41 / 45
第41話 ありがどうな、相棒!
しおりを挟む
そこから降りてきて正々堂々と戦えと言うミラスタールに対し、キースは鼻で嗤い飛ばす。
「勘違いするなよ雑魚が。貴様などこの俺さまが自ら手を下すまでもあるまい」
町を睥睨したキースは兵たちへそっと頷く。
「!?」
すると、ミラスタールの周囲を取り囲んだ兵たちが半笑いを浮かべながら抜刀する。
「どこまでも卑怯なやつだな」
「ふんっ、俺さまと相見えたければ実力を示すのだな。愚王なる一族……ミラスタール・ペンデュラムよ」
「あんまりこの俺を舐めるなよ、キース!」
「ほぉ~、口だけは達者だな」
ミラスタールが透かさず腰に提げた剣身を持たぬ柄を抜き取れば、たちまちその場が笑いの渦に包まれる。
「ぎゃははははっ――こいつは傑作だ! そのような刃を持たぬ剣でこの俺さまと殺り合うなどと妄言を吐いておったのか。さすがは天下に名高い愚王なる一族は違うの」
膝を叩いて笑い転げるキースの横で、リブラビスもあちゃーと頭に手を置いて溜息を吐いている。
「案ずるな、リブラビスよ! 俺は偉大なる王――ミラスタール・ペンデュラムなのだぞ」
「なにが偉大なる王だぁ! 貴様は前代未聞の間抜けなる愚王なる一族、その間抜けな末裔だろうがっ」
ミラスタールは瞼を閉じて降りかかる声音を振り払うと、次の瞬間――カッと力強く碧眼を見開いた。
「スリリン……漆黒の大悪魔モード……さらに不定形粘液剣だっ!」
「あいよ!」
瞬く間に漆黒の翼が彼を包み込むと、黒く禍々しい二本の角を生やした悪魔の鎧を身にまとう。手には漆黒の剣を携えている。
その姿を目にした彼らからは笑い声が消え失せていた。
「な、なんだそれは!?」
「ダークスライムの鎧と剣だ。貴様らのような雑魚では俺に傷一つつけられないぞ!」
「スライム……だと!?」
キースへ剣先を向けたミラスタールが豪胆にいい放つと、「殺せっ!」短い指示が兵たちに下される。
一斉に斬り込んでくる兵たちの刃が漆黒の大悪魔に阻まれる。スライム鎧を貫くことができないのだ。
瞬刻――両手で剣を構えるミラスタールが指先一本動かすことのないまま、鍛え上げられた強靭な肉体を有する男たちを次々と斬り伏せていく。
変幻自在の意思ある不定形粘液剣が肉を斬り、骨太な男たちの骨を断ったのだ。
錆びた鉄の薫りがそよ風に乗って町へ漂う。それは兵たちにとっての破滅と絶望の薫りとなる。
しかし、その臭いがリブラビスの鼻先を掠め鼻腔の奥に広がった頃――彼女にとっては救世主の訪れを知らせる薫りと変わっていた。
「す、すごい……あれが……あの、ミラスタールなの!?」
地獄と化したこの日々を、彼なら救い出してくれるかもしれない。胸の奥にわずかに光が宿ったリブラビスを、冷静に観察していたキースが「なるほど」と口にする。
「案ずるでない、我が優秀なるユーゲニウム兵よ! このようなモノは所詮まやかしに過ぎん。魔導兵、前へっ!」
様子を窺っていた魔導師たちが手際よくミラスタールを取り囲んでいく。
魔導師たちはキースの意図を理解していた。
彼は気づいてしまったのだ……あれがただのスライムだということに……。
「悪あがきか、キース! みっともないやつだ」
コロコロと笑い声を響かせるミラスタールとは違い、スリリンは慌てたように声を張り上げた。
「まずい、相棒っ!?」
スリリンの絶叫がミラスタールの鼓膜を揺らした直後、詠唱を終えた魔導師たちが一斉に火球を撃ち放った。
すると、
「あぢぃぃいいいいいいいいいいいっ!?」
「へ……? あっ、熱っ!?」
四方から一斉に放たれた炎が容赦なく彼らを包み込む。火だるまになって燃え上がるミラスタールはあまりの熱さに剣を遠くへ投げ捨てた。そのまま転がり火を消そうと奮闘するが、火の勢いは弱まるどころか増す一方。
スライム種は『斬擊』『打撃』を無効化してしまうが、魔法攻撃にはめっぽう弱い。キースはスライムの弱点を見事に見極めていたのだ。
のたうち回るミラスタールを道連れにしかねないと判断したスリリンは、やむを得ず漆黒の大悪魔モードを解除した。
「スリリン!?」
「あい……ぼぅ」
黒く小さなぷにぷにが燃えて溶けていく。その個体がどんどん小さくなっていくのを、呆然と見つめることしかできないミラスタール。
「そんな……スリリン……」
「そん、な……面すんじゃねぇよ……おれ、っちを……ここまで、つれだして……ぐれでぇ、ありがどうな、あい……ぼぅ」
「いやだ、いやだ、死ぬなスリリン!?」
必死にスリリンを蝕む炎を取り除こうと手で払うミラスタールだが、その炎は消えない。
それでも、彼は火傷だらけの掌で何度も、何度も炎を消そう試みる。
「たのじぃ、がったぜ……あい、ぼぅ……どの、ひびは……」
「大丈夫だ……必ず、必ず助けてやる! 俺は偉大なる王なんだ。おれに……ずぐえねなぃ、ごどなんで……ないんだがら……」
「ありがどぅ……あいぼう」
ダークスライムスリリンの姿が……完全に焼失してしまった。
最後に聞こえた優しい声音が脳にこびりつく。
「いやだぁぁあああぁぁぁあああああぁぁぁああああああぁぁあああ――!!」
泣きわめき、蹲るミラスタールの頭上からは嘲笑う男の声が雷雨のように降り注ぐ。
それは次第に嵐となり、周囲を取り囲む魔導師たちの嗤いを引き連れてくる。
「いきがっても所詮はガキッ! 無様だな、ミラスタールよ」
ゆったりとした動作で頭を上げたミラスタールはぐしゃぐしゃに濡れた顔で、声の主を呪い殺すように睨みつけた。
「ごろず……ごろじでぇやるぅぅうううううう――!!」
両手を放り出し、やぐらへ向かって駆け出したミラスタールだったが、彼の体が進行方向とは逆に吹き飛んだ。
仲間を殺された兵のハイキックが彼の顔面を捉えたのだ。
「ぅう……ぅっ」
「覚悟は出来てんだろうな……クソガキッ!」
「簡単には殺すなよ。その愚か者はこの俺さまを罵った大罪人なのだからな」
「へへっ、サンドバッグにしてやるぜ!」
鼻筋を押さえて蹲るミラスタールの髪を、屈強な男たちは容赦なく掴み上げた。
「やめ……ろっ、おれは……おう、だぞ」
涙と鼻血が混ざり合った顔が苦痛に歪む。そこへ男の剛腕が溝内に突き刺さる。
「ぐわぁ……っ」
血反吐を吐いた少年に、男たちは何度も、何度も強打を繰り返す。
意識が朦朧とするミラスタール。目の前がぐにゃぐにゃと歪み、目前の男が何重にも重なり見える。
「やめてぇ――! おねがい……もう、やめてぇ……」
目を覆いたくなる程の惨い仕打ちに、リブラビスは涙を零しながらキースへと懇願する。
「ふんっ、もうよい。殺せ……」
吐き捨てられたキースの言葉を受け、ボロ雑巾のように地面に倒れ込んだミラスタールへ、兵の剣先が突きつけられた。
混濁する意識の中、男の刃が高く振り上げられると………消えた。
目の前から男の姿が忽然で消えたのだ。
さらに同時に耳をつんざく地響きと、激しい揺れに見舞われる。
なにが起こったのか理解できないミラスタールが霞む視界の中で捉えたのは……大根を十本に纏めたような太股……広く逞しい背中はゴリラが可愛く思えるほどの背筋を浮き上がらせ、その頂には王を示す冠が燦然と光輝いていた。
首を回し振り返ったその相貌に、ミラスタールはハッと息を呑んだ。
「ポ……ポポコ……ちゃん?」
「み~つけた……♡」
女性が発したとは思えぬ程の低音が骨の芯まで響き渡り、激しく脳を揺らす。
刹那――ミラスタールの全身を戦慄が駆け抜けた。
「勘違いするなよ雑魚が。貴様などこの俺さまが自ら手を下すまでもあるまい」
町を睥睨したキースは兵たちへそっと頷く。
「!?」
すると、ミラスタールの周囲を取り囲んだ兵たちが半笑いを浮かべながら抜刀する。
「どこまでも卑怯なやつだな」
「ふんっ、俺さまと相見えたければ実力を示すのだな。愚王なる一族……ミラスタール・ペンデュラムよ」
「あんまりこの俺を舐めるなよ、キース!」
「ほぉ~、口だけは達者だな」
ミラスタールが透かさず腰に提げた剣身を持たぬ柄を抜き取れば、たちまちその場が笑いの渦に包まれる。
「ぎゃははははっ――こいつは傑作だ! そのような刃を持たぬ剣でこの俺さまと殺り合うなどと妄言を吐いておったのか。さすがは天下に名高い愚王なる一族は違うの」
膝を叩いて笑い転げるキースの横で、リブラビスもあちゃーと頭に手を置いて溜息を吐いている。
「案ずるな、リブラビスよ! 俺は偉大なる王――ミラスタール・ペンデュラムなのだぞ」
「なにが偉大なる王だぁ! 貴様は前代未聞の間抜けなる愚王なる一族、その間抜けな末裔だろうがっ」
ミラスタールは瞼を閉じて降りかかる声音を振り払うと、次の瞬間――カッと力強く碧眼を見開いた。
「スリリン……漆黒の大悪魔モード……さらに不定形粘液剣だっ!」
「あいよ!」
瞬く間に漆黒の翼が彼を包み込むと、黒く禍々しい二本の角を生やした悪魔の鎧を身にまとう。手には漆黒の剣を携えている。
その姿を目にした彼らからは笑い声が消え失せていた。
「な、なんだそれは!?」
「ダークスライムの鎧と剣だ。貴様らのような雑魚では俺に傷一つつけられないぞ!」
「スライム……だと!?」
キースへ剣先を向けたミラスタールが豪胆にいい放つと、「殺せっ!」短い指示が兵たちに下される。
一斉に斬り込んでくる兵たちの刃が漆黒の大悪魔に阻まれる。スライム鎧を貫くことができないのだ。
瞬刻――両手で剣を構えるミラスタールが指先一本動かすことのないまま、鍛え上げられた強靭な肉体を有する男たちを次々と斬り伏せていく。
変幻自在の意思ある不定形粘液剣が肉を斬り、骨太な男たちの骨を断ったのだ。
錆びた鉄の薫りがそよ風に乗って町へ漂う。それは兵たちにとっての破滅と絶望の薫りとなる。
しかし、その臭いがリブラビスの鼻先を掠め鼻腔の奥に広がった頃――彼女にとっては救世主の訪れを知らせる薫りと変わっていた。
「す、すごい……あれが……あの、ミラスタールなの!?」
地獄と化したこの日々を、彼なら救い出してくれるかもしれない。胸の奥にわずかに光が宿ったリブラビスを、冷静に観察していたキースが「なるほど」と口にする。
「案ずるでない、我が優秀なるユーゲニウム兵よ! このようなモノは所詮まやかしに過ぎん。魔導兵、前へっ!」
様子を窺っていた魔導師たちが手際よくミラスタールを取り囲んでいく。
魔導師たちはキースの意図を理解していた。
彼は気づいてしまったのだ……あれがただのスライムだということに……。
「悪あがきか、キース! みっともないやつだ」
コロコロと笑い声を響かせるミラスタールとは違い、スリリンは慌てたように声を張り上げた。
「まずい、相棒っ!?」
スリリンの絶叫がミラスタールの鼓膜を揺らした直後、詠唱を終えた魔導師たちが一斉に火球を撃ち放った。
すると、
「あぢぃぃいいいいいいいいいいいっ!?」
「へ……? あっ、熱っ!?」
四方から一斉に放たれた炎が容赦なく彼らを包み込む。火だるまになって燃え上がるミラスタールはあまりの熱さに剣を遠くへ投げ捨てた。そのまま転がり火を消そうと奮闘するが、火の勢いは弱まるどころか増す一方。
スライム種は『斬擊』『打撃』を無効化してしまうが、魔法攻撃にはめっぽう弱い。キースはスライムの弱点を見事に見極めていたのだ。
のたうち回るミラスタールを道連れにしかねないと判断したスリリンは、やむを得ず漆黒の大悪魔モードを解除した。
「スリリン!?」
「あい……ぼぅ」
黒く小さなぷにぷにが燃えて溶けていく。その個体がどんどん小さくなっていくのを、呆然と見つめることしかできないミラスタール。
「そんな……スリリン……」
「そん、な……面すんじゃねぇよ……おれ、っちを……ここまで、つれだして……ぐれでぇ、ありがどうな、あい……ぼぅ」
「いやだ、いやだ、死ぬなスリリン!?」
必死にスリリンを蝕む炎を取り除こうと手で払うミラスタールだが、その炎は消えない。
それでも、彼は火傷だらけの掌で何度も、何度も炎を消そう試みる。
「たのじぃ、がったぜ……あい、ぼぅ……どの、ひびは……」
「大丈夫だ……必ず、必ず助けてやる! 俺は偉大なる王なんだ。おれに……ずぐえねなぃ、ごどなんで……ないんだがら……」
「ありがどぅ……あいぼう」
ダークスライムスリリンの姿が……完全に焼失してしまった。
最後に聞こえた優しい声音が脳にこびりつく。
「いやだぁぁあああぁぁぁあああああぁぁぁああああああぁぁあああ――!!」
泣きわめき、蹲るミラスタールの頭上からは嘲笑う男の声が雷雨のように降り注ぐ。
それは次第に嵐となり、周囲を取り囲む魔導師たちの嗤いを引き連れてくる。
「いきがっても所詮はガキッ! 無様だな、ミラスタールよ」
ゆったりとした動作で頭を上げたミラスタールはぐしゃぐしゃに濡れた顔で、声の主を呪い殺すように睨みつけた。
「ごろず……ごろじでぇやるぅぅうううううう――!!」
両手を放り出し、やぐらへ向かって駆け出したミラスタールだったが、彼の体が進行方向とは逆に吹き飛んだ。
仲間を殺された兵のハイキックが彼の顔面を捉えたのだ。
「ぅう……ぅっ」
「覚悟は出来てんだろうな……クソガキッ!」
「簡単には殺すなよ。その愚か者はこの俺さまを罵った大罪人なのだからな」
「へへっ、サンドバッグにしてやるぜ!」
鼻筋を押さえて蹲るミラスタールの髪を、屈強な男たちは容赦なく掴み上げた。
