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セックスしないと出られない部屋
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ダンジョン攻略中に誤って隠し魔法陣を踏んでしまった俺は、気がついたら謎の白い部屋に転移させられていた。窓も扉も装飾品もない不自然なほどに殺風景な部屋の中央には、何故かポツンと佇む大きなベッドがひとつだけ。その時点でとある噂が頭を過り、嫌な予感でいっぱいになっていたが、それでも微かな希望を捨てきれず部屋をぐるりと見渡した。そしてベッドの正面の壁に刻まれた文字を見つけた瞬間、俺はついに膝から崩れ落ちてしまった。
【脱出条件:セックス(中出しで条件達成)】
ダンジョンの何処かに物好きな変態魔導士が隠したエロトラップがあるらしい。そんな真偽不明の噂を酒の肴に面白おかしく聞いていたが、まさか本当にそんなものが実在した上に、そこに閉じ込められるとは夢にも思っていなかった。
しかも最悪なことに、ここに閉じ込められたのは俺一人ではない。まぁ脱出条件がセックスの時点で、二人ワンセットで作動する魔法陣だったのだろうが、その相手が問題だった。
この部屋に閉じ込められてからまだ一言も言葉を発しない男アレンは、腕を組み眉間に皺を寄せて壁に刻まれた文字を鋭い目つきで睨みつけていた。
あぁ~~、そうだよな。分かってはいたけど、そういう反応になるよなぁ。アレンのそんな不機嫌な様子を見て俺は密かに落ち込んだ。
アレンは俺の組んでいるパーティーメンバーの一人で、凄腕の剣士として有名だった。なんでそんな凄いやつと俺みたいな平凡なヒーラーが同じパーティーメンバーなのかというと、学生時代に実習で適当に組んだパーティーが驚くほどバランスが良かったの一言に尽きる。
魔術師のヘンリーがデバフをかけ、アレンが特攻隊長として敵陣に斬り込み、その後ろから戦士のオリバーがアレンの討ち漏らした敵を薙ぎ倒していき、すかさずヘンリーが魔法でフォローに回る。戦闘が全くできない俺は物陰にひっそりと身を隠しながら、3人が怪我をしたら治していくという情けないものだったが、お互いがお互いの欠点を補い合うという面ではこの上なく最高のパーティーだった。
そんな縁があって卒業後もこのメンバーでダンジョンを巡る日々だったが、懸念点がひとつだけ。それは、他でもないアレンに嫌われているという事だった。
アレンは学生時代のパーティーを組んだ当初は、俺にもにこやかに相槌を打ってくれたり話しかけたりしてくれていたのに、ある日を境に急に素っ気なくなってしまった。他の仲間にはこれまでと変わらない態度なのに、だ。
気付かないうちに何かしてしまったのだろうかと謝ってみたが、「別に何でもない」と冷たく返されるだけで冷ややかな態度が改善されることはなかった。
仲間達からは「そのうち気持ちの整理がついたら治るだろうから見捨てないでやってくれ」とか「拗らせた成人男性って本当やっかいだよね」とか「自分は話しかけられないくせに一丁前に威嚇だけはするんだから」という励ましなのか何なのかよく分からない言葉で慰められていたが、俺の気持ちは沈むばかりだ。
だって俺は、学生時代の頃からずっとアレンのことが好きだったから。きっかけは何だったのかは分からない。でも「優しいな」とか「笑顔がカッコいいな」とか小さな好意が積もりに積もって、気がついたときには溢れんばかりの恋情に変わっていた。
だからこそ、アレンから冷たく当たられる日々は辛く悲しいものだった。パーティーメンバーの前では辛気臭い雰囲気にはしたくなくて、なるべく気にしてませんよという態度を貫いていたが、それでもやっぱり好きな人に嫌われ続けるのは精神的に堪えるし、そばにいられる幸せより苦しい気持ちの方へと天秤の重心が傾いていった。
だから俺は決めていた。
今回のダンジョン攻略を果たしたら、俺はパーティーから抜けようと。そんな矢先に、冒頭のアレだ。人生特大級のやらかしをしてしまった俺が頭を抱えるのも無理はない。そしてそんな俺を咄嗟に助けようとしてくれたアレンまでも巻き込んでしまって自責の念が半端ない。
でも心の隅っこで、俺のこと嫌いなのにそれでも助けてくれたんだなって思うと、不謹慎にも俺の枯渇した恋心が喜び飛び跳ねているのも事実だ。そんな浅ましさに余計罪悪感は募っていく。
「アレン……その、巻き込んでごめん」
「………別に」
会話終了。気まずい沈黙にさらに空気が重くなる。罪悪感から俯く俺を見下ろしていたアレンは深いため息をこぼすと、徐にベッドの端に腰を下ろした。ギシリと響くその音にビクリと思わず体が反応する。そして必死に目を逸らしていた事柄が今更になってぐるぐると頭を占拠していき、じっとりと汗が滲み始めた。
どうしよう……もしかして、本当に俺、アレンとセックスする、のか?
想像して思わずカッと体が熱くなる。
正直、俺は嬉しい。
だって好きなんだ。健全な男子ならこんな状況願ったり叶ったりだろ。もしも、アレンと思いが通じ合って恋人になれたら……って、頭の中で妄想を繰り広げたのは両の手では収まらない程してきたし、お付き合いの先に待ち受ける淫らな妄想で幾度となく自身を慰めたりもした。
でも、アレンは違うだろ。
嫌いなやつと突然密室に閉じ込められて、挙げ句の果てにセックスまでしなければならないとか、そんなの地獄以外の何ものでもない。俺だってもしもアレンと同じ状況なら自死を選ぶくらいには絶望する。
……でも、もしもアレンが許してくれるなら、事務的でも、そこに愛がなくても、初めては好きな人に抱かれてみたい。そうすればパーティーを抜けたあとでも、この一生の思い出を胸に生きていけるんじゃないだろうか。
心臓が痛いくらいに高鳴る。ゴクリと唾を飲み込み、そっとアレンの方へ顔を向けるとその瞬間、バチリと視線が交わった。
「あ……」
「いつまでそんな所に突っ立ってんの。座ったら?」
「え、と……その」
「……安心しろよ。別に抱きやしないから」
「……えっ?」
いま、抱かないって、言った?
