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第1話「チュートリアル」
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不意。突然。行き成り。
前触れもなしに思いも寄らない事が起こる様のことを言う言葉だ。
世の中にあふれている様々な事象に使われる言葉であろう。そう、まさに俺の今の状況にも。
「・・・どこだここ?」
見渡すは木々。森の中。そしてなによりも
『チュートリアル』
開始しますか?
YES/NO
宙に浮かぶ文字列。
「どういうこっちゃ」
他の行動を取ろうとするも、見回すか腕を動かす事以外何もできなかった。足が地面にくっついているかのようだ。
なんなんだ、とココまでの記憶を辿ろうとすればズキッとした痛みが頭に走る始末。
仕方がないので、文字列に指を伸ばした。
NO(ポチ)
『チュートリアル』
開始しますか?
YES/NO
・・・
NO(ポチ)
『チュートリアル』
開始しますか?
YES/NO
NO(ポチ)
『チュートリアル』
開始しますか?
YES/NO
NO(ポチ)
『チュートリアル』
開始しますか?
YES/NO
NO(連打)ポチポチポチポチポチポチ
『チュートリアル』
開始しますか?
YES/YES
NOって、ついに選択肢から外しやがった!ふざけんな!
仕方ないので顔を顰めながらYESを選ぶ。
『チュートリアルー1』
チュートリアル専用ガチャを引いて下さい。
目の前に「11連ガチャ(チュートリアル仕様)」と書かれた四角いパネルが浮かぶ。
まぁ、押せってことだろうなぁ・・・。てか11連ガチャて。
ポチ
チュイーン ピピピピピピピピピピピン
・N 布の装備
・N 布の装備
・N ショートソード
・N 解体用ナイフ
・N 回復薬
・N 黒パン
・HN 水入り革袋
・R+ 玉鋼
・SSR スキル「一般知識取得」
・SSR スキル「冒険者一般技能習得」
・SSR スキル「共通翻訳」
・・・なんという簡易演出。大人気ボードゲームアプリ「玉雀」のあのガチャ演出がマシに思えるガチャとは恐れ入る。
というかアレだな。書いてある通りマジでチュートリアル用のガチャって感じだな。
『チュートリアルー2』
ガチャを引くことで「ガチャアイテム」を入手することができます。
チュートリアルなどの例外の除き、通常は「ガチャポイント」を消費してガチャを引きます。
ガチャ1ポイントに付き1回ガチャが引け、ガチャポイント10ポイントを消費することで11回ガチャが引けます。
入手したガチャアイテムを選択すると詳細情報が、長押しで強化情報が見れます。試してみましょう。
N 布の装備(ポチ)
『布の装備』
レアリティ:N
布製の服(上下)、ベルト、手袋、靴からなる装備セット
・特にこれと言って特筆する事もない。
→使用
→強化
→売却
『チュートリア-3』
アイテムを実際に使用、装備したい場合は「使用」を選択して顕現化させましょう。
アイテムの強化は同じものを1つ消費して行います。強化の可否、強化限界回数はアイテムによって違います。
「使用」を押してみる。
「布の装備」は装備品です。装備状態で使用しますか?
