ガランドゥ『仮想現代戦記』

扇屋

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ガランドゥ 8話 『恋と砂糖と香辛料』

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【5】

「ということで、答えを出すまで一日待つことにしたと」
「……すいません独断で」
 藍川の駄菓子屋の店内、カウンターの椅子に座るラジオは足を組んで話を聞く。気まずそうに直立する粳部と店の端で椅子に座る谷口。既に日が沈み営業が終わった時間帯、ラジオの店番はまだ終わっていない。
 足を組むのをやめるラジオ。
「いえ、無理に決めさせたら問題なので大丈夫ですよ」
「……ところで、何でラジオさんが店番してるんすか?」
「あの人急にやれって言ってきたんですよ。仕事が溜まってるんだとか」
「勝手な奴だ」
 もう、他の人が店を回していることの方が多いのではないかと粳部は思い始める。こんな状況で店主を名乗っている藍川だが、そろそろ他の人に経営権を譲渡すべきではないだろうか。どう考えてもまともではない。
「さっき私発注までやったんですよ。私臨時なんですけどね」
「ご、ご苦労様です……」
 ラジオは刀を鞘から出してカチャカチャと弄り続ける。その様子からは不満が漏れ出しており、張り付けられたようないつもの笑顔が崩れそうになっていた。あのポーカーフェイスがこんなことで崩れるのかと思う粳部。
 彼女が数歩引いてアイスケースを開ける。
「今度の司祭は中々利口な子でしたね」
「……ああ、ラジオさん聴いてたんですか」
「忙しかったので途中だけですがね」
「……でも、そんな子を私達は巻き込もうとしているわけですよ」
 それは考え方の違いだ。蓮向かいに加入すればより近くで組織に守られ、その権能は社会貢献に利用されウィンウィンの関係になる。高額の報酬も渡される。しかし、組織の一員であることが突然漏れてしまった時はその弊害を受けかねないのだ。母親は当然それを気にし、粳部もそれを気にしている。
 アイスケースから取り出したあずきバーを齧る粳部。
「とは言え、人手不足を解消するにはやむを得ないわけで」
「まあ……司祭の価値はとんでもないですからね」
「戦闘員としての採用ではないが、緊急時の戦力としては申し分ない」
 あずきバーを咥えながら抗議するような視線を粳部が送る。送られた側の谷口は特に何も気にすることなくくつろいでおり、仮面で表情を隠しながら足を組む。睨んだ意図を理解しようとしない彼に疲れ、諦めた粳部はしょげた顔であずきバーを噛み砕いた。こういう時の鈍感は強い。
「……子供が選択に責任を持てるものですかね?」
「結論を出せる問いではないですが……まあ人によりますね」
「……」
「最近の子供は沢山のカルチャーに触れて成長してる。勿論、そうでない人も居ますが」
 娯楽も勉強も今よりも不足していた時代と違い、今はパソコンが家にあるような家庭が増え始めている。テレビは当然のようにあり、ビデオゲームや雑誌に専門書も増加の一途を辿っている。子供が簡単に知識に手を伸ばせるようになった時代。昔の子供と比べてその成長速度は速い。
「増えたとは言え今も未熟な子供は当然居ます。でも、私達にそれは関係ない」
「……歪んだ組織ですけど、ないと困るんですよね」
「だからお上は躍起になって改善してます。子供を使わなくていいように技術革新を進めて」
 こんな状況になっているのは人手不足が一番の理由だ。法術使いでは司祭に敵わず、情報収集には大量の人手を使用している現状。司祭頼りになっている現状に上層部は、法術の研究を行うことで人材の強化を図っていた。長期的な視点で見ればそれは正しい選択なのだろうが、進歩の遅い研究の成果が出るのは当分先だ。
「上は法術使いを増やしたいだろうが、育成の時間的には司祭の方がコスパがいい」
「今を維持して……未来の時間稼ぎをする。こうする以外に道はないわけかあ」
「……捨て石にされた人はたまったもんじゃないですがね」
 粳部がカウンターのラジオにアイス代の小銭を差し出すと、彼女はおもむろに動きそれを受け取る。店員を困らせることのないお釣り無しピッタリの支払い。粳部は基本的にお釣りのないように代金を支払うことが多い。
 ふと、金を受け取ったラジオが視線を彼女の方に移した。
「だから、捨て石にさせないように私達が守るわけですよ」
「……守る」
「最初から完璧な組織は存在しない。だから、改善していくしかないんじゃない?」
 非の打ちどころのない組織など最初から作れる筈がない。必ず、どこかで現実を見て合理的で残酷なシステムにすることを迫られる。しかし、何も変えられないわけではない。蓮向かいは常に改善改良を行う組織である。止まらずに先へ進む彼らはいつか捨て石を必要としないシステムを完成させるまで、決して止まらない。
 考え込む粳部。その時、店の奥から染野が出てきてラジオが振り向く。
「ああ、染野さん商品の補充ありがとうございます」
「……閉店時間だ。俺は帰る」
「どうもー助かりました」
「……染野君は……お金が目的でしたよね」
 司祭の上澄みである少数しかなれないγ+の等級。当然彼の報酬は高いものになり、その任務は過酷になっていく。まだ十三歳の彼には荷が重いように見えるが、彼は文句一つ言わずに仕事をこなすだけである。金だけ貰えればそれでいいというシンプルな考えだけが彼の中にあった。
 染野が粳部を一瞥して店を後にする。
「……望んでああなったわけですか」
「彼、強すぎるんですよ。一人で何千人も救った英雄ですし」
「……彼を採用しなかった場合の死者、お前は数えたいか?」
「そ、それは……」
 少数を犠牲にするか、それとも大多数を犠牲にするか。粳部はその問いに答えられなかった。設楽に迫る選択肢と同様に、今すぐに答えを出せるような問いではなかったのだ。
 谷口がそれを見て俯く。
「悪い。今のは意地の悪い問いだった」
「いえ……悪いのは私の弱さです」