熱った体温が一瞬にして下がっていく。
「で、でも、そうしたらここから出られないって……」
「ちゃんとよく見ろ」
顎でクイっと壁を指し示してくるアレンに釣られて、もう一度壁の文字を見つめる。
するとどうだろう。
【脱出条件:セックス(中出しで条件達成)】の下によーーく目を凝らしてやっと読めるレベルの小さな文字で注釈が刻まれていた。
※ただし、24時間後に脱出経路が出現しますが、1時間毎に媚薬スモークが部屋に放出されます。
「へ?ってことは何もしなくても24時間後に外に出れるってこと……?」
「そういう事」
「そ……っか、そう、なんだ」
ほっとしたような落胆したような、複雑な気持ちで俺はベッドにへたりと座り込んだ。1時間毎の媚薬スモークとやらの懸念点はまだ残っているが、それでも脱出の糸口が見つかって安心したのは確かだ。でも。
(………分かっちゃいたけど、やっぱりアレンは俺とセックスしたくなかったんだな)
そりゃそうだよな。わざわざ嫌いなやつとセックスしなくても24時間待てば外に出られるんなら、アレンが待機を選ぶのは当然のことだ。
改めて思い知らされて、涙の膜が浮かび上がるのをキュッと目を瞑ることで必死に隠した。
それからはベッドの端と端に座り込んだ俺たちは、ただただ時が過ぎるのを待ち続けていた。
これまでは、そっけない態度のアレンに必死に話題を探して少しでも会話を続けようと努力していたが、さっきの件のダメージが予想以上に大きすぎて、そんな気力は湧いてくれなかった。
そうしてどれくらいの時間が経っただろうか。
突然、壁から通気口と思われる小さな拳程度の穴が出現したかと思ったら、薄桃色の煙と共に甘ったるい香りが部屋に立ち込めた。
咄嗟に鼻と口を押さえるが、そうしていられたのも数分で、息を止めていた分、思いっきり空気を吸い込んでしまい一気に煙が体の中に満たされていく。
甘い、甘い香り。
グラリと頭の中が歪んで、ドクドクと心臓が激しく音を立てている。身体中が熱くなって汗が吹き出し、息も乱れ始めた。必死に意識を逸らしてもズクズクとした疼きが下半身に溜まっていき、あっという間に発情状態に陥る。
たった一回の媚薬でこんなに威力があるのか!?これをあと23回も……?
今度は別の意味で汗が額を流れ落ちていく。
どうしよう、こんなの耐えられない。今すぐ性器をめちゃくちゃに扱いて熱を発散させないと気が狂ってしまいそうだ。でも、こんな仕切りも何もない空間でアレンがすぐそばにいるのに、そんなこと出来るわけがない。考えただけでも羞恥で死ねる。
(アレンは大丈夫なのかな)
しっかり勃ち上がってしまった股間を押さえつつ、そぅっと横目でアレンの様子を伺った瞬間、俺は後悔した。フーフーと荒く息を乱し、顔を真っ赤に染めて口元を押さえるアレンのソコは、服の上からでも分かるくらい凶悪的なサイズで勃ち上がっていた。色が変わる程グッと唇を食いしばり、情欲に耐える姿はあまりにも扇状的で、思わずゴクリと生唾を飲み込んだ。
その音がアレンに聞こえたのかどうかは分からない。もしかしたら俺の熱視線に気づいてしまったのかもしれない。不意にアレンが俺の方を見て、目を見開いた。そして次の瞬間、グッと眉間に皺を寄せいつものように鋭い視線で俺を睨みつけてきた。いや、いつも通りじゃない。その瞳の奥には隠しきれない熱が篭っていて、その視線の熱さにジリジリと身を焼かれている心地になった。
ジュワリ。俺の先っぽが濡れて下着を濡らした。やばい……やばい。どうしよう。アレンに抱かれたい。今すぐめちゃくちゃにしてほしい。
「ア、レン……」
「……ノア」
「ッ!」
ノア。たった一言、アレンに名前を呼ばれただけなのに。それだけで俺は、ビクンっと身体が大袈裟なくらいに跳ねた。だって、名前を呼ばれたのも随分久しぶりで……嬉しくて嬉しくて、死にそうなほどに堪らなくなって、ただでさえ満足に逃しきれない体の熱を持て余していたというのに、アレンのたった一言でそれは呆気なく溢れ出した。
「あっ、あっ……うあ、やだ、見ないでアレン………ッ」
「……ッ、ノア…?おまえ…」
アレンのどこか呆けたような声が羞恥心を煽ってくる。それでも一度決壊した俺のモノは止まってくれなくて、とぷとぷと精をとめどなく吐き出して、ぐちゃぐちゃとした不快感と共に股間にシミが広がっていく。
あぁ、イってしまった。アレンの前で。触ってすらいないのに、アレンが名前を呼んだだけで……!
恥ずかしすぎて今すぐ死んでしまいたい。
死んでしまいたい…のに、アレンに見られながらイッたという事実が更なる興奮材料に塗り替えられていくのはほんの一瞬のことだった。
一度吐き出せば少しは冷静になると思ってた。けれどそれは俺の思惑から外れて、むしろ頭の中のモヤがどんどん広がっていくようにボンヤリとしていく。
もっと、もっと気持ちよくなりたい。
もっとアレンに見てほしい。
その一心で俺はズボンに手を掛けると、精液でぐちゃぐちゃに汚れた下着ごと脱ぎ捨てて、そしてアレンに向き合うようにして座り込んだ。足を左右に広げて立てると、俺の白濁に塗れ、吐き出してもなお上向いたままのいやらしい性器が晒される。アレンのギラついた視線がソコに注がれ喉が大きく上下するのを見て、微笑んだ。
あぁ、アレンも俺で興奮してくれてる。
嬉しい。嬉しい。
もっと俺を見て、俺に欲情して。
「アレン……見てて」
「ハァ、はぁ、ノ、ア……ッ」
アレンの顔を見つめながら、自身を包み込むと凄まじい快感が身体を貫いた。ぐちゅぐちゅといやらしい音を立てながら必死に上下させれば腰が抜けるくらいに気持ちよくて堪らない。
「あっ、あっ、あっ、気持ちいい……アレン、気持ちいい…気持ち、い、よぉ…あぁっ」
「……ックソ!」
アレンは苛立たしそうに吐き捨てると、俺の痴態から目を離さないまま自身の性器を取り出して扱きはじめた。
アレンの……初めて見た。
大きい…凄い。太くて、カリ高で、血管がビキビキに浮かび上がってて、とんでもなくエッチだ。そんなアレンの勃起ちんぽが生で見られただけじゃなく、俺の痴態をオカズにして鼻息荒く興奮のままに自慰をする姿で、俺の胸がキュンキュンと締め付けられる。
いつのまにか額がぶつかる程に至近距離でお互いのオナニーを見つめ合っていた。激しい水音が鼓膜を犯し、ただただ快感を追い続ける。
くらりと頭が茹って自然と涙が滲む。
アレンの亀頭が今にもはち切れそうなくらいパンパンに膨らんでいて、限界が近いことを知る。手の動きもどんどん速くなっていくから、それに釣られるように俺の手の動きも激しくなっていく。
(あ、やばい。イきそう……ッ)
「アッ、あああ!」
ガクガクと膝が揺れて、顎が仰反ると同時に、2回目とは思えない量の精液が勢いよく噴き出した。なかなか引いてくれない強過ぎる快感に目を閉じて浸っていると、アレンの苦しげなくぐもった声と共に、腹の上に熱い液体がどぷりとかけられた。
これ……アレンの……
