【完結】Restartー僕は異世界で人生をやり直すー

エウラ

文字の大きさ
15 / 52

指環の加護 2

しおりを挟む

〈はいはーい! もちろんだよ-!〉

神殿内に響き渡った声。
アルカエラ神だ。
こんな気軽な感じで良いのかな?

〈いいのいいの。ルカだから〉
「・・・あ、ありがとうございます」
「アルカエラ神、御光臨ありがとうございます」
〈うんうん、堅苦しくなくて良いよ。えっと、指環の効果についてでしょ?〉
「はい。なんとなく僕達を護ってくれている感じはするのですが、詳しくは分からないので、もしもの時に困るかと思いまして・・・」

やっぱり、知らないことは怖いから。

〈うん。あの時は詳しい説明をしなかったからねえ、ごめんね? 指環の効果は大まかに二つ。一つはルカが気付いたように護りの効果。悪意や物理、魔法などから身を護ってくれる。状態異常無効化もあるから安心してね〉

ふんふん。やっぱり。
そして、無理やりじゃなくても他人には指環は外せないようです。

〈で、もう一つの方がルカには大事な事じゃあないかな?〉
「僕にとって大事な事、ですか?」
〈うん。自分の魔力が役に立たないって哀しんでなかったかい?〉
「思ってました。魔法は別に使えなくてもいいけど、無駄にある魔力が勿体ないって・・・」

僕はヒューズに幸せにして貰ってるのに何も返せないのかなって。

〈だからね、ルカとヒューズが愛し合えばルカの魔力がヒューズに流れるようになってる〉
「・・・・・・うん?」
〈だから、ルカとヒューズがエロい事すれば〉
「---うわあああ---!!」

それって、今朝感じた違和感。
単にエッチで気怠いのかと思ってたヤツ-!

「---?!」

ヒューズが驚愕の顔を真っ赤に染め上げた。

「次の日の朝、もの凄く力が漲って溌剌はつらつとしていたのはルカを愛したせいだけではなかったのか!」
「ぅうわあああぁ---!! ヒューズの馬鹿ぁ---!!」

人前でなんて事口走ってるの?!
信じられない!
僕には人並みに羞恥心があるんだよぅ!

〈・・・・・・ふむ。仲が良いのは良きことかな。とにかく、口づけだろうと手を繋ぐ事だろうと魔力を譲渡出来るようにしてあるから。もちろん君達限定だよ。あぁ、ヒューズからルカにも譲渡出来るから〉

「え、そうなのですか? 万が一ルカが魔力枯渇して危険な状態になっても私がいれば安心ということですね! ありがとうございます」

〈うんうん。性交が一番譲渡の効率が良いから、励んでね。ルカの魔力は無尽蔵だから。後、譲渡に慣れたら生活魔法くらいは使えるようになるよ。頑張ってね!〉

じゃあそろそろ帰るねえ、と去って行ったアルカエラ神を呆然と見送り、神殿内に静寂が戻った。


この後のルカとヒューズのあれやこれやの大騒動は推して知るべし。


神様特典なのかヒューズが凄いのか分からないけど、多少の魔法が使えるようになるのは嬉しいかな!



アルカエラ神様。
ありがとうございます!
しおりを挟む
感想 11

あなたにおすすめの小説

【本編完結】断罪される度に強くなる男は、いい加減転生を仕舞いたい

雷尾
BL
目の前には金髪碧眼の美形王太子と、隣には桃色の髪に水色の目を持つ美少年が生まれたてのバンビのように震えている。 延々と繰り返される婚約破棄。主人公は何回ループさせられたら気が済むのだろうか。一応完結ですが気が向いたら番外編追加予定です。

不遇聖女様(男)は、国を捨てて闇落ちする覚悟を決めました!