YES/NO
あー装備状態ってそういうことか?てか、今気づいたけどスッポンポンやんけ俺。なんかやけに寒いと思ったわ。
YES(ポチ)
すると、想像通り布の服が着た状態で現れた。
再び「使用」を選択すると顕現状態は解除されます。
服を見回しながら便利だなと思っていると、続いて文字列が浮かぶ。
→強化←
・・・なんか強調表示されだした。アレか。押せってか。
強化(ポチ)
『強化』
強化元と同じ物を選択して下さい。
強化元:「布の装備」強化0/1
強化消費↓
・布の装備
まぁここまで来れば流石にわかる。アレだろう。基本的にソシャゲのテンプレ通りなのだろう。タップして強化する。
『布の装備を強化した』
品質、耐久力が上昇した。
このアイテムは強化限界です。
もう一度「使用」を押して装備してみる。
・・・んー違いはわからんな。あ、因みに、強化するには一度顕現状態を解除しなければならない様で、強化を押した途端、来ている服が光りながら消えていき、再び俺のソーセージがボロンした。うん、説明せーや。なんのためのチュートリアルやねん。・・・いや、もしかしたこれ込みでのチュートリアルなのだろうか。たしかにこれなら忘れはしない。
『チュートリア-4』
ガチャアイテムは限界数まで「手持ち」に置かれます。
「手持ち」からはアイテムの詳細情報が見れる他、一括売却も行えます。
「手持ち」の現在の限界数は50個です。限界数を超えて入手したアイテムは「一時BOX」に送られます。「一時BOX」に限界数はありませんが、入手した時点から48時間経過すると自動で消滅します。
ガチャで入手したアイテムの使用は「手持ち」にある場合のみ可能です。よって使用しても消滅しない装備類のアイテムなどは顕現状態であっても「手持ち」にアイテムが保持された状態です。
「手持ち」画面へと切り替わった。角には10/50と書いてある数字と「売却」の文字が。
『チュートリアルー5』
「売却」では、ガチャアイテムを売却し、売却ポイントに変換できます。
玉鋼を売却してみましょう。
『売却』
・N 布の装備
・N ショートソード
・N 解体用ナイフ
・N 回復薬
・N 黒パン
・HN 水入り革袋
・R+ 玉鋼←
・SSR スキル「一般知識取得」
・SSR スキル「冒険者一般技能習得」
・SSR スキル「共通翻訳」
「売却」を押せと強調表示が出たので押すと、画面が再び切り替わった。強調表示のまま押していくと。
『売却』
・R+玉鋼
以上を売却して、売却ポイント10pを入手しますか?
YES/NO
『チュートリアルー6』
「ポイント」には「ガチャポイント」「売却ポイント」「その他ポイント」があります。
「ポイント」はガチャアイテムの売却、レベルアップ、特定の行動にて入手することができます。
交換所での交換対象は常設と非常設がランダムに14日周期で変化します。
先程入手したポイントを使って、交換所で「手持ち限界数+5」を交換してみましょう。
売却でポイントを得たと思ったら次は交換所の画面に変わった。
『交換所』 所持ポイント:10p
・「ガチャポイント1p」:10p
・「強化限界突破」:200p
・「手持ち限界数+5」:5p
・HN「クレイモア」:25p
・UC「水」:2p
・R+「メテオリザードの結晶鱗」:70p
・SSR「王剣・エクスカリバー」1200p
ふ~ん。強化限界突破てのはなんだろうな。通常の強化のさらに上の強化って感じか?見た感じ下の方はレアリティが書いてあるしアイテムなのは間違いないだろう。となるとレアリティの書いてない奴はシステム的なものか。てかエクスカリバーて、そんなのもあるのか。たっか。
どうやら今ある10ポイントで手持ちの枠を10個分増やせという事らしく、「手持ち限界数+5」を2回押した。
「手持ち」の限界数を増やしました。
現在の「手持ち」の限界数:60個
続いて戦闘チュートリアルに移行します。
SSR スキル「冒険者一般技能習得」を使用して下さい。
『スキル「冒険者一般技能習得」』
レアリティ:SSR
EXスキルの一つ。この世界の冒険者の平均的な技能を習得できる。
・チュートリアル専用のスキル。使用後保持スキルとしては残らない。
→使用
→売却