俺と違って1回目だからか、アレンの精液は色も濃くてスライムのようにドロドロで。それが何故かとんでもなくご馳走に思えてしまった俺は、腹筋の溝に溜まったそれを人差し指で掬うと躊躇いなくちゅぷりと口に含んでいた。
「なっ、ノア!」
アレンの焦ったような声が聞こえる。
「ん……えっちな味がする」
苦くて喉に絡みついて普通なら不味い一択の味も、今の俺には興奮材料でしかない。いっそ媚薬よりも効き目は抜群かもしれない。かけられた精液を何度も指に絡めては口へと運ぶ。そして最後のひと掬いを惜しむようにちゅぱちゅぱと指を舐りながらアレンに視線をやれば、フーフーと鼻息を荒くして顔を真っ赤にしていた。
そして、まだ硬度を保ったままのアレンの先端にぷくりと膨らんでいるものは、先走りなのか射精したあとの名残なのか。どちらにせよ「あぁ、まだソコに残ってたのか」と、まるで戸棚に隠してあったお菓子を見つけた子供のように無邪気に顔を寄せた。
ちゅうっと音を立てて吸い上げると、ピクリとアレンのが揺れた。ペロペロと舐めれば次から次へと溢れてくるのが嬉しくなって更に吸い付く。竿の方に絡みついているのはさっきのオナニーでの先走りかな。それも残さず舐め尽くしたくて、パクリと先端を口に含んだら喉の奥まで誘い込むように舌を這わせる。
ジュポジュポと下品な音に混じって、時折アレンの堪えきれない色っぽい声が漏れ聞こえてくる。やがて全ての精液を舐め尽くして、自分の唾液の味しかしなくなっても、本来の目的は達成したというのに名残惜しくて口を離せない。
不意にアレンに頭を撫でられた。
いい子だなとでもいうような優しい手付きに思わずアレンのを口に含んだまま見上げると、また中のものがピクリと一回り大きくなった。
「……ノア、一回離せ」
「んっ、んーん」
口に入れたまま首を左右に振って拒否を示すと、アレンは困ったように苦笑いを浮かべた。その顔はうんざりしているとかそういう感じじゃなくて、なんていうか前の優しい頃のアレンを彷彿とさせる笑い方で、胸が締め付けられた。
「仕方ないな…」
そう呟いたアレンは俺の身体を横向きにずらすと、すかさずその横に身体を滑り込ませた。そしてアレンの身体の上に俺を乗り上げさせる体勢に切り替えた。お互いの性器がお互いの顔の前にあるという体勢に思わず口から性器を離して振り返る。忘れかけていた羞恥心が一気に蘇えってしまった。
「あっ、アレン⁉︎なにこの格好‼︎」
「お前ばっかりズルイだろ。俺にもさせろ」
「えっ、や、待ってアレ……んんん!」
パクリとアレンに咥えられて、その初めての感覚に腰が溶けそうになった。何これ、何これ!自分で擦るのと全然違う。唾液をたっぷりと纏った熱い舌で丁寧に舐られながら吸いつかれると、それだけで一瞬で射精感が溜まっていく。
「あぁっ、アレン、アレン、待って、それダメ………ッ、い、いく、イっちゃう…から」
「ん……いいよ、好きなだけイけよ」
「お願い離して!もう出ちゃう、出ちゃうからぁ!」
どんなに懇願しても、アレンは全然離してくれなかった。でももうこれ以上我慢できなくて、一際強く吸われた瞬間、アレンの口の中でイってしまった。
アレンは口の中に溜まった精液をゴクリと飲み干すと、さっきの仕返しとばかりにイったばかりで敏感な俺のものを一滴残らず吸い上げた。
そしてもう一度激しく舌で擦り上げられて再び果ててしまうと、今度はその精液を手の中に吐き出して、そして俺のヒクついた後孔に塗り込めはじめた。
くるくると皺を伸ばすようにヌルついた指でなぞられて背筋が震える。つぷりと指先が埋まって穴を広げるように指を曲げられると、何とも言えない異物感に思わず声が漏れた。
「ふ、う……あ」
「痛くないか、ノア」
「うん……平気、だけど……でも」
そんなところ触るなんて、まるでこれからセックスの準備をしているみたいじゃないか。
だってさっきアレンは、俺のことは抱かないって言ったのに。
「……アレンは、俺を抱きたくないんじゃなかったの?」
「!」
その瞬間、アレンが勢いよく身体を起こして俺を組み伏せるようにして体勢が逆転した。
「抱きたいに決まってるだろ!」
「へ……?」
切羽詰まったような表情のアレンを呆然と見上げる。いま、抱きたいって言った?え、でもさっきは抱きたくないって、え、どっち?どういうこと?
「お前は俺のことを……ただの仲間だと思ってるだろ?意識もしてない男に抱かれるなんて嫌かと思ったんだ。だから、ノアを安心させてやりたくて抱かないって言ったけど、本当は……」
アレンはそこで言葉を切ると、グッと目を瞑り、覚悟を決めた瞳で強く俺を見つめ返した。
「ずっと、好きだった」
「あ……」
「ノアのこと意識しすぎてまともに顔見れなくなるし、今までどうやって普通に話してたかも分かんなくなって、嫌な気持ちにさせてたら……ごめん」
「アレン……」
「好きだよノア。今だってめちゃくちゃに抱きたいのを必死で耐えてる。でも、こんな部屋に閉じ込められて、ノアのこと傷付けたくなくて理性総動員させてんのに、ノアは俺を煽ることばっかしてきて……っ!なんだよアレ、エロすぎんだろ⁉︎こんなん我慢できるわけねぇじゃん!」
「ううぅ……」
なんかもう色々キャパオーバー過ぎてアレンの顔が見れない。顔を両手で覆ってアレンの追求から必死に逃れようとしても、あっさりと両手の自由を奪われて顔の横に押さえつけられてしまった。
「ノア。こっちみて」
せめてもの抵抗で顔を逸らしていたが、アレンの懇願するような掠れた声に引き寄せられて、おずおずと向かい合う。ドロリと熱い眼差しが降り注ぎ、それを目の当たりにしたら、なんか、急に全部の感情が襲ってきて、胸がいっぱいで苦しくて、自然と涙が溢れた。
「俺も………ずっと、ずっと……アレンだけ…………すき」
声が震えて、自分でもびっくりするほど小さな声にしかならなくて、ちゃんと俺の告白伝わってるのか不安になる。でも、次の瞬間苦しくなるくらいアレンに抱きしめられて耳元で「嬉しい」と俺に負けず劣らず小さな声で溢したアレンの声は涙交じりだった。言葉にならないくらいに幸せな気持ちが押し寄せて、俺からもギュウっと抱きしめ返すと少しだけ顔をずらしたアレンが戯れ付くように鼻を擦りつけてきた。
前髪が頬を擽り、クスクスと笑うと口元に生暖かい息が触れて、優しく口付けられた。
ああ、俺アレンとキスしてる。
さっきまでキスよりもっと凄いことしてたのに、その時以上に緊張して心臓が壊れちゃうんじゃないかってくらい激しく胸を打った。
穏やかなキスが次第に深まっていき、リップ音にも淫らな水音が混じりはじめると、あっという間に舌を絡めた激しいものに変わった。
「ん、あ、はぁ……ッ」
くちゅッ、ジュルリ。激しいキスが止めどなく降り注ぎ、息も絶え絶えに必死についていく。舌同士がザラリと擦れるだけで軽くまたイッてしまった。もう俺の体、バカになってる。
でも、ただでさえ媚薬で敏感になった状態で、ずっと恋焦がれてきたアレンと想いが通じ合ったら、こんなエッチなキス、興奮しない訳ないだろ?
