僕、猫派なんだけど・・・

ひじき

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僕、猫派なんだけど・・・

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僕はタロー。猫派です。僕にはジローという弟がいます。ジローは完璧に犬派です。
自己紹介はこのくらいにして僕が2、3年くらい前
に体験した話を始めます。
「ねえ父さん!僕が猫派なの知ってるでしょ!!」
しかし父さんは引き下がらない。父さんは
「ジローに嫌な思いさせるわけにはいかないしな」
(え?ジローだって色んなおもちゃを買ってもらっているのに・・・)なんて言う間もなく
「犬がいい!」と ひょこっと出てきたジローが言った。僕はすかさず言い返した
「猫がいい!」
「犬!」
「猫!」
「犬!」
母さんが少し怒った口調で、
「タローもお兄ちゃんなんだから譲ってあげなさい!」
この一言でジロー以外はしいんと静まり返った。
さあその唯一静まり返っていないジローといえば
「ヤッター!!」
とうれしそうに声を上げていた。
とまあこんな感じでペットショップに行って
ペロと言うシベリアンハスキーを飼う事に決まった。
(決められた)大型犬なだけあって迫力はすごいが
みんなも知っている通り弟は完璧に犬派だ。弟の部屋は犬の本だけで構成されているぐらいなのでね。

1ヶ月後・・・

「兄ちゃん散歩行ってきて~。」
この一言で僕はとても戸惑った。
「へ?」
「だから~兄ちゃん散歩行ってきて。」
この時ぼくはあることを思い出した。
これは誰にも伝えていないことなのだが弟はとても飽き性なのだ。
まあ、兄という立場なだけあってしぶしぶ近くの公園へ散歩に行く事にした。
公園には犬連れの人が沢山いた。
ドックランも通勤ラッシュの満員電車のような犬の多さだった。僕たちは木陰でボール遊びをすることにした。しかし僕が
「犬なんていなければいいのに。」
とつぶやいてしまったためにペロがすごいスピード
で僕を追いかけてきた。
おかげで足はボロボロになり、犬連れの人たちから
変な目で見られたがにとっていい運動になったのならそれはそれでいい。
そしてしばらく木陰で休んでいると
黒い服を着た男の人がドスをきかせた声で
「こっちに来い。」
と言ってきたと思うと僕は真っ黒な車に乗せられそうになっていた。
僕の脳裏に「誘拐」ということばがよぎった。
そして僕は思わず
「ペロこっちに来てー!!!」
と叫んだ。
その時 藁にも縋る思いとはこういう事なのだなと思った。
その時「ワン」という音が聞こえたと思うと
ペロが草むらから飛び出してきたのだ!
ペロと男の人の目があった瞬間男の人は逃げていこうとした。
そう。みんなは忘れているかも知れないが我らがペロ
はシベリアンハスキーなのだ!
男の人は逃げていこうとしたがペロは
「ワン、ワン!」(僕の手下にちょっかいを出すな!)
と言って黒い人をやっつけたのだ!
そして家に帰ってこの出来事を話すと父さん
が、
「本当に仲の良い者とは会話ができるようになるんだよ。」
と教えてくれた。
しかし、1つ気がかりなことがある。
(僕って犬の手下かなぁ・・・)と思う。
そんな出来事をみていたのは・・・
チロルだった。
「ニャー」(おわり)
「へ?」
「待って待って主人公僕だから!そこのスタッフさんまく閉じないで!!!」
「ミャー」(おわりはおわり)
THE END
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