スキルか。予想通り使用するとスキルを覚える感じなんだろうか。それはそうとしてまた悪戯心がここで一つ。
売却(ポチ)
『スキル「冒険者一般技能習得」』
レアリティ:SSR
EXスキルの一つ。この世界の冒険者の平均的な技能を習得できる。
・チュートリアル専用のスキル。使用後保持スキルとしては残らない。
→使用
なんということでしょう。売却の文字が消えたではありませんか。・・・張り合いのねぇ。
大人しく使用を押す。瞬間
「ガッ!?!?」
頭に電動ドライバーか何かで穴を空けられたかのような痛みが走った。それと同時に冒険者としての「普通」をあらかじめ知識として知っていたかのような奇妙な感覚になった。
スキル「冒険者一般技能習得」を使用しました。身体に情報がインプットされました。
「手持ち」の「ショートソード」を顕現します。敵を倒しましょう。
「・・・は?」
剣が手元に、目の前にナイフを持った緑色の小人がいきなり現れた。
あーあれだ、ゴブリンだ。多分。なんとなくで予想するが、それ以上に頭に入った「冒険者の一般的知識」が間違いないと判断する。
ゴブリンはキシャーッと叫びと共にこちらにナイフを振るってきた。
「チッ!」
いきなりの事に思考が遅れるが、同じく染み付いた「冒険者の一般的な技術」がなんとか体を動かす。
転がるように斬撃を避け、片手を軸に体を浮かせゴブリン目掛けて足払いする。
「グギャ!?」
転倒したゴブリンに、体を回転させながら剣を振り下ろす。
ゴブリンが苦し紛れに振り回したナイフが腕を掠めたが、俺のショートソードは見事にゴブリンの頭部にめり込んだ。
初戦闘終了。おめでとうございます。
「手持ち」の「回復薬」を使用して、傷を治癒しましょう。
『回復薬』
レアリティ:N
治癒効果のあるポーション。品質:普
→使用
→売却
売却(ポチ)
『回復薬』
レアリティ:N
治癒効果のあるポーション。品質:普
→使用
ノータイムで「売却」を押すのはまぁ当然として。ポーションの使用ってどうやって使うんだ?と思いながら使用すると、手の中に回復薬が顕現した。回復薬が手に触れた瞬間に冒険者の常識を思い出す。
バシャバシャ
ナイフの掠った部分に回復薬をぶっかける。すると見る見るうちに切り傷が治っていく。おー。
討伐したモンスターは解体用ナイフで素材や討伐証明部位を剥ぎ取りましょう。
「手持ち」の「解体用ナイフ」を使用して下さい。
『解体用ナイフ』
レアリティ:N
解体用のシースナイフ。一般的な耐久性、切れ味。
→使用
あっコイツ!使用以外の選択肢外しやがった!チュートリアルだからってやりすぎだろ!オウボウダー。
手に現れたナイフを持ち、足元に転がるゴブリンの死体にしゃがみ、慣れた手付きでゴブリンの耳を切り取る。
最後にスキル「一般知識取得」とスキル「共通翻訳」を使用して下さい。
以上にてチュートリアルを終了します。
『スキル「一般知識習得」』
レアリティ:SSR
EXスキルの一つ。この世界の平均的な知識を習得できる。
・チュートリアル専用のスキル。使用後保持スキルとしては残らない。
→使用
『スキル「共通翻訳」』
レアリティ:SSR
EXスキルの一つ。この世界の言語を理解及びそれを伝える能力を習得できる。
・特定待遇専用のスキル。
→使用
またですかそうですか。ハイハイ電動ドリルどうぞ。あイッテェ!!!!
『チュートリアルを終了しました』
お疲れ様でした。チュートリアル情報はヘルプからいつでも確認できます。
チュートリアル専用空間から転移します。転移先は候補内からランダムに選出されます。
・初回「チュートリアル終了」を確認しました。報酬として「売却ポイント150p」「ガチャポイント10p」「経験値」を入手しました。
・初回「レベルアップ」を確認しました。報酬として「スキル限定ガチャ券×1枚」を入手しました。
・「レベルアップ」を確認しました。報酬として「ガチャポイント1p」を入手しました。
頭の痛みに顔を顰めながら、こめかみ辺りを押さえているとそんな知らせが。え、てか転移?なんて?
周囲の風景が薄く光りだしたかと思えば、霧のようにぼやけていく。有無を言わさない状況の変化に流石の俺も現実逃避に昨晩のオナネタを思い出そうとあイッタ!頭イテェ!!
