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五日目:闇・無属性魔法の基礎
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「ねえ、昨日の茜との戦いを見てて思ったんだけど、八神くんは何者なの? あの戦闘への適応力は普通の人じゃない、と思うのだけど」
午前中の授業を終え、今現在は昼休憩となっている。
クラスメイトの中には他クラスに仲の良い友達を作った人もいるようで、何人かは教室を出ていく。
そしてオレは水瀬に誘われ、外のテラスで昼食を食べることになったのだ。
ちなみにまた伊波はいない。
「詮索するなと言ったら?」
「それは、それを尊重するけど、ずっと気になるのは、こう、むず痒いっていうか……」
オレは溜息をつく。
これはなかなかにしつこくされそうだ。
「オレは、ただ少し武道の心得があるだけの学生だよ。それはオレの師に教わった」
「その人も強かったの?」
「ああ、オレよりも遥かにな。水瀬にはどんな過去があるんだ?」
「え、私? 私は言わなきゃダメ?」
「……お前の言葉を借りるのなら、水瀬の意思を尊重するさ。でも、これはお前のことを知るいい機会でもあると思うんだ」
少し悩んだようだが、ポツポツと語り始めた。
「私は七歳の頃に両親を亡くしたの。原因はながら運転をしていた人が両親の車に衝突した交通事故だった。一緒に乗っていた私はたまたま生き残ってしまった……」
思い出したくないほど嫌なことだったのだろう。
その表情は過酷きわまるものだった。
「それからは何をどうしたのか、あまりはっきりしないわ。気づいたら私は幻影の現リーダーに従っていた」
「少し待ってくれ。だいぶ話がおおざっぱだが、水瀬は両親が亡くなってからの記憶はリーダーに会うまで途切れてるってことか?」
水瀬は頭痛がひどいのか額に手を当て、小さく頷いた。
「ええ。私にとって両親の死はすごく応えたから」
それにしてもリーダーに出会うまでの記憶がないということはあり得るのだろうか。
……PTSDだろうか……?
気になりはするが、ここは学校だ。
水瀬にその過去を聞いておいてなんだが、もう少し学生らしい話題にしよう。
「辛そうだな、暗い話はやめにしないか……?」
「そうね、私もあまり思い出したくない過去だから」
さて、ここからの話題は何がいいか。
高校生の定番と言ったらやはりコイバナだろうか。
オレからすれば未知の単語すぎて片言になってしまうのだが。
「水瀬、今のところ何人から告白された?」
「え……? いきなり、なんでそんなこと!?」
上体を綺麗にのけ反らせる。
俗にいう引きの姿勢だな。
「別にいいだろう。高校生だし、普通にこういう話もありだろう?」
「八神くん、貴方は何にも興味ありませんみたいな顔して案外好奇心旺盛なの?」
「普通の高校生くらいには興味があるんじゃないか……?」
知りたいと思わなくもないが、知らなくてもいいとも思う。
正味、話題に困った時にその場をつなぐためにわずかにでも興味のあることを選別しているだけだ。
あくまでデータとして、別に水瀬個人に聞かなくてもいい話題。
「なぜ自分のことなのに疑問形なのかは追求しないでおくわ……。――八人よ」
八人、か。
それも入学したてで。
「それはまた多くの生徒から好意を持たれたものだ。断ったのか?」
「もちろんよ。お互いのことを何も知らないのに上辺だけを見て判断する人たちに興味なんて持てないもの」
なるほど、水瀬を一般の型に当てはめて考えるのならタイミングが重要だということだな。
「そういう八神くんはどうなの? 容姿は整ってるし、授業を聞いてない割には勉強もできそうじゃない? この前とてつもないスピードで教科書の問題解いていたしね」
じとっとした視線を向けられる。
不覚にも過去が頭をよぎって現実を疎かにしてしまったことが祟った形だ。
「オレは特に何もないな。告白されたこともなければ、好きな人もいないから告白しようとも思わない。これから先もないだろうな。それと褒めても何も出ないぞ」
「別に何かを貰おうとしたわけじゃないわよ……。それにしてもこれから先もないってどうして言い切れるの?」
「答えは簡単だ。オレが人嫌いだから」
水瀬は目を丸くして、それからくすりと笑った。
