇのもお前の仕業だろ!!何をしやがった!!」



「今だ!ルイカ!」

「任せろ!!」

「熱っ!!このメスガキ!火の遺伝子能力者か!!」

「くそっ!なんで俺の煉術出ねぇんだよ!!!」



「死ねやぁ!!!」

「くそっ!もう一人か……!間に合わねぇっ……!」


「なっ……?煉術が出ない……!」

「うぉぉぉぉ!!今だスピア!!こっちは任せろ!!お前はあっちを!!」

「イェルさん!!」


「なんで煉術が出ねぇんだ!!てめぇら何しやがった!!!」


「うるせぇ!!!おとなしくしろ!!抵抗するな!!!」





▽▽▽
▽▽




「一通り応急処置は終わったな。」

「はい……」

「よくやった、スピア。」

「いえ、もっと早く出るべきでした……」

「それは……その通りだ……俺達が出るのが遅れたせいで多くの死傷者が出た……」


「それより、なぜあいつら煉術が途中から使えなくなったんだ?」

「分かりません、運がよかったのか何なのか……」




▽▽▽
▽▽



「なんだよバリス!お前その子供に続いただけじゃんか!」

「うるせぇよ。」

「その啖呵切ったガキはお前みたいに無謀で真っ直ぐな眼してた。なんかお前に似てたかもな。」

「え、俺じゃねぇよ?俺3年前から礎星そせいの中等部いたし。」

「お前と思ってねぇわ!そのガキたちは10歳もいってないような感じだったからな。」

「バリス、そんなガキんちょに助けられてやんの!しかもそれで二つ名ってのまでもらったんだろ?」

「うるせぇな。」

「バリスってば、その子たちにお礼言えてないからって今でも軍付属病院によく行ってるのよ?」

「ヴィスタ……お前な……!」

「ご、ごめんなさい……」



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