人の心が読める少女の物語 -貴方が救ってくれたから-

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一章 -出会い-

氷室 誠 一章①【改】

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 サラリーマンの父、専業主婦の母、妹と四人家族の長男として生まれた俺はあまり人付き合いが上手い方ではない。 
 
 いや、ちょっと違うか。
 愛想を振りまいて、多くの人と仲良くすることの意味が全く理解できず、自分にとって大事な人、大事なもの以外に時間をあまり使いたくないというのが本当のところかもしれない。

 周りが躍起になってやっている、モテることや彼女を作ることに関してもそれは同じで、何度聞かされてもほとんど興味を抱けなかった。

 友達と遊んで、家族と過ごして、趣味を楽しむ。
 俺にとっては、それだけできれば世は全て事もなし、そんな風にいつも思っている。
 






 
 だから、上級生にもその名声を轟かせる女神様、蓮見 透の隣の席となったことを周りが羨ましがってきても特段思うところは無かった。
 

 濡れ羽色の艶やかな美しい黒髪。
 ぱっちりとした二重を携えた黒曜石のような綺麗な瞳。
 削り出したような整った鼻筋に魅惑的に赤く輝くぷるっとした唇。

  
 どのパーツを見ても神様が贔屓しているとしか思えないような彼女は、確かに、綺麗だとは思う。

 だけど、つまらなさそうに、それでいて全てを拒絶するかのように周りを見る彼女のことが好きかと聞かれればはっきりと違うと答えられる。
 

 それに、彼女にしてみても、俺なんかにかまっている暇なんて微塵もないのだろう。
 
 
  
 最初に会った日、俺のことを見ているようで見ていない、そんな目をしながら彼女は声をかけてきた。

『蓮見 透(はすみ とおる)。よろしくね』

 交わした言葉は本当にそれだけ。
 言ってしまえば社交辞令、あるいは作業に近いものだったのだと思っている。

 なぜなら、話しかけられることは望んでいない、敵意に近いほどの拒絶を彼女の方から感じてしまったから。

 
 
 


 
 
◆◆◆◆◆

 





 席替えの翌日。
 自分の席に着き鞄から荷物を出していると、にわかに入口付近がざわめきだした。
 恐らく蓮見さんが登校してきたのだろう。
 

「ふぁあ、ねむ………………しっかし、毎日すごいな。まるで芸能人みたいだ」


 どうやら、人混みの中には知り合い以外もいるようで、待ち構えるように立っている人、偶然を装って近づく人、同級生から上級生までいろいろな人が集まっているように見えた。 
 
(もしかして、同性が好きとか?)

 違っていればかなり失礼になるだろうことを考える俺の視線の先では、女子には笑顔を、男子には無表情を、まるでリズムゲーのような緩急をつけながら人混みを切り進んでいる様子が見える。
 


 そして、だんだんとこちらへ近づいてくる彼女。
 顔を顰めながら不機嫌そうに歩いてくるその姿に、一瞬対応を悩まされてしまう。 

(…………一応隣の席だし、挨拶しないのはなんか引っかかるよな)

 きっと、相手がそれを望んでいない可能性は高いだろう。
 しかし、そうは思いつつも挨拶すらしないのは個人的に気分が悪かった。


「おはよう。蓮見さん」


 別に返事がなくともかまわない。
 ただ俺が礼儀として伝えておきたかっただけの、それだけの言葉。


「おはよう」
 
 
 案の定というべきか、冷たい無機質な声が響き自分の中だけで納得する。 
 そして、授業が始まるまで突っ伏して寝ようと思ったその時、なぜか怪訝そうな顔をした彼女がこちらをジッと見つめてきた。
 
(なんだ?別に俺、変なことしてないよな?)

 何もないというには強すぎる視線。
 後ろを振り返るも特に異常はなく、自分の服装を見ても別にチャックが開いているとかは一切ない。
 
 やがて、不可思議な空白にしびれを切らし、俺が口を開こうとしかけた時、視界の端から現れた人影にそれは遮られてしまった。


「おはよ~透ちゃん。昨日の9時のドラマ見た?」


 目の前では、このクラス一のモテ男、狩谷 雄哉のグループと数人の女子が蓮見さんに話しかけているのが見える。

(こりゃ、聞くのは無理だな)

 恐らく、ただの気まぐれだったんだろう。
 そう結論付けて机に突っ伏すと、少しだけ敏感になった耳に隣で繰り広げられる会話が、まるでラジオのように入り込んできた。




「おはよう。見てないなー、いつもすぐに寝ちゃうから」

 
 未だ――というよりも俺に恐らくかけられないだろう、蓮見さんの柔らかい雰囲気の声が響く。


「そうなの?凄い面白かったのに!ねえ、雄哉くん!!」

「そうそう!蓮見さんも絶対見たほうがいいって」

「……そうですか」

「そうなんだよ。そう言えば蓮見さんは俳優とかモデルだと誰が好き?」

「……特には」


 ふつーに聞けば、なかなかお目にかかれないほどの塩対応は、きっとこれでもマシな方なのだろう。
 確か、彼女の異性に対するガードはそれこそ徹底していて、雑談すらままならないと以前友達が愚痴っていたような気がする。

