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第4章 百獣の王の星 [森星]
第8話 今からお前をぶっ飛ばす
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【登場人物】
▼何でも屋
[サンダー・パーマー=ウラズマリー]
金髪の活発な青年。電撃系の能力を持つ。
サンダー・P・ウラズマリーから「プラズマ」というあだ名で呼ばれる。
遺伝子能力養成学校高等部を卒業し、輸送船に忍び込んで宇宙へと旅立った。
[バリス・スピア]
元軍医で、毒の能力を持つ医者。
薄紫で、天を衝くようなツンツン頭。目つきが死ぬほど悪い。
どんな病でも直す幻の植物を探すため、医星を出てプラズマと旅をすることになる。
[水王 涙流華]
元名家・水王家の侍で、水の遺伝子能力者。
プラズマ達に妹を救われた一件で、自分に足りないものを探すため、水王家当主から世界を回ることを命じられる。
[ラルト・ローズ]
白色の長髪で、いつもタバコをふかしている政府軍中佐。
口が悪く、目つきももれなく悪い炎の遺伝子能力者。
政府軍内の裏切りにより、軍を退官してプラズマ達と旅に出ることを決心する。
▼森星
[ドルニク・バリスタ]
森星の王。黄金のたてがみを生やしている上裸の大男。
[ザルダム・バリスタ]
ドルニク・バリスタの父で、宇宙船の代わりとなる宇宙亀を販売している。
元政府直轄治安維持機関の一員。
[ジョン・ロレンツ]
森星王選挙で現星王のバリスタと争った政治家。
今は反星王派に属している。
▼Masters
[Master MOONLIGHT]
本名はロイ・カレセフューレ。
元大元帥で、現Mastersの一人。
実業家としても成功を収めており人望もある。
森星での人攫い調査のため派遣された。
[Master THUNDER FLAME]
本名はガウディオ・ジア。
元四帝で、現Mastersの一人。
ジア家の長男で、アリス、メルツィア達の兄。
森星での人攫い調査のため派遣された。
▼その他
[セリナ]
プラズマの幼馴染の女の子。
勤勉で真面目な性格。氷の能力を操る。
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【お知らせ】
1時間にすごい数のPVあるとビビる…
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~森の南東、反星王拠点までの道~
「ロレンツさん!」
Masters二人とともに反星王拠点に向かっていたロレンツ。
しかし、バリスとラルトが追い付いたときにはロレンツ1人だけだった。
「スピアさん、ローズさん……どうしてこちらに? こちらにはMastersのお二人がいるので大丈夫ですよ」
その言葉にバリスは面倒くさそうに頭を掻いた。
その様子を見たラルトはバリスの代わりにロレンツを追ってきた説明を始めた。
「なぜって、人攫いのことについて詳しく聞きたいからだよ」
「人攫い…? 言ったとおり、星王が反星王側を攫っていると…」
「それは本当か?」
バリスは懐疑の目を向ける。
「どういう意味ですか?」
「人攫いの話は置いといてアレはおかしくないか?」
バリスの言葉に“なんの話でしょう”とロレンツは首を傾げた。
「パレードで星王が狙撃されたときのことだ」
バリス達が森星に来てすぐに遭遇した星王のパレード。その最中、女の子が星王に駆け寄り果物を渡そうとしたが、星王によって突き飛ばされた。
そしてその直後に星王は反星王側の手配したスナイパーによって狙撃された。
バリスはそのときのことを言っているのだ。
「お前は、女の子が観覧席から飛び出す前から俺達に“ほら見てみろ”ってこれから起こることを知ってたよな?」
