9 / 45
第9話 最強のゴブリン軍団!?
しおりを挟む
俺の作戦は果たして上手くいくのだろうか。
鼻をほじほじしながらネズミの唐揚げに腕を伸ばし、スライムモニターを横目で見ていると、三人組みの冒険者が掃き溜めに足を踏み入れた。
短剣を腰に提げた軽装備の男と、背に大剣を担いだ重装備の男。それに魔女っ子ファッションの女か……。
一見パーティバランスはかなり良さそうに見える。
「随分余裕だな」
「まぁな~。あの程度なら問題ないだろう」
ダンジョン内をずけずけと先行する軽装備の男が落とし穴を目前に立ち止まった。
どうやらトラップに気がついたようだ。
『間抜けめ』とほくそ笑んだ男がカモフラージュ用の布を一気に剥がすと、
『う、うわぁぁああああああああああっ!?』
軽装備の男の腕や体に、あらかじめ落とし穴の下で待機していた蜘蛛モンスターの放った糸が絡まる。そのまま力任せに穴の底に叩きつけられた男は、無数の蜘蛛の餌食だ。
『ジョイ!?』
『う、嘘でしょ!?』
こいつは二重トラップ。
普通に落とし穴に引っかかればそれでよし。
しかし引っ掛からなかった時のことを考慮し、あらかじめ蜘蛛モンスターを穴の中に待機させておく。
そうすることで布を引き剥がすと同時に、油断した間抜けを一気に巣穴へと引きずり込む。
全身強打で動けなくなったところを美味しくパクリンチョ……ってなわけさ。
仮に布を引き剥がさなければ、後々後方から挟み撃ちにもできるという高難易度トラップ!
ただの落とし穴だと油断した間抜けは、ダンジョンという名の魔の巣窟に朽ちていくのさ。
「さぁ、どうするかな?」
駆け出し冒険者が意気揚々と狩場だと聞かされていたダンジョンへ足を踏み入れて数分――あっという間に無惨な姿と変わり果てた仲間を見せられれば動揺するのは当然。
その結果、彼らは著しく判断能力が低下する。冷静さを失った人間が如何に弱いかご存じかな?
大人しく引き返せばいいものを、冒険者の矜持が彼らの退路を断つ。
傲慢が許されるのは俺のような生まれながらの王だけだということを、彼らはまだ知らないのだろう。
不分相応の傲慢は己の身を破滅へと誘っていく。
結果、焦って足下が疎かとなり、毒矢をその身に受けてしまう。
『パピーッ!?』
『ぐっ……』
『傷は浅い、いま解毒剤を』
間抜けめっ。
仲間を思いやるその殊勝な心がけは感心するが、暗く狭い洞窟で膝を突くという行為は感心しないな。
それに……あまりにも無防備。
敵がお前たちの回復を待ってくれると本気で思っているのか? 愚か者めっ!
「かかれ――ゴブリンスライム!」
『了解……マスター』
蝙蝠マイク越しに指示を出すと、曲がり角で息を殺して待機していたゴブリンたちが一斉に飛び出す。
「っ!?」
慌てた重装備の男が背の大剣を抜き取るが、それは洞窟では些か大き過ぎやしないか?
案の定、巨大な大剣は岩肌に阻まれて満足に振ることすらかなわない。
時と場合――状況に応じて武器を選択することも戦場では基本だ。
使い慣れた得物が必ずしも、その環境下で己の身を守ってくれるとは限らないのだから。
咄嗟に大剣を手放し、懐に忍ばせていた短剣に切り替えたまではいい判断だ。
だが、お前はちゃんと眼前のモンスターを確認しているのか?
『な、なんだこいつら!?』
『よ、よろい……ゴブ、リンがっ……鎧を着て、る……ですって』
ご名答。そいつは俺が考案したスライム鎧だ。
スライムの特技は固形変体――これをスリリンから聞いたときから、俺は何か使い道がないかと考えていた。
そして閃いたのが、柔軟性に優れた軽い鎧だ!