「はぁ、ノア……ッ、今キスだけでイった?」
「だ、だって……なんかもう、俺、だめかも」
「エロ可愛過ぎ……たまんない」
「んっ、はぁ、アレン……」
「さっきの公開オナニーもマジでヤバかった。興奮し過ぎて鼻血出るかと思ったし」
「や、あれは忘れて……あの時はほんと頭おかしくなってて」
「忘れるわけない。最高にえっちで可愛かった。ね、あとでまたして。今度はもっと近くで堪能するから」
「バ、カ……んあ」
キスの合間に再びアレンの指が後孔に入ってきた。最初は一本だったのが、ぐちゃぐちゃと中を掻き乱しながらもう一本増えて、さらにもう一本増える頃には、俺の気持ちいいところを激しく擦られ、みっともない喘ぎ声しか出せなくなっていた。
「あ、あああ!」
「ノア、ノア。可愛い……ノアの中、すげぇキツくて熱くて柔らかい。こん中入れたら絶対気持ちいいだろうな。想像しただけでイっちまいそう。ねぇノア、入れてもいい?ノアの中、俺のでめちゃくちゃにしてもいい?」
「ん……うんッ、お願いっ、早く入れて!アレンのが欲しくて切ないよぉ……」
「ノア‼︎」
荒々しいキスと共に待ち望んでいた熱が一息に挿入ってきて、思わず息を詰める。苦しくて熱い。でもそれ以上に気持ちよくて堪らない。
まだ入れただけなのに、もっともっと奥まで欲しいとばかりに俺の意思とは関係なく、キュウキュウとアレンを締め付けた。
「はっ……これ、やばッ、ノア、少し緩めて」
「やっ、そんなの分かんないぃぃぃ」
フルフルと頭を降った拍子に涙が散った。
その僅かな振動すらも快感に繋がって甘い疼きが腰に広がる。それはアレンも同じだったようで、一瞬ビクリと大きく肩を揺らして苛立ち交じりに舌打ちすると、俺の両足を一纏めに抱えて一気に腰を打ちつけてきた。
「あっ!あっ!やだ、待って、この体勢、奥当たってッ……!」
「当ててんだよ、クソ!ノア、ノア!好きだ!ハァ、ノア……!」
「ああン!や、アレン…ッ!あっ、あっ、だめぇ!そんな、激しッ……!」
肌と肌が激しくぶつかる音が部屋に響き渡る。
俺のちんぽは栓が外れた蛇口のようにとぷとぷとひっきりなしに涎を垂らし続けていて、アレンが腰を打ちつけるたびにゆらゆらと腹に擦れた。俺の弱い所を重点的に攻め続けられて、段々と目の前に火花が散り始めた。
あ、これ、やばいやつ。
これまで体験したことのない大きな波が押し寄せてくる感覚に、必死でアレンから逃げようと太ももを押し返すが、更にグッと身体ごと引き寄せられ一際強く奥に打ちつけられた。
その瞬間、今までで一番の快感が弾けて、中がギュウウウウと収縮した。頭の中が真っ白になって、息が一瞬止まる。はくはくと口を開閉して必死に息を吸い込むが、もう喘ぎ声すら出ないほどの衝撃が身体中を襲った。
それと同時にアレンがグッと息を呑み、激しく数回腰を打ちつけてきた。そしてグリグリと奥を擦り上げるような動きをしたのちに、腹の中が温かい感覚で満たされていく。
ドサリと覆い被さってきたアレンの重みが今の疲れ切った体には心地よい。もっと全身の力を抜いて欲しくてアレンの首に腕を回して引き寄せれば、俺のお望み通りアレンの重みが増して、抱き締め返してくれた。
「好きだよ、アレン。好き……」
「……そんな可愛いこと言わないで。またしたくなる」
「だって、ずっと一生言えないと思ってたから。こうやってアレンに伝えられるのが嬉しいんだ」
「ノア……」
ちゅ、ちゅ、と戯れのようなキスを交わしていると、何処からともなく扉が出現した。
そうか、条件達成したからもう出られるんだ。その条件の内容を思い出してそっと下腹部をさすると耳元でグゥッと唸り声が聞こえてきた。
「アレン?どうした?」
「まさか無意識?小悪魔が過ぎるだろ……」
なんかよく分からないけど、とりあえずこれでもう外に出られる。最初はどうなることかと思ったけど、結果的にこうしてアレンと思いが通じ合えたから一件落着というやつだ。
いまだにブツブツと頭を抱えるアレンの下から抜け出して、脱ぎ捨てた服を拾おうとした時。
プシューーという音がして、部屋の中に甘い香りが立ち込める。
「え……あ、うそ……なんで」
条件達成したらもう終わりなんじゃないのか?まさか、扉の出現の有無に関わらず24時間経つまでずっと媚薬スモークが放出される仕組みだったのか?