「い、いやっ…あれは母親が女の子を押さえていたのが見えたから飛び出すだろうと思っていただけで本当に飛び出すだなんてあの時は考えもしていなか…」
「えらく饒舌だな。まぁお前の言う通りそういうことにしといてやろう」
突然饒舌となるロレンツにバリスは嘲笑した。
そしてさらにロレンツに問い詰める。
「じゃぁ、これはどう説明する?」
「星王が女の子を突き飛ばした直後、星王の腕に狙撃の弾が当たったよな?」
「それがなんだと言うんです? 王の悪逆を止めたまででしょう!?」
ロレンツの言葉に苛立ちが見える。
「星王があの時女の子を突き飛ばしていなければ一大事になっていた」
バリスの言葉にロレンツは目を細める。
「さっきの森の中での狙撃では、狙撃命令から着弾まで1秒は掛かっていた。狙撃地から数百メートルくらいしか離れていない」
バリスはさらに続ける。
「パレードの最中の狙撃は近くにあった山からだったな? カレセヒューレは距離が5㎞だと言っていたはずだ」
ラルトは冷徹な眼光でロレンツを貫いた。
「なら元々女の子を狙ってなきゃ、星王の腕には当たらないだろ」
無表情だったロレンツ。しかし段々と口角が上がり始めた。
「なるほど。やり過ごせるかとは思いましたが、流石は捜査隊というわけですか」
その言葉にラルトは首を振った。
「いや、最初に気付いたのはあのバカとあのバカだ。」
「あいつら二人で何をごちゃごちゃ話してんのかと思えば……まさかのまさか、俺やバリスが気づいてなかった反星王側のおかしな点だった」
ラルトやバリスは星王の横暴さに目を取られ、反星王側の不審点に気づけなかった。
「あんなの普通に考えりゃおかしいってのに、俺達としたことが“女の子を暴君から守った”って安直な大義名分だけで素通りしてた」
しかし、プラズマと涙流華が不審な点に気付いてから疑いの目を持って考えてみると、次々と疑わしいところが出てきたのだ。
「そうなるとおかしいところが出てくるわけだ。なぜ爆発する銃弾を使用しているのか。狙撃なら普通の銃弾の方がいいはずなのにな」
ラルトの説明にバリスが続く。
「つまりはこういうことだ。女の子の頭が爆発によって吹き飛べば、爆発の遺伝子能力を持つ星王が疑われる」
「反星王側や報道からすれば、その事実だけで勝ったも同然だからな」
「違うか?ロレンツさん」
ラルトが怒りと軽蔑の眼差しでロレンツを睨みながら近づいた。
「あんたら反星王側は、星王を引きずり下ろすために女の子の頭を狙っていた」
「どうせ金で親を買って、何も知らない少女を星王のところまで出させたんだろう。星王を好きな気持ちを利用してな」
バリスもラルトの横に並ぶように歩みを進めた。
「あぁ~……めんどくさい」
ロレンツは息を吐きながら天を仰いだ。
「お利口お利口。で、探偵ごっこは楽しいかい?若造ども」
ロレンツは髪をかき上げると、邪悪な笑みを浮かべる。
「我々異星出身の森星民にとって、今の森星王…ドルニク・バリスタは邪魔でしかない」
「暗殺も考えたが、それではこれからの森星の信頼に関わる。だからバリスタの不祥事で退いてほしかったんだが…」
その後もロレンツは小声で何かをぶつぶつと呟いている。
するとロレンツは再度大きなため息をついて首元をさすった。
「では君たちに問題です。次の内、邪魔者はどれでしょう?」
「1、星王」
「2、政府軍やMasters」
「3、あなた達」
選択肢を挙げ、クスクスと薄ら笑いを浮かべるロレンツ。
バリスはロレンツを馬鹿にするかのように笑いながら答えた。
「4の“全部”だろ?」
「はは、正解。では次の問題」
隠された“正解”を答えたバリスに声を上げて笑うロレンツ。さらに質問を投げかける。
「ではこれから君たちはどうすべきでしょう?」
「1、自ら命を絶つ」