そんな遊ぶ時間も無く、木々で囲まれ少し開けた場所に着いた。
前触れもなしに思いも寄らない事が起こる様のことを言う言葉だ。
世の中にあふれている様々な事象に使われる言葉であろう。そう、まさに俺の今の状況にも。
「・・・どこだここ?」
見渡すは木々。森の中。そしてなによりも
『チュートリアル』
開始しますか?
YES/NO
宙に浮かぶ文字列。
「どういうこっちゃ」
他の行動を取ろうとするも、見回すか腕を動かす事以外何もできなかった。足が地面にくっついているかのようだ。
なんなんだ、とココまでの記憶を辿ろうとすればズキッとした痛みが頭に走る始末。
仕方がないので、文字列に指を伸ばした。
NO(ポチ)
『チュートリアル』
開始しますか?
YES/NO
・・・
NO(ポチ)
『チュートリアル』
開始しますか?
YES/NO
NO(ポチ)
『チュートリアル』
開始しますか?
YES/NO
NO(ポチ)
『チュートリアル』
開始しますか?
YES/NO
NO(連打)ポチポチポチポチポチポチ
『チュートリアル』
開始しますか?
YES/YES
NOって、ついに選択肢から外しやがった!ふざけんな!
仕方ないので顔を顰めながらYESを選ぶ。
『チュートリアルー1』
チュートリアル専用ガチャを引いて下さい。
目の前に「11連ガチャ(チュートリアル仕様)」と書かれた四角いパネルが浮かぶ。
まぁ、押せってことだろうなぁ・・・。てか11連ガチャて。
ポチ
チュイーン ピピピピピピピピピピピン
・N 布の装備
・N 布の装備
・N ショートソード
・N 解体用ナイフ
・N 回復薬
・N 黒パン
・HN 水入り革袋
・R+ 玉鋼
・SSR スキル「一般知識取得」
・SSR スキル「冒険者一般技能習得」
・SSR スキル「共通翻訳」
・・・なんという簡易演出。大人気ボードゲームアプリ「玉雀」のあのガチャ演出がマシに思えるガチャとは恐れ入る。
というかアレだな。書いてある通りマジでチュートリアル用のガチャって感じだな。
『チュートリアルー2』
ガチャを引くことで「ガチャアイテム」を入手することができます。
チュートリアルなどの例外の除き、通常は「ガチャポイント」を消費してガチャを引きます。
ガチャ1ポイントに付き1回ガチャが引け、ガチャポイント10ポイントを消費することで11回ガチャが引けます。
入手したガチャアイテムを選択すると詳細情報が、長押しで強化情報が見れます。試してみましょう。
N 布の装備(ポチ)
『布の装備』
レアリティ:N
布製の服(上下)、ベルト、手袋、靴からなる装備セット
・特にこれと言って特筆する事もない。
→使用
→強化
→売却
『チュートリア-3』
アイテムを実際に使用、装備したい場合は「使用」を選択して顕現化させましょう。
アイテムの強化は同じものを1つ消費して行います。強化の可否、強化限界回数はアイテムによって違います。
「使用」を押してみる。
「布の装備」は装備品です。装備状態で使用しますか?