(さすがはイケメンというところなのか?まぁ、俺には正直関係ないことだけど)

 どうやら、お前の唱えていた顔面格差論は正しかったみたいだぞ。 
 俺は、ここにはいない友を慰めるよう心の中で語り掛けると、テキトーな黙とうをとりあえず捧げることにした。南無。







◆◆◆◆◆







 あれから数日が経つも、彼女とは挨拶以外の言葉を交わしたことはない。

 しかし、時折見える蓮見さんの様子から、彼女はイケメンとなら会話をするのではなく他の女子がいるところなら嫌々返事をするということがなんとなくだがわかってきた。

 それは、クラス一のモテ男も例外ではなく、彼単独で話しかけた時は、まだ人形に話しかけたほうがまともな返事が期待できるのではとさえ思えるような見事な拒絶っぷりだった。 

(ほんと、徹底してるよな。あそこまですごいと、なんか見てて面白いけど)

 その上すごいのは、あれだけヘイトを集めかねない対応をしているにもかかわらず、女子側の交友関係は極めて広く、イジメられるような気配が微塵も無いことだろう。

 別に、好意を抱いていたわけではなかったし、仲良くなりたいとも思っていなかった。
 でも、そんな面白いくらいに極端な彼女を見ていると、俺は僅かばかりの興味を覚えていってしまったのだ。
 









 授業が終わると、借りた本だけを図書館に返して真っ直ぐ昇降口の方へ向かう。
 静かな廊下には運動部の声が遠くから響いていて、よくもまぁここまで大きな声を出せるもんだと感心してしまうほどだ。
  
(しかし、昨日のボスは強かった。召喚は無限か回数制限有かによっても対応が変わってくるよな)

 足早に階段を降りつつ、帰ってからしようと思っているゲームの算段を頭の片隅で考えていく。
 

「ん?」


 しかし、そんなことを考えていた時。
 ふと視界の端に大きな影が映り込みそちらに気を取られる。

(なんか、重そうだな)

 大きな荷物は顔あたりまで被っていてそれが誰かまではわからない。
 だが、その下からはみ出た足は男子のズボン姿ではなく、さらには、ゆっくりとした覚束ない足取りがかなり重いものであることを暗に伝えてきていた。


「…………仕方がないよな」


 とりあえず手伝うつもりでそちらに近づいていく。
 必要なければ、予定通り帰ろうとそんな気持ちで。


(ん?……もしかして、あれって) 


 最近では少し見慣れてきた綺麗な長い黒髪。
 勘違いだろうかと思いはするも、それは近づけば近づくほどに記憶のものと重なっていって、やがて本当に蓮見さんであることがわかった。

(なんで、一人で運んでるんだ?)

 明らかに大変だと分かる荷物の量に一瞬そんなことを考える。
 わざわざそんなことしなくても、彼女が声をかければいくらでも人が集まるはずだ。
 いや、恐らくそこらへんの男子を呼びつけてお願いでもすれば、彼女が運ぶまでもなくそれで終わりだろう。

(……うーん。よくわからんが、まぁやることは変わらないか)
 
 いつもの男子への態度を見ていると、断られる可能性は十分ある。
 しかし、本当に困っているのであれば放っとくのは嫌だ。 
 そう思い、声をかけた。


「よかったら、荷物持つの手伝うよ」


 かけた声に反応し、不機嫌そうな顔がゆっくりとこちらを振り返る。
 百点満点のしかめっ面、鋭い視線までちゃんとサービスしてくれているのは、ある意味蓮見さんらしいと苦笑してしまいそうだった。

(困ってるならと思ったんだが。こりゃ、お節介だったかな) 

 そう結論付ける俺に、しかしどうしてか、彼女の表情がみるみる軟化し、不思議そうな顔に変化していく。

(…………なんだ?) 