「2、仲間の二人を殺してから自ら命を絶つ」
「3、ここで私に殺される」
その質問にバリスは小声で呟く。
「プラズマならこう言うんだろうなぁ」
するとバリスは大声で答えた。
「4の“今からお前をぶっ飛ばす”だ!!」
「…ではやってみてください」
ロレンツは懐から注射器を取り出す。中身は赤黒い血のような液体が入っていた。彼は右手で注射器を荒々しく握ると、親指で押し込み左腕に打ち込んだ。
打った直後から突然荒くなる息。掠れるうめき声とともに、ロレンツは大きく頭を下げた。口からは勢いよく嘔吐物が吐き出されている。首が小刻みに痙攣し始めると、続いて大きく体が震え始めた。
大きな雄叫びと共に、ロレンツの体は前のめりに曲がる。そして静止した。
「お待たせしました…」
ロレンツはゆっくりと顔を上げながら口元を拭っている。
「進化の過程を見るのは初めてですか?」
ロレンツの肌は乾いた血のような色に代わり、邪悪な雰囲気を放っている。
「お前…それ殷獣化か…?」
ラルトは冷や汗を流しながら問うた。
「そのとおりです。これは特に殷獣成分を大きくした強化剤。パイカはそう言っていました」
「パイカ? 誰だそりゃ…!」
「知る必要はありません。あなた方はこれから“星王によって殺されたことになる”のですから」
To be continued....
【EXTRA STORY】
「でもルルカ! 5キロってことは……さすがに何秒かはかかるだろ? 発射から着弾で早すぎねぇ?」
「それは私もおかしいと思っていた」
「だよな……俺が思うに、多分待ちきれずに撃っちまったんだよ」
「馬鹿者! そんなわけなかろう! 自分が好機と思った時に撃っただけに決まっているだろうが!」
「いや、それって結局待ちきれずに撃ったってことだろ? お前がバカじゃん」
「なんだと!? 貴様!」
「なにケンカしてんだお前ら……」
「ルルカが!」「プラズマが!」
「「また訳のわからんことを!!」」
To be continued to next EXTRA STORY.....?
【登場人物】
▼何でも屋
[サンダー・パーマー=ウラズマリー]
金髪の活発な青年。電撃系の能力を持つ。
サンダー・P・ウラズマリーから「プラズマ」というあだ名で呼ばれる。
遺伝子能力養成学校高等部を卒業し、輸送船に忍び込んで宇宙へと旅立った。
[バリス・スピア]
元軍医で、毒の能力を持つ医者。
薄紫で、天を衝くようなツンツン頭。目つきが死ぬほど悪い。
どんな病でも直す幻の植物を探すため、医星を出てプラズマと旅をすることになる。
[水王 涙流華]
元名家・水王家の侍で、水の遺伝子能力者。
プラズマ達に妹を救われた一件で、自分に足りないものを探すため、水王家当主から世界を回ることを命じられる。
[ラルト・ローズ]
白色の長髪で、いつもタバコをふかしている政府軍中佐。
口が悪く、目つきももれなく悪い炎の遺伝子能力者。
政府軍内の裏切りにより、軍を退官してプラズマ達と旅に出ることを決心する。
▼森星
[ドルニク・バリスタ]
森星の王。黄金のたてがみを生やしている上裸の大男。
[ザルダム・バリスタ]
ドルニク・バリスタの父で、宇宙船の代わりとなる宇宙亀を販売している。
元政府直轄治安維持機関の一員。
[ジョン・ロレンツ]
森星王選挙で現星王のバリスタと争った政治家。
今は反星王派に属している。
▼Masters
[Master MOONLIGHT]
本名はロイ・カレセフューレ。
元大元帥で、現Mastersの一人。
実業家としても成功を収めており人望もある。
森星での人攫い調査のため派遣された。
[Master THUNDER FLAME]
本名はガウディオ・ジア。
元四帝で、現Mastersの一人。
ジア家の長男で、アリス、メルツィア達の兄。