YES/NO
あー装備状態ってそういうことか?てか、今気づいたけどスッポンポンやんけ俺。なんかやけに寒いと思ったわ。
YES(ポチ)
すると、想像通り布の服が着た状態で現れた。
再び「使用」を選択すると顕現状態は解除されます。
服を見回しながら便利だなと思っていると、続いて文字列が浮かぶ。
→強化←
・・・なんか強調表示されだした。アレか。押せってか。
強化(ポチ)
『強化』
強化元と同じ物を選択して下さい。
強化元:「布の装備」強化0/1
強化消費↓
・布の装備
まぁここまで来れば流石にわかる。アレだろう。基本的にソシャゲのテンプレ通りなのだろう。タップして強化する。
『布の装備を強化した』
品質、耐久力が上昇した。
このアイテムは強化限界です。
もう一度「使用」を押して装備してみる。
・・・んー違いはわからんな。あ、因みに、強化するには一度顕現状態を解除しなければならない様で、強化を押した途端、来ている服が光りながら消えていき、再び俺のソーセージがボロンした。うん、説明せーや。なんのためのチュートリアルやねん。・・・いや、もしかしたこれ込みでのチュートリアルなのだろうか。たしかにこれなら忘れはしない。
『チュートリア-4』
ガチャアイテムは限界数まで「手持ち」に置かれます。
「手持ち」からはアイテムの詳細情報が見れる他、一括売却も行えます。
「手持ち」の現在の限界数は50個です。限界数を超えて入手したアイテムは「一時BOX」に送られます。「一時BOX」に限界数はありませんが、入手した時点から48時間経過すると自動で消滅します。
ガチャで入手したアイテムの使用は「手持ち」にある場合のみ可能です。よって使用しても消滅しない装備類のアイテムなどは顕現状態であっても「手持ち」にアイテムが保持された状態です。
「手持ち」画面へと切り替わった。角には10/50と書いてある数字と「売却」の文字が。
『チュートリアルー5』
「売却」では、ガチャアイテムを売却し、売却ポイントに変換できます。
玉鋼を売却してみましょう。
『売却』
・N 布の装備
・N ショートソード
・N 解体用ナイフ
・N 回復薬
・N 黒パン
・HN 水入り革袋
・R+ 玉鋼←
・SSR スキル「一般知識取得」
・SSR スキル「冒険者一般技能習得」
・SSR スキル「共通翻訳」
「売却」を押せと強調表示が出たので押すと、画面が再び切り替わった。強調表示のまま押していくと。
『売却』
・R+玉鋼
以上を売却して、売却ポイント10pを入手しますか?
YES/NO
『チュートリアルー6』
「ポイント」には「ガチャポイント」「売却ポイント」「その他ポイント」があります。
「ポイント」はガチャアイテムの売却、レベルアップ、特定の行動にて入手することができます。
交換所での交換対象は常設と非常設がランダムに14日周期で変化します。
先程入手したポイントを使って、交換所で「手持ち限界数+5」を交換してみましょう。
売却でポイントを得たと思ったら次は交換所の画面に変わった。
『交換所』 所持ポイント:10p
・「ガチャポイント1p」:10p
・「強化限界突破」:200p
・「手持ち限界数+5」:5p
・HN「クレイモア」:25p
・UC「水」:2p
・R+「メテオリザードの結晶鱗」:70p
・SSR「王剣・エクスカリバー」1200p
ふ~ん。強化限界突破てのはなんだろうな。通常の強化のさらに上の強化って感じか?見た感じ下の方はレアリティが書いてあるしアイテムなのは間違いないだろう。となるとレアリティの書いてない奴はシステム的なものか。てかエクスカリバーて、そんなのもあるのか。たっか。
どうやら今ある10ポイントで手持ちの枠を10個分増やせという事らしく、「手持ち限界数+5」を2回押した。
「手持ち」の限界数を増やしました。
現在の「手持ち」の限界数:60個
続いて戦闘チュートリアルに移行します。
SSR スキル「冒険者一般技能習得」を使用して下さい。
『スキル「冒険者一般技能習得」』
レアリティ:SSR
EXスキルの一つ。この世界の冒険者の平均的な技能を習得できる。
・チュートリアル専用のスキル。使用後保持スキルとしては残らない。
→使用
→売却
スキルか。予想通り使用するとスキルを覚える感じなんだろうか。それはそうとしてまた悪戯心がここで一つ。
売却(ポチ)
『スキル「冒険者一般技能習得」』
レアリティ:SSR
EXスキルの一つ。この世界の冒険者の平均的な技能を習得できる。
・チュートリアル専用のスキル。使用後保持スキルとしては残らない。
