荒れ地に咲く一輪の花

エウラ

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12 *酔っ払いヨウガはルーカスのお部屋でハメを外す

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*R18。背後注意。あんまりエロくないですが。エロの直前で間が空きました。スミマセン*




「るーかすぅ? どしたの~?」
「どうもこうもない、この酔っ払いが」
「酔ってないよー」
「だからソレが既に・・・って、ああもうっ」

───少し黙ってろと、ヨウガの口を塞いで舌を入れてくるルーカスにドキドキするヨウガ。

どうやらルーカスの部屋のベッドらしいが、ヨウガはそこまで気が回っていない。
でもベッド上でルーカスからの激しい口付けを受けてあっと言う間に身体が熱くなる。

本人は自覚無しだが、ドワーフの好む火酒はその名の通り火を噴くほど酒精が高い酒だ。
数年前に巫山戯て漬けた柑橘類の果実酒だったソレを故意か偶然か持ち出して来てヨウガに飲ませていた両親に殺意を覚える。

───クソ、ヨウガのあんな可愛い顔は俺だけが見られれば十分なのに・・・!!

そう思ったら、閨で乱れるヨウガを見たくなった。
ソレこそ自分しか見られない妖艶で可愛い顔を、縋って啼く声を・・・。

火酒のせいか、ルーカスも既に理性などほとんど無いようなものだった。
辛うじて部屋に防音結界魔法をかけると、ヨウガの口腔内を荒々しく嬲る。

「───っヨウガ・・・、蕩けちゃって、可愛いな」
「・・・っは、ぅん、るー・・・きもちい・・・もっちょお・・・」

ヨウガはすっかり力が抜けて、辛うじてルーカスのシャツにしがみ付いている状態でぷるぷるしていた。

散々抱き潰したから、身体が快楽を覚えてしまって、ちょっとの刺激でも反応してしまう。
そこに今回は強い酒の力で既に理性が飛んでいて歯止めが効かない。

お互い、遠慮する要素が何処にも無かった。

「───あー、るーかすぅ、そこ、ぐりぐり・・・きもちい・・・っ」
「好きだな、ココ・・・コリコリしてて押されるの良いんだ?」
「あー、ン・・・チカチカするぅ!!」
「───奥も好きだろ? この先・・・入る瞬間、いっつもイクよな」
「───っあっ! まっちぇ、強い・・・、イってるー! ああっ!!」

うつ伏せで穿たれているヨウガの前立腺を滾るルーカスの剛直でゴリゴリ擦ったあとに、ヨウガの制止も聞かずに奥の結腸をぐぷんと突き刺す。

堪らずヨウガは一瞬意識がトんだ。
ルーカスがそのままくぷくぷと腰を揺らして刺激するで、ぼんやりと意識が戻ったが、もう口からは嬌声しか出て来なくなった。

「あっ、ああ・・・・・・ひい・・・あん、あ・・・」
「ヨウガ、ヨウガ・・・愛してる。俺だけのヨウガ。他のヤツにこんな姿は見せないで・・・」
「あっ、あんっ」

懇願するように繰り返しヨウガの名を呼ぶルーカス。

───ルーカス以外に見せるわけ無い。

そう言いたいのに己の口からは嬌声しか出ず、辛うじて振り向いた先にあるルーカスの手を取って、手首にゆっくりと口付けた。

───ルーカスだけ、俺が欲情するのもさせるのも、貴方だけ。

伝わって・・・。

「───っ」

その時、目を合わせたルーカスがハッとしたので、どうやらその辺りの知識はこちらも同じらしい。
快楽で涙と涎でお世辞にもキレイとは言えない顔だったが、ルーカスにニッと笑いかけた。

「───ヨウガ、すまない。手荒だった。すまない!」
「らいじょーぶ・・・ちょっ・・・きもち良すぎ・・・」
「・・・悪かった。今度はもっとゆっくり、優しく抱くからな」
「・・・・・・ん?」


・・・・・・終わりじゃ無いの?
ま、いっか。気持ちいいし。

この時のヨウガは酔っ払っていて忘れていた。
ルーカスがもの凄い絶倫だって事を・・・。

火酒で半ば理性のない状態の二人は、そのまま再戦し、しかしルーカスの宣言通りスローセックスになってしまい、高められるだけ高められて中々イカせて貰えなかったヨウガは最終的にガチの大泣きをして漸くイカせて貰えたときには気絶してしまい、ルーカスが大慌てするのだった。

当然、そのまま寝落ちたヨウガは全く知らなかったことだったのだが。

両親にもやり過ぎだとお小言を貰う羽目になり、元々はヨウガに火酒の果実酒を飲ませた貴方達のせいだろうと、モヤッとしたそうだ。

結局、ヨウガは次の日の夕方頃まで起きなかった。






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