ガランドゥ『仮想現代戦記』

扇屋

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ガランドゥ 16話 『少年少女暴走劇』

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【3】

「何で俺まで一緒に行かないといけないんだよ」
「こんな夜中に女の子を一人歩きさせちゃ駄目っすよ」
 深夜、どこからか鈴虫の鳴く声が響く静かな夜。いつかの夜のように藍川と粳部は住宅街を歩き、頼りない街灯の明かりに照らされながらもその足取りは変わらない。力を手にした粳部は彼が傍に居るのなら何も恐れない。
 遠くを走る自動車の音はまるで、波の音色のようだった。
「女の子って歳なのか?」
「……さ、探してる女の子は小学生じゃないっすか」
「話変えるな」
「ああもう失礼ですよ!」
 遠慮をしない、というより遠慮が分からない藍川は容赦もない。そして、光源の少ない郊外の町で彼らは背の低い小学生を探していた。粳部の父が話していた自動車よりも早いという謎の少女。そんな存在は司祭以外に存在しない。
「自動車より早い小学生って、もう司祭確定だよな」
「知り合いに一人居ますよ、小学生の司祭」
「ああ、お菓子のか。今も元気に菓子を生産してるぞ」
「うーん……ウチってお菓子メーカーでしたっけ」
 当然、司祭が作り出した菓子は加工されて別の用途で活用されている。あるものは何でも使うという理念の蓮向かいには、活用法を考えられない司祭など存在しない。世界を守る為に持てる全てを使っているのだから。
「しかし、少女一人の為に徹夜か……必ず居る確証はないぞ」
「少女一人って……子供は夜中に出歩いちゃいけないんすよ」
「自動車より早い女だぞ」
 それは、その日の昼間に遡る。


『あ、来ましたね』
『そのようだ』
 立体駐車場、その高層階で粳部と谷口は二人の来客を待っていた。辺りをキョロキョロと見渡しながら歩く金髪の青年と、いかにも主婦という風貌の女性が待ち合わせの場所に向かっていく。一見すればそこまで重要な職を持っているようには見えない二人だったが、谷口達の待ち人は彼らだった。
 二人の前で彼らは止まる。
『あのー協力したら追加報酬って本当ですか?』
『ああ、質問に答えてくれたら午後には送金される』
『最近、この辺りで小学生が深夜徘徊してるのを目撃しました?』
 自動車より早い少女が深夜徘徊。新聞の一面を飾れそうなインパクトがある内容だったが、今現在そんな記事は出回っていない。蓮向かいに協力しているアルバイトの職員。数多の情報提供者から任意の情報を探すことができるのがこの組織の強みだ。
 チラシの裏の落書きまで、蓮向かいは知っている。
『物凄い身体能力なんだそうだ』
『それなら俺知ってますよ。一昨日に見たっす』
『私は先週、法事の帰りに見かけたかもしれません』
 粳部の想定よりも情報が多かった。それだけその少女は人前に姿を晒しているということであり、その分情報漏洩のリスクが上昇する。組織の人間としては少女が間違った道に進む前に止めなければならない。
 先に金髪の男が喋り始める。
『自販機の前に二人女の子が居て、俺が自販機使おうとしたら逃げたんす』
『小学生で高い身体能力か?』
『ええ、塀に飛び乗ったと思ったら家の屋根にジャンプして!』
『屋根って……まさか二メートルをジャンプで?』
 女性の走り高跳びの世界記録はほぼ二メートルだ。となると状況にもよるかもしれないが、その小学生は司祭でなければ前代未聞の天才ジュニアアスリートとなる。だが、そんな馬鹿らしい展開は起きないと粳部は信じていた。
 次に主婦が喋り始める。
『私は法事で遅くに帰ってたんですけど、公園で小学生を見かけました』
 公園にそんな時間まで居る子供には何らかの事情がある。普通の親はそんなことを許しはしない。ならば、何も言わない親かまたは言い過ぎる親なのか。
『心配で話しかけたら、嫌そうな顔をして離れていって』
『それで?』
『追いかけたら走り出して、走ってた車を一瞬で追い抜いたんです』
『……谷口さんこれ』
 谷口が彼女に頷いて答える。粳部が予想していた新たな司祭の誕生は、多数の目撃者の証言でその可能性が大きく引き上げられた。しかも話によれば最低でも二人、もしかすれば三人も司祭が居るかもしれないわけだ。


