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~第1章・おまけ(会話のみ)
+@3話 医星の凄腕刑事
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~2年前・医星警察本部取り調べ室~
「だから俺はやってねぇって言ってんだろ!このクソお巡りが!」
「じゃぁなんでナイフからお前の指紋しか出てないんだよ。」
「お前の着てた服にべったりついてた被害者のDNA型の血痕がついてたのはなんでなんだよ。」
「それに被害者の右手の爪の間に挟まってた皮膚片からお前のDNAが出てんのはなんでだ?その首の左にある傷じゃねぇのか?」
「でっちあげだ!」
「ならこの動画はなんだ?お前が刺してんじゃねえか。」
「で、でっちあげだ。警察がでっちあげたんだ!」
「眠たいこと言ってんじゃねえぞ?」
「てめぇ見ず知らずの女性脅して、犯して、物盗って、抵抗されたからって刺して……」
「被害者の膣内、肛門内、口腔内からもお前のDNAが出てる。」
「お前に人の心ってもんはないのか?」
「合意の上だ。なんならあっちが誘ってきたんだ!」
「ならなんであの子の顔面がボコボコになってんだ!!ふざけたこと言ってんじゃねぇぞ!!!」
「あの女!貧民街区の奴だろ!?俺を嵌めて金が欲しかったんだ!」
「一生言ってろ!!!絶対逃がさねぇからな!!」
「なんだお前!この取り調べは!!恫喝だ!!訴えるからな!!」
「おう!!好きにしろや!!なんなら訴えるところの連絡先教えてやろうか!?」
「パパに言って被害者に金握らせて圧かけりゃ揉み消せると思ったか?」
「被害者は金を全額受け取ってないはずだ。お前と戦うって覚悟決めてくれたんだよ。」
「神立のお偉いの息子か知らんがな、全部裏取ってんだ。てめぇとてめぇの親父の悪行のな。」
「お前警察で偉くなった気になってんのかもしれないがな……俺達に楯突いてタダで済むと思うなよ?この医星に生きる限り、俺たちに反抗して生き残れない。」
「知るか、俺は刑事だ。そんなのが怖くて刑事やってられっか。」
「今日の取り調べはここまでだ。明日の取り調べまでによくよく自分の力で考えるんだな。お坊っちゃん。」
▽▽▽
▽▽
▽
「カース!あいつ不起訴になりやがった!!」
「被害者が被害を取り下げたいって検事に言ったみてぇだ!」
「なっ、あんの野郎!!脅しやがったんだ!!」
「しかも……不起訴が決まってすぐに被害者が自室で首吊った状態で見つかった……」
「救急搬送されたが……先ほど死亡が確認された……」
「遺書ありだとよ……」
「そんなのあいつが書かせて殺ったに決まってんだろ!」
「あぁ、検事からも俺たちに殺人の容疑で捜査するよう連絡があった。」
「やるぞ、カース。神立のクソお坊っちゃん何度でもパクってやる。」
▽▽▽
▽▽
▽
「担当検事が一家心中!?」
「この件は政府軍が捜査することになるそうだ。」
「握りつぶすつもりか……!」
『ピーンポーンパーンポーン』
『放送します。凶悪犯捜査課3係員は長官室までお越しください。』
~医星警察長官室~
「課長、例の被害者の遺族から、あの事件に関わった凶悪犯捜査課員に対して告発がなされました。」
「被疑罪名は殺人。」
「被害者を精神的に追い詰めたことによる自殺……間接的な殺人です。」
「あの……両親から…!?」
「貴方達はこれから捜査の対象となります。事件が終わるまでは別室待機をお願いします。」
「また、これから一度帰宅していただき、こちらに寝泊まりする準備を整えてください。」
「んだよ、逮捕と同じじゃねえか。」
「おい!カース!」
「いえ、いいんです。納得はいかないでしょうが政府軍捜査部からの指示です。何卒理解をお願いします。」
「一応政府軍捜査部から、殺人事件ですが逮捕はしなくていいとのお達しがきています。そこは安心して下さい。」
「そりゃありがたいこった。」
「荷物もあるでしょうから一応帰宅にはお付きをつけますので。」
「見張りだろ?」
「カース!」
▽▽▽
▽▽
▽
~帰路の途中~
「カ、カースさん……!」
「奥さん!」
「本当にすみません……一生懸命捜査していただいたのに……でも娘のためなんです……」
「あの子貧民街区に生まれたばっかりに……!ごめんね、ごめんね……」
「カース主任、もうお話は……」
「分かってるよ。けど少しだけ見逃してくれ。」
「奥さん、心配しなくても、貴方達が本気で俺たちを訴えようなんて課員の誰も思ってないですよ。」
「カ、カースさん……うっ……す、すみま…せん…」
「カースさん、もう行きましょう。流石に告発した人と喋るのはまずいですよ……」
「じゃあ失礼しますね奥さん。旦那さんにも娘さんにもよろしくお伝えください。」
「俺たちは大丈夫だ、心配すんな!俺がお前ら守ってやる!!ってね!!」
▽▽▽
▽▽
▽
~凶悪犯捜査課~
――退職願い
「カース、お前!」
「俺、貧民街区に行きます。」
「ここにいちゃ、いろんな圧力がかかって公平にみんなを救えない。」
「多分チンピラみたいな生き方になるだろうけど、俺は俺のやり方で貧民街区の奴等を救います。」
「今まで本当にお世話になりました。失礼します。」
To be continued to Next Substories.....
