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【甘えん坊】牡羊座カノジョ【フリー台本/男女二人用】
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状況説明:(女たらしのイケメン、ジン。
年下カノジョの「めい」とのデートに遅刻してくる。幼いそぶりのめいは、可愛らしく怒っている。)
ジン:ごめん! めい、遅刻しちゃって……
めい:まったくー。ジンくん、だめだよ? わたしを待たせちゃ、めっ! なんだからね!
ジン:ごめんごめん。楽しみすぎて眠れなくて……
めい:むー。ジンくんは怪しいなー。でもわたしは許してあげます! 今日はわたしが王様だからね!
ジン:王様?
めい:わたしが全部のデートコースを決めるの。ジンくんはついてくるんだよ?
ジン:もちろん。めい様のおおせのままに。
めい:あはは、なにそれぇ。ジンくんったら。最初は、雑貨屋さんだよ!
:
めい:この雑貨屋さんはねえ、たくさんいいグッズがあるのです。コスメや香水はもちろん、ステーショナリーにぬいぐるみ。枕やリュックサックまで売ってるよ!
ジン:あの羊のぬいぐるみ、めいにそっくりだね。
めい:そう? なんだかコロコロしてるー。
ジン:ふわふわで、可愛いところがよく似てる。
めい:ジンくん……っ! こ、ここから先は別行動ね! ジンくんは適当にみてて!
:
めい:ふう。買い物しゅーりょー! ジンくんも買い物終わった?
ジン:とっくに終わってるよ。うわっ、めいは大きい買い物したんだね? 大袋じゃないか。
めい:ふふ。これからのコースに大事なのです!
ジン:めい様は何を考えているのやら。ほら、俺が持つよ。
めい:ありがと!
ジン:当然のことをしたまでさ。
めい:次の場所は……ここ。公園ですっ!
ジン:おっ、王道だねえ。ピクニックですか?
めい:ふっふっふー。ちょっと違いまーす。今日はおひさまぽかぽかいい天気。風もないし、天気予報もずっと晴れ! この公園はあんまりヒトもきません!
ジン:ふむふむ。となると……?
めい:はーい! お昼寝です!
ジン:わーパチパチ!
めい:雑貨屋の荷物をあけてー。
ジン:はいはーい。おっ、これは……レジャーシートと毛布? それにぬいぐるみ……
めい:お昼寝セットを買ったのです! これで寝不足のジンくんもスッキリよー! 猫のブランケットに、しろくまのぬいぐるみ枕!
ジン:これはフカフカだねー、よく眠れそうだ。
めい:さあさあ広げて? 一緒にお昼寝だよー! 命令です!
ジン:はいはい。そっちのはじ持ってくれる?
めい:靴で抑えて、と。めい王国の完成でーす!
ジン:よいしょっと。おー……青空見上げるの、気持ちいいな。
めい:ふっふっふー。めいの考えどおりでしょ?
ジン:これは最高だね。めいも寝ようよ。
めい:んあ……わたしのぶんの枕、買わなかった。
ジン:ふふ。めいらしいな。……おいで? 腕枕、しよ。
めい:うんっ!
ジン:ふー、めいの髪の毛、ふわふわしてて気持ちいい……。
めい:わたしはぬいぐるみじゃないよう。
ジン:いいや。俺の大事なぬいぐるみだよ。
めい:ふえっ! 抱きついたら恥ずかしいよー……
ジン:誰も見てないから。うーん、ハグしやすい。めいは可愛いな。
めい:んもー、ジンくんったら。しょーがないですねー。
ジン:ふふふ。甘えちゃえるなあ。
めい:甘えすぎー。遅刻はもう許さないんだからね?
ジン:げっ。覚えてたかー。
めい:もちろん。だからね……
ジン:だから?
めい:今日はいっぱい、わたしの命令に従うんだよ?
ジン:そんなことならいつでもさ。めいは俺の女王様だからね。俺以外にわがまま言っちゃだめだよ?
めい:……ジンくん。大好き。ずっと一緒にいてね?
ジン:それは命令かな?
めい:んとね……お願いです。ジンくんが、自分の意思で、わたしを大好きで、そばにいて欲しいなーっていうお願いです。
ジン:ふふ。もちろん。めい、大好きだよ。
めい:ほんとに? ほんとにほんとに? めいがお婆ちゃんになっても、めいのわがままだけ聞くんだよ?
ジン:俺がおじいちゃんになっても、いいならね。
めい:茶化さないの! もー、わたしが油断するとすーぐのらりくらりするんだから。
ジン:ごめんなさーい。でも、めいのこと大好きなのは、本当だから。
めい:ジンくん……すきっ! 夢の中でも、わたしと一緒にいてね!