「きっと司祭の子供達がグループ作ってるんですよ」
「一人の権能で複数人を強化した、とかもあるぞ」
「それは……あり得ますが、まずは誰かを捕まえないと」
 もしかすると司祭は一人だけで、権能を用いて普通の人間の身体能力を引き上げている可能性がある。そうなった場合でも情報漏洩していることは事実であり、組織としてやることは何一つとして変わらない。
 静かな夜道を粳部と藍川が行く。その時、少しずつ彼女の足取りが重くなっていった。
「……鈴先輩、最近元気ないですね」
「そう言うお前も元気なさそうだぞ」
「それはいつものことなので」
 最近、彼女は常に気分が低迷してきている。彼女の等級が上がることに反比例して、彼女の悩みは増大し続けていく。誰かと別れ誰かから目を逸らす度、彼女の心は苦しみを溜め込んでひび割れていくのだ。
「俺は常に元気だよ。今は怪我でボロボロだけどな」
「……それだけじゃないですよね?」
「それだけの話だよ」
「また嘘吐いてる……」
 粳部が足を止めると前を行く藍川も足を止める。彼は彼女の方へ振り向くことはせずただ前だけ見つめ、彼女に無防備に寂しい背中を晒している。両腕や首には包帯が巻かれ、戦闘の負傷でボロボロになった彼はいつにも増して弱々しい。
「ラジオさんから聞きました……錯乱してたって」
「それは権能の反動だ。常にそんなわけじゃない」
「言ってました!普段から発言がおかしくなってるって!」
 藍川が彼女の方へ振り向いた。
「あいつの言ったことを間に受けるな。誇張されて……」
「嘘だッ!」
 静かな夜に粳部の声が響く。彼女もそう叫んでから自分のしたことに気が付いて背筋が凍り、頭に上っていた血が一気に下っていく。冷静になってももう遅い。虚ろな目をした藍川は何も気にしていないが、当人の粳部は酷く気にしている。
「いえ……そ、その……すいません」
「……ギョロ目がコロンビアでテロを支援し、死体が何百と消えた」
「ギョロ目が!?何でそんな大事なことを……」
「進展はなしだ。姿を現すことはなかった」
 ギョロ目が自らの手で人を殺すことは基本的にない。必ず、動機を持つ誰かに手段を与えることで行動へ駆り立てさせる。人の心を熟知した悪魔らしいやり方で、奴は追い詰められてやけになったテロリストに火を点けた。
「……何で奴はこんなことを」
「それは本人に聞いてくれ」
「このままじゃ……また何人も死んじゃいます」
「そうなる前に、奴を見つけたら俺が殺す」
 そう静かに宣言する藍川の目は、尋常でない殺意に満ちていた。普段は穏やかな彼が正気を失い、彼女の目の前で殺意を剥き出しにして目を充血させている。概念防御は変わらないというのに大気が震えるような緊張が走り、萎縮した粳部は震えて声も出せなかった。
 だが、それでも彼女は何とかして声を絞り出した。
「……殺しちゃ……駄目です」
「……何でだ?」
「法の下で裁きを受けさせます……絶対に」
 無言の後に彼が答える。
「映画監督の受け売りか?」
 感情の壊れた藍川はヴィスナを殺すことしか考えていない。それが苦しみから逃れる方法だと思っているのかは誰にも分からないが、彼は一直線でそこに向かっている。対して、粳部はヴィスナを逮捕しようとしている。脆くて真っすぐな彼女の心はそうすることを選んだのだ。
 まだ、彼女は何も思い出せていないというのに。
「そうかもしれません……彼、清らかな人ですから」
「……そうか」
 趣味が人として終わっているとしても、彼の正義感は彼女からすれば尊敬に値するものだ。どこまでも高潔で人を信じる彼の強い心は、粳部にとっては憧れとも呼べるかもしれない。
 藍川が踵を返して歩き出そうとした時、不意に粳部が呼び止める。
「……ヴィスナがお姉ちゃんを殺したんですか?」
 彼の足が止まる。再び空間に沈黙で満たされ、彼は長い間を置いて彼女の方に振り向いた。その虚ろな目に答えはなく、ただあやふやな寂しさと怒りが入り混じっている。
「まあ、ある意味そうかもな」
 正しいとも間違っているとも言わずに、彼は再び前へと歩き出す。もやもやとした感情を抱えながら粳部は彼の後を追って歩き始め、二人の足音だけが静かな夜に響く。途中で会話が挟まることはなく、気まずくなった彼女は暫くの間黙り込むことを選んだ。
 それから何十分か歩いた後、二人の進行方向の遠くに空き地が見えてきた。街灯の灯りが弱い町で、その空き地は煌々と照らされている。
「……ん?居たぞ」
 藍川の視線の先では小学生くらいの背丈の子供が二人、空き地の瓦礫の上に立っていた。どう考えてもこの場に合っていない雰囲気の二人。彼らが粳部の探し人である可能性はかなり高い。
 藍川達が空き地に近付き、少年少女に声を掛ける。
「君達、こんな時間にどうしたのかな?」
「あ、安心してください……私服警官ですから」
 別に彼らは私服警官ではないのだが、国家権力であり同じ役割を持っているという点では同じ存在であった。それを聞いて少年は見るからに怪訝な表情を浮かべ、ヘアピンを着けたボブヘアーの少女の方に伺いを立てる。少女は粳部のことをジッと見つめた後、瓦礫の上で立ち上がった。
「どうする?」
「面倒になる前に退くよ」
「そうはいかない。進藤鉄君、ご家族が心配している」
 進藤鉄と呼ばれた少年は正体がバレたことに驚き、ヘアピンの少女もそれに驚いているのか軽くリアクションを取った。彼の権能を以てすれば機密の概念などこの世にはなく、相手の正体を簡単に白日の下へ晒すことができるわけだ。
「クソっ!バレてるじゃねーか!」
「そう反応しなきゃ確定しなかったでしょ。行こう」
「逃がしませんよ!」
「あっ……ああっ!」
 その時、藍川が頭を抱えて膝から崩れ落ちる。権能の反動に苦しむ彼は青ざめた表情でえずき、それを見た粳部は咄嗟に彼の下へ駆け寄ることを選択した。しかし、そんな都合を知らない進藤とヘアピンの少女は駆け出し、瓦礫の山を越えて空き地を駆けていく。その速度は人間の速度ではない。
「鈴先輩!?あっ、あの子達が!」
「バイバーイ」
「た、ただの弱点だ!お前は先に追え!」
「は、はい!」
 子供どころか大人顔負けの脚力で空き地から住宅街へ向かう少年少女。粳部もそれを追いかけ悪路を駆けいく。少年少女は人間を超えた速度であったが、それでも粳部の方が早かったのだ。既に距離が開いている中、藍川も起き上がって何とか走り出そうとしていた。
 しかし、突然現れた海坊主が彼の腹に思い切り回し蹴りをする。
「ごがッ!?」
「鈴先輩ッ!?」
 吹き飛ぶ藍川がコンクリートブロックを突き破って崖のパンウォールに激突する。相当の威力が叩き込まれたことでパンウォールには亀裂が入り、藍川はまだ治っていなかった傷口が開いてしまう。激痛と再びの出血で彼は倒れ、それを見た粳部は咄嗟に海坊主へと駆け出す。
「何やってんだお前えええ!」
 全速力の彼女は鉈を作り出すとすれ違いざまに海坊主を切り裂き、再び藍川の下へと駆け寄る。そして、包帯を作り出すと彼の腹部に巻いていった。
「ば、馬鹿……早く……あの子達を!」
「そんなこと言ってる場合ですか!退きますよ!」
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