 蓮見さんはそのまま、じっとこちらの目を見つめてくる。
 あまりにも真っ直ぐな力強い視線に、一瞬驚かされるも、それは瞬きをしたときには消え去ってしまっていた。


「……ありがとう。助かるよ」
 
「ん?あ、ああ。気にしないでくれ」

 
 意外というべきか、さも申し訳そうな顔でこちらに礼を言ってくる蓮見さんの姿に戸惑う。
 男子とは、話すのも嫌なのかと思っていたがさすがにこういう時は大丈夫なのだろうか。

 
「気づいたのに放っておくのが、個人的になんか嫌だっただけだ。さすがに、その量の荷物は女子には重そうだし」 
 
 
 蓮見さんが、荷物を分担するためかそれを床に置く。
 それに、やはり彼女も大変だったのだろう。疲れたように手をぶらぶらと振っているのが見えた。 
 

「誰も手伝ってくれなかったのか?」

「そういうわけでも無かったんだけどね」


 蓮見さんは、若干目を逸らしつつ曖昧な顔でそう答えた。
 手伝いを申し出るやつが他にいたということだろうか。
 はっきりとしない物言いを疑問に思う。


「もしかして、手伝ったらまずかったか?」

「ううん、声かけてくれて本当にありがとう。荷物を持ってくれることは凄く助かるから」

「なら、良かった。というか、場所だけ教えてくれれば俺が一人で持ってくけど?」


 試しに持ってみるが、多少頑張れば俺だけでも運べる程度の重さだ。
 まぁ、元々女子一人で運べていたくらいなのでそれも当然だろう。
 
 それに、気を遣うのも面倒くさいし、彼女も俺と二人なんてのは正直求めてはいないはずだ。

(そっちのが、お互い都合がいいよな)

 しかし、そう思いながら伝えた言葉に、何故か蓮見さんは首を振る。
 再びの予想外の反応。戸惑う俺に、彼女ははっきりとした意志をその瞳に携えてこちらを見てきた。


「ちゃんと行くよ。これはそもそも、私が頼まれたことだから」


 どうやら俺は、彼女という存在をまだまだ掴み切れてはいなかったらしい。
 いや、それよりも、本当は謝らなくてはいけないところなのかもしれない。
 その責任感を侮辱するような、そんな思いを知らずとはいえ抱いてしまっていたから。


「ごめん。ちょっと、蓮見さんのこと誤解してたよ」

「…………ううん、私の方こそごめんね。あんまり、氷室君のことわかってなかった」


 僅かとはいえ打ち解けられたのだろうか。
 お互いに謝罪の言葉をかけあうと、なんだかちょっとだけ友好的な雰囲気を彼女から感じた。
 

「よしっ!やるか」

「うん」

「とりあえず、蓮見さんはこっちを頼むよ」

「え?そっちでいいよ」
 
 
 明らかに軽い方の荷物を渡そうとした俺に、渋い顔が返ってくる。 
 まぁ責任感が強いのであれば、確かにその気持ちはわかるのだが、俺にも理由があるのでそれを伝えるしかない。
 

「頼むよ。学校のマドンナに重い荷物を持たせてるところ見られたら俺はお終いだ」


 ちょっと想像するだけでも面倒くさいことになるのが分かる。
 それこそ、無駄にポイントを稼ごうとしたやつらに俺がフルボッコにされる未来すらありえるかもしれない。


「ふふっ。氷室君ってあんまり顔が変わらないけどそんな顔もするんだ」 


 そんなことを考えていると、どうやら表情に出てしまっていたらしい。 
 横から、聞き心地の良い笑い声が聞こえてくる。
 

「するさ。人間だもの」

「ぷっ。どこかのミツオさんみたいに言って笑わせないでよ」

 
 ちょっと調子に乗ってしまった俺が、間延びした声で友達間の鉄板ネタを披露するとそれが彼女にも通じたようで小笑(しょうわらい)くらいは貰えたようだ。
 
 しかし、彼女の笑った顔をちゃんと見るのはなんだかんだ初めてかもしれない。
 女子といる時には柔らかい表情もしているが、それでも微笑みを浮かべているという程度だった気がするし。


「悪い。けど、蓮見さんの笑ってる表情も新鮮だな」

「そうかな?――いや、そうかもね。あんまり、声を出して笑うことも少ないし」

 
 やはり、そうだったらしい。
 レアキャラを集めたような気持ちになって少しテンションが上がってくる。
 
 そして、そんなことを話しているうちに目的地は目前になっていたようだ。
 借りてきただろう鍵で彼女が扉を開けると、荷物を机に置いていく。


「これで終わりか?なら、そろそろ俺は帰るよ」

「うん。ありがとう」


 用事も終わったし、特に今話したいこともない。
 それに、蓮見さんの方としても特に何もないようなのでここらで切り上げるとしよう。
 

「どういたしまして。じゃあ、また明日」

 
 相手の感謝の言葉を受け入れつつ、それに別れの挨拶を交えていく。
 正直なところ、用事がないならさっさと帰りたいし。


「…………本当にありがとう。また、明日」

 
 彼女の顔は夕焼けを背にしていてよく見えない。
 でも、その声色はいつもよりずっと柔らかいように俺には聞こえた。



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