森星での人攫い調査のため派遣された。
▼その他
[セリナ]
プラズマの幼馴染の女の子。
勤勉で真面目な性格。氷の能力を操る。
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1時間にすごい数のPVあるとビビる…
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~森の南東、反星王拠点までの道~
「ロレンツさん!」
Masters二人とともに反星王拠点に向かっていたロレンツ。
しかし、バリスとラルトが追い付いたときにはロレンツ1人だけだった。
「スピアさん、ローズさん……どうしてこちらに? こちらにはMastersのお二人がいるので大丈夫ですよ」
その言葉にバリスは面倒くさそうに頭を掻いた。
その様子を見たラルトはバリスの代わりにロレンツを追ってきた説明を始めた。
「なぜって、人攫いのことについて詳しく聞きたいからだよ」
「人攫い…? 言ったとおり、星王が反星王側を攫っていると…」
「それは本当か?」
バリスは懐疑の目を向ける。
「どういう意味ですか?」
「人攫いの話は置いといてアレはおかしくないか?」
バリスの言葉に“なんの話でしょう”とロレンツは首を傾げた。
「パレードで星王が狙撃されたときのことだ」
バリス達が森星に来てすぐに遭遇した星王のパレード。その最中、女の子が星王に駆け寄り果物を渡そうとしたが、星王によって突き飛ばされた。
そしてその直後に星王は反星王側の手配したスナイパーによって狙撃された。
バリスはそのときのことを言っているのだ。
「お前は、女の子が観覧席から飛び出す前から俺達に“ほら見てみろ”ってこれから起こることを知ってたよな?」
「い、いやっ…あれは母親が女の子を押さえていたのが見えたから飛び出すだろうと思っていただけで本当に飛び出すだなんてあの時は考えもしていなか…」
「えらく饒舌だな。まぁお前の言う通りそういうことにしといてやろう」
突然饒舌となるロレンツにバリスは嘲笑した。
そしてさらにロレンツに問い詰める。
「じゃぁ、これはどう説明する?」
「星王が女の子を突き飛ばした直後、星王の腕に狙撃の弾が当たったよな?」
「それがなんだと言うんです? 王の悪逆を止めたまででしょう!?」
ロレンツの言葉に苛立ちが見える。
「星王があの時女の子を突き飛ばしていなければ一大事になっていた」
バリスの言葉にロレンツは目を細める。
「さっきの森の中での狙撃では、狙撃命令から着弾まで1秒は掛かっていた。狙撃地から数百メートルくらいしか離れていない」
バリスはさらに続ける。
「パレードの最中の狙撃は近くにあった山からだったな? カレセヒューレは距離が5㎞だと言っていたはずだ」
ラルトは冷徹な眼光でロレンツを貫いた。
「なら元々女の子を狙ってなきゃ、星王の腕には当たらないだろ」
無表情だったロレンツ。しかし段々と口角が上がり始めた。
「なるほど。やり過ごせるかとは思いましたが、流石は捜査隊というわけですか」
その言葉にラルトは首を振った。
「いや、最初に気付いたのはあのバカとあのバカだ。」
「あいつら二人で何をごちゃごちゃ話してんのかと思えば……まさかのまさか、俺やバリスが気づいてなかった反星王側のおかしな点だった」
ラルトやバリスは星王の横暴さに目を取られ、反星王側の不審点に気づけなかった。
「あんなの普通に考えりゃおかしいってのに、俺達としたことが“女の子を暴君から守った”って安直な大義名分だけで素通りしてた」
しかし、プラズマと涙流華が不審な点に気付いてから疑いの目を持って考えてみると、次々と疑わしいところが出てきたのだ。
「そうなるとおかしいところが出てくるわけだ。なぜ爆発する銃弾を使用しているのか。狙撃なら普通の銃弾の方がいいはずなのにな」