速かろう? お前のように重量のある鎧を装着していれば、確かに防御力は絶大。
だがそれには致命的な欠点がある。
戦闘においてある意味もっとも重要となる俊敏性が損なわれるという点だ。
その点、スライムは軽い。
軽いだけではなく、その形を自在に変化し、時にバネのようにその身を変えながらゴブリンたちをサポートする。
超高速移動が可能となった小さな鬼を捉えることは至難の技。
もちろん、捉えたところで……。
『と、届かない!?』
分厚いスライムの鎧を前に、短い刃先など届くはずもなかろう。
スライムは『打撃』『斬擊』を無効化する。五歳児でも知っている常識だ、バカタレ。
唯一お前たちに活路があるとすれば、魔導師による火系魔法による攻撃のみ。
けれども残念。
肝心の魔導師さまは毒で身動き一つ取れぬときた。
つまり……お前ら、もう詰んでるんだよな。
「……圧倒的だな」
「……お前本当にえげつないことを思いつくな。ありゃーそこそこ経験を積んだ冒険者じゃないと太刀打ちできないだろうよ」
確かにスリリンの言う通りだ。
モニター越しに見ていた俺も、とんでもないモノを考案してしまったと放心状態となっている。
「けどよ、お前人間なのに……同族を殺して心が痛まないのかよ?」
「そりゃ多少は痛むさ。けどな、この世は所詮弱肉強食なんだよ。人間は魔族やモンスター以外とも戦争を繰り返してきた。その歴史の上に成り立っているのがいまの人間社会だ」
「ふーん、だから同族を殺してもいいと?」
「そうは言わないけど、何かを守るためには、時に何かを犠牲にすることも必要ってことさ」
「なるほどな」
俺は俺の夢と、一国の王というポジションを守らねばならん。
そうしなければ……大切な側室が失われてしまうのだから。
それだけは……それだけは死んでも守り抜かねばっ!
鼻をほじほじしながらネズミの唐揚げに腕を伸ばし、スライムモニターを横目で見ていると、三人組みの冒険者が掃き溜めに足を踏み入れた。
短剣を腰に提げた軽装備の男と、背に大剣を担いだ重装備の男。それに魔女っ子ファッションの女か……。
一見パーティバランスはかなり良さそうに見える。
「随分余裕だな」
「まぁな~。あの程度なら問題ないだろう」
ダンジョン内をずけずけと先行する軽装備の男が落とし穴を目前に立ち止まった。
どうやらトラップに気がついたようだ。
『間抜けめ』とほくそ笑んだ男がカモフラージュ用の布を一気に剥がすと、
『う、うわぁぁああああああああああっ!?』
軽装備の男の腕や体に、あらかじめ落とし穴の下で待機していた蜘蛛モンスターの放った糸が絡まる。そのまま力任せに穴の底に叩きつけられた男は、無数の蜘蛛の餌食だ。
『ジョイ!?』
『う、嘘でしょ!?』
こいつは二重トラップ。
普通に落とし穴に引っかかればそれでよし。
しかし引っ掛からなかった時のことを考慮し、あらかじめ蜘蛛モンスターを穴の中に待機させておく。
そうすることで布を引き剥がすと同時に、油断した間抜けを一気に巣穴へと引きずり込む。
全身強打で動けなくなったところを美味しくパクリンチョ……ってなわけさ。
仮に布を引き剥がさなければ、後々後方から挟み撃ちにもできるという高難易度トラップ!
ただの落とし穴だと油断した間抜けは、ダンジョンという名の魔の巣窟に朽ちていくのさ。
「さぁ、どうするかな?」
駆け出し冒険者が意気揚々と狩場だと聞かされていたダンジョンへ足を踏み入れて数分――あっという間に無惨な姿と変わり果てた仲間を見せられれば動揺するのは当然。
その結果、彼らは著しく判断能力が低下する。冷静さを失った人間が如何に弱いかご存じかな?
大人しく引き返せばいいものを、冒険者の矜持が彼らの退路を断つ。
傲慢が許されるのは俺のような生まれながらの王だけだということを、彼らはまだ知らないのだろう。
不分相応の傲慢は己の身を破滅へと誘っていく。
結果、焦って足下が疎かとなり、毒矢をその身に受けてしまう。
『パピーッ!?』
『ぐっ……』
『傷は浅い、いま解毒剤を』
間抜けめっ。
仲間を思いやるその殊勝な心がけは感心するが、暗く狭い洞窟で膝を突くという行為は感心しないな。
それに……あまりにも無防備。
敵がお前たちの回復を待ってくれると本気で思っているのか? 愚か者めっ!
