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第一章 フォレスター編
コレって普通?
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ヤバい。俺のステータスを見てクラビスさんが固まった。
やっぱり普通じゃないのか?!
クラビスさん---!! 帰ってきて---!!
ハッとして俺を見てステータスボードを見てまた俺を見て・・・。大丈夫だろうか?
「その、本当に19才なのか?」
クラビスさんがすまなそうな顔をして聞いてきた言葉にちょっと、いやかなりムカッとしたのは仕方ないと思う。
最初の一言がそれってソレってぇ---!!
19才だよ自分の本当の誕生日知らないけど確実に19年生きてきたよ!
「どうせ童顔だよ! これでも背はそこそこある方だよ!」
もう敬語なんかつかってやるもんかっ。
「す、すまない。まだ14才くらいかと・・・あ」
マズったって顔して口を手で塞いだ。
「むう・・・、そう言うクラビスさんはいくつな訳?!」
「俺は24だ」
「ぇ、思ったより若い。落ち着いてて大人っぽかったから27くらいかと・・・。いや今でも大人だけど」
へぇ-。ガタイもよくて、王子様だもんな。
「・・・思ったより老けてみられてた・・・」
地味に『ガーン』とした顔をしていた。ざまあみろ。
そもそも(元)日本人にとっては西洋人っぽい顔は大人びて見えるんだから仕方ない。
「ところで、このステータスって、普通なの?」
やっとのことで本題。クラビスさん復活。
「まあ、称号と加護は普通じゃないよね。後、俺のことはクラビスって呼び捨てでいいよ」
「や、でも命の恩人だし、年上だし?」
呼び捨てのが楽だけども。
「いや、呼び捨てでいいよ。本当は俺が敬語使って君に従う立場なんだから」
・・・・・・・・・どゆこと??
おもむろにクラビスが跪いて、俺の手をとって自分の額に当てた。ナニナニ?!
「永らく捜しました。アルカス・フォレスター様。無事のご帰還を心よりお喜び申し上げます」
「ぇ」
「貴方様がお生まれになったその時から、生涯を捧げお仕えする事となった、クラビス・フォルターと申します」
「は?」
にっこりと笑うその顔はちょっと意地悪で、でもすんごく喜んでいる顔だった。
訳分かんないけど、そのしゃべり方ヤメテ。鳥肌立ったわ!
話を聞くに、クラビスはフォレスターの分家で、代々フォレスター家に護衛兼従者として仕える家なんだとか。
俺が生まれたとき5才だったクラビスがそれに選ばれたんだけど、顔合わせの日に、偶然起こった時空の歪みに俺が巻き込まれて消えてしまい、保留のまま、冒険者をしながら俺を捜していたんだと。
いやまさか異世界(地球)に飛んでったとは思うまい。
国中捜して、周辺の国も捜して、捜しまくったが見つからず、もう生きてはいないのでは・・・と、20才の誕生日までに見つからなければ諦めよう、と皆で決めたのだそうだ。
という訳で、ひとまず、家族に会いに行こうということになった。
なんか、ソッコーで肉親の事とか分かっちゃった。これはあれか!
【強運者】が仕事したんだな!!
やべーな、称号・・・。どうしよう、称号以上にもう、神様の加護の効果が怖いデス・・・・・・。
俺TUEEEはいらんのよ・・・神様?
やっぱり普通じゃないのか?!
クラビスさん---!! 帰ってきて---!!
ハッとして俺を見てステータスボードを見てまた俺を見て・・・。大丈夫だろうか?
「その、本当に19才なのか?」
クラビスさんがすまなそうな顔をして聞いてきた言葉にちょっと、いやかなりムカッとしたのは仕方ないと思う。
最初の一言がそれってソレってぇ---!!
19才だよ自分の本当の誕生日知らないけど確実に19年生きてきたよ!
「どうせ童顔だよ! これでも背はそこそこある方だよ!」
もう敬語なんかつかってやるもんかっ。
「す、すまない。まだ14才くらいかと・・・あ」
マズったって顔して口を手で塞いだ。
「むう・・・、そう言うクラビスさんはいくつな訳?!」
「俺は24だ」
「ぇ、思ったより若い。落ち着いてて大人っぽかったから27くらいかと・・・。いや今でも大人だけど」
へぇ-。ガタイもよくて、王子様だもんな。
「・・・思ったより老けてみられてた・・・」
地味に『ガーン』とした顔をしていた。ざまあみろ。
そもそも(元)日本人にとっては西洋人っぽい顔は大人びて見えるんだから仕方ない。
「ところで、このステータスって、普通なの?」
やっとのことで本題。クラビスさん復活。
「まあ、称号と加護は普通じゃないよね。後、俺のことはクラビスって呼び捨てでいいよ」
「や、でも命の恩人だし、年上だし?」
呼び捨てのが楽だけども。
「いや、呼び捨てでいいよ。本当は俺が敬語使って君に従う立場なんだから」
・・・・・・・・・どゆこと??
おもむろにクラビスが跪いて、俺の手をとって自分の額に当てた。ナニナニ?!
「永らく捜しました。アルカス・フォレスター様。無事のご帰還を心よりお喜び申し上げます」
「ぇ」
「貴方様がお生まれになったその時から、生涯を捧げお仕えする事となった、クラビス・フォルターと申します」
「は?」
にっこりと笑うその顔はちょっと意地悪で、でもすんごく喜んでいる顔だった。
訳分かんないけど、そのしゃべり方ヤメテ。鳥肌立ったわ!
話を聞くに、クラビスはフォレスターの分家で、代々フォレスター家に護衛兼従者として仕える家なんだとか。
俺が生まれたとき5才だったクラビスがそれに選ばれたんだけど、顔合わせの日に、偶然起こった時空の歪みに俺が巻き込まれて消えてしまい、保留のまま、冒険者をしながら俺を捜していたんだと。
いやまさか異世界(地球)に飛んでったとは思うまい。
国中捜して、周辺の国も捜して、捜しまくったが見つからず、もう生きてはいないのでは・・・と、20才の誕生日までに見つからなければ諦めよう、と皆で決めたのだそうだ。
という訳で、ひとまず、家族に会いに行こうということになった。
なんか、ソッコーで肉親の事とか分かっちゃった。これはあれか!
【強運者】が仕事したんだな!!
やべーな、称号・・・。どうしよう、称号以上にもう、神様の加護の効果が怖いデス・・・・・・。
俺TUEEEはいらんのよ・・・神様?
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