「それは簡潔で、分かりやすい解答ね。そして今の八神くんを見ていれば納得できる。でもそれは未来ではどうなっているか分からないわよ……? 人間はいくらでも変わることができるし、変わってしまえばまた新しく成長することもできる」
「なんだか、微妙に奥の深い言葉だな」
「今思いついたのよ」
オレはぼんやりと構内に植えられた桜の木を見つめる。
いくらでも変わることができる、か。
そうあることを認められたならどんなにかいいのだろう。
正確な人数を覚えていられないほどの人殺しを続けてきたオレにとって、とっくの昔に変われる地点を通過してしまっている。
今はもう、せめて最後にオレの目を覚ましてくれたあの少女に会って、謝りたい。
もちろん謝って許されることではないし、過去が消えるわけでもない。
彼女の両親はオレが殺し、これから先も続くはずだった幸福を断ち切ってしまったから。
だから――死ねと言われれば死ぬし、自決しろと言われれば自決する。
それまでは人を守り、それを害する者を排するのもエゴであれいいのかもしれない。
「今日も放課後、頑張りましょう」
「ああ、言われるまでもない」
------------------------------------------------------------------------------------------------
昨日と同様に放課後の時間を使い、水瀬の屋敷にて闇魔法を会得した。
そして、これまでの修練で魔法のコツをある程度掴めていたので、無属性魔法も習得することができた。
この成果は僥倖と言えるだろう。
加えてオレと水瀬に与えられた任務に関する最新の情報も伝達された。
夜の都心――直径2キロ圏内にて"GAIA"が輸送中の魔導兵器を破壊すること。
仮に"GAIA"の能力者がいた場合、即時の戦闘不能に追い込むこと。
そしてこの任務の最重要事項は一般人に被害を出さないこと。
二キロ圏内というのには訳があった。
それは”幻影”の政府機関への働きかけにより、一時的に一般人をその範囲から退避させておくとのことである。
オレは幻影の顔の広さと大胆な行動に、事後処理が大変だろうと思ったものだ。
魔法の存在を一般人には知らせずに、ことを進めなければならないのだから。
さらにはこんなことも連絡された。
それは、高層ビルなどの建築物への被害は一切配慮しなくていいとのことだった。
何でも野良の再生系能力者に依頼して、ある程度の物質的被害ならば元に戻せるのだそうだ。
いよいよ任務遂行――初の魔法を交えた戦闘まであと二日だ。
午前中の授業を終え、今現在は昼休憩となっている。
クラスメイトの中には他クラスに仲の良い友達を作った人もいるようで、何人かは教室を出ていく。
そしてオレは水瀬に誘われ、外のテラスで昼食を食べることになったのだ。
ちなみにまた伊波はいない。
「詮索するなと言ったら?」
「それは、それを尊重するけど、ずっと気になるのは、こう、むず痒いっていうか……」
オレは溜息をつく。
これはなかなかにしつこくされそうだ。
「オレは、ただ少し武道の心得があるだけの学生だよ。それはオレの師に教わった」
「その人も強かったの?」
「ああ、オレよりも遥かにな。水瀬にはどんな過去があるんだ?」
「え、私? 私は言わなきゃダメ?」
「……お前の言葉を借りるのなら、水瀬の意思を尊重するさ。でも、これはお前のことを知るいい機会でもあると思うんだ」
少し悩んだようだが、ポツポツと語り始めた。
「私は七歳の頃に両親を亡くしたの。原因はながら運転をしていた人が両親の車に衝突した交通事故だった。一緒に乗っていた私はたまたま生き残ってしまった……」
思い出したくないほど嫌なことだったのだろう。
その表情は過酷きわまるものだった。
「それからは何をどうしたのか、あまりはっきりしないわ。気づいたら私は幻影の現リーダーに従っていた」
「少し待ってくれ。だいぶ話がおおざっぱだが、水瀬は両親が亡くなってからの記憶はリーダーに会うまで途切れてるってことか?」
水瀬は頭痛がひどいのか額に手を当て、小さく頷いた。
「ええ。私にとって両親の死はすごく応えたから」
それにしてもリーダーに出会うまでの記憶がないということはあり得るのだろうか。
……PTSDだろうか……?
