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第3話 <永遠>と<無限>の再会
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高次元の存在<永遠>と<無限>。
<永遠>はただ不変に一点に在り続け存在し続ける。
<無限>は変化しながら利得を生み出し進み存在し続ける。、
二人は異なるようだが、
永続的に存在し続ける点では同じだった。
そして<永遠>と<無限>は永久の昔から
友人のような関係だった。
ただし親友ではない。
つかず離れずの適度な関係を保った友人だ。
人ではないが。
その外界で利得を上げていた<無限>が
高次元の世界へとまたやって来た。
「相変わらずようだな。<無限>」
<永遠>が切り出す。
「ボクの方が進んでいるよ、<永遠>。
相変わらずそのままなのは君の方だ」
「確かにな。
わたしよりも、
良い体制を作り出し、
無限に利益を上げ続ける。
それはおまえの得意とするところだったな」
「君も一緒にどうだい?
永遠にただ在り続け、思考し続けても
つまらないだろう?
実戦で試してみたらどうだい?」
「いや、いい。
永遠を統べ司る者として
それでは<永遠>でなくなってしまう」
「相変わらず究極的に頑固だね。
だが、常に首尾一貫しているところが
君の良いところだ。信用できる」
「おまえも無限の利益のために
周囲との調和を図る。
戦略的で苛立たしくもあるが、
心から相手を想っているように聞こえるように
言う点はやはりすばらしいな。
それも無限の特性だろうが」
「お互い、名の本質には逆らえないってことさ」
その後、<無限>は、今回いかにして
外界で無限に利得を上げたかを<永遠>に語り、
満足するとその高次元の世界をまた出て行った。
また無限に利益を出して進み続け楽しむつもりなのだろう。
しかし、無限に利益を上げ続けて
いったいなんになるのだろうか…?
永遠に平穏な日々を送り、
永遠に思考し続けるのと同様、
その意味は誰にもわからなかった。
だが、だからこそ、それを知るために
<永遠>は永遠に思考し続けているのかもしれない。
<永遠>はただ不変に一点に在り続け存在し続ける。
<無限>は変化しながら利得を生み出し進み存在し続ける。、
二人は異なるようだが、
永続的に存在し続ける点では同じだった。
そして<永遠>と<無限>は永久の昔から
友人のような関係だった。
ただし親友ではない。
つかず離れずの適度な関係を保った友人だ。
人ではないが。
その外界で利得を上げていた<無限>が
高次元の世界へとまたやって来た。
「相変わらずようだな。<無限>」
<永遠>が切り出す。
「ボクの方が進んでいるよ、<永遠>。
相変わらずそのままなのは君の方だ」
「確かにな。
わたしよりも、
良い体制を作り出し、
無限に利益を上げ続ける。
それはおまえの得意とするところだったな」
「君も一緒にどうだい?
永遠にただ在り続け、思考し続けても
つまらないだろう?
実戦で試してみたらどうだい?」
「いや、いい。
永遠を統べ司る者として
それでは<永遠>でなくなってしまう」
「相変わらず究極的に頑固だね。
だが、常に首尾一貫しているところが
君の良いところだ。信用できる」
「おまえも無限の利益のために
周囲との調和を図る。
戦略的で苛立たしくもあるが、
心から相手を想っているように聞こえるように
言う点はやはりすばらしいな。
それも無限の特性だろうが」
「お互い、名の本質には逆らえないってことさ」
その後、<無限>は、今回いかにして
外界で無限に利得を上げたかを<永遠>に語り、
満足するとその高次元の世界をまた出て行った。
また無限に利益を出して進み続け楽しむつもりなのだろう。
しかし、無限に利益を上げ続けて
いったいなんになるのだろうか…?
永遠に平穏な日々を送り、
永遠に思考し続けるのと同様、
その意味は誰にもわからなかった。
だが、だからこそ、それを知るために
<永遠>は永遠に思考し続けているのかもしれない。
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