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九、発動のオアシス(宇宙で最も恥ずかしいヒーローの誕生)
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もともと女っぽいところがあったし、女はいらないと思っていた。子供っぽいところもあるから、子供が欲しいとも思わなかった。このおかげで、家族を作って親と同じことを繰り返す危険性が少ないのは、ありがたいことだ。そう思っていた。
もし、まるっきりただの普通の男でしかなかったら、今ごろは寂しさからこの容姿を生かして無数の女に手を出し日本中ガキの山、女性どころか人類の敵あつかいされていただろう。犯罪者にすらなっていたかもしれない。変でよかった。まともだったら、大変なことになっていた。きっとブタ箱往復の果てに、野たれ死にだった。
そんなふうに、いつも自分を納得させていた。だが実は、大うそだったのだ。納得なんかしていなかった。本当はさびしい。さびしくて、死にたくてしょうがないのに、いろいろ理屈をこねてそれを隠ぺいし、ごまかしていた。ずっとそれでやってきたし、そうでかい醜態もさらさず、その暗い雰囲気でまわりに抵抗を与えるくらいで、さほどは迷惑もかけなかった。
だがここへ来て、このチルアウトゾーンなる場所へ来て、それが一気にくずれた。過剰にリラックスさせる環境。極たんにやさしく、あたたかく、他人を愛し尊重する人々。
しばらくはありがたかった。まわりからべたべたにほめられて持ちあげられ、いい気持ちがした。だが、これらのせいで気が一気にゆるみ、自分が本当はなんなのかに気づくことになってしまった。
「俺は母親が嫌いだ!」「だから女が嫌いだ!」「女は敵だ!」
そして、
「だから、人間はすべて敵だ!」
それで済ましてきたこと、すべての基本的な考え方に、実は相当の無理があると知った。ムキになって気合いで保ってきた重いヨロイだった。
一樹の悲劇は、容姿が良すぎて、負の意味では誰ともつながれなかったことだった。普通の外見なら、同じような女嫌いとつるんで楽しくやれたかもしれない。女の悪口を言う場所ならネットなどにいくらでもある。
だが、彼のようなたぐいまれなほどのイケメンには、そもそも愚痴を言う権利がない。何かに対して文句など言っても、「その顔で、よくも図々しい」と世の男どもにねたまれ、信用されずに排除されるだけだ。つながれる可能性は女にしかないが、その女が嫌いだから、どうしようもない。
ネットなら毒を吐いても顔が分からないから、何度かやったことはある。だが掲示板などで誰かに同意されても、すぐむなしくなった。そのうちに荒しなんかが来て、ののしりあいになって終わりである。本当は喧嘩したいんじゃなく、その逆がやりたかったのに、ネットでは無理だった。といって、日常で誰かと仲良く愚痴ってうさを晴らすなど、無理な相談だった。彼は徹底的にひとりだった。孤独だった。
だから心にヨロイを着た。本心が出ないよう細心の注意を払い、まるで悪さをして、それを隠す人間のように、常に人目を気にした。実際、母親を失望させたことに対して罪悪を感じていた。
普通に考えたら、親の期待どおりにしないからって責められるのは理不尽だろうが、そう思って納得できるようなら苦労はない。事実ではなく、心の問題だった。彼の罪悪感は、幼児期に心に刻みつけられた消えない刻印だった。
(自分の抱える問題はすべて隠すべきだ)(だから誰とも親しくならない。つながらない)(それでよい)
心がかたくなになると、肉体もかたくこわばり、石のように重くなる。そんな自分を維持することに、じつは疲れ果てていた。そして、そんな状態が普通だと、ほとんど気にせずに、今まで生きてきた。
ここ、チルアウトゾーンで、桃香に会うまでは。
いつのまにか日は落ちて、あたりは夜の透明な青に染まっていたが、月の白い光のせいで、まわりはよく見えた。
岩場の先に、小さな土壌と泉があり、ヤシの木が何本も立っているオアシスがあった。一樹は月明かりで鏡のように輝く泉の前にくると、そこで立ったままうなだれた。後ろでそのきゃしゃな背を見ながら、ついてきた桃香も懸念の顔で立った。しばらく沈黙が続いたあと、一樹が、ぽつりと言った。
「本当は……」
肩を震わせ、苦しげに言葉をひりだす。
「本当は……欲しかったんだ……」
桃香は、ただ憂いの顔で見つめる。彼は背を向けたまま、途切れそうに続ける。
「……桃香、さっき、俺のお母さんになる、って、言ったよな……」
「う、うん」
「あれ、本当なのか」
「もちろんだよ」と凛とした顔になる。
「冗談、とかじゃなくて……?」
「本気だよ。ほん――」
言いかけ、目が見ひらいた。
くるりとこっちを向いた一樹の顔。それは丸めた紙のようにくしゃくしゃにゆがみ、ひしゃげた黒い目の穴から、大粒の涙がだぼだぼとあふれ、あごからしたたり落ちていた。彼のすさまじい悲痛が、ナイフのように桃香の胸に突き刺さってきた。胸は痛んだが、同時に体の奥底から、ある種の情熱のようなものがこみ上げ、たちまち全身に満ちひろがってきた。
(かずき、かずき、かずき……!)