気になりはするが、ここは学校だ。
水瀬にその過去を聞いておいてなんだが、もう少し学生らしい話題にしよう。
「辛そうだな、暗い話はやめにしないか……?」
「そうね、私もあまり思い出したくない過去だから」
さて、ここからの話題は何がいいか。
高校生の定番と言ったらやはりコイバナだろうか。
オレからすれば未知の単語すぎて片言になってしまうのだが。
「水瀬、今のところ何人から告白された?」
「え……? いきなり、なんでそんなこと!?」
上体を綺麗にのけ反らせる。
俗にいう引きの姿勢だな。
「別にいいだろう。高校生だし、普通にこういう話もありだろう?」
「八神くん、貴方は何にも興味ありませんみたいな顔して案外好奇心旺盛なの?」
「普通の高校生くらいには興味があるんじゃないか……?」
知りたいと思わなくもないが、知らなくてもいいとも思う。
正味、話題に困った時にその場をつなぐためにわずかにでも興味のあることを選別しているだけだ。
あくまでデータとして、別に水瀬個人に聞かなくてもいい話題。
「なぜ自分のことなのに疑問形なのかは追求しないでおくわ……。――八人よ」
八人、か。
それも入学したてで。
「それはまた多くの生徒から好意を持たれたものだ。断ったのか?」
「もちろんよ。お互いのことを何も知らないのに上辺だけを見て判断する人たちに興味なんて持てないもの」
なるほど、水瀬を一般の型に当てはめて考えるのならタイミングが重要だということだな。
「そういう八神くんはどうなの? 容姿は整ってるし、授業を聞いてない割には勉強もできそうじゃない? この前とてつもないスピードで教科書の問題解いていたしね」
じとっとした視線を向けられる。
不覚にも過去が頭をよぎって現実を疎かにしてしまったことが祟った形だ。
「オレは特に何もないな。告白されたこともなければ、好きな人もいないから告白しようとも思わない。これから先もないだろうな。それと褒めても何も出ないぞ」
「別に何かを貰おうとしたわけじゃないわよ……。それにしてもこれから先もないってどうして言い切れるの?」
「答えは簡単だ。オレが人嫌いだから」
水瀬は目を丸くして、それからくすりと笑った。
「それは簡潔で、分かりやすい解答ね。そして今の八神くんを見ていれば納得できる。でもそれは未来ではどうなっているか分からないわよ……? 人間はいくらでも変わることができるし、変わってしまえばまた新しく成長することもできる」
「なんだか、微妙に奥の深い言葉だな」
「今思いついたのよ」
オレはぼんやりと構内に植えられた桜の木を見つめる。
いくらでも変わることができる、か。
そうあることを認められたならどんなにかいいのだろう。
正確な人数を覚えていられないほどの人殺しを続けてきたオレにとって、とっくの昔に変われる地点を通過してしまっている。
今はもう、せめて最後にオレの目を覚ましてくれたあの少女に会って、謝りたい。
もちろん謝って許されることではないし、過去が消えるわけでもない。
彼女の両親はオレが殺し、これから先も続くはずだった幸福を断ち切ってしまったから。
だから――死ねと言われれば死ぬし、自決しろと言われれば自決する。
それまでは人を守り、それを害する者を排するのもエゴであれいいのかもしれない。
「今日も放課後、頑張りましょう」
「ああ、言われるまでもない」
------------------------------------------------------------------------------------------------
昨日と同様に放課後の時間を使い、水瀬の屋敷にて闇魔法を会得した。
そして、これまでの修練で魔法のコツをある程度掴めていたので、無属性魔法も習得することができた。
この成果は僥倖と言えるだろう。
加えてオレと水瀬に与えられた任務に関する最新の情報も伝達された。
夜の都心――直径2キロ圏内にて"GAIA"が輸送中の魔導兵器を破壊すること。
仮に"GAIA"の能力者がいた場合、即時の戦闘不能に追い込むこと。
そしてこの任務の最重要事項は一般人に被害を出さないこと。
二キロ圏内というのには訳があった。
それは”幻影”の政府機関への働きかけにより、一時的に一般人をその範囲から退避させておくとのことである。
オレは幻影の顔の広さと大胆な行動に、事後処理が大変だろうと思ったものだ。
魔法の存在を一般人には知らせずに、ことを進めなければならないのだから。
さらにはこんなことも連絡された。
それは、高層ビルなどの建築物への被害は一切配慮しなくていいとのことだった。
何でも野良の再生系能力者に依頼して、ある程度の物質的被害ならば元に戻せるのだそうだ。
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