456 / 641
連載
518 閑話 猫達の優雅なお茶会 クルールを添えて
※ちょっと下半身事情や閨事情などが会話の中に出ます。メーレ達(主にメーレ)のイメージが・・・・・・という方は飛ばした方がいいかもしれないです。そこまで酷くはないですけど。
時はやや遡り、ノアとカガシが結界を張って閉じ篭もった頃。
メーレとエレンとミオが寛いでいるテーブルにおずおずと座っているチャリオンがいた。
メーレの意向で古の森では無礼講だからと、エレンもミオも同じ席に着いている。
そしてメーレの膝には青、チャリオンの膝には黄がちまっと大人しく座っていた。
「さあどうぞ、チャリオン君。ノアお手製のお菓子もあるからゆっくりしてね」
「は、はい」
チャリオンの目の前には紅茶が置かれていた。それを一口飲むと、ほっと一息つく。
やっぱり緊張していたようだ。
「チャリオン君はカガシ君の番いになったばかりなんだって? まだまだ蜜月だろうに大変だったね」
さらりと出された話題に盛大に反応して真っ赤になりながら、チャリオンは思わずポロッと言ってしまった。
「いえ、その。・・・・・・実は蜜月が、あの・・・・・・いつも、凄くて───」
「───ほうほう! やっぱりそうなの!? そこのところ詳しく!」
「はえっ!?」
そこにもの凄く食いついたメーレにビクッと跳ねたチャリオンに苦笑するエレンとミオの二人。二人はここでのお世話生活でメーレの素が分かってきていたので動じない。
「だってだって、カガシ君って蛇獣人なんでしょ? その、蛇獣人ってアレが二つあるって聞いてるし・・・・・・」
そう言うメーレの顔は恥じらうどころか興味津々なモノで、声もウッキウキに弾んでいた。
チャリオンが戸惑って『えっ?』と連呼しているのに対しグイグイ行くメーレ。
さすがにミオが止めに入った。
「メーレ様、チャリオン君が引いてますよ」
「あ、ごめんね! 怖がらないで、引かないでチャリオン君!」
「え、はい、大丈夫です。びっくりしたー」
ホッと笑ってそう言うチャリオン。メーレは苦笑して言った。
「私、子持ちで出産経験もあるから色々聞いてあげられるし、相談に乗ろうと・・・・・・つい」
だから気になることとか何でも聞いてね、と言うメーレにチャリオンはおずおずと語った。
「じゃあ、あの・・・・・・、えっちって、ひ、一晩中するのが当たり前なんですか?」
「・・・・・・んん?」
「ほ、他に聞けないから、ぶっちゃけると。あの、一晩中というか、最初に番ったときはその・・・・・・二週間も」
「・・・・・・ヤりっぱなし?」
メーレの明け透けな言葉にチャリオンは更に真っ赤になりながら頷いた。
さすがのメーレも絶句。
エレンとミオは二人とも独り身だったため経験はないが、言っていることは理解していた。
「・・・・・・二週間・・・・・・」
「・・・・・・よく生きてますね・・・・・・」
ヤり殺されますよ、ってミオがポツリと呟いた。
「ですよねえ。でも不思議と平気なんです。激しくて気絶しても、目が覚めると身体はどこも痛くないし、動けるんですよね」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
───それ、たぶん致してるときにカガシが何かしらの薬もしくは栄養剤を生成して飲ませてるヤツ。
「愛されてるのねえ」
「重いですね」
「うわあ・・・・・・僕はたぶん無理だぁ」
「え? え? 今のでどうしてそうなるの!?」
そりゃあ愛されてるとは思うけど、って今度は惚気話に花が咲く。
最終的には妊娠出産の話や育児の話をしていた。
「ねえねえ、ここにいる間だけでも定期的に『にゃんこ会』しない?」
メーレがそう言ったので皆で賛成した。
「! いいですね、それ」
「僕も色々聞けていい勉強になります」
「そうだよねえ。ここが落ち着いたらエレンとミオも番えるし」
「えっ!?」
「は!?」
メーレの爆弾発言? にエレンとミオが真っ赤になって叫んで、チャリオンは合点がいったとばかりに言った。
「やっぱりお二人はそういう間柄だったんですね! おめでとうございます!」
「えっ、いや、まだ違っ・・・・・・!」
「あ、あうあう・・・・・・」
最後の最後までわちゃわちゃしているメーレ達を遠目で見ていたアークは呆れていた。
「何やってんだ、アイツら」
そう言いながらノア達の結界にノックし、やっぱり応答しないので勝手に入って声をかけるアークだった。
あとはご存知の通り。
ノア達の騒動の裏でメーレ達による第一回にゃんこ会が終わったのだった。
※すみません、にゃんこ達のほのぼの回でした。ああ、クルール達の出番がなかった!?
