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連載
657 *『愛してる』とチョコを贈る日 2
*R18。背後注意*
部屋に防音結界魔法を張り、お互いにチョコを口に入れ合う。
アークの方はミドガルズオルムの酒が入っているから、噛むと中から溢れ出る。アークは苦めのチョコと酒を口の中で混ぜるようにゆっくりと舌を動かしている。
その仕草が妖艶で、俺は無意識にゴクリと喉を鳴らした。
その拍子に溶けきっていないチョコの塊を飲み込んでしまい、ウッと咳せる。
「ノア、大丈夫か?」
「うぐ……んん」
大丈夫だと言おうとしたが、すぐに返事ができなくて顔をしかめる。不意に顎にアークの指が掛かり、俺の顔を持ち上げた。
それからアークは口づけをしてきて、喉に詰まったチョコのせいでちょっと苦しいとアークの胸を叩く。すると口腔内に苦味の強いチョコと液体が注がれて反射的に飲み込む。
おかげで喉の詰まりは取れたが、いや、この液体の味って──
「──ミドガルズオルムの酒っ」
「そうだ。おかげでチョコを飲み込めただろう」
「それは、そうなんだけど」
いやいや、ちょっと待って。俺の口に入った量を考えると、アークはほとんど飲み込んでいないよね。それって俺は自分のチョコとアークのチョコを一度に食べたことにならないか?
それぞれのチョコですでにヤバそうな効能なのに、俺、どっちも摂取しちゃったことになるわけで。
「ふっ、即効性があるということだが、本当のようだな」
「あ……え?」
ものの十数秒で俺は身体に力が入らなくなり、ぽすっとベッドに仰向けで倒れる。
それを見てアークはニヤリと笑い、自分のチョコボンボンを俺に見せつけるように口に運び、ペロリと舌なめずりをした。
あっという間に媚薬の熱に浮かされた俺は、熱くなった身体を冷ましてもらおうと手を伸ばす。アークは目を情欲でギラつかせながら俺の手を握った。
「今日は寝かせないからな」
「……ん」
こうして俺達の愛を確認する行為が始まった。
媚薬のおかげか、ほとんど解していないのに後孔はすでに柔らかく緩んでいる。俺はそれが分かった途端に、自ら足を広げて後孔をアークの眼前に晒す。
もう恥ずかしいとか思う気持ちはなくて、とにかく大好きなアークの雄を受け入れたい、その一心だった。
「いつもの恥じらうノアも可愛くて好きだが、理性が消えたノアの欲望に忠実なところも扇情的でいいな」
アークは俺の身体を舐め回したり乳首を弄ったりしていたが、俺がもう待ちきれないという感じで開脚したのを見て、ゴクリと喉を鳴らした。
「アークぅ……早く、欲しい」
「っそうか。でもお仕置きも入っているからまだお預けだ」
「え、お仕置き? 何で? 何がいけなかったの」
俺はたぶん物欲しげな顔から一気に血の気が引いたと思う。だって背筋がヒヤリとしてゾクッと悪寒が走ったもん。
一瞬にして俺の理性が顔を出して、色々と考え出す。
ええと、何だろう。チョコの錬成は別に普通だったよな。あれ、それじゃあ何だ?
「ノア、思いつかないようだな。カガシ達にチョコの検証させたいと思っただろう。それができなくてガッカリしただろう」
「あー、あれ?」
そのくらい、考えても悪いことじゃないよね?
「あのな、ノアはガッカリくらいだろうが、実際に行動されたら後始末するほうは大変なんだぞ。後始末することに文句はないが、それでノアとの時間が減るのが嫌なんだ。分かるか?」
「あーうん、そうだね。俺もアークと過ごせないのは嫌かな」
確かにいつも突っ走ってあとはアークにお任せってことばかりだ。甘えも善し悪しで、これじゃあ一方が辛い思いをするよね。
逆に考えれば、俺もそんな状況は嫌だ。
「ごめんなさい。反省します。いや反省しました! また暴走しそうになったら止めてください!」
「……よし。じゃあお仕置きも兼ねてたくさん頑張ろうな」
「……は、ひっ……お仕置き……?」
やっぱりあるの?
