【完結】暁の騎士と宵闇の賢者

エウラ

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26 諸々の報告だとか 1


翌日。

今日、明日は二人とも休暇だそうで、アディスと一緒に朝寝坊して遅めの朝御飯。

アディスが言うには俺はまあ、何か番い休暇とかいう、いわゆる竜人やらエルフやらが相手と番うための特別休暇をアルヴァが申請していたらしく、それでアレから一週間休みになってるらしい。だからあと残り二日休みなんだって。

アディスは単に働き詰めだったから休暇貰ったそう。うん、休んで!

いやしかし、そんな休暇初めて知ったし、アルヴァ何時の間に申請してた?

「セラ、労働規約に書いてあるでしょ? 最初に読んでまるっと記憶してたよね?」
「・・・・・・記憶はしてるけど、自分は関係ないと思って記憶の引き出しに鍵かけてた・・・・・・? あはは」
「・・・・・・うん。セラはそういうとこあるよね。無関心なコトにはとことん興味を示さないもんね」

そんなアディスに言われて記憶の引き出しを開ければ・・・・・・うん。ちゃんと記憶されてる。へー、発情期休暇っていうのもあるんだ?

「父様、発情期休暇って、何?」

キョトンとして聞くと、アディスとそしてサイモンも珍しく苦虫をかみつぶしたよう顔になった。

「・・・・・・うん。サイモン、このあとセラに『番い』関係の資料を揃えて渡してくれ」
「・・・・・・畏まりました」

アディスは頭を抱え、サイモンはこめかみを押さえてそんなことを言っていた。
・・・・・・このあとはソッチの勉強会になりそうです。


そして食後、サロンでサイモンが持ってきた本を広げながらアディスとサイモンの二人に容赦なく『番い』のなんたるかを叩き込まれた。

───うん。理解はした。
でもちょっと待って、頭ん中がキャパオーバー。整理するから少し待って。

「うん、発情期って竜人とかと番うと、決まった周期で起こるんだ・・・・・・。人族は年中何時でも関係なく発情・・・・・・言い方がアレだな」

人族は寿命が短いから一年中何時でもオッケーな性欲だし子も孕みやすいけど、竜人とかは年に数回の発情期に頑張れば孕むかもしれない・・・・・・と。

しかも番うと番い相手にしか発情しないって・・・・・・。そりゃあ子供も出来にくいわ。
まあ、番いを亡くした場合は稀に別の人に発情することもあるらしい。
でも本当に稀。
アディスの話を聞いたあとだから思う。それっておそらく過去に番いだった相手が生まれ変わって出逢ったんじゃないかな、と。

それはともかく。
エヴァルドはアディスの前世の人が亡くなったあとはおそらくえっちしてないってことだよね? え? 100年も右手が恋人!? それか全く勃たないとか!?

───それでもしアディスと再び番ったら、とんでもないことになるんじゃ・・・・・・?
アルヴァでアレだったのに、エヴァルド絶倫欲求不満爆発じゃん!?

「・・・・・・」
「・・・・・・? 何、セラ?」
「イエ、ナンデモナイデス」

俺はアディスがイキ地獄に堕ちるのを想像して震えた。
うん、コレは俺の心の中の妄想で終わらせよう! 死なないでアディス! フラグじゃないよ!

そんなことを考えて動揺した心を落ち着かせようとテーブルに突っ伏していると、サイモンが来客を伝えてきた。
いやサイモンさーん! 何時の間に消えてたの? 今までココにいたよね? いなくなったの全然気付かなかったよ。

「ドーン近衛騎士団長とドーン副騎士団長でございます」
「ああ、エヴァルドとアルヴァね。同じドーンで分かりづらいな。私の執務室にお通しして」

どうやら仕事の話らしい。アディスが場所を移すようだ。いや家名で呼ぶと俺達も両方ダスクで紛らわしいけどね。

「セラもここを片付けたら執務室においで」
「っはい」

てっきり蚊帳の外かと思ってたら同席を許された。

「アレらの末路くらいは知りたいだろう?」
「そりゃあ・・・・・・」

復讐とかする気は全くないけど、処罰によっては再び関わり合いになるかもしれない。それはイヤだから。

「セラにはなるべく綺麗なところだけ見てて欲しいけど、でも一人で斜め上に突っ走られても困るから、きちんと確認しておこうね」
「・・・・・・」

俺ってどんな風に思われてんの? 子供? 幼児?
常識はある方だと思ってるんだけど?

アディスに続いて頷くサイモンに俺は苦い顔をした。

解せぬ!





※キリのいいところまで書けたので投稿します。







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