嘘だろ、ちょっと待ってくれ。
俺もうこれ以上無理だよ。今日だけで何回イッたと思うんだ。もう一滴だって出やしない。
現に俺の息子はもう力無く項垂れているというのに、息はどんどん荒くなっていく。腹の奥が数分前の快感を思い出してキュンと蠢き、後孔からこぽりとアレンの精液が溢れ出した。
グラグラと揺れる視界の隅で影が動きだし、ギクリと体が強張る。まるで小動物のように震えながら恐る恐る振り返れば、ギラついた熱い眼差しと目が合ってしまった。
その瞬間、視界が反転した。見上げた先には目の前のご馳走に今すぐむしゃぶりつきたくて堪らないという表情の肉食獣が舌舐めずりして、こちらを見下ろしている。
「あ、アレン……お願い待って、俺これ以上無理だよ。もう勃たない」
「大丈夫。ノアはこっちで沢山気持ちよくなればいい」
後孔から溢れた精液を押し戻すようにぐちゅりと指が飲み込まれていく。たったそれだけの刺激で、もう身体はアレンに抱かれたくて堪らない気持ちに塗り変わってしまった。
「時間はいっぱいある。もっと沢山愛し合おう、ノア」
「うん……♡」
そうして俺たちが漸く外に出られたのはそれからきっかり24時間後。足腰立たない俺とそんな俺を支えながら幸せオーラを撒き散らすアレンを見て、パーティーメンバーは全てを察したようだった。そして突然消えた俺たち二人を寝る間を惜しんで捜索してくれていた仲間からの怒りの鉄槌が下されたが、それは勿論甘んじて受け入れた。
【脱出条件:セックス(中出しで条件達成)】
ダンジョンの何処かに物好きな変態魔導士が隠したエロトラップがあるらしい。そんな真偽不明の噂を酒の肴に面白おかしく聞いていたが、まさか本当にそんなものが実在した上に、そこに閉じ込められるとは夢にも思っていなかった。
しかも最悪なことに、ここに閉じ込められたのは俺一人ではない。まぁ脱出条件がセックスの時点で、二人ワンセットで作動する魔法陣だったのだろうが、その相手が問題だった。
この部屋に閉じ込められてからまだ一言も言葉を発しない男アレンは、腕を組み眉間に皺を寄せて壁に刻まれた文字を鋭い目つきで睨みつけていた。
あぁ~~、そうだよな。分かってはいたけど、そういう反応になるよなぁ。アレンのそんな不機嫌な様子を見て俺は密かに落ち込んだ。
アレンは俺の組んでいるパーティーメンバーの一人で、凄腕の剣士として有名だった。なんでそんな凄いやつと俺みたいな平凡なヒーラーが同じパーティーメンバーなのかというと、学生時代に実習で適当に組んだパーティーが驚くほどバランスが良かったの一言に尽きる。
魔術師のヘンリーがデバフをかけ、アレンが特攻隊長として敵陣に斬り込み、その後ろから戦士のオリバーがアレンの討ち漏らした敵を薙ぎ倒していき、すかさずヘンリーが魔法でフォローに回る。戦闘が全くできない俺は物陰にひっそりと身を隠しながら、3人が怪我をしたら治していくという情けないものだったが、お互いがお互いの欠点を補い合うという面ではこの上なく最高のパーティーだった。
そんな縁があって卒業後もこのメンバーでダンジョンを巡る日々だったが、懸念点がひとつだけ。それは、他でもないアレンに嫌われているという事だった。
アレンは学生時代のパーティーを組んだ当初は、俺にもにこやかに相槌を打ってくれたり話しかけたりしてくれていたのに、ある日を境に急に素っ気なくなってしまった。他の仲間にはこれまでと変わらない態度なのに、だ。
気付かないうちに何かしてしまったのだろうかと謝ってみたが、「別に何でもない」と冷たく返されるだけで冷ややかな態度が改善されることはなかった。
仲間達からは「そのうち気持ちの整理がついたら治るだろうから見捨てないでやってくれ」とか「拗らせた成人男性って本当やっかいだよね」とか「自分は話しかけられないくせに一丁前に威嚇だけはするんだから」という励ましなのか何なのかよく分からない言葉で慰められていたが、俺の気持ちは沈むばかりだ。
だって俺は、学生時代の頃からずっとアレンのことが好きだったから。きっかけは何だったのかは分からない。でも「優しいな」とか「笑顔がカッコいいな」とか小さな好意が積もりに積もって、気がついたときには溢れんばかりの恋情に変わっていた。
だからこそ、アレンから冷たく当たられる日々は辛く悲しいものだった。パーティーメンバーの前では辛気臭い雰囲気にはしたくなくて、なるべく気にしてませんよという態度を貫いていたが、それでもやっぱり好きな人に嫌われ続けるのは精神的に堪えるし、そばにいられる幸せより苦しい気持ちの方へと天秤の重心が傾いていった。
だから俺は決めていた。
今回のダンジョン攻略を果たしたら、俺はパーティーから抜けようと。そんな矢先に、冒頭のアレだ。人生特大級のやらかしをしてしまった俺が頭を抱えるのも無理はない。そしてそんな俺を咄嗟に助けようとしてくれたアレンまでも巻き込んでしまって自責の念が半端ない。
でも心の隅っこで、俺のこと嫌いなのにそれでも助けてくれたんだなって思うと、不謹慎にも俺の枯渇した恋心が喜び飛び跳ねているのも事実だ。そんな浅ましさに余計罪悪感は募っていく。
「アレン……その、巻き込んでごめん」
「………別に」
会話終了。気まずい沈黙にさらに空気が重くなる。罪悪感から俯く俺を見下ろしていたアレンは深いため息をこぼすと、徐にベッドの端に腰を下ろした。ギシリと響くその音にビクリと思わず体が反応する。そして必死に目を逸らしていた事柄が今更になってぐるぐると頭を占拠していき、じっとりと汗が滲み始めた。
どうしよう……もしかして、本当に俺、アレンとセックスする、のか?
想像して思わずカッと体が熱くなる。
正直、俺は嬉しい。
だって好きなんだ。健全な男子ならこんな状況願ったり叶ったりだろ。もしも、アレンと思いが通じ合って恋人になれたら……って、頭の中で妄想を繰り広げたのは両の手では収まらない程してきたし、お付き合いの先に待ち受ける淫らな妄想で幾度となく自身を慰めたりもした。
でも、アレンは違うだろ。
嫌いなやつと突然密室に閉じ込められて、挙げ句の果てにセックスまでしなければならないとか、そんなの地獄以外の何ものでもない。俺だってもしもアレンと同じ状況なら自死を選ぶくらいには絶望する。
……でも、もしもアレンが許してくれるなら、事務的でも、そこに愛がなくても、初めては好きな人に抱かれてみたい。そうすればパーティーを抜けたあとでも、この一生の思い出を胸に生きていけるんじゃないだろうか。
心臓が痛いくらいに高鳴る。ゴクリと唾を飲み込み、そっとアレンの方へ顔を向けるとその瞬間、バチリと視線が交わった。
「あ……」
「いつまでそんな所に突っ立ってんの。座ったら?」
「え、と……その」
「……安心しろよ。別に抱きやしないから」
「……えっ?」
いま、抱かないって、言った?