→使用
なんということでしょう。売却の文字が消えたではありませんか。・・・張り合いのねぇ。
大人しく使用を押す。瞬間
「ガッ!?!?」
頭に電動ドライバーか何かで穴を空けられたかのような痛みが走った。それと同時に冒険者としての「普通」をあらかじめ知識として知っていたかのような奇妙な感覚になった。
スキル「冒険者一般技能習得」を使用しました。身体に情報がインプットされました。
「手持ち」の「ショートソード」を顕現します。敵を倒しましょう。
「・・・は?」
剣が手元に、目の前にナイフを持った緑色の小人がいきなり現れた。
あーあれだ、ゴブリンだ。多分。なんとなくで予想するが、それ以上に頭に入った「冒険者の一般的知識」が間違いないと判断する。
ゴブリンはキシャーッと叫びと共にこちらにナイフを振るってきた。
「チッ!」
いきなりの事に思考が遅れるが、同じく染み付いた「冒険者の一般的な技術」がなんとか体を動かす。
転がるように斬撃を避け、片手を軸に体を浮かせゴブリン目掛けて足払いする。
「グギャ!?」
転倒したゴブリンに、体を回転させながら剣を振り下ろす。
ゴブリンが苦し紛れに振り回したナイフが腕を掠めたが、俺のショートソードは見事にゴブリンの頭部にめり込んだ。
初戦闘終了。おめでとうございます。
「手持ち」の「回復薬」を使用して、傷を治癒しましょう。
『回復薬』
レアリティ:N
治癒効果のあるポーション。品質:普
→使用
→売却
売却(ポチ)
『回復薬』
レアリティ:N
治癒効果のあるポーション。品質:普
→使用
ノータイムで「売却」を押すのはまぁ当然として。ポーションの使用ってどうやって使うんだ?と思いながら使用すると、手の中に回復薬が顕現した。回復薬が手に触れた瞬間に冒険者の常識を思い出す。
バシャバシャ
ナイフの掠った部分に回復薬をぶっかける。すると見る見るうちに切り傷が治っていく。おー。
討伐したモンスターは解体用ナイフで素材や討伐証明部位を剥ぎ取りましょう。
「手持ち」の「解体用ナイフ」を使用して下さい。
『解体用ナイフ』
レアリティ:N
解体用のシースナイフ。一般的な耐久性、切れ味。
→使用
あっコイツ!使用以外の選択肢外しやがった!チュートリアルだからってやりすぎだろ!オウボウダー。
手に現れたナイフを持ち、足元に転がるゴブリンの死体にしゃがみ、慣れた手付きでゴブリンの耳を切り取る。
最後にスキル「一般知識取得」とスキル「共通翻訳」を使用して下さい。
以上にてチュートリアルを終了します。
『スキル「一般知識習得」』
レアリティ:SSR
EXスキルの一つ。この世界の平均的な知識を習得できる。
・チュートリアル専用のスキル。使用後保持スキルとしては残らない。
→使用
『スキル「共通翻訳」』
レアリティ:SSR
EXスキルの一つ。この世界の言語を理解及びそれを伝える能力を習得できる。
・特定待遇専用のスキル。
→使用
またですかそうですか。ハイハイ電動ドリルどうぞ。あイッテェ!!!!
『チュートリアルを終了しました』
お疲れ様でした。チュートリアル情報はヘルプからいつでも確認できます。
チュートリアル専用空間から転移します。転移先は候補内からランダムに選出されます。
・初回「チュートリアル終了」を確認しました。報酬として「売却ポイント150p」「ガチャポイント10p」「経験値」を入手しました。
・初回「レベルアップ」を確認しました。報酬として「スキル限定ガチャ券×1枚」を入手しました。
・「レベルアップ」を確認しました。報酬として「ガチャポイント1p」を入手しました。
頭の痛みに顔を顰めながら、こめかみ辺りを押さえているとそんな知らせが。え、てか転移?なんて?
周囲の風景が薄く光りだしたかと思えば、霧のようにぼやけていく。有無を言わさない状況の変化に流石の俺も現実逃避に昨晩のオナネタを思い出そうとあイッタ!頭イテェ!!
そんな遊ぶ時間も無く、木々で囲まれ少し開けた場所に着いた。
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果たしてメイヴィスは王宮を出られるのか?
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この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。
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