「かかれ――ゴブリンスライム!」
『了解……マスター』
蝙蝠マイク越しに指示を出すと、曲がり角で息を殺して待機していたゴブリンたちが一斉に飛び出す。
「っ!?」
慌てた重装備の男が背の大剣を抜き取るが、それは洞窟では些か大き過ぎやしないか?
案の定、巨大な大剣は岩肌に阻まれて満足に振ることすらかなわない。
時と場合――状況に応じて武器を選択することも戦場では基本だ。
使い慣れた得物が必ずしも、その環境下で己の身を守ってくれるとは限らないのだから。
咄嗟に大剣を手放し、懐に忍ばせていた短剣に切り替えたまではいい判断だ。
だが、お前はちゃんと眼前のモンスターを確認しているのか?
『な、なんだこいつら!?』
『よ、よろい……ゴブ、リンがっ……鎧を着て、る……ですって』
ご名答。そいつは俺が考案したスライム鎧だ。
スライムの特技は固形変体――これをスリリンから聞いたときから、俺は何か使い道がないかと考えていた。
そして閃いたのが、柔軟性に優れた軽い鎧だ!
速かろう? お前のように重量のある鎧を装着していれば、確かに防御力は絶大。
だがそれには致命的な欠点がある。
戦闘においてある意味もっとも重要となる俊敏性が損なわれるという点だ。
その点、スライムは軽い。
軽いだけではなく、その形を自在に変化し、時にバネのようにその身を変えながらゴブリンたちをサポートする。
超高速移動が可能となった小さな鬼を捉えることは至難の技。
もちろん、捉えたところで……。
『と、届かない!?』
分厚いスライムの鎧を前に、短い刃先など届くはずもなかろう。
スライムは『打撃』『斬擊』を無効化する。五歳児でも知っている常識だ、バカタレ。
唯一お前たちに活路があるとすれば、魔導師による火系魔法による攻撃のみ。
けれども残念。
肝心の魔導師さまは毒で身動き一つ取れぬときた。
つまり……お前ら、もう詰んでるんだよな。
「……圧倒的だな」
「……お前本当にえげつないことを思いつくな。ありゃーそこそこ経験を積んだ冒険者じゃないと太刀打ちできないだろうよ」
確かにスリリンの言う通りだ。
モニター越しに見ていた俺も、とんでもないモノを考案してしまったと放心状態となっている。
「けどよ、お前人間なのに……同族を殺して心が痛まないのかよ?」
「そりゃ多少は痛むさ。けどな、この世は所詮弱肉強食なんだよ。人間は魔族やモンスター以外とも戦争を繰り返してきた。その歴史の上に成り立っているのがいまの人間社会だ」
「ふーん、だから同族を殺してもいいと?」
「そうは言わないけど、何かを守るためには、時に何かを犠牲にすることも必要ってことさ」
「なるほどな」
俺は俺の夢と、一国の王というポジションを守らねばならん。
そうしなければ……大切な側室が失われてしまうのだから。
それだけは……それだけは死んでも守り抜かねばっ!
0
あなたにおすすめの小説
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。
Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。
現世で惨めなサラリーマンをしていた……
そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。
その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。
それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。
目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて……
現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に……
特殊な能力が当然のように存在するその世界で……
自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。
俺は俺の出来ること……
彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。
だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。
※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※
※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※
嫁に来た転生悪役令嬢「破滅します!」 俺「大丈夫だ、問題ない(ドラゴン殴りながら)」~ゲームの常識が通用しない辺境領主の無自覚成り上がり~
ちくでん
ファンタジー
「なぜあなたは、私のゲーム知識をことごとく上回ってしまうのですか!?」
魔物だらけの辺境で暮らす主人公ギリアムのもとに、公爵家令嬢ミューゼアが嫁として追放されてきた。実はこのお嫁さん、ゲーム世界に転生してきた転生悪役令嬢だったのです。
本来のゲームでは外道の悪役貴族だったはずのギリアム。ミューゼアは外道貴族に蹂躙される破滅エンドだったはずなのに、なぜかこの世界線では彼ギリアムは想定外に頑張り屋の好青年。彼はミューゼアのゲーム知識をことごとく超えて彼女を仰天させるイレギュラー、『ゲーム世界のルールブレイカー』でした。
ギリアムとミューゼアは、破滅回避のために力を合わせて領地開拓をしていきます。
スローライフ+悪役転生+領地開拓。これは、ゆったりと生活しながらもだんだんと世の中に(意図せず)影響力を発揮していってしまう二人の物語です。
雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる