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第十四話 蛇洞窟3

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あれから少し歩いていると道が細くなっていた。
なるほど蛇のサイズならこの細い空間で有利に戦えるってことか。
「僕が前を歩くから後ろを確認しながらついて来て」
そういうとゆっくり前に進み始めた。かなり進みにくいな。かと言ってなんかのひょうしに崩れたら生き埋めだ慎重にいなねぇと。
「シャァァァァァァ」
「うわっ」
前を歩いている僕に蛇が飛びついてきた。やばいと思ったが飛んでいる途中で弓矢で射抜かれた
「大丈夫ですか?」
「ああ、助かった」
さすがは狙撃手本業だあんないきなり出てきた敵を射抜くとは。にしても本当にいきなり出てきたな。先が見えにくいって言っても懐中電灯で照らしてるんだけどな。
「シャァァァァァァ」
「っな?!」
上から!どういうことだ!またもや綺麗にヘッドショットをきめられそのまま落ちてきた。
にしてもなんで上から落ちて来たんだ上部分をはって来れるわけないし・・・。
まさか?!
「おいお前らどこかに蛇が通れそうな穴はないか!」
探して見るとかなり沢山の穴があった。
おいおいまじかよ。前を全力で守っとけばある程度大丈夫だと思ってたけど、これじゃあどこからくるかわかんねぇ。
くっそどうすれば。
「イツキさん貴方は前だけに集中してください我々も冒険者蛇程度どこから出てきても対応して見せます」
じいさんの言葉に皆が頷く。僕も焦りまくってたのが嘘のように落ちつていく。こういう慰めって本当に効果あるんだな。
ふぅ。これでしっかり考えられるあいつらはああ言ったがこの道がどこまで続いているかわかんないいじょう体力が持つかわかんない。
考えろ、考えろ細い道穴からの不意打ち穴から穴から、そうだ!
「おい一華穴の中に向かってスキルを使ってくれ」
「わかりました」
スキル[催眠]
「スキルにかかった蛇どもを集めてくれ」
「集まって」
そうすると中から3匹の蛇が出てきた。
「お前ら他の穴を塞げ」
そう指示すると3匹の蛇は各々穴に入って行った。
「これをくり返して行けば確実に通れる一華はしんどいと思うが頑張ってくれ」
「わかりました、頑張ります」
そこからひたすら蛇に催眠をかけては穴を塞がせてをくり返しながら進んで行った。
「はぁはぁはぁはぁ」
「一華大丈夫か」
もう一華も限界かあれから結構進んで広間に出たが一華は動けるなくなってしまった。
「シャァァァァァァ」
「っ?!」
なんだあいつ今までのよりかなりでかいぞ
スキル[解析]
種族名:蛇
レベル:1500
魔力:蛇
スキル[麻痺毒]の取得に失敗しました。
ち!分かってたけどスキル取得は無理か
スキル[剣豪]
「死ねぇ」
正面からつっこんで行くイツキと後ろから飛んでいるくる2本の矢をしっぽひとフリで弾き飛ばす。
「クソ」
イツキはそう言うとポケットから出した匂い袋を投げつけた
確実に蛇は匂い袋を嫌がっている。
よし!とった!
その瞬間
ガブッ
威力は大したことはない血もでていない程度だ
でも━━━━体が動かない
力が入らないまま地面に落ちて行く。
くっそどういうことだ!蛇は鼻がいいから強い匂いに弱いはずげんにやつは匂い袋を嫌がっていたのに
いや、それは地球の話だスキルなんてものがあるのに地球と同じように進化してるわけがない。
イツキは一華の疲弊で催眠が解けたであろう蛇達が他の皆に噛み付いているところ見ているしかなかった。
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