ミクリ21
BL
聖女様(男)は、理不尽な不遇を受けていました。 その不遇は、聖女になった7歳から始まり、現在の15歳まで続きました。 しかし、聖女ラウロはとうとう国を捨てるようです。 何故なら、この世界の成人年齢は15歳だから。 聖女ラウロは、これからは闇落ちをして自由に生きるのだ!!(闇落ちは自称)

婚約破棄された令息の華麗なる逆転劇 ~偽りの番に捨てられたΩは、氷血公爵に愛される~

なの
BL
希少な治癒能力と、大地に生命を呼び戻す「恵みの魔法」を持つ公爵家のΩ令息、エリアス・フォン・ラティス。 傾きかけた家を救うため、彼は大国アルビオンの第二王子、ジークフリート殿下(α)との「政略的な番契約」を受け入れた。 家のため、領民のため、そして―― 少しでも自分を必要としてくれる人がいるのなら、それでいいと信じて。 だが、運命の番だと信じていた相手は、彼の想いを最初から踏みにじっていた。 「Ωの魔力さえ手に入れば、あんな奴はもう要らない」 その冷たい声が、彼の世界を壊した。 すべてを失い、偽りの罪を着せられ追放されたエリアスがたどり着いたのは、隣国ルミナスの地。 そこで出会ったのは、「氷血公爵」と呼ばれる孤高のα、アレクシス・ヴァン・レイヴンだった。 人を寄せつけないほど冷ややかな瞳の奥に、誰よりも深い孤独を抱えた男。 アレクシスは、心に傷を抱えながらも懸命に生きようとするエリアスに惹かれ、次第にその凍てついた心を溶かしていく。 失われた誇りを取り戻すため、そして真実の愛を掴むため。 今、令息の華麗なる逆転劇が始まる。

婚約破棄だ!しかし、両親からの残念なお知らせ

ミクリ21
BL
婚約破棄を言い出した王子は、両親からの残念なお知らせにショックを受ける。

転生聖賢者は、悪女に迷った婚約者の王太子に婚約破棄追放される。

克全
BL
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。 全五話です。

【完結】僕がハーブティーを淹れたら、筆頭魔術師様(♂)にプロポーズされました

楠結衣
BL
貴族学園の中庭で、婚約破棄を告げられたエリオット伯爵令息。可愛らしい見た目に加え、ハーブと刺繍を愛する彼は、女よりも女の子らしいと言われていた。女騎士を目指す婚約者に「妹みたい」とバッサリ切り捨てられ、婚約解消されてしまう。 ショックのあまり実家のハーブガーデンに引きこもっていたところ、王宮魔術塔で働く兄から助手に誘われる。 喜ぶ家族を見たら断れなくなったエリオットは筆頭魔術師のジェラール様の執務室へ向かう。そこでエリオットがいつものようにハーブティーを淹れたところ、なぜかプロポーズされてしまい……。   「エリオット・ハワード――俺と結婚しよう」 契約結婚の打診からはじまる男同士の恋模様。 エリオットのハーブティーと刺繍に特別な力があることは、まだ秘密──。 ⭐︎表紙イラストは針山糸様に描いていただきました

拝啓お父様。私は野良魔王を拾いました。ちゃんとお世話するので飼ってよいでしょうか?

ミクリ21
BL
ある日、ルーゼンは野良魔王を拾った。 ルーゼンはある理由から、領地で家族とは離れて暮らしているのだ。 そして、父親に手紙で野良魔王を飼っていいかを伺うのだった。

婚約破棄を傍観していた令息は、部外者なのにキーパーソンでした

Cleyera
BL
貴族学院の交流の場である大広間で、一人の女子生徒を囲む四人の男子生徒たち その中に第一王子が含まれていることが周囲を不安にさせ、王子の婚約者である令嬢は「その娼婦を側に置くことをおやめ下さい!」と訴える……ところを見ていた傍観者の話 :注意: 作者は素人です 傍観者視点の話 人(?)×人 安心安全の全年齢!だよ(´∀`*)

処理中です...