心で何度も繰り返し、心臓がばくばくと高鳴る。
そして確信した。
(わたし――)(この子を、欲しがってる……!)
おえつしながら、身も世もなく必死に言葉を吐き出す一樹。
「ほ、本当は、お母さんが欲しかった。嫌いなわけないじゃないか。なのに、なのに、あいつは最初から俺を捨てて、どこかへ行っちまった。戻ってきて欲しかったのに、最後まで、俺のところへなんか、来なかったんだ。ううう……!」
両目を手でぐっと押さえ、背を丸めてわなわなと震えこらえる男は、傷ついた無力な子供に戻っていた。自分よりもはるかに小さく見えて、桃香の胸はずきずきと痛んだ。だが涙は出なかった。
「お、お母さん、戻ってきて。僕を、助けて。僕を――!」
彼はふと、今さら気づいたように後ろを振りむいた。その苦しみゆがむ目が、前にたたずむ小さな女の姿をとらえた。桃香が両腕を大きく広げ、胸をあけている。哀れな少年を、その小さな体にむかえるために。
彼女はうっすらと笑い、言った。
「おいで、一樹……」
その、天まで届くほど限りなく優しい女神の微笑みに、一樹の理性はいっぺんに叩き崩れた。彼はきびすを返し、女の腕に頭から飛び込んだ。女は押されて柔らかい土の上に腰を落とし、彼の頭をしっかりと抱きしめた。一樹はその温かい胸に顔をこすりつけ、これでもう死ぬかのように、思い切り滅茶苦茶に泣いた。
二十年もの歳月を、恐怖と不安、傷心と憎しみ、苦痛、絶望、悲しみと、あらゆる暗く重い負の感情の中をさ迷い、やっと自分の居場所を見つけた、孤独すぎる放浪者。彼は必死に女を求めた。その震え抱きつく腕、泣き濡れた頬のぬくもりに、桃香は、どんなことでもしてあげたいと思った。
(この子を救いたい)(そうだ、わたしなら、それが出来る……!)
彼の頭を優しく撫で撫でしながら、桃香はくしゃくしゃの黒髪をうっとりと見下ろして、言った。
「長いこと、本当につらかったね。でも、もう大丈夫。私に、うーんと甘えていいんだよ」
「でっでも、」鼻をぐずぐずさせて言う少年。「こんなみっともない僕なんて、嫌だろう……?」
「いいえ、大好き。私、どんな一樹も大好き」
本当にそう思ったんだから、仕方がない。あとで思い返すと悪いが、そのときの「みっともない彼」を、桃香はとてつもなく「可愛い」と思ったのだ。
「一樹は偉いよ。ずーっとかっこくなろうって頑張ってきたんだもんね」
ゆっくりと頭を撫で、にこにこと言う桃香。
「でもね一樹、私の前では、かっこつけなくていいんだよ。そのままの君でいて。私に甘えたければ、いつでも来ていいんだよ。いつでも、こうして、いい子、いい子、してあげる」
「き、君も、僕をおいて行っちゃうんだ、きっと……」
「行かないよ。わたし、ずーっと一樹と一緒にいる。だから安心して。だって私、あなたのお母さんだから」
一瞬、おえつが止まる。
「ずっと君のそばにいるよ。お母さん、もう、どこにも行かないから」と顔をのぞきこむ。「ねえ、お母さん、って言ってみて」
「そ、そんな、情けないこと……」
「情けなくないよ。絶対、君のこと嫌いにならないから。ねえ、一樹……」
「お……かぁさ……」
ぽつりと言って顔をあげ、彼は目を見ひらいた。桃香の太陽のように光輝く笑みが、彼をすっぽりと包みこんでいた。その顔はしっとりと艶めき、紅潮していた。瞳、頬、唇、鼻、そして額、そのすべてに愛があった。愛のかたまりだった。
一樹は感きわまってしゃくりあげ、いきなり引き裂かれるような悲痛な鼻声をあげた。
「お、お――」
そして爆発した。
「お母さああぁぁぁん――!」
絶叫し、しゃにむに抱きついて、赤子のようにわめきまくる。
「行かないでええ――! 僕だけを見てえええ――! お母さあああん! お母さあああん! お母さあああん――!」
叫びがこだまする中、桃香は満面の笑みで、泣きじゃくる彼を強く抱きしめた。一樹が彼女の子供になった瞬間だった。
ヤシの葉が風で小さくゆれ、白い月明かりが二人を優しく照らしている。
もし、まるっきりただの普通の男でしかなかったら、今ごろは寂しさからこの容姿を生かして無数の女に手を出し日本中ガキの山、女性どころか人類の敵あつかいされていただろう。犯罪者にすらなっていたかもしれない。変でよかった。まともだったら、大変なことになっていた。きっとブタ箱往復の果てに、野たれ死にだった。