「だから俺はやってねぇって言ってんだろ!このクソお巡りが!」
「じゃぁなんでナイフからお前の指紋しか出てないんだよ。」
「お前の着てた服にべったりついてた被害者のDNA型の血痕がついてたのはなんでなんだよ。」
「それに被害者の右手の爪の間に挟まってた皮膚片からお前のDNAが出てんのはなんでだ?その首の左にある傷じゃねぇのか?」
「でっちあげだ!」
「ならこの動画はなんだ?お前が刺してんじゃねえか。」
「で、でっちあげだ。警察がでっちあげたんだ!」
「眠たいこと言ってんじゃねえぞ?」
「てめぇ見ず知らずの女性脅して、犯して、物盗って、抵抗されたからって刺して……」
「被害者の膣内、肛門内、口腔内からもお前のDNAが出てる。」
「お前に人の心ってもんはないのか?」
「合意の上だ。なんならあっちが誘ってきたんだ!」
「ならなんであの子の顔面がボコボコになってんだ!!ふざけたこと言ってんじゃねぇぞ!!!」
「あの女!貧民街区の奴だろ!?俺を嵌めて金が欲しかったんだ!」
「一生言ってろ!!!絶対逃がさねぇからな!!」
「なんだお前!この取り調べは!!恫喝だ!!訴えるからな!!」
「おう!!好きにしろや!!なんなら訴えるところの連絡先教えてやろうか!?」
「パパに言って被害者に金握らせて圧かけりゃ揉み消せると思ったか?」
「被害者は金を全額受け取ってないはずだ。お前と戦うって覚悟決めてくれたんだよ。」
「神立のお偉いの息子か知らんがな、全部裏取ってんだ。てめぇとてめぇの親父の悪行のな。」
「お前警察で偉くなった気になってんのかもしれないがな……俺達に楯突いてタダで済むと思うなよ?この医星に生きる限り、俺たちに反抗して生き残れない。」
「知るか、俺は刑事だ。そんなのが怖くて刑事やってられっか。」
「今日の取り調べはここまでだ。明日の取り調べまでによくよく自分の力で考えるんだな。お坊っちゃん。」
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「カース!あいつ不起訴になりやがった!!」
「被害者が被害を取り下げたいって検事に言ったみてぇだ!」
「なっ、あんの野郎!!脅しやがったんだ!!」
「しかも……不起訴が決まってすぐに被害者が自室で首吊った状態で見つかった……」
「救急搬送されたが……先ほど死亡が確認された……」
「遺書ありだとよ……」
「そんなのあいつが書かせて殺ったに決まってんだろ!」
「あぁ、検事からも俺たちに殺人の容疑で捜査するよう連絡があった。」
「やるぞ、カース。神立のクソお坊っちゃん何度でもパクってやる。」
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「担当検事が一家心中!?」
「この件は政府軍が捜査することになるそうだ。」
「握りつぶすつもりか……!」
『ピーンポーンパーンポーン』
『放送します。凶悪犯捜査課3係員は長官室までお越しください。』
~医星警察長官室~
「課長、例の被害者の遺族から、あの事件に関わった凶悪犯捜査課員に対して告発がなされました。」
「被疑罪名は殺人。」
「被害者を精神的に追い詰めたことによる自殺……間接的な殺人です。」
「あの……両親から…!?」
「貴方達はこれから捜査の対象となります。事件が終わるまでは別室待機をお願いします。」
「また、これから一度帰宅していただき、こちらに寝泊まりする準備を整えてください。」
「んだよ、逮捕と同じじゃねえか。」
「おい!カース!」
「いえ、いいんです。納得はいかないでしょうが政府軍捜査部からの指示です。何卒理解をお願いします。」
「一応政府軍捜査部から、殺人事件ですが逮捕はしなくていいとのお達しがきています。そこは安心して下さい。」
「そりゃありがたいこった。」
「荷物もあるでしょうから一応帰宅にはお付きをつけますので。」
「見張りだろ?」
「カース!」
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~帰路の途中~
「カ、カースさん……!」
「奥さん!」
「本当にすみません……一生懸命捜査していただいたのに……でも娘のためなんです……」
「あの子貧民街区に生まれたばっかりに……!ごめんね、ごめんね……」
「カース主任、もうお話は……」
「分かってるよ。けど少しだけ見逃してくれ。」
「奥さん、心配しなくても、貴方達が本気で俺たちを訴えようなんて課員の誰も思ってないですよ。」
「カ、カースさん……うっ……す、すみま…せん…」
「カースさん、もう行きましょう。流石に告発した人と喋るのはまずいですよ……」
「じゃあ失礼しますね奥さん。旦那さんにも娘さんにもよろしくお伝えください。」
「俺たちは大丈夫だ、心配すんな!俺がお前ら守ってやる!!ってね!!」
▽▽▽
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~凶悪犯捜査課~
――退職願い
「カース、お前!」
「俺、貧民街区に行きます。」
「ここにいちゃ、いろんな圧力がかかって公平にみんなを救えない。」
「多分チンピラみたいな生き方になるだろうけど、俺は俺のやり方で貧民街区の奴等を救います。」
「今まで本当にお世話になりました。失礼します。」
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