【6】

「おっ、助っ人のお出ましだぞ」
「ご苦労様です」
 ヤクザのむさ苦しい出迎えを受けた男は無表情のままソファに座ると、対面に座った上役のヤクザと向かい合う。常人であれば動悸が激しくなり冷静ではいられなくなるような威圧感の中、男は特に何も気にしていないようだった。
 彼がソファを撫でる。
「このブランドにしてはいいソファだな」
「おう、インテリアには気を使ってるんだ」
「インテリアのセンスは人間性に出る。私の持論だ」
 周囲で起立するヤクザは男の頓珍漢な言動に困惑するものの、口を挟むわけにはいかず黙って見守る。上役の男と対等に接するどころか、それ以上の立場のように振る舞う謎の人物に現場は振り回されていた。
 コーヒーメーカーが豆を挽く音が空白の時間を埋める。
「どうやったかは知らないが、あんたのおかげであの組は全滅だ。感謝してるよ」
「高い金を払った価値はあるってことさ」
「司祭……だったか。足を付けずに皆殺しとは」
 司祭の男は尊大に足を組むがその表情に感情はない。通称、対等の司祭は頼まれた仕事をこなすことしか考えていない。暗殺を請け負うこともしばしばあり、大金を受け取って即座に敵を殲滅する。
「だが、これで山を崩せる。稼ぎがなけりゃ何も始まらない」
「ふふっ……ハイエナに似ている」
「サバンナの勝者か。良い誉め言葉だ」
「私はハイエナが好きだよ。あれほど賢い動物はそう居ない」
 司祭の力をもってすれば、暴力団一つ壊滅させることなど赤子の手をひねるより簡単だろう。司祭に傷を与えられるのは司祭くらいなもの。チャカもダンビラも概念防御の前には届かない。素肌にすら触れられないのだから。
 対等の司祭の言動に眉をピクリと動かすヤクザ達。
「報酬はもう振り込んであるが、今日はまた頼みがある」
「追加の依頼か?組を潰してから気前がいいな」
「用心棒の契約を暫く続けて、それからまた別の組を潰して欲しい」
「またパイを切り分けるわけか。良いぞ、楽しいものな」
 組織を切り崩し、残った権利と金を分配する。正にパイの切り分け。法治国家ではまず考えられない利益を得る方法だが、実際にやって一度利益を出してしまえばもうやみつきだ。一人の犠牲も逮捕者も出さずに相手の組の財を分配する。全ては司祭という圧倒的な戦力のおかげ。
 とは言え、司祭を雇う金も馬鹿にならないのだが。
「私は母のニシンのパイが好きでね。私はそれを切り分けるのが何より好きだった」
 対等の司祭はこうやってマフィアなどと契約して仕事を行い各地を転々としている。雇い主は司祭の力を求めているだけあってその力に逆らえず、大金を支払うことで何とか自分の下に置こうとする。とは言え、実際の上下関係は中立どころか司祭が上だ。
「この機会にビジネスに舵を切る。足掛かりに、障害となる奴らを消したい」
「今の時代、喧嘩じゃ早々儲けられないからな。司祭でもない限りは」
「まあ、詳しい話は今度料亭でしましょう。良い店知ってんで」
 話がまとまり始め、対等の司祭はヤクザの事務所を後にしようとソファから立ち上がる。その時、司祭はふと何かを思い出したかのような顔をして辺りを見渡す。今度は何をするつもりかとヤクザは思う。
「誰かライターを持ってないか?」