そんなふうに、いつも自分を納得させていた。だが実は、大うそだったのだ。納得なんかしていなかった。本当はさびしい。さびしくて、死にたくてしょうがないのに、いろいろ理屈をこねてそれを隠ぺいし、ごまかしていた。ずっとそれでやってきたし、そうでかい醜態もさらさず、その暗い雰囲気でまわりに抵抗を与えるくらいで、さほどは迷惑もかけなかった。
だがここへ来て、このチルアウトゾーンなる場所へ来て、それが一気にくずれた。過剰にリラックスさせる環境。極たんにやさしく、あたたかく、他人を愛し尊重する人々。
しばらくはありがたかった。まわりからべたべたにほめられて持ちあげられ、いい気持ちがした。だが、これらのせいで気が一気にゆるみ、自分が本当はなんなのかに気づくことになってしまった。
「俺は母親が嫌いだ!」「だから女が嫌いだ!」「女は敵だ!」
そして、
「だから、人間はすべて敵だ!」
それで済ましてきたこと、すべての基本的な考え方に、実は相当の無理があると知った。ムキになって気合いで保ってきた重いヨロイだった。
一樹の悲劇は、容姿が良すぎて、負の意味では誰ともつながれなかったことだった。普通の外見なら、同じような女嫌いとつるんで楽しくやれたかもしれない。女の悪口を言う場所ならネットなどにいくらでもある。
だが、彼のようなたぐいまれなほどのイケメンには、そもそも愚痴を言う権利がない。何かに対して文句など言っても、「その顔で、よくも図々しい」と世の男どもにねたまれ、信用されずに排除されるだけだ。つながれる可能性は女にしかないが、その女が嫌いだから、どうしようもない。
ネットなら毒を吐いても顔が分からないから、何度かやったことはある。だが掲示板などで誰かに同意されても、すぐむなしくなった。そのうちに荒しなんかが来て、ののしりあいになって終わりである。本当は喧嘩したいんじゃなく、その逆がやりたかったのに、ネットでは無理だった。といって、日常で誰かと仲良く愚痴ってうさを晴らすなど、無理な相談だった。彼は徹底的にひとりだった。孤独だった。
だから心にヨロイを着た。本心が出ないよう細心の注意を払い、まるで悪さをして、それを隠す人間のように、常に人目を気にした。実際、母親を失望させたことに対して罪悪を感じていた。
普通に考えたら、親の期待どおりにしないからって責められるのは理不尽だろうが、そう思って納得できるようなら苦労はない。事実ではなく、心の問題だった。彼の罪悪感は、幼児期に心に刻みつけられた消えない刻印だった。
(自分の抱える問題はすべて隠すべきだ)(だから誰とも親しくならない。つながらない)(それでよい)
心がかたくなになると、肉体もかたくこわばり、石のように重くなる。そんな自分を維持することに、じつは疲れ果てていた。そして、そんな状態が普通だと、ほとんど気にせずに、今まで生きてきた。
ここ、チルアウトゾーンで、桃香に会うまでは。
いつのまにか日は落ちて、あたりは夜の透明な青に染まっていたが、月の白い光のせいで、まわりはよく見えた。
岩場の先に、小さな土壌と泉があり、ヤシの木が何本も立っているオアシスがあった。一樹は月明かりで鏡のように輝く泉の前にくると、そこで立ったままうなだれた。後ろでそのきゃしゃな背を見ながら、ついてきた桃香も懸念の顔で立った。しばらく沈黙が続いたあと、一樹が、ぽつりと言った。
「本当は……」
肩を震わせ、苦しげに言葉をひりだす。
「本当は……欲しかったんだ……」
桃香は、ただ憂いの顔で見つめる。彼は背を向けたまま、途切れそうに続ける。
「……桃香、さっき、俺のお母さんになる、って、言ったよな……」
「う、うん」
「あれ、本当なのか」
「もちろんだよ」と凛とした顔になる。
「冗談、とかじゃなくて……?」
「本気だよ。ほん――」
言いかけ、目が見ひらいた。
くるりとこっちを向いた一樹の顔。それは丸めた紙のようにくしゃくしゃにゆがみ、ひしゃげた黒い目の穴から、大粒の涙がだぼだぼとあふれ、あごからしたたり落ちていた。彼のすさまじい悲痛が、ナイフのように桃香の胸に突き刺さってきた。胸は痛んだが、同時に体の奥底から、ある種の情熱のようなものがこみ上げ、たちまち全身に満ちひろがってきた。
(かずき、かずき、かずき……!)
