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★追記部分★
太陽の章【改編ルート(コーネリア各ルート)】
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★フレイルート★
「おい、コーネリア!あのいけ好かない帝国の姫とやらに言われっぱなしでいいのか!?」
生徒会室でアリアちゃんとの憩いのひと時を楽しんでいると、フレイが物凄い勢いで扉を開けた。さすがの彼も姫様を撒くのは大変なようで、最近は遅れてくるか、最悪ここに来ない時もあった。
というか、アリアちゃんがびっくりしちゃってるじゃない。ほんと、こんなんだからフレイに近づける女の子がなかなか現れないのよ。
フレイは顔もいい上、そのストイックな性格から一定数の女の子から支持されている。だが、彼はそれに全く興味が無いようで、近づこうとすると威圧し追い払ってしまうのだ。
ほんと、女の敵よね。
「言われっぱなしって、ほとんど本当のことじゃないの。テストの順位も、ダンスも、魔法も全部彼女のが上なんだしそれを言う権利はあったと思うわ」
帝国の第二皇女、マリアンヌ・ソル・グランタリアは私達より一つ年下ではあるものの王子に匹敵するほどの傑物だ。
設定集でもそう書かれていた。当然、私なんかが勝てるわけがない。
そして、今日、テストの発表日、彼女は私に勝ったのを見るとこう言ったのだ。
『お前は私の上に立つに相応しくない。生徒会の代表を替われ』と。
王子を含め多くの生徒がそれに異を唱えてくれたが、正直私はそれもいいなと思っている。
いや、むしろそっちのがいいかもしれない。生徒会の女の子たちと話せれば私は別に平でも構わないし。
「お前は悔しくないのか!?このまま負けたままで。お前が作りあげたものを奪われるんだぞ!」
いつになく彼が熱い。最近はあまり張り合う感じは無かったのにまるで最初の頃のような勢いだった。
「別に悔しくないわね。私は手を抜いたわけじゃない、正々堂々戦い負けたの。逆に称賛の気持ちすらあるくらいよ」
「っ!ならば、お前は!!どうでもいいということか!?ゼロから作り上げてきたここが」
その熱量に、彼がこの場所を大事に想ってくれているのが伝わってくる。私も一緒の気持ちだからとても嬉しい。
別に、私はただ重荷から解放されるから替わってもいいと言っているわけでは無い。私よりも能力のあるものが上に立つというから譲るのだ。
もし、それがこの組織を利用したいだけの輩だったら私はそれこそどんな手を使ってでも相手に抵抗するだろう。
「フレイ、聞いて。そうじゃないの。私は皆で作ってきたここが大好きよ。世界で一番好きな場所。でも、ここは私だけの場所じゃないの。
私一人のプライドなんて関係ない。私以上に優秀な人がいて、その人にやる気があるのなら任せるべきなのよ。自分がどうのよりも、みんなでよりよい所へ登っていけることのが私は重要だと思う。どうでもいいわけじゃない、むしろとても大事だからこそそうするの」
この生徒会の始まりは偶発的だったものの、その後は一貫して生徒全体のことを考えて運営してきた。
王家と、四つの公爵家の公認を得たのも全ての生徒に影響を与えられるようにするためだったし。
「…………みんなで登るか……その考えは無かったな。やはりお前はいい、俺が認めただけはある。それに、良い策を思いついた。今回は手助けをしてやる、感謝するんだな」
彼は私の言葉を聞いて神妙な顔になり、何か考えをめぐらしたようだった。
そして、突如何か思いついたような顔をし、勝手に恩を着せるといつもの如く嵐のような勢いで飛び出していった。
◆
なんなんだあれは。
翌朝、寮を出て学園に向かう途中、投票箱のようなものがあることに気づいた。
そして、後ろには生徒会代表の座を決めるための戦をするみたいなことがデカデカと書いてある。
投票箱に近づいていくと周りに柵が設けられ陣地のようになっている。
そして、その周りをフレイの私兵とマリアンヌ殿下の護衛が固め、厳重な警備の中、投票する者の名簿を照会したうえで中に入れていた。
理解が追い付かず、その場に立ち尽くしていると、私に気づいたマリアンヌ殿下がこちらに近寄ってきた。
「ギリアリア家の娘よ、民に信を問うとは剛毅なことをしてくれるものだ。
優れたものが勝つ、それすらも知らんとはな。恥の上塗りになるとは思うが、せいぜい結果を楽しみにしていろ」
彼女は、私にそう言うと高笑いして去っていった。
え、信を問う?全然聞いてないんですけど。
私は、首謀者と思われるフレイに目を向けたが、彼はこちらに不敵に笑うのみで何も説明する気が無いらしい。
近づこうにも、凄い数の生徒がいて近づけそうにない。
まあ、だいたいやっていることは分かる。つまりは生徒会選挙のようなものだ。
とりあえず関わるのが面倒になってしまったので、それからの日々をアリアちゃん達との憩いの日々を楽しむとともに、中途半端な仕事を残さないために生徒会室に通い続けた。