熱った体温が一瞬にして下がっていく。
「で、でも、そうしたらここから出られないって……」
「ちゃんとよく見ろ」
顎でクイっと壁を指し示してくるアレンに釣られて、もう一度壁の文字を見つめる。
するとどうだろう。
【脱出条件:セックス(中出しで条件達成)】の下によーーく目を凝らしてやっと読めるレベルの小さな文字で注釈が刻まれていた。
※ただし、24時間後に脱出経路が出現しますが、1時間毎に媚薬スモークが部屋に放出されます。
「へ?ってことは何もしなくても24時間後に外に出れるってこと……?」
「そういう事」
「そ……っか、そう、なんだ」
ほっとしたような落胆したような、複雑な気持ちで俺はベッドにへたりと座り込んだ。1時間毎の媚薬スモークとやらの懸念点はまだ残っているが、それでも脱出の糸口が見つかって安心したのは確かだ。でも。
(………分かっちゃいたけど、やっぱりアレンは俺とセックスしたくなかったんだな)
そりゃそうだよな。わざわざ嫌いなやつとセックスしなくても24時間待てば外に出られるんなら、アレンが待機を選ぶのは当然のことだ。
改めて思い知らされて、涙の膜が浮かび上がるのをキュッと目を瞑ることで必死に隠した。
それからはベッドの端と端に座り込んだ俺たちは、ただただ時が過ぎるのを待ち続けていた。
これまでは、そっけない態度のアレンに必死に話題を探して少しでも会話を続けようと努力していたが、さっきの件のダメージが予想以上に大きすぎて、そんな気力は湧いてくれなかった。
そうしてどれくらいの時間が経っただろうか。
突然、壁から通気口と思われる小さな拳程度の穴が出現したかと思ったら、薄桃色の煙と共に甘ったるい香りが部屋に立ち込めた。
咄嗟に鼻と口を押さえるが、そうしていられたのも数分で、息を止めていた分、思いっきり空気を吸い込んでしまい一気に煙が体の中に満たされていく。
甘い、甘い香り。
グラリと頭の中が歪んで、ドクドクと心臓が激しく音を立てている。身体中が熱くなって汗が吹き出し、息も乱れ始めた。必死に意識を逸らしてもズクズクとした疼きが下半身に溜まっていき、あっという間に発情状態に陥る。
たった一回の媚薬でこんなに威力があるのか!?これをあと23回も……?
今度は別の意味で汗が額を流れ落ちていく。
どうしよう、こんなの耐えられない。今すぐ性器をめちゃくちゃに扱いて熱を発散させないと気が狂ってしまいそうだ。でも、こんな仕切りも何もない空間でアレンがすぐそばにいるのに、そんなこと出来るわけがない。考えただけでも羞恥で死ねる。
(アレンは大丈夫なのかな)
しっかり勃ち上がってしまった股間を押さえつつ、そぅっと横目でアレンの様子を伺った瞬間、俺は後悔した。フーフーと荒く息を乱し、顔を真っ赤に染めて口元を押さえるアレンのソコは、服の上からでも分かるくらい凶悪的なサイズで勃ち上がっていた。色が変わる程グッと唇を食いしばり、情欲に耐える姿はあまりにも扇状的で、思わずゴクリと生唾を飲み込んだ。
その音がアレンに聞こえたのかどうかは分からない。もしかしたら俺の熱視線に気づいてしまったのかもしれない。不意にアレンが俺の方を見て、目を見開いた。そして次の瞬間、グッと眉間に皺を寄せいつものように鋭い視線で俺を睨みつけてきた。いや、いつも通りじゃない。その瞳の奥には隠しきれない熱が篭っていて、その視線の熱さにジリジリと身を焼かれている心地になった。
ジュワリ。俺の先っぽが濡れて下着を濡らした。やばい……やばい。どうしよう。アレンに抱かれたい。今すぐめちゃくちゃにしてほしい。
「ア、レン……」
「……ノア」
「ッ!」
ノア。たった一言、アレンに名前を呼ばれただけなのに。それだけで俺は、ビクンっと身体が大袈裟なくらいに跳ねた。だって、名前を呼ばれたのも随分久しぶりで……嬉しくて嬉しくて、死にそうなほどに堪らなくなって、ただでさえ満足に逃しきれない体の熱を持て余していたというのに、アレンのたった一言でそれは呆気なく溢れ出した。
「あっ、あっ……うあ、やだ、見ないでアレン………ッ」
「……ッ、ノア…?おまえ…」
アレンのどこか呆けたような声が羞恥心を煽ってくる。それでも一度決壊した俺のモノは止まってくれなくて、とぷとぷと精をとめどなく吐き出して、ぐちゃぐちゃとした不快感と共に股間にシミが広がっていく。
あぁ、イってしまった。アレンの前で。触ってすらいないのに、アレンが名前を呼んだだけで……!
恥ずかしすぎて今すぐ死んでしまいたい。
死んでしまいたい…のに、アレンに見られながらイッたという事実が更なる興奮材料に塗り替えられていくのはほんの一瞬のことだった。
一度吐き出せば少しは冷静になると思ってた。けれどそれは俺の思惑から外れて、むしろ頭の中のモヤがどんどん広がっていくようにボンヤリとしていく。
もっと、もっと気持ちよくなりたい。
もっとアレンに見てほしい。
その一心で俺はズボンに手を掛けると、精液でぐちゃぐちゃに汚れた下着ごと脱ぎ捨てて、そしてアレンに向き合うようにして座り込んだ。足を左右に広げて立てると、俺の白濁に塗れ、吐き出してもなお上向いたままのいやらしい性器が晒される。アレンのギラついた視線がソコに注がれ喉が大きく上下するのを見て、微笑んだ。
あぁ、アレンも俺で興奮してくれてる。
嬉しい。嬉しい。
もっと俺を見て、俺に欲情して。
「アレン……見てて」
「ハァ、はぁ、ノ、ア……ッ」
アレンの顔を見つめながら、自身を包み込むと凄まじい快感が身体を貫いた。ぐちゅぐちゅといやらしい音を立てながら必死に上下させれば腰が抜けるくらいに気持ちよくて堪らない。
「あっ、あっ、あっ、気持ちいい……アレン、気持ちいい…気持ち、い、よぉ…あぁっ」
「……ックソ!」
アレンは苛立たしそうに吐き捨てると、俺の痴態から目を離さないまま自身の性器を取り出して扱きはじめた。
アレンの……初めて見た。
大きい…凄い。太くて、カリ高で、血管がビキビキに浮かび上がってて、とんでもなくエッチだ。そんなアレンの勃起ちんぽが生で見られただけじゃなく、俺の痴態をオカズにして鼻息荒く興奮のままに自慰をする姿で、俺の胸がキュンキュンと締め付けられる。
いつのまにか額がぶつかる程に至近距離でお互いのオナニーを見つめ合っていた。激しい水音が鼓膜を犯し、ただただ快感を追い続ける。
くらりと頭が茹って自然と涙が滲む。
アレンの亀頭が今にもはち切れそうなくらいパンパンに膨らんでいて、限界が近いことを知る。手の動きもどんどん速くなっていくから、それに釣られるように俺の手の動きも激しくなっていく。
(あ、やばい。イきそう……ッ)
「アッ、あああ!」
ガクガクと膝が揺れて、顎が仰反ると同時に、2回目とは思えない量の精液が勢いよく噴き出した。なかなか引いてくれない強過ぎる快感に目を閉じて浸っていると、アレンの苦しげなくぐもった声と共に、腹の上に熱い液体がどぷりとかけられた。
これ……アレンの……
俺と違って1回目だからか、アレンの精液は色も濃くてスライムのようにドロドロで。それが何故かとんでもなくご馳走に思えてしまった俺は、腹筋の溝に溜まったそれを人差し指で掬うと躊躇いなくちゅぷりと口に含んでいた。
「なっ、ノア!」
アレンの焦ったような声が聞こえる。
「ん……えっちな味がする」
苦くて喉に絡みついて普通なら不味い一択の味も、今の俺には興奮材料でしかない。いっそ媚薬よりも効き目は抜群かもしれない。かけられた精液を何度も指に絡めては口へと運ぶ。そして最後のひと掬いを惜しむようにちゅぱちゅぱと指を舐りながらアレンに視線をやれば、フーフーと鼻息を荒くして顔を真っ赤にしていた。
そして、まだ硬度を保ったままのアレンの先端にぷくりと膨らんでいるものは、先走りなのか射精したあとの名残なのか。どちらにせよ「あぁ、まだソコに残ってたのか」と、まるで戸棚に隠してあったお菓子を見つけた子供のように無邪気に顔を寄せた。
ちゅうっと音を立てて吸い上げると、ピクリとアレンのが揺れた。ペロペロと舐めれば次から次へと溢れてくるのが嬉しくなって更に吸い付く。竿の方に絡みついているのはさっきのオナニーでの先走りかな。それも残さず舐め尽くしたくて、パクリと先端を口に含んだら喉の奥まで誘い込むように舌を這わせる。
ジュポジュポと下品な音に混じって、時折アレンの堪えきれない色っぽい声が漏れ聞こえてくる。やがて全ての精液を舐め尽くして、自分の唾液の味しかしなくなっても、本来の目的は達成したというのに名残惜しくて口を離せない。
不意にアレンに頭を撫でられた。
いい子だなとでもいうような優しい手付きに思わずアレンのを口に含んだまま見上げると、また中のものがピクリと一回り大きくなった。
「……ノア、一回離せ」
「んっ、んーん」
口に入れたまま首を左右に振って拒否を示すと、アレンは困ったように苦笑いを浮かべた。その顔はうんざりしているとかそういう感じじゃなくて、なんていうか前の優しい頃のアレンを彷彿とさせる笑い方で、胸が締め付けられた。
「仕方ないな…」
そう呟いたアレンは俺の身体を横向きにずらすと、すかさずその横に身体を滑り込ませた。そしてアレンの身体の上に俺を乗り上げさせる体勢に切り替えた。お互いの性器がお互いの顔の前にあるという体勢に思わず口から性器を離して振り返る。忘れかけていた羞恥心が一気に蘇えってしまった。
「あっ、アレン⁉︎なにこの格好‼︎」
「お前ばっかりズルイだろ。俺にもさせろ」
「えっ、や、待ってアレ……んんん!」
パクリとアレンに咥えられて、その初めての感覚に腰が溶けそうになった。何これ、何これ!自分で擦るのと全然違う。唾液をたっぷりと纏った熱い舌で丁寧に舐られながら吸いつかれると、それだけで一瞬で射精感が溜まっていく。
「あぁっ、アレン、アレン、待って、それダメ………ッ、い、いく、イっちゃう…から」
「ん……いいよ、好きなだけイけよ」
「お願い離して!もう出ちゃう、出ちゃうからぁ!」
どんなに懇願しても、アレンは全然離してくれなかった。でももうこれ以上我慢できなくて、一際強く吸われた瞬間、アレンの口の中でイってしまった。
アレンは口の中に溜まった精液をゴクリと飲み干すと、さっきの仕返しとばかりにイったばかりで敏感な俺のものを一滴残らず吸い上げた。
そしてもう一度激しく舌で擦り上げられて再び果ててしまうと、今度はその精液を手の中に吐き出して、そして俺のヒクついた後孔に塗り込めはじめた。
くるくると皺を伸ばすようにヌルついた指でなぞられて背筋が震える。つぷりと指先が埋まって穴を広げるように指を曲げられると、何とも言えない異物感に思わず声が漏れた。
「ふ、う……あ」
「痛くないか、ノア」
「うん……平気、だけど……でも」
そんなところ触るなんて、まるでこれからセックスの準備をしているみたいじゃないか。
だってさっきアレンは、俺のことは抱かないって言ったのに。
「……アレンは、俺を抱きたくないんじゃなかったの?」
「!」
その瞬間、アレンが勢いよく身体を起こして俺を組み伏せるようにして体勢が逆転した。
「抱きたいに決まってるだろ!」
「へ……?」
切羽詰まったような表情のアレンを呆然と見上げる。いま、抱きたいって言った?え、でもさっきは抱きたくないって、え、どっち?どういうこと?
「お前は俺のことを……ただの仲間だと思ってるだろ?意識もしてない男に抱かれるなんて嫌かと思ったんだ。だから、ノアを安心させてやりたくて抱かないって言ったけど、本当は……」
アレンはそこで言葉を切ると、グッと目を瞑り、覚悟を決めた瞳で強く俺を見つめ返した。
「ずっと、好きだった」
「あ……」
「ノアのこと意識しすぎてまともに顔見れなくなるし、今までどうやって普通に話してたかも分かんなくなって、嫌な気持ちにさせてたら……ごめん」
「アレン……」
「好きだよノア。今だってめちゃくちゃに抱きたいのを必死で耐えてる。でも、こんな部屋に閉じ込められて、ノアのこと傷付けたくなくて理性総動員させてんのに、ノアは俺を煽ることばっかしてきて……っ!なんだよアレ、エロすぎんだろ⁉︎こんなん我慢できるわけねぇじゃん!」
「ううぅ……」
なんかもう色々キャパオーバー過ぎてアレンの顔が見れない。顔を両手で覆ってアレンの追求から必死に逃れようとしても、あっさりと両手の自由を奪われて顔の横に押さえつけられてしまった。
「ノア。こっちみて」
せめてもの抵抗で顔を逸らしていたが、アレンの懇願するような掠れた声に引き寄せられて、おずおずと向かい合う。ドロリと熱い眼差しが降り注ぎ、それを目の当たりにしたら、なんか、急に全部の感情が襲ってきて、胸がいっぱいで苦しくて、自然と涙が溢れた。
「俺も………ずっと、ずっと……アレンだけ…………すき」
声が震えて、自分でもびっくりするほど小さな声にしかならなくて、ちゃんと俺の告白伝わってるのか不安になる。でも、次の瞬間苦しくなるくらいアレンに抱きしめられて耳元で「嬉しい」と俺に負けず劣らず小さな声で溢したアレンの声は涙交じりだった。言葉にならないくらいに幸せな気持ちが押し寄せて、俺からもギュウっと抱きしめ返すと少しだけ顔をずらしたアレンが戯れ付くように鼻を擦りつけてきた。
前髪が頬を擽り、クスクスと笑うと口元に生暖かい息が触れて、優しく口付けられた。
ああ、俺アレンとキスしてる。
さっきまでキスよりもっと凄いことしてたのに、その時以上に緊張して心臓が壊れちゃうんじゃないかってくらい激しく胸を打った。
穏やかなキスが次第に深まっていき、リップ音にも淫らな水音が混じりはじめると、あっという間に舌を絡めた激しいものに変わった。
「ん、あ、はぁ……ッ」
くちゅッ、ジュルリ。激しいキスが止めどなく降り注ぎ、息も絶え絶えに必死についていく。舌同士がザラリと擦れるだけで軽くまたイッてしまった。もう俺の体、バカになってる。
でも、ただでさえ媚薬で敏感になった状態で、ずっと恋焦がれてきたアレンと想いが通じ合ったら、こんなエッチなキス、興奮しない訳ないだろ?
