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3:朝霧くんの観察日記1
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(面倒臭いこと、この上ないな…。無駄な時間を費やした)
俺は早々に会議室を後にした。
委員長を仲介しての、いわゆる告白…というやつ。
当然のことだが、きっぱりとお断りを入れた。
自分に好意を持ってくれる…。本来ならば、少なからず喜ばしいことなのかも知れない。
だが、自分はそうは思えなかった。
「だいたい、お前に俺の何が分かる?」
本当は言ってやりたい。
どこを見て『好き』などという言葉を口にするのか。
到底理解の出来ないことだった。
本当の自分のことなど、何も知らない癖に。
自分が相当ひねくれているのは分かっているつもりだ。
だが、それでも外見だけで人を『好き』と簡単に言える輩には、興味も何も持てなかった。
昇降口を出ると、今にも雨が降り出しそうな怪しい雲に思わず足を止めた。
すると、たまたま横で一人作業をしていた主事の男が「あれ?」と不思議な声を上げた。
「………?」
その男の見ている方向へと何気なく視線を向けると、遠くの樹の上に人が登っているのが見えた。
「あんな所に女の子が…。何をやってるんだ?危ないなぁ」
主事は独り言のように呟くと、注意をしに向かおうとそちらに足を向け掛けた。
だが、その時。
突然、ゴオーッ…と唸るほどの強い風が辺り一帯を吹き抜け。
(あ…落ちた…)
その女生徒が木から落ちていくのが見えた。
俺は早々に会議室を後にした。
委員長を仲介しての、いわゆる告白…というやつ。
当然のことだが、きっぱりとお断りを入れた。
自分に好意を持ってくれる…。本来ならば、少なからず喜ばしいことなのかも知れない。
だが、自分はそうは思えなかった。
「だいたい、お前に俺の何が分かる?」
本当は言ってやりたい。
どこを見て『好き』などという言葉を口にするのか。
到底理解の出来ないことだった。
本当の自分のことなど、何も知らない癖に。
自分が相当ひねくれているのは分かっているつもりだ。
だが、それでも外見だけで人を『好き』と簡単に言える輩には、興味も何も持てなかった。
昇降口を出ると、今にも雨が降り出しそうな怪しい雲に思わず足を止めた。
すると、たまたま横で一人作業をしていた主事の男が「あれ?」と不思議な声を上げた。
「………?」
その男の見ている方向へと何気なく視線を向けると、遠くの樹の上に人が登っているのが見えた。
「あんな所に女の子が…。何をやってるんだ?危ないなぁ」
主事は独り言のように呟くと、注意をしに向かおうとそちらに足を向け掛けた。
だが、その時。
突然、ゴオーッ…と唸るほどの強い風が辺り一帯を吹き抜け。
(あ…落ちた…)
その女生徒が木から落ちていくのが見えた。
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