ラルトの説明にバリスが続く。
「つまりはこういうことだ。女の子の頭が爆発によって吹き飛べば、爆発の遺伝子能力を持つ星王が疑われる」
「反星王側や報道からすれば、その事実だけで勝ったも同然だからな」
「違うか?ロレンツさん」
ラルトが怒りと軽蔑の眼差しでロレンツを睨みながら近づいた。
「あんたら反星王側は、星王を引きずり下ろすために女の子の頭を狙っていた」
「どうせ金で親を買って、何も知らない少女を星王のところまで出させたんだろう。星王を好きな気持ちを利用してな」
バリスもラルトの横に並ぶように歩みを進めた。
「あぁ~……めんどくさい」
ロレンツは息を吐きながら天を仰いだ。
「お利口お利口。で、探偵ごっこは楽しいかい?若造ども」
ロレンツは髪をかき上げると、邪悪な笑みを浮かべる。
「我々異星出身の森星民にとって、今の森星王…ドルニク・バリスタは邪魔でしかない」
「暗殺も考えたが、それではこれからの森星の信頼に関わる。だからバリスタの不祥事で退いてほしかったんだが…」
その後もロレンツは小声で何かをぶつぶつと呟いている。
するとロレンツは再度大きなため息をついて首元をさすった。
「では君たちに問題です。次の内、邪魔者はどれでしょう?」
「1、星王」
「2、政府軍やMasters」
「3、あなた達」
選択肢を挙げ、クスクスと薄ら笑いを浮かべるロレンツ。
バリスはロレンツを馬鹿にするかのように笑いながら答えた。
「4の“全部”だろ?」
「はは、正解。では次の問題」
隠された“正解”を答えたバリスに声を上げて笑うロレンツ。さらに質問を投げかける。
「ではこれから君たちはどうすべきでしょう?」
「1、自ら命を絶つ」
「2、仲間の二人を殺してから自ら命を絶つ」
「3、ここで私に殺される」
その質問にバリスは小声で呟く。
「プラズマならこう言うんだろうなぁ」
するとバリスは大声で答えた。
「4の“今からお前をぶっ飛ばす”だ!!」
「…ではやってみてください」
ロレンツは懐から注射器を取り出す。中身は赤黒い血のような液体が入っていた。彼は右手で注射器を荒々しく握ると、親指で押し込み左腕に打ち込んだ。
打った直後から突然荒くなる息。掠れるうめき声とともに、ロレンツは大きく頭を下げた。口からは勢いよく嘔吐物が吐き出されている。首が小刻みに痙攣し始めると、続いて大きく体が震え始めた。
大きな雄叫びと共に、ロレンツの体は前のめりに曲がる。そして静止した。
「お待たせしました…」
ロレンツはゆっくりと顔を上げながら口元を拭っている。
「進化の過程を見るのは初めてですか?」
ロレンツの肌は乾いた血のような色に代わり、邪悪な雰囲気を放っている。
「お前…それ殷獣化か…?」
ラルトは冷や汗を流しながら問うた。
「そのとおりです。これは特に殷獣成分を大きくした強化剤。パイカはそう言っていました」
「パイカ? 誰だそりゃ…!」
「知る必要はありません。あなた方はこれから“星王によって殺されたことになる”のですから」
To be continued....
【EXTRA STORY】
「でもルルカ! 5キロってことは……さすがに何秒かはかかるだろ? 発射から着弾で早すぎねぇ?」
「それは私もおかしいと思っていた」
「だよな……俺が思うに、多分待ちきれずに撃っちまったんだよ」
「馬鹿者! そんなわけなかろう! 自分が好機と思った時に撃っただけに決まっているだろうが!」
「いや、それって結局待ちきれずに撃ったってことだろ? お前がバカじゃん」
「なんだと!? 貴様!」
「なにケンカしてんだお前ら……」
「ルルカが!」「プラズマが!」
「「また訳のわからんことを!!」」
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