◆
迎えた投票結果の発表の日。全生徒が集められる中、私とマリアンヌ殿下は壇上の上に座らされている。
そして、票が順番に出され、私の方はマリアンヌ殿下の護衛が最終確認を、マリアンヌ殿下の方はフレイの私兵が最終確認をしていく。
どうでもいいが早く終わって欲しい。何もできなくて暇でしょうがない。
どうやら、マリアンヌ殿下は何やら毎日のように演説をしていたようだ。魔法や剣技、論文などあらゆる分野で自分の才をアピールしていたと生徒会の事務の女の子達が教えてくれた。
一方私は別に何もしていない。特にする意味を見出せなかったのでいつも通りに過ごしていた。
全てが終わり、結果が発表された。
勝者はコーネリア・ディ・ギリアリア、つまり、私だった。
驚きのあまり硬直する私を尻目に会場のボルテージは最高潮になり、歓声が響いている。
黒歴史になるようなコーネリアコールが鳴り響く中、マリアンヌ殿下がこちらに近づいてくる。
「………………私の負けだ。個では勝った。だが、王として負けてしまえば王族として受け入れざるを得ない。これからは、お前の下に付こうコーネリア。いえ、コーネリアお姉様」
いや、貴方の方が確実に優秀だし、替わった方がいいと思うんですが。
ただ、そのシュンとした顔はちょっと可愛いかもしれない。この子にお姉さまと呼ばれるポジションはかなり魅力的でもあった。
まあ、どちらにしろこのムードではやっぱなしとは言えないだろう。
諦めて結果を受け入れていると今度はフレイがこちらに近づき、声をかけてきた。
「コーネリア。俺は以前より遥か高みに上がったと思っている。最近では、もはや誰にも負けるまいとすら思っていた。
だが、それは思い上がりだったらしい。まだまだ、俺の視野は狭い。世界の大きさに比べ俺の火は小さい。それを思い知らされた」
確かに、フレイは既に王子と並ぶほどの存在となっている。
思考の速さも、精度もそのどちらもが目に見える速さで成長している。それに、彼は努力も止めない。毎日睡眠時間を削り、自分を高めることだけに全身全霊をかけていた。
だからこそ、私もフレイのことがどこか憎めないやつだとおもっている。
フレイはこちらを強い眼差しで見つめる。
そして、不意に近づくと私の顎を持ち上げ口づけをした。
「俺はまだまだ大きくなる。太陽よりも強く燃え上がってみせる。お前の視界に入らぬことが無いほどに。だから待っていろ。次はお前からさせてみせる、必ずな」
突然の出来事に唖然とした私は、去っていく彼の背を見ながら、思わず自分の唇に手を触れていた。
「おい、コーネリア!あのいけ好かない帝国の姫とやらに言われっぱなしでいいのか!?」
生徒会室でアリアちゃんとの憩いのひと時を楽しんでいると、フレイが物凄い勢いで扉を開けた。さすがの彼も姫様を撒くのは大変なようで、最近は遅れてくるか、最悪ここに来ない時もあった。
というか、アリアちゃんがびっくりしちゃってるじゃない。ほんと、こんなんだからフレイに近づける女の子がなかなか現れないのよ。
フレイは顔もいい上、そのストイックな性格から一定数の女の子から支持されている。だが、彼はそれに全く興味が無いようで、近づこうとすると威圧し追い払ってしまうのだ。
ほんと、女の敵よね。
「言われっぱなしって、ほとんど本当のことじゃないの。テストの順位も、ダンスも、魔法も全部彼女のが上なんだしそれを言う権利はあったと思うわ」
帝国の第二皇女、マリアンヌ・ソル・グランタリアは私達より一つ年下ではあるものの王子に匹敵するほどの傑物だ。
設定集でもそう書かれていた。当然、私なんかが勝てるわけがない。
そして、今日、テストの発表日、彼女は私に勝ったのを見るとこう言ったのだ。
『お前は私の上に立つに相応しくない。生徒会の代表を替われ』と。
王子を含め多くの生徒がそれに異を唱えてくれたが、正直私はそれもいいなと思っている。
いや、むしろそっちのがいいかもしれない。生徒会の女の子たちと話せれば私は別に平でも構わないし。
「お前は悔しくないのか!?このまま負けたままで。お前が作りあげたものを奪われるんだぞ!」
いつになく彼が熱い。最近はあまり張り合う感じは無かったのにまるで最初の頃のような勢いだった。
「別に悔しくないわね。私は手を抜いたわけじゃない、正々堂々戦い負けたの。逆に称賛の気持ちすらあるくらいよ」
「っ!ならば、お前は!!どうでもいいということか!?ゼロから作り上げてきたここが」
その熱量に、彼がこの場所を大事に想ってくれているのが伝わってくる。私も一緒の気持ちだからとても嬉しい。
別に、私はただ重荷から解放されるから替わってもいいと言っているわけでは無い。私よりも能力のあるものが上に立つというから譲るのだ。
もし、それがこの組織を利用したいだけの輩だったら私はそれこそどんな手を使ってでも相手に抵抗するだろう。
「フレイ、聞いて。そうじゃないの。私は皆で作ってきたここが大好きよ。世界で一番好きな場所。でも、ここは私だけの場所じゃないの。
