540 / 638
連載
597 立つ鳥跡を濁さず?
「では幽閉塔の取り壊しをこれから行うということでいいかな? 立会人として宰相と彼の側近が付き添うことになるが」
「はい、構いません。よろしくお願いします」
リオラル達も空気を読んでルドヴィカに確認を取ると、近衛騎士の一人に幽閉塔までの案内を頼み報告会を終わらせた。
「では宰相達、よろしく頼む。アルカンシエル殿達もご足労だった。裁判の結果などは追々連絡を致す」
「こちらこそありがとうございました」
「あとのこともよろしくお願いします」
「失礼致します」
リオラルにそれぞれ挨拶をして席を立つと、ヴァンとエレフも立った。
『邪魔したの』
《馳走になった》
「……お菓子は置いていきなさい」
威厳たっぷりな言い方だけど、ヴァンは可愛い仔狼姿だしエレフは手に残った焼き菓子を掴んでいる。子供か。
エレフ、ショックな顔をするんじゃない。さっきまで俺の菓子を満足するまで食べていただろう。本当に欠食児童か。
「よいよい。ギンカ、紙に包んで持たせてあげなさい」
「はい」
「……すみません。ありがとう」
「気に入ったのならよかった。料理長も喜ぶ。厨房でお姿をお見かけしたと張り切っていたのでな」
リオラルが気を遣ってお土産にしてくれる。そして厨房の話になって、俺はハッと思い出した。
「そうだ、ヴァンが色々と食事をいただいたようで、ありがとうございます。料理人達にもお礼を言っておいてください」
「うむ、伝えよう」
《ありがとう》
『料理、美味かったぞ』
おやつをもらってご機嫌になったエレフと、厨房での料理を思い出したヴァンがウキウキでそう言って執務室を出る。
「現金だなぁ」
「まあ、あの二人だし。お礼は言っていたからヨシとしよう」
「じゃあ今度こそお邪魔しました」
「ああ」
こうしてようやく宰相達と幽閉塔に向かう。
ヴァンとエレフも一緒に来るようだ。まあ、目の届く範囲にいてくれた方がこちらとしても助かるからいいけど。
『ないとは思うが、彼奴が暴走したときの抑止力も兼ねてな』
《力技はヴァンだし、魔力の暴走なら我の得意分野だしの》
「あー、そっか。ありがとう、気にかけてくれて」
そうか、番いを喪ったわけではないけれどルドヴィカが万が一暴走したら俺とアークが抑えるしかない。そこに幻獣と精霊王がいればなお安心だ。
「そうだな。我を忘れないとは言い切れないし、それで俺もアークやノアちゃんを傷つけたくないしな」
そう言うルドヴィカに、俺も父リンドヴルムの話を思い出す。あんな感じに暴走してしまったら、本人も周りも傷ついて大変だ。それに番いであるサムラートもきっと悲しむ。
何だかんだと言いながら、皆がお互いを大切に思っているんだなと再認識して嬉しくなるのだった。
幽閉塔に到着し、改めてよく見るとルドヴィカの腕はすごいんだなと思う。
最初に大鎌で斬り落とした天井部分はそのまま地面に落ちている。普通は落ちた衝撃で粉々に砕けていると思うんだけど、斬るときにルドヴィカが魔法で保護したようでひと欠片も砕けていない。
「ルドヴィカ、わざわざ保護したんだ?」
「だってあのまま落ちて砕けたら証拠品とかも巻き添えになるし、何よりサムラートに被害が及んだら目も当てられないだろう」
真顔で当然のように言うルドヴィカに、チャラい魔法騎士団長という認識を改める。
「怒り心頭だったのにあの一瞬でそこまで考えてたんだ。もっと雑だと思ってたのに意外と冷静だった」
「いやだから、ノアちゃんの俺に対する印象酷っ……もういいけどね」
でも改めた側からおちゃらけるので、これはもうどちらもルドヴィカの本質なんだろうと思うことにする。アークは生まれたときからの付き合いだからか気にしてはいないようだ。
こんなやりとりを何とも言えない表情で黙って見守る宰相達。近くにヴァンとエレフもいるので、緊張もしているのだろう。
「とりあえずノアちゃん、幽閉塔の上部を避けて得意の結界で囲ってくれるか。そうしたら俺の結界魔法を解くから」
「分かった」
ルドヴィカに頼まれて、幽閉塔を結界魔法で囲む。すぐに自分の結界魔法を解いたルドヴィカは、翼を顕現して上部に翔んでその場に留まる。
宰相達は目の前で翼を顕現したルドヴィカに驚く。まあ竜人が翼を顕現することってあんまりないだろうし、ルドヴィカは赤竜で真紅の翼だから目立つしね。
宰相達が幽閉塔の上に行ったルドヴィカに注目している中、前回同様に異空間収納鞄から大鎌を取り出す。
それにギョッとする宰相達を尻目に、ルドヴィカは上部から大鎌を素早く振り下ろした。
その瞬間、轟音とともに立ち上った土煙に結界の中が目視できなくなる。少しして土煙が晴れると、幽閉塔は切り刻まれていてただの瓦礫と化していた。
それを見下ろしていたルドヴィカは、今度は炎の殲滅魔法『インフェルノ』を結界の中に放つ。俺がよく使う殲滅魔法だ。さすがは魔法騎士団長。ルドヴィカも無詠唱でサラッと使えるんだな。
やっぱり手合わせをお願いしよう。
俺がわくわくとしている側では、インフェルノの熱量とは反対に宰相達が顔を青くして震えている。
「うん、これは溶けて跡形もなくなるね。と言うか、ルドヴィカのインフェルノも威力がすごいね」
「ルドヴィカは元々魔法に長けているし、赤竜は炎系の魔法は得意だからな」
ルドヴィカがインフェルノを使ったあと、その熱で周りに被害が出そうだからと上部も結界魔法で塞いだ。
ルドヴィカは地上に降りてきて、右手の親指をグッと立てて俺達の方に突き出す。翼は消していた。
「言わずとも塞いでくれてありがとう、ノアちゃん。あとは燃え尽きるまでちょっと待ってね」
「大丈夫だよ。少しは気が済んだ?」
「まあな。あとは楽しみにとっておくさ」
とりあえず、幽閉塔を消し炭にすることができてよかったね。
「……比喩じゃなく消し炭」
「と、とんでもない方法でしたね」
宰相達が呆然と呟く。近衛騎士はもはや言葉もないようだ。
数分して火の消えた結界の中を見ると、瓦礫は溶けてドロドロ。まだ熱いので俺は『アブソリュート・ゼロ』で冷ますとボコボコの地面を魔法で平らに均して更地にした。
そこまでやってから、ハッと気づく。
「あ、ごめんルドヴィカ、俺が後始末しちゃった。何もなかったことにした方がいいかと思って」
「いやいや、綺麗に痕跡を消してくれて助かる。俺、そのまま放置しようかと思ってたから。言われてみれば何もなかった状態のがいいよな。ありがとう」
思い出したくもない場所だから、これでオッケーだよね。
結界魔法を解くと、そこは本当に幽閉塔があったことすら分からないほど綺麗に均された地面があるだけだった。
「うん、これでここは満足!」
ルドヴィカがいつもの調子でニカッと笑ったので、俺達もホッとして笑うのだった。
まあ、宰相達は引きつった笑い顔だったけどね。
「はい、構いません。よろしくお願いします」
リオラル達も空気を読んでルドヴィカに確認を取ると、近衛騎士の一人に幽閉塔までの案内を頼み報告会を終わらせた。
「では宰相達、よろしく頼む。アルカンシエル殿達もご足労だった。裁判の結果などは追々連絡を致す」
「こちらこそありがとうございました」
「あとのこともよろしくお願いします」
「失礼致します」
リオラルにそれぞれ挨拶をして席を立つと、ヴァンとエレフも立った。
『邪魔したの』
《馳走になった》
「……お菓子は置いていきなさい」
威厳たっぷりな言い方だけど、ヴァンは可愛い仔狼姿だしエレフは手に残った焼き菓子を掴んでいる。子供か。
エレフ、ショックな顔をするんじゃない。さっきまで俺の菓子を満足するまで食べていただろう。本当に欠食児童か。
「よいよい。ギンカ、紙に包んで持たせてあげなさい」
「はい」
「……すみません。ありがとう」
「気に入ったのならよかった。料理長も喜ぶ。厨房でお姿をお見かけしたと張り切っていたのでな」
リオラルが気を遣ってお土産にしてくれる。そして厨房の話になって、俺はハッと思い出した。
「そうだ、ヴァンが色々と食事をいただいたようで、ありがとうございます。料理人達にもお礼を言っておいてください」
「うむ、伝えよう」
《ありがとう》
『料理、美味かったぞ』
おやつをもらってご機嫌になったエレフと、厨房での料理を思い出したヴァンがウキウキでそう言って執務室を出る。
「現金だなぁ」
「まあ、あの二人だし。お礼は言っていたからヨシとしよう」
「じゃあ今度こそお邪魔しました」
「ああ」
こうしてようやく宰相達と幽閉塔に向かう。
ヴァンとエレフも一緒に来るようだ。まあ、目の届く範囲にいてくれた方がこちらとしても助かるからいいけど。
『ないとは思うが、彼奴が暴走したときの抑止力も兼ねてな』
《力技はヴァンだし、魔力の暴走なら我の得意分野だしの》
「あー、そっか。ありがとう、気にかけてくれて」
そうか、番いを喪ったわけではないけれどルドヴィカが万が一暴走したら俺とアークが抑えるしかない。そこに幻獣と精霊王がいればなお安心だ。
「そうだな。我を忘れないとは言い切れないし、それで俺もアークやノアちゃんを傷つけたくないしな」
そう言うルドヴィカに、俺も父リンドヴルムの話を思い出す。あんな感じに暴走してしまったら、本人も周りも傷ついて大変だ。それに番いであるサムラートもきっと悲しむ。
何だかんだと言いながら、皆がお互いを大切に思っているんだなと再認識して嬉しくなるのだった。
幽閉塔に到着し、改めてよく見るとルドヴィカの腕はすごいんだなと思う。
最初に大鎌で斬り落とした天井部分はそのまま地面に落ちている。普通は落ちた衝撃で粉々に砕けていると思うんだけど、斬るときにルドヴィカが魔法で保護したようでひと欠片も砕けていない。
「ルドヴィカ、わざわざ保護したんだ?」
「だってあのまま落ちて砕けたら証拠品とかも巻き添えになるし、何よりサムラートに被害が及んだら目も当てられないだろう」
真顔で当然のように言うルドヴィカに、チャラい魔法騎士団長という認識を改める。
「怒り心頭だったのにあの一瞬でそこまで考えてたんだ。もっと雑だと思ってたのに意外と冷静だった」
「いやだから、ノアちゃんの俺に対する印象酷っ……もういいけどね」
でも改めた側からおちゃらけるので、これはもうどちらもルドヴィカの本質なんだろうと思うことにする。アークは生まれたときからの付き合いだからか気にしてはいないようだ。
こんなやりとりを何とも言えない表情で黙って見守る宰相達。近くにヴァンとエレフもいるので、緊張もしているのだろう。
「とりあえずノアちゃん、幽閉塔の上部を避けて得意の結界で囲ってくれるか。そうしたら俺の結界魔法を解くから」
「分かった」
ルドヴィカに頼まれて、幽閉塔を結界魔法で囲む。すぐに自分の結界魔法を解いたルドヴィカは、翼を顕現して上部に翔んでその場に留まる。
宰相達は目の前で翼を顕現したルドヴィカに驚く。まあ竜人が翼を顕現することってあんまりないだろうし、ルドヴィカは赤竜で真紅の翼だから目立つしね。
宰相達が幽閉塔の上に行ったルドヴィカに注目している中、前回同様に異空間収納鞄から大鎌を取り出す。
それにギョッとする宰相達を尻目に、ルドヴィカは上部から大鎌を素早く振り下ろした。
その瞬間、轟音とともに立ち上った土煙に結界の中が目視できなくなる。少しして土煙が晴れると、幽閉塔は切り刻まれていてただの瓦礫と化していた。
それを見下ろしていたルドヴィカは、今度は炎の殲滅魔法『インフェルノ』を結界の中に放つ。俺がよく使う殲滅魔法だ。さすがは魔法騎士団長。ルドヴィカも無詠唱でサラッと使えるんだな。
やっぱり手合わせをお願いしよう。
俺がわくわくとしている側では、インフェルノの熱量とは反対に宰相達が顔を青くして震えている。
「うん、これは溶けて跡形もなくなるね。と言うか、ルドヴィカのインフェルノも威力がすごいね」
「ルドヴィカは元々魔法に長けているし、赤竜は炎系の魔法は得意だからな」
ルドヴィカがインフェルノを使ったあと、その熱で周りに被害が出そうだからと上部も結界魔法で塞いだ。
ルドヴィカは地上に降りてきて、右手の親指をグッと立てて俺達の方に突き出す。翼は消していた。
「言わずとも塞いでくれてありがとう、ノアちゃん。あとは燃え尽きるまでちょっと待ってね」
「大丈夫だよ。少しは気が済んだ?」
「まあな。あとは楽しみにとっておくさ」
とりあえず、幽閉塔を消し炭にすることができてよかったね。
「……比喩じゃなく消し炭」
「と、とんでもない方法でしたね」
宰相達が呆然と呟く。近衛騎士はもはや言葉もないようだ。
数分して火の消えた結界の中を見ると、瓦礫は溶けてドロドロ。まだ熱いので俺は『アブソリュート・ゼロ』で冷ますとボコボコの地面を魔法で平らに均して更地にした。
そこまでやってから、ハッと気づく。
「あ、ごめんルドヴィカ、俺が後始末しちゃった。何もなかったことにした方がいいかと思って」
「いやいや、綺麗に痕跡を消してくれて助かる。俺、そのまま放置しようかと思ってたから。言われてみれば何もなかった状態のがいいよな。ありがとう」
思い出したくもない場所だから、これでオッケーだよね。
結界魔法を解くと、そこは本当に幽閉塔があったことすら分からないほど綺麗に均された地面があるだけだった。
「うん、これでここは満足!」
ルドヴィカがいつもの調子でニカッと笑ったので、俺達もホッとして笑うのだった。
まあ、宰相達は引きつった笑い顔だったけどね。
あなたにおすすめの小説