「当然。それに身体の熱をたくさん発散しないとな」
そう言っていい笑顔で俺の口に噛み付いたアークは、その熱い剛直を一気に俺に突き立てた。
「ぅんんっ!!!」
媚薬も相まってそれだけでイった俺の身体を押さえつけ、アークは遠慮なしに腰を動かし始めた。
俺は喘ぎ声と涙を溢しながら何度もイって、あまりの感度のよさに意識がトびそうになる。
そのたびに揺さぶられては意識を戻されて気絶もできない。
そんな快楽地獄に堕ちた俺は、媚薬効果が切れるまで文字通りヤり尽くされた。
「……もう、チョコは当分いい」
「そうか? まあ、チョコがなくても俺はまだまだ元気だが」
「……うん、やっぱりアークには必要ないチョコだった。今度は普通のチョコにする」
好奇心はネコをも殺すって言うもんね。ネコ……本当に殺されるよ。
俺はこのチョコの日でそれを思い知ったのだった。
※ハッピーバレンタイン。
部屋に防音結界魔法を張り、お互いにチョコを口に入れ合う。
アークの方はミドガルズオルムの酒が入っているから、噛むと中から溢れ出る。アークは苦めのチョコと酒を口の中で混ぜるようにゆっくりと舌を動かしている。
その仕草が妖艶で、俺は無意識にゴクリと喉を鳴らした。
その拍子に溶けきっていないチョコの塊を飲み込んでしまい、ウッと咳せる。
「ノア、大丈夫か?」
「うぐ……んん」
大丈夫だと言おうとしたが、すぐに返事ができなくて顔をしかめる。不意に顎にアークの指が掛かり、俺の顔を持ち上げた。
それからアークは口づけをしてきて、喉に詰まったチョコのせいでちょっと苦しいとアークの胸を叩く。すると口腔内に苦味の強いチョコと液体が注がれて反射的に飲み込む。
おかげで喉の詰まりは取れたが、いや、この液体の味って──
「──ミドガルズオルムの酒っ」
「そうだ。おかげでチョコを飲み込めただろう」
「それは、そうなんだけど」
いやいや、ちょっと待って。俺の口に入った量を考えると、アークはほとんど飲み込んでいないよね。それって俺は自分のチョコとアークのチョコを一度に食べたことにならないか?
それぞれのチョコですでにヤバそうな効能なのに、俺、どっちも摂取しちゃったことになるわけで。
「ふっ、即効性があるということだが、本当のようだな」
「あ……え?」
ものの十数秒で俺は身体に力が入らなくなり、ぽすっとベッドに仰向けで倒れる。
それを見てアークはニヤリと笑い、自分のチョコボンボンを俺に見せつけるように口に運び、ペロリと舌なめずりをした。
あっという間に媚薬の熱に浮かされた俺は、熱くなった身体を冷ましてもらおうと手を伸ばす。アークは目を情欲でギラつかせながら俺の手を握った。
「今日は寝かせないからな」
「……ん」
こうして俺達の愛を確認する行為が始まった。
媚薬のおかげか、ほとんど解していないのに後孔はすでに柔らかく緩んでいる。俺はそれが分かった途端に、自ら足を広げて後孔をアークの眼前に晒す。
もう恥ずかしいとか思う気持ちはなくて、とにかく大好きなアークの雄を受け入れたい、その一心だった。
「いつもの恥じらうノアも可愛くて好きだが、理性が消えたノアの欲望に忠実なところも扇情的でいいな」
アークは俺の身体を舐め回したり乳首を弄ったりしていたが、俺がもう待ちきれないという感じで開脚したのを見て、ゴクリと喉を鳴らした。
「アークぅ……早く、欲しい」
「っそうか。でもお仕置きも入っているからまだお預けだ」
「え、お仕置き? 何で? 何がいけなかったの」
俺はたぶん物欲しげな顔から一気に血の気が引いたと思う。だって背筋がヒヤリとしてゾクッと悪寒が走ったもん。
一瞬にして俺の理性が顔を出して、色々と考え出す。
ええと、何だろう。チョコの錬成は別に普通だったよな。あれ、それじゃあ何だ?
「ノア、思いつかないようだな。カガシ達にチョコの検証させたいと思っただろう。それができなくてガッカリしただろう」
「あー、あれ?」
そのくらい、考えても悪いことじゃないよね?
「あのな、ノアはガッカリくらいだろうが、実際に行動されたら後始末するほうは大変なんだぞ。後始末することに文句はないが、それでノアとの時間が減るのが嫌なんだ。分かるか?」
「あーうん、そうだね。俺もアークと過ごせないのは嫌かな」
確かにいつも突っ走ってあとはアークにお任せってことばかりだ。甘えも善し悪しで、これじゃあ一方が辛い思いをするよね。
逆に考えれば、俺もそんな状況は嫌だ。
「ごめんなさい。反省します。いや反省しました! また暴走しそうになったら止めてください!」
「……よし。じゃあお仕置きも兼ねてたくさん頑張ろうな」
「……は、ひっ……お仕置き……?」
やっぱりあるの?
「当然。それに身体の熱をたくさん発散しないとな」
そう言っていい笑顔で俺の口に噛み付いたアークは、その熱い剛直を一気に俺に突き立てた。
「ぅんんっ!!!」
媚薬も相まってそれだけでイった俺の身体を押さえつけ、アークは遠慮なしに腰を動かし始めた。
俺は喘ぎ声と涙を溢しながら何度もイって、あまりの感度のよさに意識がトびそうになる。
そのたびに揺さぶられては意識を戻されて気絶もできない。
そんな快楽地獄に堕ちた俺は、媚薬効果が切れるまで文字通りヤり尽くされた。
「……もう、チョコは当分いい」
「そうか? まあ、チョコがなくても俺はまだまだ元気だが」
「……うん、やっぱりアークには必要ないチョコだった。今度は普通のチョコにする」
好奇心はネコをも殺すって言うもんね。ネコ……本当に殺されるよ。
俺はこのチョコの日でそれを思い知ったのだった。
※ハッピーバレンタイン。
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