時はやや遡り、ノアとカガシが結界を張って閉じ篭もった頃。
メーレとエレンとミオが寛いでいるテーブルにおずおずと座っているチャリオンがいた。
メーレの意向で古の森では無礼講だからと、エレンもミオも同じ席に着いている。
そしてメーレの膝には青、チャリオンの膝には黄がちまっと大人しく座っていた。
「さあどうぞ、チャリオン君。ノアお手製のお菓子もあるからゆっくりしてね」
「は、はい」
チャリオンの目の前には紅茶が置かれていた。それを一口飲むと、ほっと一息つく。
やっぱり緊張していたようだ。
「チャリオン君はカガシ君の番いになったばかりなんだって? まだまだ蜜月だろうに大変だったね」
さらりと出された話題に盛大に反応して真っ赤になりながら、チャリオンは思わずポロッと言ってしまった。
「いえ、その。・・・・・・実は蜜月が、あの・・・・・・いつも、凄くて───」
「───ほうほう! やっぱりそうなの!? そこのところ詳しく!」
「はえっ!?」
そこにもの凄く食いついたメーレにビクッと跳ねたチャリオンに苦笑するエレンとミオの二人。二人はここでのお世話生活でメーレの素が分かってきていたので動じない。
「だってだって、カガシ君って蛇獣人なんでしょ? その、蛇獣人ってアレが二つあるって聞いてるし・・・・・・」
そう言うメーレの顔は恥じらうどころか興味津々なモノで、声もウッキウキに弾んでいた。
チャリオンが戸惑って『えっ?』と連呼しているのに対しグイグイ行くメーレ。
さすがにミオが止めに入った。
「メーレ様、チャリオン君が引いてますよ」
「あ、ごめんね! 怖がらないで、引かないでチャリオン君!」
「え、はい、大丈夫です。びっくりしたー」
ホッと笑ってそう言うチャリオン。メーレは苦笑して言った。
「私、子持ちで出産経験もあるから色々聞いてあげられるし、相談に乗ろうと・・・・・・つい」
だから気になることとか何でも聞いてね、と言うメーレにチャリオンはおずおずと語った。
「じゃあ、あの・・・・・・、えっちって、ひ、一晩中するのが当たり前なんですか?」
「・・・・・・んん?」
「ほ、他に聞けないから、ぶっちゃけると。あの、一晩中というか、最初に番ったときはその・・・・・・二週間も」
「・・・・・・ヤりっぱなし?」
メーレの明け透けな言葉にチャリオンは更に真っ赤になりながら頷いた。
さすがのメーレも絶句。
エレンとミオは二人とも独り身だったため経験はないが、言っていることは理解していた。
「・・・・・・二週間・・・・・・」
「・・・・・・よく生きてますね・・・・・・」
ヤり殺されますよ、ってミオがポツリと呟いた。
「ですよねえ。でも不思議と平気なんです。激しくて気絶しても、目が覚めると身体はどこも痛くないし、動けるんですよね」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
───それ、たぶん致してるときにカガシが何かしらの薬もしくは栄養剤を生成して飲ませてるヤツ。
「愛されてるのねえ」
「重いですね」
「うわあ・・・・・・僕はたぶん無理だぁ」
「え? え? 今のでどうしてそうなるの!?」
そりゃあ愛されてるとは思うけど、って今度は惚気話に花が咲く。
最終的には妊娠出産の話や育児の話をしていた。
「ねえねえ、ここにいる間だけでも定期的に『にゃんこ会』しない?」
メーレがそう言ったので皆で賛成した。
「! いいですね、それ」
「僕も色々聞けていい勉強になります」
「そうだよねえ。ここが落ち着いたらエレンとミオも番えるし」
「えっ!?」
「は!?」
メーレの爆弾発言? にエレンとミオが真っ赤になって叫んで、チャリオンは合点がいったとばかりに言った。
「やっぱりお二人はそういう間柄だったんですね! おめでとうございます!」
「えっ、いや、まだ違っ・・・・・・!」
「あ、あうあう・・・・・・」
最後の最後までわちゃわちゃしているメーレ達を遠目で見ていたアークは呆れていた。
「何やってんだ、アイツら」
そう言いながらノア達の結界にノックし、やっぱり応答しないので勝手に入って声をかけるアークだった。
あとはご存知の通り。
ノア達の騒動の裏でメーレ達による第一回にゃんこ会が終わったのだった。
※すみません、にゃんこ達のほのぼの回でした。ああ、クルール達の出番がなかった!?