「やめ……ろっ、おれは……おう、だぞ」
涙と鼻血が混ざり合った顔が苦痛に歪む。そこへ男の剛腕が溝内に突き刺さる。
「ぐわぁ……っ」
血反吐を吐いた少年に、男たちは何度も、何度も強打を繰り返す。
意識が朦朧とするミラスタール。目の前がぐにゃぐにゃと歪み、目前の男が何重にも重なり見える。
「やめてぇ――! おねがい……もう、やめてぇ……」
目を覆いたくなる程の惨い仕打ちに、リブラビスは涙を零しながらキースへと懇願する。
「ふんっ、もうよい。殺せ……」
吐き捨てられたキースの言葉を受け、ボロ雑巾のように地面に倒れ込んだミラスタールへ、兵の剣先が突きつけられた。
混濁する意識の中、男の刃が高く振り上げられると………消えた。
目の前から男の姿が忽然で消えたのだ。
さらに同時に耳をつんざく地響きと、激しい揺れに見舞われる。
なにが起こったのか理解できないミラスタールが霞む視界の中で捉えたのは……大根を十本に纏めたような太股……広く逞しい背中はゴリラが可愛く思えるほどの背筋を浮き上がらせ、その頂には王を示す冠が燦然と光輝いていた。
首を回し振り返ったその相貌に、ミラスタールはハッと息を呑んだ。
「ポ……ポポコ……ちゃん?」
「み~つけた……♡」
女性が発したとは思えぬ程の低音が骨の芯まで響き渡り、激しく脳を揺らす。
刹那――ミラスタールの全身を戦慄が駆け抜けた。
0
あなたにおすすめの小説
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。
Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。
現世で惨めなサラリーマンをしていた……
そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。
その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。
それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。
目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて……
現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に……
特殊な能力が当然のように存在するその世界で……
自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。
俺は俺の出来ること……
彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。
だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。
※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※
※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※
嫁に来た転生悪役令嬢「破滅します!」 俺「大丈夫だ、問題ない(ドラゴン殴りながら)」~ゲームの常識が通用しない辺境領主の無自覚成り上がり~
ちくでん
ファンタジー
「なぜあなたは、私のゲーム知識をことごとく上回ってしまうのですか!?」
魔物だらけの辺境で暮らす主人公ギリアムのもとに、公爵家令嬢ミューゼアが嫁として追放されてきた。実はこのお嫁さん、ゲーム世界に転生してきた転生悪役令嬢だったのです。
本来のゲームでは外道の悪役貴族だったはずのギリアム。ミューゼアは外道貴族に蹂躙される破滅エンドだったはずなのに、なぜかこの世界線では彼ギリアムは想定外に頑張り屋の好青年。彼はミューゼアのゲーム知識をことごとく超えて彼女を仰天させるイレギュラー、『ゲーム世界のルールブレイカー』でした。
ギリアムとミューゼアは、破滅回避のために力を合わせて領地開拓をしていきます。
スローライフ+悪役転生+領地開拓。これは、ゆったりと生活しながらもだんだんと世の中に(意図せず)影響力を発揮していってしまう二人の物語です。
雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる