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本編
70 夏季休暇前の試験 その参
*ちょっと説明っぽい文章でスミマセン*
その後、2学年、3学年のCクラスが同様にバトルロイヤルをした。
その後、Bクラスの1学年から3学年。
Bクラスの3学年は最後に残った3人が決着がつかずに膠着状態となり、最終的に強制終了となった。
その3人もやはり風紀委員だった。
「やっぱり凄いねえ、風紀委員って。今度鍛錬に混ぜて貰おうかなあ」
「・・・城の騎士団の鍛錬にも混ざるんだろう? どんだけ戦闘狂なんだよ」
呆れた声でスオウが言うが、スオウも同類だよね?
「まあイルミナに言えば即座にオッケー出るだろうけど。夏季休暇中にでも混ぜて貰うか。話しておこう」
「やった!」
そんな会話を聞きながら、ガオウ達は野外授業の事を思い出していた。
あの戦闘をガチでやったら死ぬだろう。
手加減してやって?
てか騎士団の鍛錬にも混ざるんだ?
---騎士団の皆さん、ご愁傷様。
この後に魔法の実技があるが、少し休憩が入る。その間にさっき負傷した者は医療士に回復魔法をかけて貰う。
魔法の実技はさすがにバトルロイヤルではない。
場所こそ同じだが、Cクラスは10人づつ舞台に上がり、Bクラスは5人づつ。
簡易結界の魔法陣の中で好きな魔法を披露する。
派手な魔法がいいというわけではなく、高度な魔力制御や発動時間の長さなどの基本的な事が割と重要視される。
やはり1学年からとなるのでハルキも舞台に上がった。
相変わらずこちらを睨むことは忘れない。
さっきは見事に下敷きになっていたしなあ、睨まれても痛くも痒くもないんだが。
「アレは魔法はどうなんだ?」
「アレはね、初級魔法くらいは出来るんじゃないかな? でも鍛錬嫌いだから低レベルとだけ言っておく」
二人の会話を聞いているガオウ達は呆れ顔だった。
「二人共辛辣だねえ。名前も呼びたくないみたいだよ? アレだって」
「俺達だってイヤだよ」
「それにしても懲りないねえ」
「あ、ほら始まるよ」
生徒達が各々、魔法を使い始める。
呪文を唱えているのを見て、サクヤが怪訝な顔をしている。
「どうしたんだ?」
「・・・呪文って唱えるのが普通なの?」
「あー・・・サクヤは無詠唱だもんな。俺もモノによっちゃあ短縮するけど大概無詠唱だし。魔法が得意なヤツなら無詠唱できるけど、学生は大抵詠唱するぜ。詠唱の速さや正確さも成績に反映される」
「へえ、僕のは独学だし基本、魔法の名前を頭で考えてるだけだから、呪文唱えろって言われたら困るな。知らないもの」
「・・・・・・たとえば?」
「ほら、前に使ってた『リフレクター』とか。あれも『リフレクター』って頭で言ってるだけで、後はこういう魔法っていうイメージを固めてるから、単なる鍵の言葉なんだよ」
想像を固定して鍵となる言葉と紐付けするだけ。
「『リフレクター』は攻撃魔法や物理攻撃を全て相手に反射させるものってイメージを固めて、鍵となる言葉を言って発動したら、紐付け成功。次は鍵だけ唱えれば発動するはず。前に教えてって言ってたよね? 色々あって忘れてたけど」
「へえ! 面白い。やってみよう」
そういっておもむろにイメージを練り始めた。
生徒会の皆も興味津々で見ている。
「・・・っし! 『リフレクター』・・・おお? なんか発動したっぽい。サクヤ、試しに反射しても問題ない魔法とかかけてくれ」
「んー、もの凄ーく弱い『アクアバレット』」
小さな水球がスオウにあたる前に跳ね返った。
大丈夫そうだ。
周りでおお!っと言う声が。
生徒会の皆だ。
「ここで大切なのは、反射するのは攻撃魔法とか物理攻撃のみってイメージすること。だって回復魔法や補助魔法を跳ね返しちゃったら困るでしょ?」
「確かに!」
「そこを気を付ければ、たぶん覚えられるよ、ガオウ兄様達も」
「おお! やってみよう!」
ところで魔法の実技試験、見なくていいの?
ハルキもやってるよ。
相変わらずしょぼい初級魔法を。
ホントに何を勉強してたんだか・・・・・・。
だからこっちを睨むなって。
御門違いだろう。
いや、それたぶん魔法云々でなく、君達がいちゃいちゃしてるからだと思うよ、とは口に出来ないガオウ達だった。
特に何事もなく2年、3年と進み、Bクラスの3年は先ほどバトルロイヤルで残った3人が披露した魔法がやっぱり他のB、Cクラスのメンバーとは段違いだった。
普段の鍛錬も重要だけど、才覚も関係あるよね。その点、ハルキも多少はあるはずなんだが、いかんせん努力を嫌うヤツだから無理だろうな。
もったいない。
「あんなにレベル高いのにBクラスなんだね」
「それだけ上が居るってことさ」
「僕ももっと頑張らないと」
「・・・えええ?」
必要か?
その場に居た皆が思った。
そして相変わらず、最後までこちらを睨んで殺気を飛ばすハルキをスルーして寮へ戻った。
明日は僕達の実技試験だ。
頑張ろう。
その後、2学年、3学年のCクラスが同様にバトルロイヤルをした。
その後、Bクラスの1学年から3学年。
Bクラスの3学年は最後に残った3人が決着がつかずに膠着状態となり、最終的に強制終了となった。
その3人もやはり風紀委員だった。
「やっぱり凄いねえ、風紀委員って。今度鍛錬に混ぜて貰おうかなあ」
「・・・城の騎士団の鍛錬にも混ざるんだろう? どんだけ戦闘狂なんだよ」
呆れた声でスオウが言うが、スオウも同類だよね?
「まあイルミナに言えば即座にオッケー出るだろうけど。夏季休暇中にでも混ぜて貰うか。話しておこう」
「やった!」
そんな会話を聞きながら、ガオウ達は野外授業の事を思い出していた。
あの戦闘をガチでやったら死ぬだろう。
手加減してやって?
てか騎士団の鍛錬にも混ざるんだ?
---騎士団の皆さん、ご愁傷様。
この後に魔法の実技があるが、少し休憩が入る。その間にさっき負傷した者は医療士に回復魔法をかけて貰う。
魔法の実技はさすがにバトルロイヤルではない。
場所こそ同じだが、Cクラスは10人づつ舞台に上がり、Bクラスは5人づつ。
簡易結界の魔法陣の中で好きな魔法を披露する。
派手な魔法がいいというわけではなく、高度な魔力制御や発動時間の長さなどの基本的な事が割と重要視される。
やはり1学年からとなるのでハルキも舞台に上がった。
相変わらずこちらを睨むことは忘れない。
さっきは見事に下敷きになっていたしなあ、睨まれても痛くも痒くもないんだが。
「アレは魔法はどうなんだ?」
「アレはね、初級魔法くらいは出来るんじゃないかな? でも鍛錬嫌いだから低レベルとだけ言っておく」
二人の会話を聞いているガオウ達は呆れ顔だった。
「二人共辛辣だねえ。名前も呼びたくないみたいだよ? アレだって」
「俺達だってイヤだよ」
「それにしても懲りないねえ」
「あ、ほら始まるよ」
生徒達が各々、魔法を使い始める。
呪文を唱えているのを見て、サクヤが怪訝な顔をしている。
「どうしたんだ?」
「・・・呪文って唱えるのが普通なの?」
「あー・・・サクヤは無詠唱だもんな。俺もモノによっちゃあ短縮するけど大概無詠唱だし。魔法が得意なヤツなら無詠唱できるけど、学生は大抵詠唱するぜ。詠唱の速さや正確さも成績に反映される」
「へえ、僕のは独学だし基本、魔法の名前を頭で考えてるだけだから、呪文唱えろって言われたら困るな。知らないもの」
「・・・・・・たとえば?」
「ほら、前に使ってた『リフレクター』とか。あれも『リフレクター』って頭で言ってるだけで、後はこういう魔法っていうイメージを固めてるから、単なる鍵の言葉なんだよ」
想像を固定して鍵となる言葉と紐付けするだけ。
「『リフレクター』は攻撃魔法や物理攻撃を全て相手に反射させるものってイメージを固めて、鍵となる言葉を言って発動したら、紐付け成功。次は鍵だけ唱えれば発動するはず。前に教えてって言ってたよね? 色々あって忘れてたけど」
「へえ! 面白い。やってみよう」
そういっておもむろにイメージを練り始めた。
生徒会の皆も興味津々で見ている。
「・・・っし! 『リフレクター』・・・おお? なんか発動したっぽい。サクヤ、試しに反射しても問題ない魔法とかかけてくれ」
「んー、もの凄ーく弱い『アクアバレット』」
小さな水球がスオウにあたる前に跳ね返った。
大丈夫そうだ。
周りでおお!っと言う声が。
生徒会の皆だ。
「ここで大切なのは、反射するのは攻撃魔法とか物理攻撃のみってイメージすること。だって回復魔法や補助魔法を跳ね返しちゃったら困るでしょ?」
「確かに!」
「そこを気を付ければ、たぶん覚えられるよ、ガオウ兄様達も」
「おお! やってみよう!」
ところで魔法の実技試験、見なくていいの?
ハルキもやってるよ。
相変わらずしょぼい初級魔法を。
ホントに何を勉強してたんだか・・・・・・。
だからこっちを睨むなって。
御門違いだろう。
いや、それたぶん魔法云々でなく、君達がいちゃいちゃしてるからだと思うよ、とは口に出来ないガオウ達だった。
特に何事もなく2年、3年と進み、Bクラスの3年は先ほどバトルロイヤルで残った3人が披露した魔法がやっぱり他のB、Cクラスのメンバーとは段違いだった。
普段の鍛錬も重要だけど、才覚も関係あるよね。その点、ハルキも多少はあるはずなんだが、いかんせん努力を嫌うヤツだから無理だろうな。
もったいない。
「あんなにレベル高いのにBクラスなんだね」
「それだけ上が居るってことさ」
「僕ももっと頑張らないと」
「・・・えええ?」
必要か?
その場に居た皆が思った。
そして相変わらず、最後までこちらを睨んで殺気を飛ばすハルキをスルーして寮へ戻った。
明日は僕達の実技試験だ。
頑張ろう。
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