0:(おしまい。)
年下カノジョの「めい」とのデートに遅刻してくる。幼いそぶりのめいは、可愛らしく怒っている。)
ジン:ごめん! めい、遅刻しちゃって……
めい:まったくー。ジンくん、だめだよ? わたしを待たせちゃ、めっ! なんだからね!
ジン:ごめんごめん。楽しみすぎて眠れなくて……
めい:むー。ジンくんは怪しいなー。でもわたしは許してあげます! 今日はわたしが王様だからね!
ジン:王様?
めい:わたしが全部のデートコースを決めるの。ジンくんはついてくるんだよ?
ジン:もちろん。めい様のおおせのままに。
めい:あはは、なにそれぇ。ジンくんったら。最初は、雑貨屋さんだよ!
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めい:この雑貨屋さんはねえ、たくさんいいグッズがあるのです。コスメや香水はもちろん、ステーショナリーにぬいぐるみ。枕やリュックサックまで売ってるよ!
ジン:あの羊のぬいぐるみ、めいにそっくりだね。
めい:そう? なんだかコロコロしてるー。
ジン:ふわふわで、可愛いところがよく似てる。
めい:ジンくん……っ! こ、ここから先は別行動ね! ジンくんは適当にみてて!
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めい:ふう。買い物しゅーりょー! ジンくんも買い物終わった?
ジン:とっくに終わってるよ。うわっ、めいは大きい買い物したんだね? 大袋じゃないか。
めい:ふふ。これからのコースに大事なのです!
ジン:めい様は何を考えているのやら。ほら、俺が持つよ。
めい:ありがと!
ジン:当然のことをしたまでさ。
めい:次の場所は……ここ。公園ですっ!
ジン:おっ、王道だねえ。ピクニックですか?
めい:ふっふっふー。ちょっと違いまーす。今日はおひさまぽかぽかいい天気。風もないし、天気予報もずっと晴れ! この公園はあんまりヒトもきません!
ジン:ふむふむ。となると……?
めい:はーい! お昼寝です!
ジン:わーパチパチ!
めい:雑貨屋の荷物をあけてー。
ジン:はいはーい。おっ、これは……レジャーシートと毛布? それにぬいぐるみ……
めい:お昼寝セットを買ったのです! これで寝不足のジンくんもスッキリよー! 猫のブランケットに、しろくまのぬいぐるみ枕!
ジン:これはフカフカだねー、よく眠れそうだ。
めい:さあさあ広げて? 一緒にお昼寝だよー! 命令です!
ジン:はいはい。そっちのはじ持ってくれる?
めい:靴で抑えて、と。めい王国の完成でーす!
ジン:よいしょっと。おー……青空見上げるの、気持ちいいな。
めい:ふっふっふー。めいの考えどおりでしょ?
ジン:これは最高だね。めいも寝ようよ。
めい:んあ……わたしのぶんの枕、買わなかった。
ジン:ふふ。めいらしいな。……おいで? 腕枕、しよ。
めい:うんっ!
ジン:ふー、めいの髪の毛、ふわふわしてて気持ちいい……。
めい:わたしはぬいぐるみじゃないよう。
ジン:いいや。俺の大事なぬいぐるみだよ。
めい:ふえっ! 抱きついたら恥ずかしいよー……
ジン:誰も見てないから。うーん、ハグしやすい。めいは可愛いな。
めい:んもー、ジンくんったら。しょーがないですねー。
ジン:ふふふ。甘えちゃえるなあ。
めい:甘えすぎー。遅刻はもう許さないんだからね?
ジン:げっ。覚えてたかー。
めい:もちろん。だからね……
ジン:だから?
めい:今日はいっぱい、わたしの命令に従うんだよ?
ジン:そんなことならいつでもさ。めいは俺の女王様だからね。俺以外にわがまま言っちゃだめだよ?
めい:……ジンくん。大好き。ずっと一緒にいてね?
ジン:それは命令かな?
めい:んとね……お願いです。ジンくんが、自分の意思で、わたしを大好きで、そばにいて欲しいなーっていうお願いです。
ジン:ふふ。もちろん。めい、大好きだよ。
めい:ほんとに? ほんとにほんとに? めいがお婆ちゃんになっても、めいのわがままだけ聞くんだよ?
ジン:俺がおじいちゃんになっても、いいならね。
めい:茶化さないの! もー、わたしが油断するとすーぐのらりくらりするんだから。
ジン:ごめんなさーい。でも、めいのこと大好きなのは、本当だから。
めい:ジンくん……すきっ! 夢の中でも、わたしと一緒にいてね!
0:(おしまい。)
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