心で何度も繰り返し、心臓がばくばくと高鳴る。
そして確信した。
(わたし――)(この子を、欲しがってる……!)
おえつしながら、身も世もなく必死に言葉を吐き出す一樹。
「ほ、本当は、お母さんが欲しかった。嫌いなわけないじゃないか。なのに、なのに、あいつは最初から俺を捨てて、どこかへ行っちまった。戻ってきて欲しかったのに、最後まで、俺のところへなんか、来なかったんだ。ううう……!」
両目を手でぐっと押さえ、背を丸めてわなわなと震えこらえる男は、傷ついた無力な子供に戻っていた。自分よりもはるかに小さく見えて、桃香の胸はずきずきと痛んだ。だが涙は出なかった。
「お、お母さん、戻ってきて。僕を、助けて。僕を――!」
彼はふと、今さら気づいたように後ろを振りむいた。その苦しみゆがむ目が、前にたたずむ小さな女の姿をとらえた。桃香が両腕を大きく広げ、胸をあけている。哀れな少年を、その小さな体にむかえるために。
彼女はうっすらと笑い、言った。
「おいで、一樹……」
その、天まで届くほど限りなく優しい女神の微笑みに、一樹の理性はいっぺんに叩き崩れた。彼はきびすを返し、女の腕に頭から飛び込んだ。女は押されて柔らかい土の上に腰を落とし、彼の頭をしっかりと抱きしめた。一樹はその温かい胸に顔をこすりつけ、これでもう死ぬかのように、思い切り滅茶苦茶に泣いた。
二十年もの歳月を、恐怖と不安、傷心と憎しみ、苦痛、絶望、悲しみと、あらゆる暗く重い負の感情の中をさ迷い、やっと自分の居場所を見つけた、孤独すぎる放浪者。彼は必死に女を求めた。その震え抱きつく腕、泣き濡れた頬のぬくもりに、桃香は、どんなことでもしてあげたいと思った。
(この子を救いたい)(そうだ、わたしなら、それが出来る……!)
彼の頭を優しく撫で撫でしながら、桃香はくしゃくしゃの黒髪をうっとりと見下ろして、言った。
「長いこと、本当につらかったね。でも、もう大丈夫。私に、うーんと甘えていいんだよ」
「でっでも、」鼻をぐずぐずさせて言う少年。「こんなみっともない僕なんて、嫌だろう……?」
「いいえ、大好き。私、どんな一樹も大好き」
本当にそう思ったんだから、仕方がない。あとで思い返すと悪いが、そのときの「みっともない彼」を、桃香はとてつもなく「可愛い」と思ったのだ。
「一樹は偉いよ。ずーっとかっこくなろうって頑張ってきたんだもんね」
ゆっくりと頭を撫で、にこにこと言う桃香。
「でもね一樹、私の前では、かっこつけなくていいんだよ。そのままの君でいて。私に甘えたければ、いつでも来ていいんだよ。いつでも、こうして、いい子、いい子、してあげる」
「き、君も、僕をおいて行っちゃうんだ、きっと……」
「行かないよ。わたし、ずーっと一樹と一緒にいる。だから安心して。だって私、あなたのお母さんだから」
一瞬、おえつが止まる。
「ずっと君のそばにいるよ。お母さん、もう、どこにも行かないから」と顔をのぞきこむ。「ねえ、お母さん、って言ってみて」
「そ、そんな、情けないこと……」
「情けなくないよ。絶対、君のこと嫌いにならないから。ねえ、一樹……」
「お……かぁさ……」
ぽつりと言って顔をあげ、彼は目を見ひらいた。桃香の太陽のように光輝く笑みが、彼をすっぽりと包みこんでいた。その顔はしっとりと艶めき、紅潮していた。瞳、頬、唇、鼻、そして額、そのすべてに愛があった。愛のかたまりだった。
一樹は感きわまってしゃくりあげ、いきなり引き裂かれるような悲痛な鼻声をあげた。
「お、お――」
そして爆発した。
「お母さああぁぁぁん――!」
絶叫し、しゃにむに抱きついて、赤子のようにわめきまくる。
「行かないでええ――! 僕だけを見てえええ――! お母さあああん! お母さあああん! お母さあああん――!」
叫びがこだまする中、桃香は満面の笑みで、泣きじゃくる彼を強く抱きしめた。一樹が彼女の子供になった瞬間だった。
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