「はぁ、ノア……ッ、今キスだけでイった?」
「だ、だって……なんかもう、俺、だめかも」
「エロ可愛過ぎ……たまんない」
「んっ、はぁ、アレン……」
「さっきの公開オナニーもマジでヤバかった。興奮し過ぎて鼻血出るかと思ったし」
「や、あれは忘れて……あの時はほんと頭おかしくなってて」
「忘れるわけない。最高にえっちで可愛かった。ね、あとでまたして。今度はもっと近くで堪能するから」
「バ、カ……んあ」
キスの合間に再びアレンの指が後孔に入ってきた。最初は一本だったのが、ぐちゃぐちゃと中を掻き乱しながらもう一本増えて、さらにもう一本増える頃には、俺の気持ちいいところを激しく擦られ、みっともない喘ぎ声しか出せなくなっていた。
「あ、あああ!」
「ノア、ノア。可愛い……ノアの中、すげぇキツくて熱くて柔らかい。こん中入れたら絶対気持ちいいだろうな。想像しただけでイっちまいそう。ねぇノア、入れてもいい?ノアの中、俺のでめちゃくちゃにしてもいい?」
「ん……うんッ、お願いっ、早く入れて!アレンのが欲しくて切ないよぉ……」
「ノア‼︎」
荒々しいキスと共に待ち望んでいた熱が一息に挿入ってきて、思わず息を詰める。苦しくて熱い。でもそれ以上に気持ちよくて堪らない。
まだ入れただけなのに、もっともっと奥まで欲しいとばかりに俺の意思とは関係なく、キュウキュウとアレンを締め付けた。
「はっ……これ、やばッ、ノア、少し緩めて」
「やっ、そんなの分かんないぃぃぃ」
フルフルと頭を降った拍子に涙が散った。
その僅かな振動すらも快感に繋がって甘い疼きが腰に広がる。それはアレンも同じだったようで、一瞬ビクリと大きく肩を揺らして苛立ち交じりに舌打ちすると、俺の両足を一纏めに抱えて一気に腰を打ちつけてきた。
「あっ!あっ!やだ、待って、この体勢、奥当たってッ……!」
「当ててんだよ、クソ!ノア、ノア!好きだ!ハァ、ノア……!」
「ああン!や、アレン…ッ!あっ、あっ、だめぇ!そんな、激しッ……!」
肌と肌が激しくぶつかる音が部屋に響き渡る。
俺のちんぽは栓が外れた蛇口のようにとぷとぷとひっきりなしに涎を垂らし続けていて、アレンが腰を打ちつけるたびにゆらゆらと腹に擦れた。俺の弱い所を重点的に攻め続けられて、段々と目の前に火花が散り始めた。
あ、これ、やばいやつ。
これまで体験したことのない大きな波が押し寄せてくる感覚に、必死でアレンから逃げようと太ももを押し返すが、更にグッと身体ごと引き寄せられ一際強く奥に打ちつけられた。
その瞬間、今までで一番の快感が弾けて、中がギュウウウウと収縮した。頭の中が真っ白になって、息が一瞬止まる。はくはくと口を開閉して必死に息を吸い込むが、もう喘ぎ声すら出ないほどの衝撃が身体中を襲った。
それと同時にアレンがグッと息を呑み、激しく数回腰を打ちつけてきた。そしてグリグリと奥を擦り上げるような動きをしたのちに、腹の中が温かい感覚で満たされていく。
ドサリと覆い被さってきたアレンの重みが今の疲れ切った体には心地よい。もっと全身の力を抜いて欲しくてアレンの首に腕を回して引き寄せれば、俺のお望み通りアレンの重みが増して、抱き締め返してくれた。
「好きだよ、アレン。好き……」
「……そんな可愛いこと言わないで。またしたくなる」
「だって、ずっと一生言えないと思ってたから。こうやってアレンに伝えられるのが嬉しいんだ」
「ノア……」
ちゅ、ちゅ、と戯れのようなキスを交わしていると、何処からともなく扉が出現した。
そうか、条件達成したからもう出られるんだ。その条件の内容を思い出してそっと下腹部をさすると耳元でグゥッと唸り声が聞こえてきた。
「アレン?どうした?」
「まさか無意識?小悪魔が過ぎるだろ……」
なんかよく分からないけど、とりあえずこれでもう外に出られる。最初はどうなることかと思ったけど、結果的にこうしてアレンと思いが通じ合えたから一件落着というやつだ。
いまだにブツブツと頭を抱えるアレンの下から抜け出して、脱ぎ捨てた服を拾おうとした時。
プシューーという音がして、部屋の中に甘い香りが立ち込める。
「え……あ、うそ……なんで」
条件達成したらもう終わりなんじゃないのか?まさか、扉の出現の有無に関わらず24時間経つまでずっと媚薬スモークが放出される仕組みだったのか?
嘘だろ、ちょっと待ってくれ。
俺もうこれ以上無理だよ。今日だけで何回イッたと思うんだ。もう一滴だって出やしない。
現に俺の息子はもう力無く項垂れているというのに、息はどんどん荒くなっていく。腹の奥が数分前の快感を思い出してキュンと蠢き、後孔からこぽりとアレンの精液が溢れ出した。
グラグラと揺れる視界の隅で影が動きだし、ギクリと体が強張る。まるで小動物のように震えながら恐る恐る振り返れば、ギラついた熱い眼差しと目が合ってしまった。
その瞬間、視界が反転した。見上げた先には目の前のご馳走に今すぐむしゃぶりつきたくて堪らないという表情の肉食獣が舌舐めずりして、こちらを見下ろしている。
「あ、アレン……お願い待って、俺これ以上無理だよ。もう勃たない」
「大丈夫。ノアはこっちで沢山気持ちよくなればいい」
後孔から溢れた精液を押し戻すようにぐちゅりと指が飲み込まれていく。たったそれだけの刺激で、もう身体はアレンに抱かれたくて堪らない気持ちに塗り変わってしまった。
「時間はいっぱいある。もっと沢山愛し合おう、ノア」
「うん……♡」
そうして俺たちが漸く外に出られたのはそれからきっかり24時間後。足腰立たない俺とそんな俺を支えながら幸せオーラを撒き散らすアレンを見て、パーティーメンバーは全てを察したようだった。そして突然消えた俺たち二人を寝る間を惜しんで捜索してくれていた仲間からの怒りの鉄槌が下されたが、それは勿論甘んじて受け入れた。
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