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※こちらは何とか更新間に合いました。
スライムに遭遇し、崖から落ちて水の中で溺れて熱を出した次の日。
念の為、とベッドから下りるのを禁止されてしまった。
「───ねぇ、せめてロッジの中だけでも」
「ダメだ。最低でも今日一日は寝ていろ」
「えーっ?! つまんないぃ」
「昨日、自分がやらかしたことを思い出せ。そして反省をしろ」
シュルツがそう言って、付きっきりで僕の御世話を始めた。
仕方なく、昨日の出来事を反芻する。
「ええ・・・? えーと、スライムに初めて遭遇したんだよねぇ。ソレでびっくりしてたら精霊達に『火の魔法使って』って言われて小さい火を出したらスライムが逃げてってくれて・・・・・・自分も逃げたら落ちちゃって・・・・・・水にドボン・・・で・・・・・・後は分かんない・・・?」
幾ら考えても、水に落ちた後の事は良く覚えていない。
「───・・・・・・熱を出して意識が朦朧としていたんだ。だから幾ら下がったとは言え、危ないからふらふら歩き回るなと言ってるんだ」
深い溜息を吐いてからシュルツがそう言ったけど・・・。
「ちょっとくらい大丈夫だよ?」
「お前の大丈夫はアテにならん! さっき階下に下りようとして階段踏み外したのは何処の何奴だ!!」
「───ぅひゃあっ・・・・・・ご、ごめんなたいっ! ・・・・・・あ、噛んだ。ぴえん・・・」
シュルツのあまりの剣幕に頭を抱えてしどろもどろになる樹希だったが、甘んじてお叱りを受けた。
実際、さっきシュルツが御飯の支度で一階に行ってたときに樹希は一人で階段を下りようとしてふらついて落ちかけたのだ。
シュルツがもの凄い反射神経でもって抱きとめてくれたから無事だったが。
「───まあ、そうだな。俺がずっと寝室にいて見張ることも無理があるし・・・リビングで横になってて貰うか。移動は俺が抱えれば良いし。俺の目の届く範囲であれば良いだろう」
「・・・・・・見張るって、そんな子供じゃ・・・・・・いえ、ナンデモナイデス、スミマセン」
シュルツにジト目で見つめられて即座に謝った。
実際、やらかしてるしなあ・・・。
で、結局そういうことに決まって、ソファでクッションを抱えてごろごろする。
・・・暇だ。
トントンという音がトトトトッと軽快になり、コトコトお鍋の音が合わさって、何かこう、癒される。
一定のリズムって眠くなるよねぇ・・・と思いながら目蓋を閉じていたら、いつの間にか寝落ちしていたようだった。
「───イツキ?」
静かになったなと思って様子を窺えば、ソファでクッションを抱き締めて眠ってしまったようだ。
側にあったブランケットをそっとかけてやる。
顔色は良さそうでホッとした。
さっきはうっかりしていた。
イツキは眠っていたし、昨日の熱を思えば体力も落ちていてベッドから出ないだろうと思っていた。
ソレが気付いたら階段を下りようとしていた上にふらついて、案の定、足を踏み外した。
間一髪、間に合ったから良かったものの・・・。
肝が冷えた。
だからせめて今日くらいは寝ていて欲しくてああ言ったが、イツキも一応自分の非を認めているようで大人しく聞いていた。
だからこちらも譲歩して、自分の目の届く範囲で、移動は抱き上げると。
不貞腐れながらも了承して寛いでいたようだが、やはりまだまだ疲労感は残っているのだろう。
やはり、今日だけで無く数日は外出禁止だな。
この瞬間、イツキの軟禁生活が暫く決まったのだった。
『・・・自業自得』
『僕たちも心配だもん』
『これくらい良いよね、たまには』
『シャチクって言うんだっけ? 働き過ぎ』
『少しくらいのんびりしたってバチはあたらないよねー?』
『竜の人、エラい』
『さすが竜の人。頼もしい!』
精霊達がキャーキャー良いながらイツキの周りを翔んでいたが、気付かないくらいぐっすり眠っていたイツキだった。
目が覚めてシュルツから軟禁延長宣言を言い渡されるのはもう少し後・・・・・・。
スライムに遭遇し、崖から落ちて水の中で溺れて熱を出した次の日。
念の為、とベッドから下りるのを禁止されてしまった。
「───ねぇ、せめてロッジの中だけでも」
「ダメだ。最低でも今日一日は寝ていろ」
「えーっ?! つまんないぃ」
「昨日、自分がやらかしたことを思い出せ。そして反省をしろ」
シュルツがそう言って、付きっきりで僕の御世話を始めた。
仕方なく、昨日の出来事を反芻する。
「ええ・・・? えーと、スライムに初めて遭遇したんだよねぇ。ソレでびっくりしてたら精霊達に『火の魔法使って』って言われて小さい火を出したらスライムが逃げてってくれて・・・・・・自分も逃げたら落ちちゃって・・・・・・水にドボン・・・で・・・・・・後は分かんない・・・?」
幾ら考えても、水に落ちた後の事は良く覚えていない。
「───・・・・・・熱を出して意識が朦朧としていたんだ。だから幾ら下がったとは言え、危ないからふらふら歩き回るなと言ってるんだ」
深い溜息を吐いてからシュルツがそう言ったけど・・・。
「ちょっとくらい大丈夫だよ?」
「お前の大丈夫はアテにならん! さっき階下に下りようとして階段踏み外したのは何処の何奴だ!!」
「───ぅひゃあっ・・・・・・ご、ごめんなたいっ! ・・・・・・あ、噛んだ。ぴえん・・・」
シュルツのあまりの剣幕に頭を抱えてしどろもどろになる樹希だったが、甘んじてお叱りを受けた。
実際、さっきシュルツが御飯の支度で一階に行ってたときに樹希は一人で階段を下りようとしてふらついて落ちかけたのだ。
シュルツがもの凄い反射神経でもって抱きとめてくれたから無事だったが。
「───まあ、そうだな。俺がずっと寝室にいて見張ることも無理があるし・・・リビングで横になってて貰うか。移動は俺が抱えれば良いし。俺の目の届く範囲であれば良いだろう」
「・・・・・・見張るって、そんな子供じゃ・・・・・・いえ、ナンデモナイデス、スミマセン」
シュルツにジト目で見つめられて即座に謝った。
実際、やらかしてるしなあ・・・。
で、結局そういうことに決まって、ソファでクッションを抱えてごろごろする。
・・・暇だ。
トントンという音がトトトトッと軽快になり、コトコトお鍋の音が合わさって、何かこう、癒される。
一定のリズムって眠くなるよねぇ・・・と思いながら目蓋を閉じていたら、いつの間にか寝落ちしていたようだった。
「───イツキ?」
静かになったなと思って様子を窺えば、ソファでクッションを抱き締めて眠ってしまったようだ。
側にあったブランケットをそっとかけてやる。
顔色は良さそうでホッとした。
さっきはうっかりしていた。
イツキは眠っていたし、昨日の熱を思えば体力も落ちていてベッドから出ないだろうと思っていた。
ソレが気付いたら階段を下りようとしていた上にふらついて、案の定、足を踏み外した。
間一髪、間に合ったから良かったものの・・・。
肝が冷えた。
だからせめて今日くらいは寝ていて欲しくてああ言ったが、イツキも一応自分の非を認めているようで大人しく聞いていた。
だからこちらも譲歩して、自分の目の届く範囲で、移動は抱き上げると。
不貞腐れながらも了承して寛いでいたようだが、やはりまだまだ疲労感は残っているのだろう。
やはり、今日だけで無く数日は外出禁止だな。
この瞬間、イツキの軟禁生活が暫く決まったのだった。
『・・・自業自得』
『僕たちも心配だもん』
『これくらい良いよね、たまには』
『シャチクって言うんだっけ? 働き過ぎ』
『少しくらいのんびりしたってバチはあたらないよねー?』
『竜の人、エラい』
『さすが竜の人。頼もしい!』
精霊達がキャーキャー良いながらイツキの周りを翔んでいたが、気付かないくらいぐっすり眠っていたイツキだった。
目が覚めてシュルツから軟禁延長宣言を言い渡されるのはもう少し後・・・・・・。
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