私一人のプライドなんて関係ない。私以上に優秀な人がいて、その人にやる気があるのなら任せるべきなのよ。自分がどうのよりも、みんなでよりよい所へ登っていけることのが私は重要だと思う。どうでもいいわけじゃない、むしろとても大事だからこそそうするの」
この生徒会の始まりは偶発的だったものの、その後は一貫して生徒全体のことを考えて運営してきた。
王家と、四つの公爵家の公認を得たのも全ての生徒に影響を与えられるようにするためだったし。
「…………みんなで登るか……その考えは無かったな。やはりお前はいい、俺が認めただけはある。それに、良い策を思いついた。今回は手助けをしてやる、感謝するんだな」
彼は私の言葉を聞いて神妙な顔になり、何か考えをめぐらしたようだった。
そして、突如何か思いついたような顔をし、勝手に恩を着せるといつもの如く嵐のような勢いで飛び出していった。
◆
なんなんだあれは。
翌朝、寮を出て学園に向かう途中、投票箱のようなものがあることに気づいた。
そして、後ろには生徒会代表の座を決めるための戦をするみたいなことがデカデカと書いてある。
投票箱に近づいていくと周りに柵が設けられ陣地のようになっている。
そして、その周りをフレイの私兵とマリアンヌ殿下の護衛が固め、厳重な警備の中、投票する者の名簿を照会したうえで中に入れていた。
理解が追い付かず、その場に立ち尽くしていると、私に気づいたマリアンヌ殿下がこちらに近寄ってきた。
「ギリアリア家の娘よ、民に信を問うとは剛毅なことをしてくれるものだ。
優れたものが勝つ、それすらも知らんとはな。恥の上塗りになるとは思うが、せいぜい結果を楽しみにしていろ」
彼女は、私にそう言うと高笑いして去っていった。
え、信を問う?全然聞いてないんですけど。
私は、首謀者と思われるフレイに目を向けたが、彼はこちらに不敵に笑うのみで何も説明する気が無いらしい。
近づこうにも、凄い数の生徒がいて近づけそうにない。
まあ、だいたいやっていることは分かる。つまりは生徒会選挙のようなものだ。
とりあえず関わるのが面倒になってしまったので、それからの日々をアリアちゃん達との憩いの日々を楽しむとともに、中途半端な仕事を残さないために生徒会室に通い続けた。
◆
迎えた投票結果の発表の日。全生徒が集められる中、私とマリアンヌ殿下は壇上の上に座らされている。
そして、票が順番に出され、私の方はマリアンヌ殿下の護衛が最終確認を、マリアンヌ殿下の方はフレイの私兵が最終確認をしていく。
どうでもいいが早く終わって欲しい。何もできなくて暇でしょうがない。
どうやら、マリアンヌ殿下は何やら毎日のように演説をしていたようだ。魔法や剣技、論文などあらゆる分野で自分の才をアピールしていたと生徒会の事務の女の子達が教えてくれた。
一方私は別に何もしていない。特にする意味を見出せなかったのでいつも通りに過ごしていた。
全てが終わり、結果が発表された。
勝者はコーネリア・ディ・ギリアリア、つまり、私だった。
驚きのあまり硬直する私を尻目に会場のボルテージは最高潮になり、歓声が響いている。
黒歴史になるようなコーネリアコールが鳴り響く中、マリアンヌ殿下がこちらに近づいてくる。
「………………私の負けだ。個では勝った。だが、王として負けてしまえば王族として受け入れざるを得ない。これからは、お前の下に付こうコーネリア。いえ、コーネリアお姉様」
いや、貴方の方が確実に優秀だし、替わった方がいいと思うんですが。
ただ、そのシュンとした顔はちょっと可愛いかもしれない。この子にお姉さまと呼ばれるポジションはかなり魅力的でもあった。
まあ、どちらにしろこのムードではやっぱなしとは言えないだろう。
諦めて結果を受け入れていると今度はフレイがこちらに近づき、声をかけてきた。
「コーネリア。俺は以前より遥か高みに上がったと思っている。最近では、もはや誰にも負けるまいとすら思っていた。
だが、それは思い上がりだったらしい。まだまだ、俺の視野は狭い。世界の大きさに比べ俺の火は小さい。それを思い知らされた」
確かに、フレイは既に王子と並ぶほどの存在となっている。
思考の速さも、精度もそのどちらもが目に見える速さで成長している。それに、彼は努力も止めない。毎日睡眠時間を削り、自分を高めることだけに全身全霊をかけていた。
だからこそ、私もフレイのことがどこか憎めないやつだとおもっている。
フレイはこちらを強い眼差しで見つめる。
そして、不意に近づくと私の顎を持ち上げ口づけをした。
「俺はまだまだ大きくなる。太陽よりも強く燃え上がってみせる。お前の視界に入らぬことが無いほどに。だから待っていろ。次はお前からさせてみせる、必ずな」
突然の出来事に唖然とした私は、去っていく彼の背を見ながら、思わず自分の唇に手を触れていた。
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