あなたにおすすめの小説
家族に忘れられていた第五王子は愛され生活を送る
りーさん
ファンタジー
アズール王国の王宮には、多くの王子や王女が住んでいる蒼星宮という宮がある。
その宮にはとある噂が広まっていた。併設されている図書館に子どもの幽霊が現れると。
そんなある日、図書館に出入りしていた第一王子は子どものような人影を見かける。
その時、父である国王にすら忘れられ、存在を知られていなかった第五王子の才覚が露になっていく。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
家に帰ったら、妻は冷たくなっていた。突然シングルファザーになった勇者パーティーの治癒師は家族を修復したい
八朔バニラ
ファンタジー
勇者パーティーに所属し、魔王討伐した治癒師(ヒーラー)のゼノスは街の人々の歓声に包まれながら、3年ぶりに家に帰った。家族が出迎えてくれると思ったが、誰も出迎えてくれない。ゼノスは不満に思いながら家に入ると、妻の身体は冷たくなっていた。15歳の長男ルミナスはゼノスの代わりに一家の柱として妹を守り抜き、父に深い拒絶のこもった瞳を向けていた。そして、8歳の長女ミリアは父の顔も忘れていた。
ゼノスは決意する。英雄の肩書きを捨て、一人の不器用な父親として、バラバラになった家族の心を繋ぎ合わせることを。
これは世界最強の治癒師が家族を修復する物語である。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
外れ伯爵家の三女、領地で無双する
森のカフェしっぽっぽ
ファンタジー
十三歳の少女アイリス・アルベールは、人生を決める「祝福の儀」で“ゴミスキル”と蔑まれる《アイテムボックス》を授かってしまう。戦えず、稼げず、価値もない――そう断じた家族は、彼女を役立たずとして家から追放する。さらに、優秀なスキルであれば貴族に売り渡すつもりだったという冷酷な真実まで明かされ、アイリスはすべてを失う。
だが絶望の中、彼女は気付く。この世界が、自分がかつてやり込んだVRMMORPG『メデア』そのものであることに。
そして思い出す――
《アイテムボックス》には、ある“致命的なバグ”が存在することを。
市場で偶然を装いながらアイテムを出し入れし、タイミングをずらすことで発生する“複製バグ”。それは、あらゆる物資を無限に増やす禁断の裏技だった。
食料も、装備も、資金も――すべてが無限。
最底辺から一転、誰にも真似できないチートを手にしたアイリスは、冒険者として歩み始める。だがその力はやがて、経済を歪め、権力者の目に留まり、そして世界の“仕様そのもの”に干渉していくことになる。
これは――
ゴミと呼ばれた少女が、“世界の裏側”を掌握する物語。
魔物に嫌われる「レベル0」の魔物使い。命懸けで仔犬を助けたら―実は神域クラスしかテイムできない規格外でした
たつき
ファンタジー
魔物使いでありながらスライム一匹従えられないカイルは、3年間尽くしたギルドを「無能」として追放される。 同世代のエリートたちに「魔物避けの道具」として危険な遺跡に連れ出され、最後は森の主(ヌシ)を前に囮として見捨てられた。
死を覚悟したカイルが崩落した壁の先で見つけたのは、今にも息絶えそうな一匹の白い仔犬。 「自分と同じように、理不尽に見捨てられたこの子だけは助けたい」 自分の命を顧みず、カイルが全魔力を込めて「テイム」を試みた瞬間、眠っていた真の才能が目覚める。