 自分のポケットや胸ポケットに手を突っ込み確認する対等の司祭。周囲のヤクザは顔を見合わせ関わりたくないもののどうするか考え、少しして一人が諦めて自分のライターを手渡す。上下関係に厳しいヤクザからすれば、突然現れた暴力の権化が自分達の兄貴分と同列の扱いなのは気に食わないことだろう。
 司祭がライターを受け取る。
「おお、助かる」
 そう言うと彼は突然そのライターを口に入れたかと思うと飲み込み、喉を異物が通ると何事もなかったかのような顔をする。変人だと思っていたがまさかそこまでとは思っておらず、あまりの奇行に上役すらも驚きの表情を隠せなかった。怪物は性格まで怪物なのか。司祭をよく知らない彼らからすればそんな感想しかなかった。
「そういう弱点なんだ。ライターを吞まないとケツが痒くなる」
 それだけ言うと出口に向けて歩いて行く。呆気にとられる周囲を後にして司祭は事務所の扉を閉めた。静まり返る周囲でコーヒーメーカーが間を持たせようと低く唸るように響き続けていた。正に、嵐が通り過ぎた後だった。
 上役の男が大きなため息を吐くと、それを合図にヤクザ達が動き出す。
「柿沼さん、あんな奴信用していいんすか?」
「あんなでも取引には合意してくれる。それに別に馬鹿じゃねえんだ」
「はあ……でも、あいつが敵対してた組潰してくれたわけですからね」
 彼がこの組にもたらした利益は大きく、貢献度の観点から言えば彼を手放すことは大きな損失だ。気に入らない人間を足を付けずに殲滅でき、あらゆる武器を用いようと殺すことができない。性格に難はあれど丁寧に扱えば祟りはない。町という限られたパイの中で古風な取り合いをするヤクザからすれば、司祭ほどのゲームチェンジャーは他にないだろう。
「まあお前らの言いたいことは分かるが、ありゃ戦車でも殺せないんだぞ」
「……俺あいつが金庫を片手で破ったの見ましたよ」
「やろうと思えば頭なんて飴細工だ。分かったな」
 当然、上役の男自身も納得していない。実質的に自分より上の存在が居ては部下に示しがつかず、このままでは舐められてしまうかもしれないという懸念が頭を離れないのだ。面子を重要視するようなヤクザの歪な社会に居ることが一番悪いのだが、そういう生き方しかできない人間は居るものだ。上役の男としてはビジネスに舵を切りたがっているようだが。
 ライターを取られた男がコーヒーメーカーを見に行くと、近くに居た男が話し掛ける。
「なあ、今日あのガキが走ってるの見たんだよ」
「あのガキって誰だよ」
「俺と田原をボコボコにした小学生だよ!手も足も出なかった!」
「ああ、あの話の」
 司祭に人間が敵う筈がない。設楽を倒すどころか一ミリだろうと動かすこともできず、逆にデコピンで彼らが倒される始末。軽く手で払うだけで地面を転がる怪物の身体能力に、ビール瓶で殴っても無反応の頑強さ。相手が人間だと思っていたヤクザからすれば恐ろしかったことだろう。
「何であんなに強いのかが考えても分からない」
「お前の体調がすこぶる悪かったとかか?」
「それだけで解決する力量の差じゃねえよ……ありゃ怪物だ」
 しかし、それでも彼の悪意を折れはしない。
「どうにかできねえかな、あのガキ」
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