人気アイドルの俺、なぜかメンバー全員に好かれてます
七瀬
BL
デビュー4年目の人気アイドルグループ「ECLIPSE(エクリプス)」に所属する芹沢 美澄(せりざわみすみ)は、昔からどこか抜けていてマイペースな性格。
歌もダンスも決して一番ではないはずなのに、なぜかファンからもメンバーからも目を離されない存在だった。
世話焼きな幼なじみ、明るく距離の近い同い年、しっかり者で面倒見のいい年上、掴みどころのない自由人、そして無言で隣にいるリーダー——。
気づけば、美澄の周りにはいつも誰かがいて、当たり前のように甘やかされていく。
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
『お前の針仕事など誰でもできる』——なら社交界のドレスの裏地を、めくってごらんなさい
歩人
ファンタジー
「地味な針仕事しかできない令嬢は要らない」——公爵家の嫡男にそう言い渡された伯爵令嬢ティナは、
裁縫道具だけを持って屋敷を出た。その翌週、社交界が凍りつく。王妃の夜会服も、公爵令嬢の舞踏会
ドレスも、第一王女の外交用ローブも——仕立てた職人が消えたのだ。しかもティナが十年かけて縫った
全てのドレスの裏地には、二重縫いで隠された署名が残されていて——。
辺境の小さな仕立て屋で穏やかに暮らすティナの元に、王都から使者がやってくる。
本の虫な転生赤ちゃんは血塗りの宰相の義愛娘~本の世界に入れる『ひみちゅのちから』でピンチの帝国を救ったら、冷酷パパに溺愛されてます
青空あかな
ファンタジー
ブラック企業に勤める本の虫でアラサーOLの星花は、突然水に突き落とされた衝撃を感じる。
藻掻くうちに、自分はなぜか赤ちゃんになっていることを理解する。
溺死寸前の彼女を助けたのは、冷徹な手腕により周囲から「血塗りの宰相」と恐れられるアイザック・リヴィエール公爵だった。
その後、熱に浮かされながら見た夢で前世を思い出し、星花は異世界の赤ちゃんに転生したことを自覚する。
目覚めた彼女は周囲の会話から、赤ちゃんの自分を川に落としたのは実の両親だと知って、強いショックを受けた。
前世の両親もいわゆる毒親であり、今世では「親」に愛されたかったと……。
リヴィエール公爵家の屋敷に連れて行かれると、星花にはとても貴重な聖属性の魔力があるとわかった。
アイザックに星花は「ステラ」と名付けられ彼の屋敷で暮らすようになる。
当のアイザックとはほとんど会わない塩対応だが、屋敷の善良な人たちに温かく育てられる。
そんなある日、精霊と冒険する絵本を読んだステラはその世界に入り込み、実際に精霊と冒険した。
ステラには「本の世界に入り込み、その本の知識や内容を実際に体験したように習得できる特別な力」があったのだ。
彼女はその力を使って、隣国との条約締結に関する通訳不在問題や皇帝陛下の病気を治す薬草探索など、様々な問題を解決する。
やがて、アイザックは最初は煩わしかったはずのステラの活躍と愛らしさを目の当たりにし、彼女を「娘として」大切に思うようになる。
これは赤ちゃんに転生した本好きアラサーの社畜OLが、前世の知識と本好きの力を活かして活躍した結果、冷徹な義父から溺愛される話である。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。
キノア9g
BL
気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。
木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。
色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。
ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。
捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。
彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。
少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──?
騎士×妖精
※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。