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連載
456 コトの経緯をイチから報告 2
一部ワイワイガヤガヤと賑やかな輩がいるが、一通り準備が終わり、メーレもクッションをこれでもかと背中や両脇に敷き詰められて上半身を軽く起こされた。
「さて、じゃあ召し上がれ」
ノアの掛け声にめいめいが好きな食べ物に手を出す。
「メーレ王妃様は起きたばかりで固形物や重たいクリームは今回は避けましょうね。徐々にならさないと胃がビックリしちゃいますから」
そう言ってノアが薦めてきたのは、ふわふわのシフォンケーキ。
紅茶の茶葉入りで香りが良い。
お茶は胃に優しいハーブティー。
「本当はクリームと食べて欲しいんですけどね。元気になったらまた食べましょう」
「ありがとうございます」
「俺達に敬語はいらないですよ」
「それなら、今の私はここではただのメーレなので私にも普通に接して欲しいな」
「・・・・・・うん、そうだね。ここじゃ皆、誰でもない。ただのノアだし、ただのメーレだ」
ノアがメーレに敬語はいらないと言うとメーレも微笑んでそう返したので、それもそうかとノアは快く受けた。
《そうだ。我等にも普通に話せ。それにここでもし年齢どうこうと言われたら、我等にはどうにもできん》
『うむ。今ココで一番年上は精霊王であろう? 次に我。その次はノアだしの』
エレフとヴァンがそう言うと、ノアがピクリと反応して叫んだ。
「---ヴァン! 何でひと言多いかな!」
『あ、ヤベ』
ヴァンは狼の顔を青冷めさせた・・・・・・ように感じた。
実際、ビビったのか仔狼サイズに縮んでしまった。
《・・・・・・まあ、自業自得だな》
「ノアが気にしてることを・・・・・・」
「ヴァン、晩御飯は肉抜きね」
『そんなっ!』
最初にキッカケを作ったエレフは他人事のように、アークは呆れてノアは良い笑顔でヴァンには死刑宣告のような言葉を言い放った。
案の定、ヴァンはガーンという表情を浮かべた。
メーレは何故か楽しそうに微笑んでいる。
「はーい! もう無礼講で、どんどん好きに食べて飲んで! メーレも少しずつ食べる量を増やそうね」
「---はい」
急に吹っ切れたようなノアに驚きつつも和やかに応えるメーレ。
ソコにコソッと耳元に告げ口をするエレンが。
「ノア殿って、ああ見えて実は二〇〇歳越えてるんですって」
「えっ?!」
「---エーレーンー?」
「うわっ! 何でもないです!」
「よろしい」
ノアに速攻ツッコまれて慌てて首を振るエレンに笑いが溢れる。
穏やかな時間が流れていた。
---そしてお腹も膨れた頃、ようやく本題に入った。
ノア達が知る限りの情報を理路整然と話していく。
ノア達が詳しい話を知ったのは半月ほど前で、メーレがだいぶ具合が悪そうだというのを知ったノアが獣人国から攫ってきてこの森に連れて来た事。
毒に冒されていて、魔導具で解毒は出来たがノアも知らない毒草らしく、今、その毒草の特定を急いでいる事。
解毒の際、軽い呪いにもかかっているのが分かり、それが原因で悪夢を見ていたようだという事。
「呪いは軽くて、すぐに『聖浄化』魔法で解呪出来たからもう大丈夫」
---だからあとは、ご飯をしっかり食べて身体を少しづつ動かせば良くなるよ。
そう言ってノアは笑った。
「---そんなことが・・・・・・」
話を聞いたメーレは、自分がこうなってからさっき意識がハッキリするまでの事をあまり覚えていなかった。
眠っていても、イヤな夢を見てばかりだったように思う。
「本当にありがとう。・・・・・・あの、私の話も聞いてくれる?」
メーレの言葉に、ノアは疲れたらすぐに休むように告げてアーク達も聞く姿勢になった。
少し疲れた身体をカウチソファに横たえて貰うと、メーレはゆっくり呼吸をしながら話し始めた。
「まずは簡単に、私が今現在正妃になるに至った経緯を話すね。それを踏まえて次の話を聞いて欲しい」
そう言って、レナード王から側妃に乞われて婚姻した話から始めたのだった。
※遅くなりました。所用で時間が・・・・・・。
後、先に書いてた話と順番を入れ替えるために書き直してたので時間が・・・・・・。
ああ、時間が足りない。
というか本題に入るまでが長すぎたw。
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