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仮説と情婦
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和兄が明日出張からの帰りにアパートに来るとメールしてきた
今日は居ないんだと分かり、実家に帰った
「ただいま」
「何?ご飯でも食べに来たの?」
お母さんは面倒臭そうに言った
「もう、食べてきた。お姉ちゃんと赤ちゃんに会いに来たの」
久しぶりに帰ってきてもお帰りすら言ってもらえない
相変わらずだな、と思った
「ただいま」
「はるか、お帰り。今寝たところなの。隣の部屋へ行こっか?」
「うん」
「一人暮らしはどう?満喫してる?」
「ご飯が大変かな?後はぼちぼちやってる」
「そっか…。大学は?」
「うん、…そっちもぼちぼちだよ」
「………、大学生活かぁ…。お姉ちゃんも大学行きたかったな」
「……子育てがひと段落したら、受けてみたら?」
「ううん、同じ年頃の皆と一緒に通いたかっただけ…。勉強がしたいわけじゃないから…」
「…ごめん…」
何だか気まずくなった
「はるか…、前に話したこと覚えてる?」
「ん?何?」
「向こうでのこと」
「ああ、外国っぽい所に居たってやつ?」
「そう。それでね、私考えたんだけど…、今から話す事、信じられないと思う。はるかはどう思ったか教えて欲しいの…」
クローゼットの中にあったプラスチックケースに仕舞われたドレスを取り出し、前と同じように、ゆっくりと話し出した
外国だと思ってたけれど、余りにも時代錯誤なこと、聞いた事の無い国、文字こそ読めないけれど、言葉は日本語が通じたこと、以前から姉が好んで読んでいたラノベの世界そのものだと言う
馬鹿げてるとは思うが異世界に転移したのではないかと
見せられたのは、お姉ちゃんが帰って来た時に着ていたドレスと身につけていた、金のペンダント
確かに今の時代の物では無さそうだ
閉鎖的な街で時代の進化が緩やかだったのでは?と思ったが、そこまでどうやって移動したのか
パスポートも無く飛行機なども乗っておらず、家の前から一瞬で
前にあげたラノベを読んでみてと手渡された
隣の部屋で赤ちゃんが起きたようで、泣き出した
「とりあえず、それを読んでみて、私の仮説が合ってるってこと分かって欲しいの」
そう言って赤ちゃんの所に向かった
ドレスとペンダント、それとラノベを紙袋に入れてアパートに持って帰った
元々、本が好きでは無かったのでその日はベッド脇に読まずに置いておいた
次の日、メールの通り和兄が来た
アパートに来るなり、シャワーを使い、当たり前のようにお酒を飲み出す
つまみを用意してあげてると、ほろ酔いになった火照った身体で抱きついてきて、何度も名前を呼びながら、貪るように求めてきた
「ゴム、ちゃんとして」
「外で出すから、大丈夫だって。生の方が気持ち良いし」
「やだ、ちゃんとしないなら、今日はしない」
私のその言葉に不機嫌になり、顔の前で咥えろと言わんばかりに押しつけてきた
言いなりになって口でしていたけれど、その日はそれで満足してくれず、半ば無理矢理抑え付けて、生で挿入ってきた
乱暴に身体を打ちつけて、段々早くなってきたと思った時、ズルッと抜いて扱きながらお腹に掛けられた
ティッシュで自分のを拭いたあと、箱ごと渡してきた
虚しくなりながらも自分でお腹に掛けられたのを拭き、そのまま無言でシャワーを浴びに行った
部屋に戻った時には和兄は一人寝てた
誰も見て無いテレビの音だけが、部屋に響いていた
今日は居ないんだと分かり、実家に帰った
「ただいま」
「何?ご飯でも食べに来たの?」
お母さんは面倒臭そうに言った
「もう、食べてきた。お姉ちゃんと赤ちゃんに会いに来たの」
久しぶりに帰ってきてもお帰りすら言ってもらえない
相変わらずだな、と思った
「ただいま」
「はるか、お帰り。今寝たところなの。隣の部屋へ行こっか?」
「うん」
「一人暮らしはどう?満喫してる?」
「ご飯が大変かな?後はぼちぼちやってる」
「そっか…。大学は?」
「うん、…そっちもぼちぼちだよ」
「………、大学生活かぁ…。お姉ちゃんも大学行きたかったな」
「……子育てがひと段落したら、受けてみたら?」
「ううん、同じ年頃の皆と一緒に通いたかっただけ…。勉強がしたいわけじゃないから…」
「…ごめん…」
何だか気まずくなった
「はるか…、前に話したこと覚えてる?」
「ん?何?」
「向こうでのこと」
「ああ、外国っぽい所に居たってやつ?」
「そう。それでね、私考えたんだけど…、今から話す事、信じられないと思う。はるかはどう思ったか教えて欲しいの…」
クローゼットの中にあったプラスチックケースに仕舞われたドレスを取り出し、前と同じように、ゆっくりと話し出した
外国だと思ってたけれど、余りにも時代錯誤なこと、聞いた事の無い国、文字こそ読めないけれど、言葉は日本語が通じたこと、以前から姉が好んで読んでいたラノベの世界そのものだと言う
馬鹿げてるとは思うが異世界に転移したのではないかと
見せられたのは、お姉ちゃんが帰って来た時に着ていたドレスと身につけていた、金のペンダント
確かに今の時代の物では無さそうだ
閉鎖的な街で時代の進化が緩やかだったのでは?と思ったが、そこまでどうやって移動したのか
パスポートも無く飛行機なども乗っておらず、家の前から一瞬で
前にあげたラノベを読んでみてと手渡された
隣の部屋で赤ちゃんが起きたようで、泣き出した
「とりあえず、それを読んでみて、私の仮説が合ってるってこと分かって欲しいの」
そう言って赤ちゃんの所に向かった
ドレスとペンダント、それとラノベを紙袋に入れてアパートに持って帰った
元々、本が好きでは無かったのでその日はベッド脇に読まずに置いておいた
次の日、メールの通り和兄が来た
アパートに来るなり、シャワーを使い、当たり前のようにお酒を飲み出す
つまみを用意してあげてると、ほろ酔いになった火照った身体で抱きついてきて、何度も名前を呼びながら、貪るように求めてきた
「ゴム、ちゃんとして」
「外で出すから、大丈夫だって。生の方が気持ち良いし」
「やだ、ちゃんとしないなら、今日はしない」
私のその言葉に不機嫌になり、顔の前で咥えろと言わんばかりに押しつけてきた
言いなりになって口でしていたけれど、その日はそれで満足してくれず、半ば無理矢理抑え付けて、生で挿入ってきた
乱暴に身体を打ちつけて、段々早くなってきたと思った時、ズルッと抜いて扱きながらお腹に掛けられた
ティッシュで自分のを拭いたあと、箱ごと渡してきた
虚しくなりながらも自分でお腹に掛けられたのを拭き、そのまま無言でシャワーを浴びに行った
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誰も見て無いテレビの音だけが、部屋に響いていた
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